下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

はるばる来たぜ函館♪→雨天中止。このまま仙台へGo!(山川さん&森さん、北の美味いモノは堪能できました?)で、明日も雨が気になるけど、緒戦は予定通りのフライデー雄星。敵地でリベンジできるか?そこで雄星のデータを見直してみましょう。で、岸にぶつけるのは多和田かな?/増田がついに抹消。心身ともに重症でしたからね。復調に専念し、帰ってきたら自慢のストレートを投げ込む勇姿を再び魅せてくれ!

今日は早々に函館ハム戦が中止となりました。
勝った勢いで畳込みたい!
と言いたくもなりますが、
今の獅子軍団(投手陣)の状況を勘案すると、
一昨日に勝ったとはいえ、
ハムから見れば
「先発を降ろせば勝機あり!」
実感させてしまった終盤の追撃を踏まえると、
その苦しい中変則7連戦の緒戦になり、
その緒戦で投手陣の総出動の展開になったりとか、
もし土砂降りの中で強行していたら
その疲労蓄積や体調崩すリスクもあるため、
今後の振り替え戦で日程が詰まろうとも、
後の球宴前における鷲戦&鴎戦を見据えて、
ここは恵みの雨と考えたいです。


そのまま多和田をスライドさせるか?
となると、土曜日は「雄星vs岸」?
とも考えましたが、結局、
雄星の金曜日登板(中6日)は変えずに、
多和田を7日の土曜日に投げるようで。
このため、
土曜日は「多和田vs岸」の対決に。
勝つためには完投2失点以内が必須か。。。


正直、そこの判断は別に構わないと思います。
気になるとしたら、多和田
函館中止で一旦緩んだ気持ちを

もう一度ピークにもっていくことに、
間隔が不規則になる影響がなければ、、、
と思います。
今日の雨天中止多和田を飛ばさずにより
今井はロッテ戦にもっていくのでしょうか?
1日ずれの日曜登板になるのでしょうか?
故障持ちですから、どのみち
逆に今井の間隔が開くことは歓迎です。


現実性のあるローテとしては、
楽天戦では、
雄星→多和田が決まっており、
その次は榎田でしょうか?
ロッテ戦では
今井→十亀→ウルフ?
ウルフ→十亀→今井?

でしょうか?
ロッテ戦緒戦は
髭天敵・石川でしょうから、
苦しい展開が想定されます。


ただ十亀はロッテ戦中日で中6日ですが、
前回は多く投げさせたので、
中7日で登板させて
ロッテ戦最終日でも良い
気がします。


ところで、
明日登板予定の雄星については、
天敵ソフバンとは180°違って
今まで楽天をお得意様としており、
昨年までは
圧倒的な強さを誇っておりました。
しかし、今年においては、
GWまでに3戦3勝
4月28日(所沢)では6回無失点
でしたが、
4月13日(宮城)で6回5失点
5月4日(所沢)で7回5失点
と、
ともにと不甲斐ない内容でした。


確かに仙台の球場では、
楽天が苦手とする雄星への対策として
マウンドを踏み込みにくい
と感じる土質に変更した

ということもあるでしょう。
ただ則本らも投げにくくなったらしいですが。。。


そして、前回の6月29日楽天戦(所沢)では
5回6失点KOとなり、
ついに楽天への連勝神話が崩れました。


今年の楽天戦では4試合登板し
24回16自責点で
防御率6.00という成績です。


このときの要因として、
①懸念されていた
 『前登板からの回復の遅れ』の影響?
 ※このあたりからも
  ストレートの球速も心配。

メドラの蒸し暑さの影響?
 ※この日は
 制球が今一つであるほか、
 反応が鈍くカバーが遅れたあたり
 集中力が保たれていたのか?
③球数が嵩んで
 球の精度が低下した影響?
楽天が雄星研究を徹底し
 対策を講じてきている。

などを想像させますが、、、
実際は何かまではわかりません。


ただし、このときに最も気になったのは、
低めスライダーの効果が小さかったことです。
雄星の場合、
右打者には内角低め左打者には外角低め
に投げるスライダー
は、
ストライクゾーンからボールゾーンへ
鋭く曲がる
ので、大いに武器となり、
空を切らせたり、凡打を築きますが、
しかし、この日は、
低すぎて明瞭なボール球で見送られたり、
若しくは
曲がりが少なくストライクゾーンから
ストライクゾーンで簡単に打たれたり、

また
ストレートも球速が昨年ほどないから、
スライダーの効果も削られている懸念もあります。


まあ連勝神話が崩れたことについて、
こんなもありますが。。。



連勝ストップの西武・雄星、「アス魂」の呪いか
NHKスタッフ「取り上げた選手がみんなダメになる」
6/30(土) 16:56配信(夕刊フジ)
 西武・菊池雄星投手(27)は29日の楽天戦(メットライフドーム)で5回までに10安打を浴び、今季ワーストの6失点。初黒星(8勝1敗)を喫し、一昨年から続いていた楽天戦の連勝は13で止まった。
  雄星は「今日はすべてよくなかった。自分の球が、ほとんど投げられていない。個人の連勝はまったく興味がない。チームを勝たせて、1位に持っていければいい」と肩を落とした。
 この日の深夜0時から、
NHKの「アスリートの魂」(BS1)が雄星を特集。しかしNHKのスタッフは「社内でも“アス魂の呪い”とささやかれていまして…。取り上げた選手が、みんなダメになるんですよ」と声を潜めて明かす。
 西武では一昨年の森友哉以来の出演。森は2年目の春季キャンプ、オープン戦で密着されたが、信じられないような打撃不振が襲い、まさかの2軍落ち。何とか初の開幕スタメンに名を連ねたものの、首脳陣を大慌てさせた。
 「他にも中日の浅尾は故障して、山本昌はそのまま引退。他にもロッテの成瀬(現ヤクルト)は突然勝てなくなりました」と結局、苦闘の日々を描かれることに。今回の番組説明も「開幕から連戦連勝。しかし、まさかの左肩痛に襲われた。エースの責任とのはざまに苦しみながら、登録抹消を決断。苦闘する日々を追った」(抜粋)と記されている。
 あろうことか、放送当日に連勝がストップ。この程度で済んだのは不幸中の幸いかもしれないが、雄星には呪いを吹き飛ばす活躍をみせてもらいたいものだ。(塚沢健太郎)


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昨年の雄星はすさまじかったですが、
今年の雄星は、
『肩の回復速度が遅い』という不安を抱え、

GW以後に戦線を一時離脱しました。
その後、交流戦で復帰したわけですが。。。


今年の雄星については、
ストレートの球速が昨年より下がっており、
Twitterでやり取りさせていただいている
tthgさんも前々からご指摘されていました。

下図は先日掲載したものから更新した
雄星の1試合当たりの最高球速頻度
年別で示したもの
です。

今年は最高球速が
150~153km/hに集中しており、
昨年より球速が落ちていることが伺えます。
これは、
投げることができないのか?
肩への不安からセーブしているのか?
後者の方が理由として
しっくりくる面
はありますが。。。


そこでもう少しデータを見て行きましょう。
次のグラフはストレート平均球速の経年変化です。

※2013~2017年:Baseball Gate編集部 データより
※2018年:今回の集計値より


雄星の場合、昨年まで成長とともに
球速も右肩上がりで速くなっていましたが、
今年は平均球速で約2km/hも減速しています。


また下表は昨年と今年の
ストレート&スライダーの平均球速
です。
今年の分は休養前と休養後も併記しました。


ストレート平均球速
今年が昨年より遅いのですが、
スライダーはあまり差がありません。
ただし、その分、
双方の球速差が小さくなっています。
球速差が小さくなることにより
スライダーの曲がるまでの軌道が
ストレートに似ているのなら、
ストレートとスライダーが
見極めにくくなるかも
しれません。
ただし、スライダーのキレが必要になり、
緩急が乏しくなる分、
タイミングが双方とも合わせやすくなる

おそれがあります。


ところで、休養前・後で比較すると、
休養後は、まだ昨年ほどには及びませんが、
ストレートの平均球速が
休養前より平均1km/h程度上がっており

休んだ効果が期待されます。


しかし、次に今年の試合毎における
各試合における平均球速
を見ると、、、


復帰緒戦の6/1阪神戦で
平均150km/h超になっておりますが、
その後は
休養前とあまり変わっていません。
ストレートの球速については、
基本的にはまだ改善していない?
とも思わされます。


ただし、好投するには
球速のみあればいいわけではありません。
前回の楽天戦で負けたときのように
自慢の低めスライダー
(右への内角低め、左への外角低め)
武器として発揮できなければ

投げるところも狭まってやられます。


また上表で5失点以上した試合を見ると、
球種構成に偏りがあることが伺えます。
もちろん相手の特性や
そのときの雄星の状態も踏まえた配球や
そのときの試合展開もあるでしょうが、
4/13や6/29の楽天戦では、
ストレート&スライダーばかりで
その他(カーブ、Cアップ等)を
ほとんど投げていません。

逆に4/20ロッテ戦では
珍しくストレートの頻度が大きく減っており、
スライダー主体の構成になっています。

これらが響いたかはわかりませんが、
失点の多かった試合を見ると
そういう傾向が見られました。


また前回の6/29楽天戦については、
試合後に平石監督代行
「いい投手には、
 じっとしていても点は入らない
とコメントしているように、この日は
走らぬ楽天が
出塁すると積極的に走って
プレッシャーをかけてきました。
また茂木やペゲーロなどに
粘られて球数も増やされます。
あと、雄星の球が高め傾向もありましたが、
鷲打線はその高めの球を
コンパクトにしっかりと
叩きつけて打ち崩してきました。
4/13の楽天戦(仙台)でも、
浮き気味の高め球を捉えられられました。


当然ながら鷲軍団も
雄星対策を講じてきています。
(ホームのマウンド改修以外で)
雄星に昨年ほどの勢いがない中、
策も講じられていることから、
打ち込まれやすくなっているので、
6/28の敗戦に限らず、
4/13や5/4のように
他のゲームでも失点しております。
それ故に、明日も警戒要です。


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ところで、
増田が抹消されましたね。


正直、あの重症ぶりを見たら、
やむを得ないし、
むしろ復調に専念させることは賛成です。


土肥コーチは
「体が悪いわけではない。
 もう少し納得するボールを
 投げてもらわないと」とコメント。
報道では
今は完全にメンタルをやられている
というチーム関係者のコメントも。


また増田の担当スカウトだった
後藤光貴スカウトは、
 「これから苦しくなってくる夏場に向けて
 あいつが復調してこないことには
 優勝はないでしょう。その一手として
 一つ球種を増やしてみたらどうか。
 特に緩急をつけるためのカーブ。
 先発をしていた社会人時代(NTT西日本)は
 いいカーブを投げていた。プロで6年やって
 今はすっかり相手打者に(投球)イメージを
 持たれてしまっている。それを変えて新境地を
 開く意味でも
 勇気を持って緩い球を投げていってほしい
とコメント。


5月末のハム戦で回マタギ
2試合連続で失敗して

決定的に転がり落ちました。
ただし、
奪三振率昨年9.27だったのに
今年は現在までが5.48と低く、
また4月終了時でも4.5だったように
自慢のストレートが
開幕から不振でした。


とにかく
ストレートがあっての増田ですから、
まず目指すべきは
自慢のストレートの復活
ですね。
その上で、そりゃぁ、、、
新たな球種を克服すればベストですが。
ここ何年も落ちる球に挑戦しますが、
なかなか上手く行ってないですからね。
一方、カープも上手く行ってないから
なかなか武器にできていないんですが。


いずれにしても、
これを機にじっくりと
復調に専念ください。
今の不振は、
開幕から兆候(直球の精度低下)
を見せながら、
5月末の回マタギの連続失敗で
一気に発症してしまい、

その後、
負のスパイラル状態に陥り
もう首が回らなくなった

というところでしょうか。
それ故に、今がかなり重症であり、
じっくりと復調に
努めるべきです。


1番困るのが
今年復調できずに
シーズン終了してしまいました!

となることです。
半端な状態で上がってしまうと、
シーズン終了までダメというリスクも。
急がば回れ!です。
当然、増田不在は痛すぎますが、
順位争いが過渡期になる終盤にでも
復調してくれば御の字
ですから。
とにかく待つしかありません。
まあ帰ってくるまでに
陥落して勝負ついている
かもしれませんが。。。


増田よ、再び自慢のストレートを
投げ込む勇姿を再び魅せてくれ!