下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【日ハム12回戦(MLD)】首位攻防の灼熱メラド決戦!逆転決め手は残念ゲッツ~がまさかまさかの大・暴・投!!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ!! & 課題だった中継ぎ陣が連夜の嬉しい大・躍・進♪o(゚∀゚o)(o゚∀゚)o♪ により、相手にダメージを残し、こちらは中継ぎ陣に光明を照らした大きな『れおほ~!!』となりました。

今日から日ハムとの三連戦。
首位攻防の灼熱メラド決戦です。
試合前の直接対決成績は、、、


まず第一戦は、雄星vs上沢
双方チームを代表するエース対決に。


今日のスタメンについては、

まず雄星については、
前回がフォームを変更して
9回を投げきりましたから、
◇今日はその反動が出ないか?
◇フォーム変更2試合目
 になるので、
 
その効果が発現するか?
が課題になります。


一方、獅子威し打線が
上沢を攻略できるか?

が当然の課題になります。


控え投手については、


なお、昨日、自打球で心配された
一応、大丈夫だったらしいです。
「大丈夫で良かったです。」


で、今日の結果については、、、


獅子威し打線上沢に苦しめられる中、
雄星の方はいつ炸裂しても
おかしくない一杯一杯の状況での投球
でした。
しかし、浅村のゲッツーコース
相手の初歩的な悪送球により
逆転劇を献上してもらいます。

その後は、
平井~ヒースの継投でハムの追撃を封じ、
1点差の接戦を制しました。
ブルペン陣による連夜の活躍は、
中継ぎ陣の問題に
一筋の光明が差し込む好材料に!

8回表:平井が近藤から奪見三振

9回表:ヒースが鶴岡から奪見三振でゲームセット!


まず先発の雄星については、
本来なら、
①剛速球の重く
 球威のあるストレート
②ストレートと似た軌道から
 キレのある低めスライダー

 (右打者:内角低め、左打者:外角低め)
双方を活かして本領を発揮します。
そこに
③カーブ等の緩い球で
 緩急も活かして

さらにレベルアップしてきました。  


元々の成長過程を踏まえると、
①自慢のストレートに磨きをかけ、
でもストレート一本では頭打ちになってきたので、
②スライダーについて、球速をアップして
 ストレートに似た軌道を描くよう精度を上げ、
でも、ロッテの鈴木大地に、炎上後、
雄星はストレートとスライダーの二者択一なので、
球種が読みやすく、絞りやすいと言われたので
入団6年目になって
大人の投球を心がけようと気づき、
③カーブ等も使うようになって
昨年の本格化に至りました。


しかし、今年の雄星
①昨年より
 ストレートの球速、球威が減じていること、
 昨年と同じ150km/hでも
 今年は打たれてしまう気が。。。
 回転数やストレートの変化量も減っているのでは?
低めスライダーの精度が低下していること、
 空振りや凡打を奪えず、
 外して見送られるか、ファウルで逃げられるか、
 甘く入って打たれてしまうか。。。

という状況に陥っており、
制球もバラつきが目立っております。


②スライダーが通じず無効化されてしまうので、
ストレート中心で勝負をすることになりますが、
相手がストレートを絞りやすくなりますが)
①ストレートの球威が減じているから
相手にやられてしまう。。。


①ストレートの球威が減じているので
変化球も駆使して
直球と変化球で翻弄させたいのですが、
②スライダーが通じず有効な効果を発揮できないから
相手にやられてしまう。。。


-----------------
さて、今日の雄星については、
フォームを変更して2試合目になるのですが、
そのフォーム変更の効果は見出せず、
制球もよろしくなく、
ストレートでは押し切れず、
スライダーも有効に発揮できず

エースとして満足できぬ投球
になりました。


しかも、制球が悪く無駄球も多く、
ファウルで粘られたりもしているので
球数がすぐに嵩み、
状況もさらに苦しくなります。


もちろん6回2/3を3失点ですから、
状態が悪い中でも
QSを達成し、試合は作っており
最低限、先発としての責務は果たしていますが、
先制した直後に逆転を許してしまうほか、
他イニングでも
いつ炎上してもおかしくない状況下
相手の拙攻に助けられながら凌いできた
という感じで、
エースとして求めるレベルを踏まえれば
満足の行ける投球ではありませんでした。


まず初回の立ち上がりからして、
高め傾向が見られるとともに、
低めスライダー
◇外して見送られるか、
◇ファウルで逃げられるか、
◇甘く入って打たれてしまうか。。。

有効に発揮されていませんでした。


【1回表】最初の三人への配球


相手の打ち損じで凌げた例としては、
3回表頭の中島に外角ストレートを
きれいに流されて左安打で出塁を許します。
中島が打ったストレートは内角高めのボール球です。
150km/hはなかったですが、149km/hはありました。
気になるのは、
昨年だったら、149km/hでも
そう簡単に打たれたかな???
というところです。


それは、4回表アルシアに打たれた
内角の149km/hストレートも同様です。
アルシアへのストレートは、
かなり内角へ投げ込んでおり、
そう甘いコースではありませんでした。
まあ詰まらせながらも
上手く打ったサード越の左安打でしたが。


また7回表清水には、
内角低めの152km/hストレート打たれます。
源田がジャンピングキャッチで止めたから
内野安打となりました
が、
本来なら三遊間を抜けての左安打でした。
しかも、清水はこの球を振り切って打っております。
打者の手元でのノビが足りないから
相手から見ても振るタイミングが
合わせやすくなっている、

だから空振りを奪えない、
という気がします。


すなわち、球速の問題もありますが、
回転数や縦横変化量も減じているおそれ
が想定されます。
それ故、今の状態では、
多少速い球(152~153km/h)を投げても
打たれてしまう懸念
が残ります。


話を3回表に戻しますと、
次の西川には、初球でど真ん中へ投げ込みますが、
それを打ち上げてもらって遊飛で凌ぎます。
でも、中島に盗塁を決められて、
次の松本には
ど真ん中ストレートで左安打を打たれ、
一死一三塁のピンチを招いて近藤を迎えます。
結果的に内角をストレートで攻めて、
引っかけさせて二ゴロ併殺打で凌ぎます。
あの近藤にしては、と考えると、
打ち損じてくれましたね。


逆転を許した4回表は、
中田ど真ん中ストレートで中安打を打たれ、
レアードど真ん中カーブで左2ランを被弾します。
レアードには完全な失投でした。
中田に対しては、
初球に内角低めスライダーで空振りを奪い
2球目に内角スライダーをファウルと
わずか2球で追い込みますが、
その後の3球が連続で外角高めに外れて
B0S2からフルカウントにしてしまいます。
で、6球目に内角低めスライダーを投じ、
本来ならここで奪空三振と行きたいのですが、
ファウルを打たれて仕留めることがデキません。
すなわち、スライダーが有効に発揮できず、
無効化されております。
中田もストレートを狙っており、
振り急いだファウルになりましたね。
となると、
ここでもう一度スライダーを投げる勇気は無く、
もうストレートしか投げるものが無く
150km/hのストレートを投じますが、
ど真ん中に入ってしまい、
中田もストレートを読み切って狙っているから、
しかも、中田も軽打を見据えており、
センター方向へ簡単に弾き返されます。


その後も、
アルシア内角ストレートを左安打、
杉谷にバントで送られて、
清水内角高めストレートで
ライト方向にタイムリーを放たれます。


また今日の球速は
5回表、中田の打席の3球目で
最速156km/hをマークしました。
2球目で落とすチェンジアップで
空振りを奪って追い込んでいたので、
内角高めの速いストレートで
空振りを奪うか詰まらせるか
狙ったんでしょうが、
あまりにも力んで投げ込んでいるから
銀がかなり腕を伸ばして捕るくらい
高めに抜けてしまいます。

6回表のアルシアにも
154km/hのストレートを放りますが、
力んで投げているので外角高めに外れます。


すなわち、フォームを変更して
球速が今までと比べて出たとはいえ、
やけっぱちストレートになっているので、
使いものにならぬボール球(無駄球)となり、
有効に発揮することができていません。
しかも、棒球になっています。


7回表西川を中飛に仕留め、
二死二塁の状況下平井に交代します。
確かにエースだから、
このイニングを最後まで投げさせること
も重要ですが、
また平井回途中登板回マタギ
避けたいところもありますが、
雄星自身、120球を超過しており、
西川の当たりも思った以上に飛ばされており、
打ち上がった分だけ、滞空時間があったので、
外崎が間に合いました
が、
もう少し打球が速ければ、
右中間を割られておりましたね。
それだけ外寄りの手ごろな
甘い高さのスライダーでしたからね。
しかも、次の松本にはマルチを打たれており、
その次の近藤は絶対に回すことを回避し、
松本で仕留めないといけない場面でした。
ここは交代もやむなし、と思います。
むしろ6回までが一杯ではなかったか?
と思うくらいです。


結局、6回2/3、122球を投げ、
8被安打(1本塁打)、3与四球、3失点
でした。。。


交代してベンチに戻ると
グラブを投げつける雄星。。。
それを拾ってあげるか監督。。。


このときに関する監督のコメントは、
「(次の松本は)一番タイミングが
 合ってた打者だったからね。
 チームの勝利が一番ですから。
 結果的に平井があそこを抑えたのが大きかった。
 (交代直後、ベンチ裏での菊池の様子について)
 熱くなってたから何も話さなかった。
 帽子を投げてたから、拾ってあげました。
 でも、そのくらいあっていいと思うし、
 あった方がいい。そういう(悔しい)気持ちが
 出てきたことがオレはうれしい。

 悔しい思いをして、次に見返してくれたらいい。
 いつも言ってるけど、チームが勝てばいい。
 そのために十分な貢献はしたと思う」とのこと。


雄星自身、自分への腹立たしさが強く、
今はかなり苦しんでいる
のでしょう。
もちろん雄星レベルでの観点ですが、
復調するには時間を要しそうですね。


-----------------
その後、リリーフした平井
回をマタぐことになりましたが、
ソフバン戦で出番が無かったですから
疲れの影響は見られませんでした。


7回表二死二塁松本に対しては、
最後の4球目、投げる前に何度も首を振りながら
内角にズバっとストレートを決めて
詰まらせながら遊ゴロで仕留めました。


8回表先頭・近藤には
ファウルで粘られますが、
徹底した外角攻めで
最後は外角一杯にスライダーを決めて
見逃し三振を奪います。

中田やレアードには、
遠めの外角低めをしっかり突いて
三ゴロ、中飛で凌ぎました。


とにかく、今日の平井は、
思ったところにきっちり投げ込み、
相手を完全に封じました。


最終回のヒースについては、
もともと速球ストレート
武器にしているわけですが、
ヒースが好投するには、
スライダー等の変化球が
有効に発揮されていること
条件の一つになります。


変化球が明瞭なボール球になってしまうと、
変化球の働きは無効化されてしまい、
ストレート一本勝負に
打って出るしかありません。
でも、もともとから直球の速球派ですから、
打者は、ただでさえストレートを意識するのに
変化球はボール球だから捨てても大丈夫
と思われてしまうと、
ストレートのみ狙い打ちとなるので、
直球をカットで逃げつつ粘られて、
ボール球で見送られるか
甘くなって打たれるか、と
粘り負けしてしまいます。


しかし、変化球が有効に発揮すれば、
打者は速いストレートを意識しているので、
変化球は多少甘くとも
タイミングを狂わせて打ち損じたり、
直球&変化球で翻弄させることが見込まれます。


今日のヒースは、
スライダーが光っており
もの凄く有効に発揮されており、
三者連続奪三振という好投を果たしました。


とにかく、
今日の平井~ヒースのリレー
ハムの追撃を封じたことは大きく、
昨日の大将&田村今日の平井&ヒース
連夜で中継ぎ陣が奮起した活躍は、
現在、懸念されている中継ぎ問題改善

に向けて明るい材料になりそうです。


今日の1勝は、
ハムへ打撃を与えたことも大きいですが、
投手陣にとって、価値の大きな1勝になった
と思います。


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一方、獅子威し打線vs上沢について。
今日の上沢は、ストレートのほかに、
ナックルカーブやスライダー、カットボール
が光っており、特にナックルカーブは厄介でした。
ただし、フォークに関しては、
立ち上がり序盤から、低めに落ちず
高めに、ストライクゾーンに残る

抜け球が散見されておりました。


また先制点した中盤からは
高めになりつつあり、
甘く入る変化球も散見されておりました。


上沢は沖縄で鷹相手に完封しており、
6月の沖縄は湿気が高く蒸し暑くので
メラドの蒸し暑い灼熱地獄にも
あまり苦しまないおそれがありましたが、
それでもメラドの灼熱地獄が響きましたね。


ちなみに、
沖縄で完封した日の那覇は
平均気温28.7℃、湿度79%でしたが、
今日の所沢は
湿度は不明ですが、平均気温30.1℃でした。


ただし、他の球種と混同して翻弄されたり、
緩急も活かされてタイミングを狂わされたりで、
その抜け球フォーク甘い変化球を仕留めきれません。
それでも6回0/3までに7安打を許しており、
その7安打は、そのような甘い変化球で
決めております。


すなわち、上沢については、
ぐうの音も出ない状況ではなかった
決して打ち崩せぬ状況ではなかった
とも言えます。
しかし、上沢をとらえること
ができませんでした。


今日の上沢のイニング別(6回まで)の球数は、
11球/回、11球/回、18球/回、
17球/回、16球/回、20球/回と、
1~2回が淡泊に行きすぎましたね。
1回裏、源田も初球で倒れました。
メラドの灼熱環境ですから、
球数を嵩ませれば
早期にスタミナを消耗しやすいです。
例えば、
中盤で攻め落としやすくするために
序盤は攻めに行かず、
球数を嵩ませることに専念してもいいくらい
です。


最終的に7回裏の逆転の決め手は、
二死満塁で浅村が
外角低めストレートを引っ掛けて
ボテボテの遊ゴロコース(6→4→3)でした
から、
ここは1点止まりか、、、と思うや否や、
セカンドの石井が
一塁へ悪送球をしてしまったこと
が大きかったです。


そして、その呼び水になったのが
おかわり君斉藤彰でした。
先頭のおかわり君
低めに落ちきれずフォークで中安打の出塁
次の斉藤彰
内角のベルト高さで落ちきれず
フォークで右安打の出塁


↓おかわり君

↓斉藤彰


でも、今日のハムは、
上沢を用意して必勝態勢で挑みましたが、
自らの大ポカで拾える勝ちを捨ててしまい、
カード頭を奪ったこと、
ゲーム差が開いたこともありますが、
とにかく、ダメージが大きかったでしょうね。


明日はウルフvsマルティネスで予告され、
明後日は榎田vs高梨とも言われています。


明日、明後日のどちらか1つでも奪えれば
もの凄く大きなビックカードになります。
どちらか最低限1つ獲りたいですね。