下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【オリックス12回戦(MLD)】終始、獅子ペースで投打が噛み合う完勝『れおほ~!』。多和田も最後まで投げ切る完投でキャリアハイ10勝目飾り、中継ぎ陣も週頭から休ませることに成功。暑く苦しい面もあったが、それを乗り越えながら、エース金子に投げ勝つ。獅子威し打線は一発攻勢で猛牛ポンタを沈める。

先週は鷹&鷲戦で2勝4敗。
今週は牛3連戦鴎連戦をこなし、
来週からは猛暑の中で
週6連戦
4週続ける激戦に入ります。
本来、このような激戦では
投手陣の底力が問われやすいだけに、
灼熱地獄となるホームを有し
投手陣に課題がネックの獅子軍団にとっては、
その地獄の8月激戦の結果が
獅子の命運を左右する

と言っても過言ではありません。
しかも、1週目から
鷹&公との6連戦
いきなり過酷な日程です。


その前に当たる今週は、
オリが金子、ディクソン、西?
ロッテがボルシンガー涌井
といった先発が想定されます。
オリには2勝1敗でカード勝ち越し、
ロッテにはボルシンガー戦が厳しいので、
1勝1敗のタイと、
今週は3勝2敗
行ければ御の字であり、
勝ち越して来週に入りたいです。


さて、今日のスタメンについては、

オリックスについては、
球宴後はハムに勝ち越しますが、
次のロッテ戦で三連敗を喫しています
とはいえ、
オリックスの中継ぎ陣は強靱であることに対し
こちらの中継ぎ陣は不安を抱えているので、
今のオリに勝つには、
先行必勝が大事です。


また今日は金子が
中5日の強行軍で先発します。
メラドの灼熱地獄を味あわせてやり、
できればスタミナを奪う攻め方をしたい
ところです。


そして、今日の結果については、


まず先発の多和田については、
9回127球 失点1、奪三振6
被安打5、被本塁打1、与四球3で
キャリアハイの2ケタ勝利
完投で飾ることができました。


多和田に関しては、5月以降が
5/5 楽 〇 5回4失点(自責3)
5/12ロ 🔴 4回7失点(自責7)
5/19オ 〇 9回0失点(完封)
5/26日 🔴 6回3失点(自責3)
6/2 神 🔴 5回4失点(自責4)
6/9 巨 🔴 7回5失点(自責5)
6/18De  🔴 5回2失点(自責1)
6/28オ 〇 6回5失点(自責5)
7/7 楽 〇 7回2失点(自責2)
7/16ソ 🔴 3回11失点(自責11)
7/24オ 〇 9回1失点(自責1)
であり、
オリ戦には完封、完投と凌いでいます。
ただ、完封&QS達成の次試合では、
HQSに該当する7回2失点の次試合では、
フルボッコ状態になることが見られていたように、
多和田10勝4敗と上々の数字ですが、
良い時は良い、悪い時は悪い
デキの波が明瞭に
なっているところ、

いわゆる安定性が
カギになります。
それ故、好投しても、
次が試金石になります。
やはり多和田は、
次期エース候補の一番手ですから、
次期エースになるには、
安定した投球が求められます
ので。


まあ今の多和田発展途上中です。
良い時、悪い時を繰り返しながら、
良い時を重ね、悪い時を低減しつつ
エースらしい安定した投球
できるよう
になりたいわけでして。


ところで、今日の多和田については、
序盤の1~2回
ストレート&スライダー
攻め抑えます。
まだフォークは封印しています。
しかし、
ストレート
浮き上がって走り、
スライダー

外めへ逃げていきます。
もちろん、1回表伏見の打球
浅村が回り込んで
深い位置からの反転送球二ゴロ、
2回表には森の盗塁刺しなど、
野手の好守も多和田を支えます。
立ち上がりを含む序盤1~3回
11球/回、11球/回、10球/回と
球数を少なくする展開で立ち上がります。


でも、3回以降は、
フォークも使うようになり、
相手のタイミングを狂わせ

抑えていきます。


ただし、4回表の二死から
カウントを悪くしながら
伏見、吉田正を連続で歩かせます。
あと1つのアウトが遠くなります。
まあ吉田正には警戒しすぎての
与四球でしたが、
特に、伏見を歩かしてしまったことが
もったいなかったです。
伏見への与四球は、
この回は次の吉田正まで絶対に回さない
気持ちが強すぎ、力んで制球乱れた?
スライダーもやや曲がりすぎた面も。
伏見には、
もっとアバウトに投げ込んでも
良かった気がします。
結局、二死一二塁ロメロを迎え、
外角高めを引っ掛けますが、
打球はバウンドが高く、
一歩間違えれば内野安打もあり得て
源田の好送球でピンチを凌ぎました。


ただし、5回表山崎に対する与四球
山崎がファウルで粘り続け、
最後は多和田がが粘り負けした与四球でした。


6回表は先頭の宮崎ソロ弾を浴びますが、
ここは真ん中にカーブが入り失投でした。
その次の伏見にも連打されますが、
吉田正、ロメロ、西野を
2球ずつで仕留めていきます。


終盤は球数も嵩んできて
ストレートも球速が落ちてきますが、
それでも7~9回表で
変化球も組み合わせつつ、
少し荒れ球も武器にして絞らせず
1安打のみで抑えていきます。
もちろん、
7回の森2ラン8回のおかわり2ラン
点差が離れて気が楽になった面もある
でしょう。


とにかく、今日の多和田は、
相手の早打ち作戦に助けられた面
もありましたが、多和田自身が
ストレートは浮き上がって走り、
スライダーはキレ十分で

 外めへ逃げていきます。
フォークも決まっており、
 タイミングを狂わします。
カーブも緩急を活かしています。


またゴロアウトが今日は17個であり、
好調だったことを示します。
ちなみに、
5/19のオリ戦で完封した時は、
併殺1つを含む
13個のゴロアウトでした。


ゴロアウトというと
うちではウルフが代名詞ですが、
多和田ゴロアウトの魔術師であり、
ゴロアウトが一つのバロメータになります。
ちなみに、多和田に関する
3ヶ年のゴロ・フライアウト率は、
    ゴロアウト フライアウト
2016年    9.76    3.83
2017年  10.99              6.05
2018年     12.23             5.78


やはり問題は次以降の登板ですね。
とにかく、次期エースになるために
安定した投球が欲しい
です。
もちろん、
次への登板間隔状態(体調)
にも注意は必要です。


それでも今日は、
暑いメラド最後まで投げ抜いたことは
週頭から中継ぎを使わずに済み

もの凄く大きい効果につながるはずです。


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一方、獅子威し打線については、
まず金子の立ち上がりとなる
1回裏僅か9球
三者凡退に処理されます。
でも、せっかく中5日の強行軍
メラドの灼熱地獄がありますから、
もっと球数を嵩ませて、
金子を早急に降板させたいのが本音です。


しかし、初回裏については、
秋山、源田、浅村が
金子を前に倒れ、
僅か9球で終了ですから。。。
3人とも手頃な高さに入る
外角球で打たされてしまった

という印象を受けました。


しかし、金子自身、球数云々の前に
中5日の影響があったためなのか、
制球が今一つで、
ベルト高さや高めに集まったり、
低めを突き切れなかったなども
影響を受けていた
と思われます。


そして、3回裏には
の安打に続いて、
メヒア外角高め直球を
レフト方向へ先制2ラン弾
を放ちます。
いつもなら2球目の外角スライダーに
手を出してしまって引っ掛け遊ゴロですが、
今日は我慢をしました。
結局、3球目の外角高め直球を
鋭いスイングで打ち抜き、
大きな一発になりました。

ただ5回裏の打席では
フォークで空三振となり、
メヒアもそのフォークには感服したらしく
金子へ『Good!』のジェスチャーを・・・
メヒアの武士道なんでしょうね。。。
まあ、金子の方は『???』でしょうが。。。


4回裏
先頭の浅村真ん中のチェンジアップを中安打。
正直、金子の失投です。
本塁打になってもおかしくなかったでした。
次の山川内角シュート詰まらせるも、
バットコントロール上手くレフト前に落とす安打。
ただし、次の外崎
初球の外角低めスライダーを
バットの先で引っ掛け
二ゴロ併殺打となってしまいます。
その間に三塁走者の浅村が生還し、
貴重な追加点となる1点を得ます。

でも、外崎2回裏
フォークを引っ掛けて遊ゴロ併殺打
になっており、
2度目の併殺になってしまいます。


その後は、5回裏
先頭のが二塁打を放ちますが、
これは残塁に終わります。
しかし、7回裏
先頭の外崎がど真ん中スライダーを
弾き返して中安打
になると、
次のの打席で、外崎の二盗も成功し、
ど真ん中スライダーを
ライトスタンドへ運びます。


8回裏
山川が外角低めの
ボール球を強引に打ち、
おかわり君ど真ん中を
レフトスタンドへ飛ばします。
どさくさに打った感がありますが、
この2点は、
疲れがあるはずの多和田に
気持ちのゆとりを促進させました。


ちなみに、おかわり君は
これで2ケタ本塁打に。
後半戦7試合で5本塁打です。
まあ、あまり関係ない場面での
どさくさ本塁打
も目立ちますが、


いつものパターンの
「打てて良かったです」と思いきや、
「これまで打ってなかったので、
 ペースは上がってますけど、
 もっと打てると思っていますし、
 もっと打ちたいですね」
とのこと。


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とにかく、
今日は投打が噛み合う
完勝『れおほ~』
でした。


さて、明日の先発
十亀vsディクソンです。


ディクソンについては、
以前は天敵投手となる相手でしたが、
ディクソン自身が
調子よくなかったため、
最近はディクソンを打ち込めるので
ディクソンは『脱・天敵』
になりそうな面もあります。


しかし、ディクソンは、
前回登板の7/17ハム戦では、
9回146球を投げて完封。
被安打3、与四球3
それだけに
ディクソンが復調していれば、
もともと獅子が苦手とするカーブ等が
健在になるので、下手をすると、
『天敵復活』
『帰ってきた天敵』

になってしまうおそれもあります。
まあ、前回の146球の反動
灼熱地獄のメラド環境の影響
ヘロヘロになってくれればいいですが。。。


いずれにしても、中7日でもありますし、
是非、策を講じられたいです。