下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【日ハム9回戦(MLD)】シーソーゲームの展開からの競り負けで連敗。雰囲気は勝てそうな流れで見応えが十分であり、点も奪っていたけど、チャンス規模を考えると、もっと貪欲に攻め切れなかったこと、そして本質的な課題である投手陣の不安定さにより一歩及ばず競り負ける。金子侑司をお立ち台に立たせたかった。。。ただこのカードはHR打ちそうにない打者の一発が多いですね。さあ明日は三連敗は阻止しないとですが、中継ぎ次第でしょうか?

交流戦前で最後のカードである
2位日ハムとの三連戦。
昨日は中継ぎが崩れて負けましたが、
カード勝ち越しを見据えれば、
今日の多和田、明日の榎田で連勝が必須でした。


今日の日ハム9回戦
観戦しにメットライフドームへ行きました。
いつもの外野指定席からの応援です。
三塁線上から打者への投球の高低はよく見えます。


ところで、個人的な話ですが、
普段、Twitterで仲良くやりとりさせて頂いている
tthg1994さんご家族もいらっしゃっていて
tthg1994さんとお会いすることができました。
お話ができて大変楽しかったです。
お時間をいただき、ありがとうございました。
今後とも宜しくお願いします。


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さて、今日はメットライフドームでは、
選手お面イベントが行われており、
来場客みんなにお面を配布しておりました。

お面
増田、雄星、浅村、源田、山川、メヒアの6人があり、
辻監督がレアグッズのようです。
で、今日、当たったのは増田でした。
薄い眉毛が1本1本わかるくらいの
クオリティーなのは驚きでした。

試合前の熊代訓示タイムは、
辻監督のお面をかぶって訓示をしておりました。


今日のスタメンについては、次の通りでした。

まず多和田上原先発投手でした。
そして、森がマスクを被り、DHにはメヒアが入ります。
また今日は、栗山や金子一がベンチスタートであり、
木村、金子侑が8番ライト、9番レフトで入ります。
その下位打線がどう機能するか?
今日のカギの一つをとなります。


しかし、結果を先に申しますと、
今日は、残念ながら
シーソーゲームの展開の中、
延長戦で競り負けてしまい、
カード負け越しを決めてしまいました。


今日の経過としては、
初回多和田の立ち上がりを攻めた
西川、大田の連打により
僅か7球で先制点を許しました。
しかし、3回裏には、
木村、金子侑の連打により1点を返して同点にし、
4回裏には一死満塁から森の中犠飛で逆転に成功。
(※ここは課題もあり、後述します)
でもその直後の5回表
3連打で2点を奪われて逆転されます。
ところが、
6回裏金子侑の中二塁打2点タイムリーで
再びリードを奪います。
でもその直後の7回表
近藤の2ランにより再びビハインドと化します。
で、8回表に杉谷がヒット後に盗塁失敗した後の
二死からワグナーのノーコン病が再発し、
三者連続与四球による満塁ピンチになるものの、
最後は大田を空三振で何とか無失点に凌ぎ、
(こんな心臓に悪いエンターテイメントは不要
8回裏金子侑のまさかまさかの同点ソロ弾が。
二死からで相手が宮西ですから高価値な一発でした。
その奇跡の一発により西武が勝てそうな雰囲気となり、
9回裏、10回裏にも出塁しますが、、、
結局、延長戦へ突入して10回表
回を跨いだ増田杉谷の中安打岡のバント
一死二塁から鶴岡の右二塁打タイムリーが
決勝点となって、日ハムが接戦を制しました。


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今日の試合においては、
この人・金子侑司の話
まずはしなければなりませんね。


開幕戦以降、
打撃であまり活躍できず、
現在も打率は1割台でした。
最近ではヤフオクの鷹戦から、
金子一輝の活躍がめざましい状態であり、
一輝の方がスタメンで使われ始めていました。
もちろん、
層が厚くなる、若手の活躍という面から
金子一輝の活躍は良いことであり、
愛斗や鈴木、山田ハルカ、呉などの台頭も必須です。
ただし、金子侑司の状態が下降線になっており、
昨日も代走で出てきて盗塁を失敗してしました。
試合後Twitterでももの凄く攻められていましたね。
まあ本人はそれを見てはいないでしょうが、
金子侑司自身が
自分の不振を一番悔しんでいた
ことでしょう。
しかし、そんな金子侑司を
辻監督は今日のスタメンで使ってきました。


今日はその金子侑司が
想像以上のデキすぎの大活躍
監督の期待に応えました。


まずは1点ビハインド3回裏、
木村が一死から右二塁打で出ると、
次の金子侑が高めストレートを叩いて
同点に追いつくタイムリーを放ちます。

でも金子侑の快進撃はここで終わりません。
再び1点ビハインド状態になっている6回裏
二死から森が二塁打で出て、
メヒア、木村の連続四球から満塁チャンスとになり
打席に迎えるのは金子侑
その金子侑は、3球で追い込まれるものの、
ファウルで粘りながら7球目に
高めを弾き返してセンターを越える
逆転2点タイムリー二塁打を放ちます。

しかし、その直後に1点ビハインド状態をまた許し、
8回裏二死の場面で早く追いつきたいところの中、
金子侑が4球連続ファウルで粘りながらの8球目、
ベルト高さの球を思い切り引っ張って
打球はこちらレフトスタンドへぐんぐんと伸び、
ぎりぎりスタンドインで、
まさかまさかの同点ホームランを放ちました。
(正直、打ったときはフェンス直撃?の印象)
もう球場はもの凄く盛り上がります。
しかもその直前にワグナー危機を乗り越えていたので、
このまま勝ち越して行けそうな雰囲気になりましたね。


そして見せ場のチャンス
延長戦10回裏にも訪れます。
金子侑のソロ弾後は、
こちらも得点できず、逆に10回表
またまた1点ビハインド状態に陥ります。
その直後の10回裏
先頭の森が右安打で反撃の狼煙を上げます。
ただし、メヒアが空三振。
代走した熊代が盗塁を決めますが、
代打の栗山が一ゴロに倒れ、
一応、その間に熊代が3塁へ進塁し、
1点ビハインド状態二死三塁の場面
打席に入るのは
猛打賞中の金子侑。
ちなみに、もしここで三塁打を打てば、
サイクル安打達成になるチャンスでもありました。


とにかく、今日は1点ビハインド状態
同点に追いつく打撃を繰り返してきた金子侑
そんな金子侑に10回裏二死三塁で
最後の最後の追いつくチャンスに巡ってくると、
これはドラマなのか?小説なのか?漫画なのか?
しかも相手投手は回を跨いでいる浦野。
浦野は10イニング無失点ですが、
正直、打ち崩せない相手ではありません。
しかも、今日の金子侑は、
10イニング無失点だった一流投手の宮西から
ホームランを打っているのですから、
球場は金子侑の勢いを期して
大いに盛り上がります。
しかし、実話では、
さすがに三度あることは四度あるにはならず。
浦野のフォークで空三振に終わりました。


でも、今日の金子侑は、
5打数3安打1本塁打、
4打点の大活躍でした。
チーム5得点のうち金子侑が4点を稼ぎました
まあそれはそれで、金子侑以外は
森の犠牲フライのみという課題が残りましたが。


とにかく、今日は不振であった金子侑
大活躍してくれて良かったです。
守備に入るとき、レフトスタンドから
金子侑への歓声が沸くわけですが、
そのとき金子侑の深々とお辞儀をする姿
毎回、感慨深いものを感じました。

本当に苦しんだんでしょうね。
それを感じさせるものでした。


辻監督は金子侑について、
自分でも練習から考えてやっていた。
 ここで必死にアピールしないと
 プロ野球選手じゃない。

 結果が出てこっちも嬉しいし、
 脚が魅力。戦力です」と褒め称えていました。


ある意味で、金子一輝の台頭も
競争意識を強めることができ、
大きな効果になった
とも思います。
今後も皆が切磋琢磨しながら
チーム底力を向上してもらえれば、
と思います。


できることなら、
今日は金子侑司をお立ち台に立たせたかったですね。
でも次回もやってくれるでしょう。
今後にも期待しましょう。


ただし、昨日&今日と、このカードは、
普段、ホームランを打たない打者の一発
目立っていますね。
昨日は岡田、杉谷、近藤の一発。
今日は金子侑、近藤の一発と。。。
明日もそのようなまさかの一発被弾には
警戒&注意が必要そうですね。。。


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で、今日の獅子山賊打線については、
金子侑を中心とした得点稼ぎでしたが、
1試合で5得点を挙げていれば
しかも2試合連続ですから、
まずまずの成果を挙げた
というところはあります。
敗因の大きな所は、
投手陣が6点を失ったことにあります。


ただし、ライオンズは、もともと
投手陣不安定の問題は抱えている
とともに、
もっと得点を奪えるチャンスがあったこと
を考慮すれば、
山賊打線らしくもっと貪欲に
得点を奪いたかったですね。


例えば、4回裏
外崎のバントが相手の失策もあって、
無死満塁の大チャンスを築きました。
相手から見れば、
ミスが絡んでの大ピンチは嫌な場面で有り、
ここでビックイニングを許したら
流れを完全に失います
から、厳しい展開でした。
しかし、結果は、森の犠牲フライ1点しか奪えず、
試合の流れをこちらへ引き込むまでに至らず。
相手から見れば、
このピンチを最少失点で凌いだことが
もの凄く助かったと思います。
これが山賊だったら、
このような相手のミスを突いて
流れも奪うわけなんですが、、、


結局、この大チャンスで流れを奪いきれず、
逆にその直後の5回表に
逆転を許してしまいました。
(まあこれは投手陣の責任でもありますが)


また今日は何かと毎回出塁であり、
12安打、4四球、1失策出塁でしたが、
残塁も目立ちました。


もちろん、常に打線を山賊状態に
持ち込むことは非現実的な話なのですが、
また投手陣も踏ん張って好投していることも
開幕以降、多く見られているのですが、
投手陣不安定&不足問題が根本にあることは
変わってないことから、西武が勝っていくためには、
チャンスがあらば貪欲に得点を奪っていくこと
できる限り実現していきたいところですね。


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一方、投手陣について、
昨日&今日の直接的敗因
なったのは否めません。


まず先発した多和田については、
6回を3失点ですから、
先発として試合を作ったのは確かです。
しかし、多和田に求めるところは、
次期エースの座と、もっと高いレベルにあり、
来年、雄星がもし渡米したら
多和田を中心として
投手陣を盛り立てなければなりません。
そんな多和田の結果が、
昨日の誠に似たような結果では厳しいです。
(※もちろん内容は別ですが)


今日の多和田は、
とにかく、球が高かった
ですね。
その高め球を好きなように打たれておりました。


また7回表で登板した武隈は、
二死から大田に低めチェンジアップを打たれますが、
正直、これは大田が上手く打ったのでやむを得ません。
しかし、近藤からの2ラン被弾は避けるべきでしたね。
2球外してボール先行の中、
ヒッティングする確率の高い3球目
高めから中に甘く入るチェンジアップで被弾しており、
これは失投でしたね。


そして8回表ワグナーは、
結果的に無失点に凌ぎましたが、
杉谷に勢いで打たれた中安打はやむを得なくとも、
森が杉谷の盗塁を刺したのでOKでしたが、
せっかくピンチを消して二死になったのに、
そこから三者連続与四球とは、、、
ノーコン病を再発してしまいました。
最近は評価を高めつつあり、
勝ちパターン候補になりつつありますが、
このノーコン病は改善していかないと
勝ちパターンの仲間入りが厳しいですね。


最後に投げた増田については、
9回表クリーンアップを
しっかり三者凡退で締めました。
しかし、10回表も続投と
回跨ぎで登板することになりました。
もちろん、守護神の立場ですから、
たとえ回跨ぎになっても、
杉谷&鶴岡で打たれてはいけません。
(これは1~3番ならやむを得ませんが)
やはり、増田は、
精度の高い落ちる球が昔からなかなか無く
今年は縦スラを習得していますが、
その落ちる球の精度はまだまだです。
それ故、昔からと同様に
ほぼストレート一辺倒の攻めにならざるを得ません。
まあ非力な杉谷や鶴岡が相手なら、
ストレート、力でねじ伏せることはいいのですが、
今日の杉谷は、
4球連続ファウルで粘りながら
増田のストレートへのタイミングを
計っており、ストレートを狙い打ったのは自明でした。
もちろん、縦スラや既存スライダーを
少なくとも見せ球でもいいから
使って翻弄していきたい
のですが、
まあ9回表ストレート一本槍で抑えています。
ただし、9回表
最大150km/hのストレートがありましたが、
回を跨いだ10回表ストレートは、
最大が150km/hに達してなく
9回表より球が減速していましたね。
それだけに回跨ぎが響いています。


まあ昨日は野田&平井が打たれており、
今日、誠に代わって南川が昇格しましたが、
南川にまだそこまでの信頼はありません。
すなわち、中継ぎ陣の層が薄い中、
(そこが最大の投手陣不足問題のネック)
そのまま延長戦に突入しましたから、
12回までを見据えれば、
抑えるのに一番期待できる
増田しかいなかったから、
続投を決めた
のだと思いますが。
やはり増田を回跨ぎさせざるを得ないことが、
投手陣駒不足問題の表れであり、
そこの改善が急務なのは
変わっておりません。


やはり先発&中継ぎともに、
補強云々の問題もありますが、
2軍の若手において、
良い駒がいないという問題は

見逃せぬ深刻な問題です。
とにかく、交流戦までは
週6戦が続きますから、
その問題は

近々にネックになっていきます。
(もう今週から既に露呈しつつありますが)


まあ土肥コーチは、
増田の回跨ぎについて
「今月3試合のみの登板で体力も一番あるし、
 あそこは勝負だったので
」と述べていますが。


ただ、昨日&今日と中継ぎ陣が崩れています。
未だに勝ちパターンを築くことがデキていない
ように、投手陣の駒不足問題も響いているでしょうが、
中継ぎ陣には
福岡決戦での反動が響いていそう
なのが気がかりです。
※福岡決戦での疲れ蓄積や
 ホッとしてしまい、
 集中力の散漫~リズムを崩しているとか。


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あとこれは投手陣全体で言える話ですが、
打たれてはいけない相手、
四球を出してはいけない相手に
無駄な被安打&四球を与えてはダメです。
※石川に対する3回の与四球、5回の中安打など
 (3回表はボール先行でカウントを悪くして


今の日ハム打線については、
とにかく注意すべきが
1番西川、2番大田、3番近藤です。
中田はホームランを打っておりますが、
正直、失投さえしなければそれほど怖くありません。
まあ7回表のような二塁打はありますが、
昨日のように遊ゴロを続けるとか、
今日の空三振のように、
基本的にタイミングが合ってません。
そのタイミングが狂っている話は
今のレアードにも言えます。
杉谷が調子乗っちゃっていますが、
清宮が一戦毎に地力強化していますが、
正直、抑えられない相手ではありません。
またファウル劇場を得意としていた中島も、
最近ではカットがあまりデキなくなっています。
それらを鑑みれば、
今の日ハム打線は1~3番が要注意ですが、
4番以降はそれほどに無いのが実態です。

それ故に、
如何に塁を貯めて1~3番に回さないか
が重要であることから、
下位打線はしっかりと抑えなければなりません。
明日はそうあってほしいですね。


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さて、明日の10回戦での先発投手は、


現在、榎田獅子投手陣の中で
信頼度の高い位置にあり、
相手の有原は、
正直、着実に打ち崩せる
貴重な投手の一人ですから、
明日は着実に勝ちたいですね


もちろん、
カードは負け越しが決まりましたが、
1勝2敗で終えるのと、
3連敗で終えるのは
もの凄く差異がありますから、
また明日を終えれば
来週から交流戦開始で
まず強豪広島と敵地で対決ですから、
明日は着実に勝って
三連敗は阻止しないとマズい
ですね。


ただし、榎田の場合、
100球以上を投げてくれていますが、
基本的にスタミナがあるタイプではなく、
80球を超えると怪しい球も散見します。
(連続与死球もあります)
それだけに、
明日も中継ぎ陣の働きが大切です。
しかし、昨日、今日で
野田、平井、武隈、増田と
主要中継ぎ陣が打たれており、
ワグナーも怪しい場面(3与四球)も
あったので、
明日の榎田以降の中継ぎ陣の出来具合が
勝負のカギの一つを握りそう
ですね。