下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【ソフバン12回戦(北九州)】とにかくどんな形にせよ、黒い三連星トリプルドムだけは何とか回避の『れおほ~!』/このカード初回を制する者が試合を制するということに。/今日は失策が2つあり、最後はお約束のバタバタもあり、、、と課題は色々残しますが。。。打ち獲るタイプの投手のときに失策しては元も子もないです。

後半戦緒戦苦手な敵地での鷹戦カード
ヤフオクの呪縛再び!みたいな
不振中だったはずの鷹に
勢いをつけそうな嫌な連敗
を喫しており、
三連敗だけは何としても回避したい一心で
北九州の舞台へ挑みます。
でした。


今日のスタメンは次のとおりです。


今日はウルフが先発で、
マスクにはが被りました。
もともとウルフとのバッテリーも、
ウルフは交流戦からと組むことになり、
前回のロッテ戦では岡田と組んでいました。
まあここ2戦をで敗れており、
流れを変えたい面もあっただろうし、
また岡田が扁桃炎の
病み上がり状態
でしたからね。
ウルフ&銀の再結成か?
わかりませんが、
今後の銀の起用状況については、
FA問題も見据えて注目が必要
でしょうね。


またウルフの成績は、

正直、今年のウルフは芳しくありません。
前回のソフバン戦では早期KOされています。
ちなみに昨年は、
鷹戦:33回2/3 防御率4.01、2勝1敗
   QS66.7%、被打率0.256、WHIP1.22
微妙ですが、
チームの中では鷹戦で踏ん張った方であり、
昨年6試合で2度HQSを、
2度QS(HQS含めず)を達成しています。


とにかく
ウルフのバロメータは
 ①ゴロアウトが多いこと
 ②球数少なくテンポがいいこと
の2つ
です。
ただし、5~6回で
試合を作ればOKの先発タイプなので
中盤~終盤に
現在、チームの課題となる

中継ぎ陣の勝負になります。


一方、武田については、、、

不調中モードに入っています。
ただし、武田の武器はカーブですから、
カーブが苦手な獅子威し打線が
武田のカーブに対応できるか?
がカギです。


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今日の結果については、、、


最後はお約束のバタバタ劇がありましたが、
どんな形にせよ
黒い三連星トリプルドムだけは
回避することができました。

でも、この獅子vs鷹のカードは、
3戦とも初回を制した方が
試合を制しましたね。


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まず初回表については、
先頭の秋山
内角高めストレートのボール球で
詰まらされて打ち上げ倒れますが、
次の源田ファウルしつつ、


球も選んでフルカウントから
高めに甘く入るストレートを
三塁線へ鋭く流し二塁打を放ちます。

武田も5球目にカーブを放りますが、
このカーブは制球定まらず大きく外し、
結局、ストレート押しに出て甘く入ります。
一死二塁浅村は、
5球目の抜けた外角高めスライダーを
見逃したのが勿体なく、
次の外角スライダーを振り遅れて空三振に。
カーブか何かを待っていたのでしょうか。
武田もカーブを投げませんでした。
浅村も読み違いで振り遅れた印象でした。
しかし、次の山川
外角低めのボール球となるカーブ
強引に腕を伸ばして上手く打ち、
レフト方向へ先制タイムリーを放ちます。
ただ、本来の武田のカーブであれば、
もっとキレがあって
山川のバットの先を逃げていく
わけですが、
今日の武田のカーブには
キレ不足からそこまで曲がらず

山川にとらえられました。
その後、武田も先制打に動揺したのか、
次のには2球で追い込みますが、
制球定まらず与四球で歩かしてもらいます。
さらに外崎
外角スライダーをきれいに流し
打球はライト上林を超えて、
走者一掃の三塁打2点タイムリーを放ちます。
ここで武田はカーブを投げず、
スライダーで勝負してきますが、
そのスライダーが低めに決まり切れず、
半端な高さで甘く入りました。


結局、初回表
一挙3点を奪取して流れをつかみます。
武田の方は、
自慢のカーブを駆使したかったでしょうが、
そのカーブは制球が定まらず
意図したところに投げられないとともに、
キレも不足して曲がり方が半端に。
それ故、
積極的に伝家の宝刀かかーブを使えず
ストレートやスライダーで勝負しますが、
ストレートが高かったり
スライダーもキレが不足していたり、
武田は不調のまま突入した立ち上がりでした。
獅子威し打線に警戒しすぎた面
あったでしょうが。


しかも、今日の獅子威し打線
1回表だけでとどまらず
2回表も猛攻を仕掛けます。
一死から斉藤
初球の高めストレートを
右安打で出塁し、
次の秋山は、
武田も1~2球目にカーブを放りますが、
明瞭なボール球なので見送り、
外角高めストレートを
流し打って左安打に。
次の源田は2球目のファーストストライク
となる内角ストレートを
しっかり引っ張って右安打に。
これで一死満塁となり、
次の浅村は、外角スライダーで
センター越え二塁打で
2点タイムリーに。

(武田もカーブを投げず)
さらに一死二三塁山川
外角やや低めと半端な高さのスライダー
1打席目と同様に
強引に腕を伸ばして上手く打ち、
レフト方向へ2点タイムリーを放ちます。


結局、斉藤→秋山→源田→浅村→山川の
5連打により一挙4点を奪い、
序盤の2イニングで
あれよあれよと7点を奪って
武田を早期に撃沈します。


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1回表に3点先制しましたが、
やはり1回裏が課題です。
一昨日は先制しながらも
3倍返しで逆転されており、
昨日は、内川適時打から
あっさり先制されていますから。


しかし、先発のウルフは、
上林カーブで奪空三振、
中村カーブで奪空三振、
柳田チェンジアップで奪空三振
三者連続で空を切らせて奪空三振
と好投します。
こちらに流れを引き込むきっかけ
になりそうな三振ショー
問題の1回裏を無難に凌ぎました。


特に柳田には、
内角低めを突きまくり
内角を意識させておいて
最後は外角低めに落としての奪空三振
ですから、
もいい攻め方をしました。


ただし、ここで気になるとすれば、
ウルフ2シームを中心として
低めに突きながら
ゴロアウトを稼ぐタイプであり、
その2シームは自慢の武器ですが、
その2シームが不調なときに
カーブ等で誤魔化し凌ぐこと
多いです。
この立ち上がりは
カーブやチェンジアップで
勝負していました
から、
2シームに自信が無いのかな?
という疑問です。


その後、ウルフデスパのソロ被弾
おかわり君の失策きっかけの失点
5回6奪三振3被安打1与四球の
2失点で凌ぎ、久々の勝ち投手
になりました。


ちなみに、
2回以降の決め手球を見ると、
◇2回裏
 〇デスパ:内角2シーム左本塁打
 〇内川:外角カットBで三ゴロ
 〇松田:外角低めカーブで空三振
◇3回裏
 〇高谷:外角低めチェンジUで遊ゴロ
 〇高田:外角カーブで二ゴロ
 〇上林:外角低め2シーム三安打
     (一応、ゴロ打)
 〇中村:内角低めカーブで空三振
◇4回裏
 〇柳田:外角2シーム三ゴロ
 〇デスパ:内角高めカーブで与四球
 〇内川:外角低めカットBで一直
 ※山川正面で一直、
  飛び出していたデスパも走塁死併殺
◇5回裏
 〇松田:中の低め2シーム三ゴロ
     のはずが、おかわり悪送球で出塁
 〇牧原:外角高め2シームでバント成功
 〇長谷川:真ん中やや外カーブで右適時打
 〇高田:外角高め2シーム遊併殺打


実際に2シームでは
デスパに一発を浴びました
から
やはり2シームに自信がなかったから
カーブやチェンジアップ等で対応した?

可能性はあるかもしれません。
しかし、2シームでも
ゴロアウトを稼いでいます。
三安打や三失策はありましたが、
ちゃんとゴロを打たせております。
また球数が嵩んできた5回裏には、
得意とする2シーム中心になっていきます。


ということを考えると、
最近、ウルフも不調でしたから
2シームばかりに頼ってはいられないと思い、
カーブやチェンジアップ等も強化して
球種のバリエーションを増やそうとし、
序盤はカーブ等を活かしつつ、
攻め方をいつもから変えてみた
ということが推測されます。
その結果、カーブ等がハマり、
三者連続の奪空三振とかにつながった
かもしれません。


実際に6つの奪三振がありましたが、
ゴロアウトも稼いでおります。
今日のように
2シームばかりではなく、
カーブやチェンジアップも
上手く活かせる
引き出しの多い投球を
今後も安定してできる
ようになれば、
ウルフは面白くなりますね。


ところで
今日はのウルフは5回で降板になりました。
中継ぎ陣への不安もありますから、
77球だからもう少し投げることが
できるのでは?
とも思いましたが、
暑い野外球場でしたから、
5回裏に投げている球は
ゴロアウトも奪っており、
悪くなかったですが、
77球でもスタミナが微妙だったかもしれません。
まあ、ウルフの場合、
あまり無理させて疲弊されても困りますので、
この交代はやむを得なかったか、と思います。


疲労が蓄積しやすいウルフを
ここで無理させて
先発を1人失うことの方が

リスク大ですから。


ただ、交代の要因について、
その他で考えられそうなのは、
5回裏はおかわり君の失策から
失点しただけに、
ウルフの気分が盛り下がった?
という可能性もあるかもしれません。


そもそもウルフ
ゴロ打でアウトを稼ぐタイプですから、
そこで失策されると元も子もなく、
リズムを崩されても、
気分が盛り下がっても
おかしくありません。

それだけに
打たせて獲る投手のときは
守備も集中力を切らさず
しっかり守ることが大事です。


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ウルフ降板後においては、
野田~平井~ヒース~松本
リレーしました。


結果的に野田平井
1イニングを無失点で凌ぎましたが、
2人とも昨日の負け戦で登板しているので
連投になりました。
そのうち平井あたりは、
復帰後7/9~11のロッテ戦で三連投しており、
このロッテ戦における平井のデキ
緒戦が抜群の投球をして
お立ち台に立ちましたが、
次の日の2戦目は
緒戦と比べると見劣りました。
(気迫で奪三振の場面もありましたが)
すなわち、
1戦目より2戦目、
2戦目より3戦目と
パフォーマンスが下降線
であり、
3戦目はもうヘロヘロでしたように
この暑さの中で連投は影響が大きいです。


今日の平井については、
無失点に抑えましたが、
球が高め傾向にあり、
デスパには源田の真正面の遊直でしたが、
打球はヒット性の鋭い当たりでした。
また牧原の打席では、
2球目の甘い外角ストレート
大ファウルを打たれていました。
牧原振り遅れてくれたので、
ファウルになって助かりましたが、
下手をすると、狭い北九州ですから
被弾していても不思議はありませんでした。
また内川には
ケツにぶつける与死球もありました。


やはり昨日の負け戦で
登板させた影響が出ており、
昨日の采配がやはり問題でした。


この暑い季節ですから、
連投すればパフォーマンスを
前の日より落とすのは
当然、あり得る話
です。


そもそも平井や野田の不調は
見境ない起用方法で疲弊したこと

にあります。
もう一度、繰り返しますか?
先日の不調時と比べて
さらに暑い季節ですから、
先日より簡単に不調に
なりやすいです。


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また4番手のヒースについては、
福田内角低めスライダーで
ソロ弾を浴びました。


ヒースについては、
スライダーがバロメータなる
と思います。
速球ストレートが自慢ですが、
このストレート1本で
勝負するのは苦しい状況になります。
スライダーが明らかなボール球になると、
スライダーでカウントが稼げないと、
もうストレート1本で勝負せざるを得なくなり
かなり苦しいでしょう。


逆にスライダーの制球に問題なければ、
相手に速球ストレートの印象を
強く与えること
により、
相手に速球ストレートに
強く意識させることにより、
スライダーが多少甘くとも、
相手の裏をかくことになり、
打つタイミングも狂わせます。


例えば、先頭の甲斐に対しては、
真ん中のスライダーで見三振を奪いますが、
その前のストレート攻めで
甲斐もストレート狙いだったところの
裏をかくことができました。


柳田に対しては、
2球目にスライダーでカウントを稼ぎます。
ただし手を出さなかったから助かりますが、
手を出していたら危ない球でした。
それだけに、次の3球目は、
もう一度、スライダーで綱渡るよりも
ヒースが自慢とするストレートの公算が高い
と考えてもおかしくありません。
しかし、もその裏をかきます。
もう一度、スライダーで勝負し、
柳田もタイミングを狂わして
打ち上げてしまいます。
(打ち損じで遊飛で処理)


しかし、打者がストレートよりも
スライダーを意識して狙われる
と、
そもそもスライダーの精度は高くないので
ものすごく危ない状況に陥ります。
福田上林には
変化球も見据えられましたね。


とにかく、ヒースについては、
速いストレートを意識させて
 スライダーでタイミングを
 狂わすこと。
◇そのためには、
 〇スライダーが
  ノーコン状態ではダメ

 〇スライダーを
  意識させてはダメ
というところが大事と思います。


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ところで、
3回以降の獅子威し打線について。
相手先発を序盤で打ち崩して
 早期ノックアウトを果たす。
〇しかし、2番手以降を打ち崩せず
 追加点がなかなか入らない
というようなケースが見受けられます。


3~5回にゼロが並んだあたり
上記のようなケースの不安がつきまといます。
中継ぎ陣に不安があるとともに、
鷹打線は脅威であり、
北九州は狭いので
一発攻勢で詰められる心配
ありますからね。
まあ、結局、一発攻勢を浴びますが、
ソロ弾ばかりで助かった
というところでしょうか。


しかし、秋山のソロ弾、
浅村の3ラン、おかわり君のソロ弾
後半でダメ押しの5得点を得られたので
上記の不安を覆しましたね。


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ただし、
今日はおかわり君、
山川の守乱があり、
そのうち、
おかわり君の失策は失点につながり、
山川の失策も失点が危なかったです。
まあ山川の失策は
打球も強かった面がありますが。。。


鷹の方も併殺狙いで失策し、
浅村の3ランにつながりました。


いずれにしても、
失策は失点につながる
という教訓
を今日の試合で示しました。


しかも、
おかわり君にいたっては、
連日での失策でした。
おまけに、今日は
打たせて獲るウルフが
マウンドですから、
そこでゴロ打を
失策というのは御法度です。


とにかく、集中力を切らさず
守っていただきたいです。


先日、辻監督がファビオに怒ったときの発言
気が抜けてるだけだよ。
 説教だよ、あのヤロー。KYだよ」
「6点差あるからって軽く投げて、
 なめてるよ! 」
とおっしゃってましたが、
守りにも言える話です。