下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【楽天12回戦(MLD)】壮絶な砲撃戦によるルースベルトゲームで『れおほ~!』木村の一撃がチーム三タテの危機を救う!ただ中継ぎ投手陣の不安はまだまだ続く。。。今はいくら打ち込まれても「立て!立つんだ、レオ-!」と起き上がり続け、「あしたのために打つべし!打つべし!」しかない。それだけしんどい状況に陥っており、いつ5位まで転落してもおかしくない危機。

今日から1週間、
地方出張でリアルタイムに観戦することができず、
夜な夜な宿でパTVの録画を見ることになりそうです。


さて、今日は天12回戦(MLD)です。
ただし、一昨日、昨日はズタボロ完敗続き。
おまけに昨日は岸に繰り返して封じられるありさま。
来週からは変則7連戦を含む球宴までの8戦を控え、
北海道~東北の北方遠征6日があります。
投手不足の問題を露呈しやすい8戦であるから、
この球宴前の8戦
極めて重要な連戦になるかもしれません。


今の楽天戦で三タテを食らうことあらば、
来週以降の球宴前の8戦へ影響が懸念され、
そのままズルズル下降線になるおそれがあります。
とにかく、このカードで三タテを食らうことを
是が非でも避けなければならぬ状況です。


今日のスタメンです。


で、今日の結果は次のとおりです。

とにかく、
壮絶な砲撃戦による
ルースベルトゲームとなり、
木村の一撃が
チーム三タテの危機を救いました!
ただし、悪い表現で言えば、
劇場型『バカ試合』を制した!
です。


まず榎田について。
楽天サイドは、榎田対策として、
速い球か、遅い球かを選択し、
低めを捨ててゾーンを上げて行く方針とか。
立ち上がり初回表一死一二塁のピンチに。
先頭の田中
弾き返されて出塁を許した茂木島内
球が高め傾向にありましたね。
また島内の打席では逆球も。
まあ牽制を重ねるあまり制球が乱れたか?
しかし、今江には内角をえぐって落ちる
チェンジアップを打ち上げさせて遊飛、
銀次には真ん中と甘いコースでも
緩いカーブで緩急活かして中飛でピンチを凌ぎました。
初回表は15球です。


2回表13球で三者凡退ですが、
まだ球の高め傾向が続きます。


3回表は二死から、
茂木の打球を山川がお手玉ぽろりします。
山川は昨日に続きの2試合連続失策でした。
前の2回裏にヒットを打っていますが、
中継ぎ陣への不安から極力失点しないと力み
負けが込んでいますから、焦りがあるのか?
獅子軍団は、好調になると
みんなで仲良く調子乗っちゃいますが、
若さが故に、苦しい展開になると、
功を焦り、力み、空回りして、
みんなに伝染する傾向があります。
その次の島内には、
榎田も制球が乱れて与四球で歩かせます。
しかし、今江には初球で
インハイのカットボールで詰まらせ遊ゴロに。
とにかく、榎田は、
出塁許すも、極力失点許さず、
ピンチになるとエネゴリスイッチが入り、
粘り強い投球を繰り広げます。
なお、3回までで45球
可も無く不可も無くという球数です。


しかし、4回表
アマダーの一発被弾により失点します。
オリックス戦でも
4回表にロメロ一発被弾で見られたように、
序盤3回までになかなか得点を奪えず、
ストレスが溜まりながら、
4回に入って一発被弾で先制を許す展開
です。
双方の我慢となる展開で息が苦しくなって
顔を先に上げてしまう魔の4回表。
というところでしょうか。
4回表
先頭の銀次に外角攻めして追い込みますが、
内角高めの直球に上手く反応されて
おっ立って引きつけて打たれます。
ただ、打球は三ゴロコースでしたが、
おかわり君の反応が遅く捕球できず。
余計な先頭の出塁を許します。
おかわり君の場合、
スプリットステップとかも踏んでないから、
反応が遅くなりやすいです。

それでも、
次のアマダーによる2ラン被弾
バッテリーも警戒が薄く、
さらに余計な失点を許しました。
アマダーの打席では、
初球が外に構えて
 外角ベルト高のチェンジUを見逃し
2球目が内に構えて
 内角やや低めのスライダーをファウル
 これで追い込み、アマダーも
 体勢を崩して打っております。

3球目榎田が何度も首を振り
 外に構えてカットボールが
 ベルト高で甘く中に入って被弾!
榎田の試合後コメントでは、
「ボールにして、次の球で勝負しよう
 と思っていた。首を振って投げたのに、
 友哉に申し訳ない」とのこと。


そこで1つ気になるのは、
2球目で内角を体勢を崩しながら打っており、
タイミングが合っていなかったのだから、
3球目も同じ内角低めで良かったのでは?
アマダーの場合、
あの体型からのバットの振り方なので
一番苦手なのが内角低めです。
外すにしても内角をえぐるように投げ込むことで
内角の意識を強めさせることが期待
できます。
ただし、ぶつけてはダメですが。
いずれにしても
この2点は余計な失点でしたね。


その後、6回表
一二塁のピンチを背負います。
一死から銀次
外角高め直球を流され左安打。
次のアマダーには、
内角を中心に攻めて空三振を奪います。
1~3球目は内角低めで外し続け
B3S0とカウントを悪くします。
で、4球目は真ん中に入れてカウントを稼ぎ、
5球目は内角の高めに外すカットBでしたが、
高めを狙っていますから、手を出して空振り。
6球目はもう一度、内角高め
ただし、今度は速いストレートで攻め
何とか食らいついてのファウルになりますが、
アマダーも振り遅れております。
完全にインハイへ対応ができていません。
そこで7球目ももう一度、内角高め
今度は速度の遅いカットボールで攻め、
アマダーも追いつかずの空振り!
ここで外へ投げていたら、
前の打席と同じように被弾していたかも
しれません。前打席の被弾経験が
活かされましたかもしれませんね。
しかし、次の藤田には
逆球となって内へ入るスライダーで左安打に。
これで二死一二塁のピンチになります。
ところが、次のペゲーロには、
徹底した外角低めで攻めて
ハーフスイングの奪空三振で凌ぎます。


榎田は6回までを投げて
2失点で凌ぎ、QSを達成
し、
先発として責務は果たした。
アマダーの一発被弾が余計でしたが、
榎田という投手は、
出塁許すも、極力失点許さずの
粘り強い投球をしますから、
多少の失点リスク
見据えなければならないことから、
6~7回を無失点で抑える
というタイプではなく

のらりくらり遊びも入れて投げながら
6~7回を2~3失点で凌ぎ、
QSやHQS達成すればOKのタイプです。
それ故に、
長年、阪神時代は中継ぎもしておりましたが、
本質は出塁&失点許さずの中継ぎより
遊びも入れて投げつつ試合を作る先発の方
真価を発揮できると思います。


また相手の美馬
東京ガス時代を共にしたことから、
「先にマウンドを降りたくないですね」
と意気込んでおり、それは果たしました。


あとは今の中継ぎ陣の台所事情を踏まえ、
まだ93球だったので、
もう1イニングを
投げても良かったのでは?
ということも考えられます。
辻監督も試合後コメントで
もうちょっと投げてもらえれば
 後ろも楽になるんだけどね」と。


ただし、榎田の場合、
スタミナに課題を残しますから、
80~100球になると怪しくなってきます。
一方、過去に7回を投げきったときもそうですが、
7回を投げるには100~110球になります。
投げられないことはないかもしれません。
6回表の投球で限界?とも思えなかったですから。
しかし、ここ何試合かが微妙でしたから
無理に100球以上を投げさせることで
次に響く懸念があるかもしれない?

と思って、首脳陣も下げたかもしれませんね。
6回まで、7回までもどっちが良かったか?は
正直、わかりません。


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問題は、2番手以降の
増田~ヒース~
ファビオの中継ぎ陣です。


ヒースに関しては、
7イニング無失点中
課題の与四球僅か1つでしたから、
期待感が膨らみつつありましたが、、、
今日は被安打2、与四球1と、
先頭与四球から入り、2ラン被弾
内容が悪い3失点でした。


適性云々は置いておいて、
現在の主力中継ぎ陣、
勝ちパの役目を担う
増田~ヒース~ファビオで
5点を失って追いつかれた

ということが
中継ぎ陣問題による影響は
まだまだ低減
されていないこと
象徴しており、それがしんどいですね。


まず7回表増田については、
先頭の嶋にいきなりボール先行の与四球
次の田中には初球の高め直球で左安打。
で、三好に送られて一死に三塁のピンチに。
島内には、
初球の逆球になる内角高め直球を打ち上げ
森が捕球に行きますが、ベンチに落ちてファウル。
2球目は高め釣り球で外し、
3球目は内角高めスライダー
詰まらせて二ゴロに。その間に1点失います。
ゴロアウトを奪っており
その間の失点なのでやむを得ないですが、
本来の増田には、
ここでは奪三振を狙って欲しい
ですが、
今の増田ならここで良しと
しなければならない状態
です。
おそらく島内直球待ちでしたから、
もし直球を投げていたら被安打の可能性が。
そこをスライダーで裏をかいて
タイミングを狂わせて1アウトを稼ぎました。

次の二死三塁での今江には、
スライダー、縦スラもちょっと混ぜて
インハイ直球で詰まらせて遊ゴロで処理します。
ただし、追い込んでから
ストレートで勝負しますが、
空振りを奪えず、
ファウルで粘られます。
振り切ることができません。
以前の増田なら4球もあれば、
空振りを奪っております。

それだけ
今の増田のストレートに
球威が不足している状態です。


結局、今日の増田については、
まだ自信が無いから
 得意のストレートしか
 投げられない。
 変化球を投げるのが怖い。
 →ある意味、軽症なイップスです。
 一応、島内、今江には
 僅かに混ぜましたが、抑えられないので
 やむを得ず怖々と、という感じでしょう。
制球力が今一つ
 思った所に
 投げられていない。
直球の球威・球速が
 相変わらず今一つ
 それ故に空振りを奪えず。
 今日は150km/h以上は皆無


すなわち、増田の状態は
まだまだ改善に遠い状態
相変わらず変わってない

というところです。
復調にはだいぶ時間が
かかりそうです。
ストレートの威力低下は
開幕からの問題
なので、
このままで行けば、
復調できずにシーズン終了

あり得ます。


どうしたものか。。。
ここは覚悟を決めて
急がば回れで

調整に専念させた方が
いい気もします。


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8回表3番手ヒースについては、
まず銀次には、
ストライクゾーンはファウルで凌がれ、
結局、粘り負けの与四球で先頭を歩かせます。
次のアマダー右飛で凌ぎます。
ただ、球が外角高めに甘く入り、
(というか、そこを狙う配球
アマダーも打ち込めるコースでしたから、
打ち損じなければ、被弾の懸念も。
バットの先で助かります。
しかし、次の藤田には
内角高め直球の初球を
狙い打ちされます。
木村もダイビングしますが、
捕球できず右二塁打に。
藤田は外角は低めでも流し打ち、
内角をしっかり引っ張りまたは弾き返し、
器用なタイプでコースに
あまり穴が無いタイプです。
ただし、初球は見逃しやすいですが、
ここは初球をしっかりとらえて
引っ張ったように
完全に読まれて
狙い打ちされました。


で、一死二三塁でペゲーロには
遊ゴロ間に1点を失います。
まあ源田の送球が逸れるけれども
山川が必死に捕球して1アウトを稼ぎます。
しかし、次の枡田には
ど真ん中のストレート
しっかりとらえられて引っ張られ
ライトスタンドへ2ランを打ち込まれます。

タイミングがヒースのストレートに
ジャストミートでした。
それだけに真ん中へは失投になりました。
ヒースのストレートは速いですが、
ネクストサークルから注視し
タイミングが合ってしまえば、
その上でコースが甘く入れば、
藤田といい、枡田といい、
持って行かれます。
ヒースの武器はストレートですが、
全打者ファーストストライクが直球です。
打者への攻め方が
淡泊になりすぎていた感
を否めません。


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最終回ファビオについては、
先頭の岡島空三振で処理しますが、
次の島内には、ストライク先行でしたが、
粘られてカウントを悪くして、
最後は粘り負けの与四球に。

まあここまでは
ファビオ現象でもあります。
ただ、次の今江については、
2球で追い込み、チェンジアップを
引っかけさせて打ち上げてもらう
レフト斉藤が
目測を誤ってポロリ。。。
今江も一気に二塁まで進み、
リード1点差の展開
一死二三塁のピンチに陥ります。
次の銀次には申告敬遠をして、
一死満塁のピンチに。。。
制球難のファビオにとって、
あまりにも苦しい展開です。
それでもアマダー
空三振で処理して
二死まで持ち込みます。
ここで三振を奪ったのは
良くやった!です。

これでアウトはあと1つ。
打者に集中するのみ
です。


次の藤田には、
2球続けて外しB2S0とボールが先行します。
その後2球で追い込みますが、
5球目チェンジアップを高めに外し、
藤田も振りに行きますが、
バットを寸止め!(非情だ・・・)
これでフルカウントに!
あと「1球勝負」です。
6球目は外角低め一杯に
153km/hの渾身のストレートを投げ込みますが、
藤田がそこをファウルに。
結局、7球目が力んですっぽ抜けて
与四球押し出しで同点に!
まだ満塁状態で次がペゲーロなので
勝ち越しを許すリスクが、、、
また2球連続で外してB2S0とボール先行。
しかし、最後は低めチェンジアップを
打ち上げてもらって中飛で逆転までは許さず。


正直、ファビオについては、
打ち獲りながらも
斉藤の守乱が大きく影響し
また制球難のファビオ自身に
1点を争う満塁状態で

無失点に抑える
クローザー適性がないにも関わらず
適性不適合の仕事をやらせているので
失点するリスク大は
事前にわかりきっているのだから
ファビオの責任は無いとは言いませんが、
ファビオを
責める気にはなれません。
すなわち、
最後の1失点は
守備ミス&采配ミス

によるものです。


斉藤何を焦ったのか?
天井の色に白球が消えたんでしょうが、
守備が売りの一つだから反省要ですね。
ただ、あの表情なのであり、
既にしっかり反省しているでしょう。
今日は外野手中堅衆(木村&斉藤、熊代)の
木村がお仲間・斉藤のミスを救いましたね。


-------------------
さて、
中継ぎ投手陣の問題
まだまだ深刻です。


そもそも
中継ぎ投手陣の問題については、
戦力不足
 「いねぇーんだよ」問題
 →フロントの『補強』問題
若手が育ってない問題
 →2軍の『育成』問題
見境無い適用の問題
 1軍&2軍の連携問題
 に伴う蓄積疲労の影響
 →現場全般の『適用』問題
が根底にあります。


それ故に、
そう簡単に解消できぬ難問であり、
一歩誤れば、
先発陣にも降りかかる問題でもあります。


とにかく、それを踏まえれば、
今の獅子軍団が
勝ち上がって行くためには、
打線は『生き物』かもしれないけど、
山賊が暴れ続けるほかないでしょう。


すなわち、
今はいくら打ち込まれても
めげることなく、
「立て!立つんだ、レオ-!」

そして
ひるむことなく前進なるのみ
「あしたのために
 打つべし!打つべし!」
しかありません。

「北斗百裂拳」の如く。。。


それだけしんどい状況に陥っており、
いつ5位まで転落しても
おかしくない危機にあります。


もちろん、
前述した①~③の問題は
喫緊な改善課題なので
早急対応要です。


獲得やトレードなどの期限まで
あと1ヶ月を切っておりますが、
まだ時間はあります。
まだ支配下選手枠も余ってます。
確かに今まで
榎田やヒースの補充はしてきましたが、
まだまだ不足していることは明瞭ですから、
期限ぎりぎりまで
トレードや新外国人獲得の

補強対応を図り、
実現して欲しいです。


そして、来週からは
変則7連戦&北方遠征を含む
球宴までの8戦が控えており、
投手不足の問題を
露呈しやすい8戦になります。
今は上手くやりくりしながら、
4勝4敗で凌げれば御の字
というのが今の状況でしょう。


とにかく
今は脱落せずに
必死について行くしかないです。