下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【日ハム8回戦(MLD)】鋭い打球または控えめな打球が飛んでくることがございます。油断されますと大変危険です。3年に1度の杉谷Day。2軍の帝王『誠』試合は壊さずも内容は厳しいかな。逆に福岡決戦の反動なのか?中継ぎが崩れた。流れはハムにあったが、ハムに最後まで重圧をかけることはできたので明日にはつながることを期待。もともと今日が誠先発で期待薄だった分(結果は別でボロ出るが)、土日の連勝必須は既に織り込み済みのはずだから『明日は絶対に勝つべし!』

今日から始まる交流戦前の最終カード
聖地・所沢2位日ハムとの三連戦です。


今日の試合前までの各相手との対戦成績は、
公戦:4勝3敗 貯金1
鷹戦:5勝4敗 貯金1
牛戦:5勝3敗 貯金2
鴎戦:5勝4敗 貯金1
鷲戦:8勝1敗 貯金7と
現在は楽天銀行の大口貯金
大きな財産になっていますが、
他はお小遣い程度の貯金しかありません。
それでも借金をしていないことは大事であり、
パ他球団からの貯金を確保したまま
交流戦へ突入したいところ
です。


ただし、
今日の先発2軍の帝王『誠』でした。

今年の誠の2軍戦成績については、
数字上では好成績をおさめています。

ただし、誠の場合、
2軍戦はOKだが、1軍に上がるとダメ
というパターンを例年繰り返しております。
未だに2軍の帝王の座を脱していません。


誠もプロ入り6年目となります。
彼が書いた決意(下記参照)にもあるように
そろそろ結果を出さないと立場も危うく、
崖っぷち状態にあります。

その意気込みで頑張る
という決意表明ですが。。。


ただし、今日の誠が先発ということは、
勝利への期待値が下がることを否めず、
カード勝ち越すためには、
土日で連勝することが必須
ということを見据えなければなりません。


さて、今日のスタメンについては、
誠と岡田のバッテリーを組ませ、
金子一も引き続きスタメン出場でした。


で、今日の結果については、
西武5-8ハム
3点差をつけられての『まけほ~』でした。
ただし、結論から申しますと、
負け試合となって
反省材料も多々ありますが、
日ハムにとっては、高梨先発時
あの大逆転劇の大惨事が生じただけに、
その嫌なイメージを
頭のどこかに残しているはず
から、
同じ高梨先発時の今日、
獅子山賊打線の追撃が最後まであったことは、
日ハムにおける重圧感・緊張感は最後まで大きく、
山賊たちの襲撃に警戒し続けなければなりません。
また昨日はロッテを相手に
シーソーゲームの苦しい展開で延長戦まで戦い、
最後はサヨナラ負けを喫しています。
これらを鑑みれば、
日ハムにのしかかる疲れ・不安も大きいでしょう。
明日、ぐうの音も出なかったらマズいけど、
明日も粘り強く対峙していったら、
日ハムも「このしんどい展開、今日もかよ。。。」
となるおそれがあり、
明日のその競っている中で
集中力が切れる、脅威から力む可能性が
期待できますからね。


特に彼らは東京ドーム2戦で
シャットアウト勝ちをしているだけに
山賊たちの怖さを忘れている面があっただけに
今日の粘りは
それを思い出させる効果を発揮するでしょう


また石川西武以外で抑えているものの、
西武では打たれ続けるカモになっており、
今日も1失点にとどまりましたが、
1回34球を投げさせられて苦しみましたから、
石川の獅子アレルギーは健在です。


これらを踏まえると、今日は負けはしましたが、
日ハムが山賊への不安を持たざるを得ぬという影響
明日&明後日にも響くおそれがありますから、
『前向きの敗戦』になったところはあると思います。
でも反省材料は多々あります。


--------------------
さて、最大の注目である誠の登板結果は、、、


今日のは、
5回を投げきることができ、3失点でしたから、
結果だけは悪いわけではなく、
まずまずというところ
でしょうか。
ただし、1軍戦で通用する投球だったか?
というと、残念ですが、
良好ではなく、アップアップでしたね。


今日の投球を振り返れば、
誠にとっては、きな課題が
2つ残った状態のままと思われます。


まず一つは、制球力の問題であり、
とにかく無駄なボール球が目立ちます。
そうなれば、
当然、カウントを悪くして
自分を不利な状況追い込んでしまいます。
特に、立ち投げ傾向にあることから、
身体の開きも早くなりやすく、
抜ける球も目立っておりました。
ところで、昨年まで見られていた
二段モーションの投げ方ではなくなっていましたが、
立ち投げ傾向は変わっておりませんでした。


そして、
ストライクとボールが明瞭になりやすいため、
相手にも見極められやすく、
打たれるときは簡単に打たれやすいです。
近藤や清宮にも
外角球を簡単に流されておりましたね。
ただし、たまに良いコースを突いてくるので、
荒れ球が武器になって、日ハム打線も
タイミングを合わせにくくなっていた面
もありました。


もう一つは、気力の問題であり、
今まで1軍で良績が無いからやむを得ないですが、
大田に死球を与えた後は、
内角を攻めることがデキなくなっておりました。
逃げの投球になってしまい、
岡田が何度も強気で思い切り投げろ!
と指示されていました。
大田の与死球の次の近藤の打席では、
大田への与死球の影響により
外へ逃げてしまう投球となってしまい、
岡田がマウンドへ行って、
土肥コーチもマウンドへ行きましたね。


もちろん、上記以外の問題点として、
立ち投げの分だけ、
回転不足で、キレもノビも微妙となり、
体重も乗らないので軽くなりやすいなど
球質の問題もありますが、
それ以前に上記2つの課題を何とかしないと
いつまでたっても1軍戦ダメパターンを繰り返し、

2軍の帝王の名を脱することが難しい
という印象です。


二段モーションを無くしてしまいましたが、
ファビオのように上半身が凄いわけでもないのに、
その立ち投げのフォームを変えていかないと厳しそう
という印象です。
むしろ十亀のように
二段モーションでタメを作った方がいいのでは?
という気もしますが。。。


--------------------
ところで、
今日の試合期待薄でしたが、
結果として
誠が試合を壊さず進めることができたので、
『れおほ~!』チャンスが見込めることになりました。
しかし、中継ぎの野田、平井が被弾する誤算となり、
そのまま『まけほ~』につながっていきましたね


辻監督は、
「(先発の誠は)5回まで苦しみながら3点で抑えた。
 でもそのあとの4点はないよね。
 1点を惜しんで大量得点になる。
 もう少し考えたピッチングをしてほしい。
 打線は上向き。投手には今までのように
 1点でも少なく抑えてほしい

とコメントしております。


中継ぎ陣の投球結果は次のとおりです。

まず野田については、
登板早々の6回表に先頭・杉谷へ
ど真ん中ストレートの初球を投げてしまい、
いきなり左本塁打を被弾します。
また7回表先頭・西川へも
ど真ん中の甘いスライダーの初球を投げてしまい、
いきなり弾き返されて中安打を痛打されます。
一番最初の球を投げる際の
警戒心が不足されておりました
ね。
しかも、代わり鼻を叩かれた杉谷の被弾も、
『杉谷だから』という油断
もあったのではないでしょうか?
また、今日は逆球も目立ちました。
福岡決戦が終わって
ホッとしていて状態も良くなかったのか?
疲れが溜まって状態も良くなかったのか?
わかりませんが、基本的に良くなかったです。


平井については、
バッテリーが大田の打席で、
走者西川を意識しすぎていましたね。
西川が走者だから、
当然、走者への意識は必要なのですが、
走者へ意識しすぎるあまり、
打者への集中力が散漫になりやすくなり、
甘い球も放っていたかな?
という印象でした。
そのため、大田には高めを打たれ、
近藤にはベルト高さの外角球を
スタンドへ運ばれてしまいました。
ただ、近藤から被弾したように
一発病は相変わらずです。


杉谷の内野安打は、
平井のグラブに当たったので、
やむを得ない面がありますが、
流れがないことを示しましたね。
しかし、清宮の当たりは
一ゴロ気味でしたが、
ベルト高さの甘いカットボールだったので、
思い切り打ち込まれて
打球が強い当たりになった分、

バウンドが強くなって
ヒットにつながりましたね。

このタイムリーは余計でした。


ところで、最後に投げた松本は、
回をまたいで2イニングを抑えました。
西川や大田、杉谷には簡単に打たれましたが、
ピンチでも落ち着いて冷静に対処していました。
しかも、今日は誠の投球を見ているからか、
松本が相対的に良く見えた面もありますが。
まあ、松本の落ち着きようは、
しばらく1軍で滞在していた効果かもしれませんね。


ただし、杉谷にはやられましたね。
3年振りの一発、3年振りの猛打賞、
おまけに、
ファインプレーも出てしまいました。
杉谷も死に物狂いなんでしょうが、
そのまま勢いに乗られてしまいました。
今日は杉谷Day でした。
明日は練習時にいじられるか?
まあ明日はしっかり抑えましょう。
鋭い打球、または控えめな打球が
飛んでくることがございます。
油断されますと大変危険です。


--------------------
一方、獅子山賊打線については、


山賊打線というほど
豪快な結果は得られてませんが、
点差は離れても粘り強く攻め込み、
日ハムへ最後まで重圧をかけることができました。
また山川など各打者が粘り強く
相手投手の球数も増やせました。


岡田の一発は驚きましたが、
誠が打たれている分を獲り返すのに必死でしたね。
昨日の銀も、ウルフが打たれた分を
獲り返す必死さが効いていました。
また銀、岡田、森の競争が
彼ら打撃の相乗効果が出ていますね。


まあ流れが日ハムにあったから、
大田や杉谷の好守にも
反撃の流れを阻まれた面もありました。
ただし、先発の高梨にもやられた
山賊打線の勢いを削ぐことを促しました。
序盤の高梨は攻略が可能でしたが、
4回あたりから
高梨の球が走り、キレも増して
復調の兆しが見えてきました。
カーブやフォークでやられたのもありました。
でも、球数が嵩んだ最後の方は、
カーブ、フォークも少なくなってきて
ストレート中心で淡泊になって
粘りやすくなっていました。


で、3点ビハインドの最終回は、
先頭の岡田がヒットを打って出て
最後の反撃の狼煙を挙げました。
そこで、
代走に快足の金子侑司
打席に好調の金子一輝と、
W金子の活躍が期待される場面に。
ところが、
金子侑がB0S2から盗塁を失敗!
その後、金子一も空三振で一気に二死に。


正直、この盗塁失敗は痛手でしたね。
もちろん、
相手が警戒しているので厳しいですが、
金子侑も代走で出ているのだから、
走塁でアウトになってはダメです。
しかし、3点差ありましたから、
金子一の打席で積極的に盗塁すること
間違っていなかった
でしょう。
ただし、1つだけ指摘するなら、
迷いがあったのか、
スタートが遅かったですね。
そこは反省材料だと思います。


-------------------
さて、今日は、もともと
期待薄の誠を先発させることを決めた時点で
敗戦もやむを得ないことなのは
既に織り込み済みであり、
その分、土日で連勝して
勝ち越しを決める必要性

既に生じております。
ただ、誠以外でボロが出たのは
十二分に反省材料になり、

せっかっくの誠の結果を活かした
三連勝を狙うチャンスを逃しましたが。


とにかく、
カードを勝ち越すことが大事ですから、
多和田、榎田で必勝体制を!


ちなみに、
明日は現地で応援です!