下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

光成、京セラの地に降臨。とにかく負傷することなく、そして出てくる以上は、打たれたとしても何か一つでもいいから好材料になるものを掴みたい。結果を恐れず思い切り投げ込め。で、最近2軍戦(7/31)の投球フォームを確認してみました。

今日は光成が復帰して先発します。
来年の本格化を見据えれば、
しっかり土台を築いてから、
半端な状態で出して今までと繰り返さないでと、
思います。正直、早い気もします。


入団してからの投球を見ていると、
やられてしまうと、
「次はやってやる!」というよりは
「ああ、またやられてしまったか・・・」
という
精神面で脆いタイプです。
そこが怖い物知らずの今井と異なります。
光成も、プロの壁で怖さを知りましたからね。
その怖さを知ったときに、
根っこの部分である本人の性格が問われます。


もしやられたとき
またグシャグシャと落ち込み
再び迷走して負のスパイラルに陥って
今までと同じ繰り返しになるのが不安です。


ただし、出てくる以上は、
まず絶対に負傷を再発させないこと、
(使う側も状況に直視しながら配慮して)
そして、たとえ打ち込まれたとしても、
何か一つでいいから、
きっかけでもいいから
好材料になるものを掴んで欲しいです
絶対に目指して欲しいことは、
来年、覚醒して
多和田、今井らとともに

三羽ガラスの新エース集団の一角に入り、
雄星が不在の獅子を支える存在

になってもらうことです。
目先ではなく、
来季の本格化を目指し、
その準備を入念にして欲しいです。


とりあえず、
今の猛牛打線は
だいぶ楽になっています。
とにかく、
今日は結果を恐れず
思い切り投げ込んで欲しいです。


さて、光成の投球フォームについて
以前、本ブログでは
2軍戦での7月9日までのゲームまで整理してきました。
そこで、直近7月31日のゲームも併せて
整理を更新してみました。


そこで、下記は
光成の投球モーションの写真であり、
一番左が好投しているときで、
筒香から空三振を奪ったとき
です。
左から二番目
昨年の悪いときでロメロに被弾しております。
左から三番目
先日7月9日の2軍戦です。
一番右が直近となる
先日7月31日の2軍戦です。


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※ここの部分は過去の記事と
 同じことを記載しています。
 この部分の下に
 7/31の分の更新を記載しています。


良かったときの左側の写真を見ると、
振りかぶるとき(写真①)
大きく右足を上げています。
その後は、
体軸がしっかりできており(写真⑥⑦)、
投げ切ったときに反動で上げる
右足の向きは上下方向に向いており(写真⑩⑪)、
体重が分散せずに投げることができた
と考えられます。


逆に悪いときの左から二番目真の写真は、
振りかぶるとき(写真①)における
右足の上がり方が左側より小さいです。
また体軸も左側写真よりぶれており(写真⑥⑦)、
投げ切ったときに反動で上げる
右足の向きは横方向に向いており(写真⑩⑪)、
投げ込んだ時の力が分散してそうな懸念
がありました。


で、注目は最近の2軍戦での投球ぶりです。
まず7月9日の写真(左から三番目)を見ると、
振りかぶるとき(写真①)における
右足の上がり方は、
まだ左側写真より小さくなってません。
しかし、左側の2枚の写真と比べて、
体軸は上下方向に真っ直ぐとなり、
一番しっかりしているかもしれません
(写真⑥⑦)。
ただし、写真⑧⑨に示すように
重心が高く、やや立ち投げっぽくなっており
左側写真とそこに違いが見られています。
すなわち、体軸はしっかりしていても、
立ち投げっぽく、重心が高い状況で投げています。
その分、前への推進力が少なく、
球にも勢いがつきにくく、

場合によっては、
身体の開きが早くなったりするリスクがあます。


また7/9の2軍戦では、
投げ切ったときに反動で上げる右足の向きは
(写真⑩⑪)
左から二番目の悪いときの写真と比べて
横方向が改善され、
足の位置が比較的、天に向かっております。

でも、
一番左側の良かったときの写真と見比べると、
まだ横方向に向いており、
投げ込んだ時の力が分散してそうな懸念

は残っております。


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※ここからは7/31のフォームを加えて
 文章を更新しております。


で、一番右側に示した7/31の直近のフォーム
左側に隣接する7/9のフォームと比べると、
体軸が上下方向に
さらに真っ直ぐとなっており、
姿勢がかなり良くなっています。
腕を振りかぶるときも(写真⑥~⑧)
かなり姿勢が良く体軸が真っ直ぐなってます。


しかし、姿勢を良くしようと背筋を伸ばす分、
立ち投げ感が目立っております。
球が手離れするときも(写真⑨)
重心がさらに高くなっています。
最後の投げ切ったときに反動で上げる
右足の向きも少し躍動感が減った?(写真⑪)
という気もします。


背筋を伸ばして投げる分だけ
体軸はしっかりしているのですが、
立ち投げ感が増していおり、
何かこぢんまりした投げ方、
躍動感があまり感じられない投げ方になっており、
ダイナミックさが減じています。


下記は横からの視点になります。
上が良かったときの筒香から三振を奪ったとき、
下が先日7月31日2軍戦での投球練習時のものです。

まず球が手離れするときの写真
(赤線四角枠で囲った写真)を見ると
下の方(直近2軍戦)は
立ち投げになっているのが一目瞭然です。
微妙に角度が違ったり、マウンドも違うのですが、
2軍戦の方が右足の角度も浅いです。


その直後の球が離れてからも
腕の方向、身体の方は、
良い頃の上の写真では
前へ向かって伸びており、
前への推進力を感じますが、
直近の下の写真では、
身体が上向きになっており、
腕で投げる立ち投げになっています。


立投げがダメというわけではないですが、
光成の場合、
少し力むとバランスを崩しやすいです。


その立投げが
バランスを崩しやすくなる要因になる

おそれはあります。

当然、コケなくとも
バランスを崩せば
制球も乱れて自滅しやすくなります。
とはいえ、
バランスを重視すれば、こぢんまりして
ダイナミックさを失います。


また良い頃の上の写真では、
腕を思い切り振っていますから、
投げきったとき(手離れしてから)、
その反動で
背番号が打者方向に見えるくらい
身体が回転しております。


そのあたりが
ダイナミックさの無さ、
躍動感の無さを感じさせる

今の投球フォームです。


直近の7/31のヤクルト2軍戦では
6回2失点という結果を残りしておりますが、
ストレートで空振りが
奪えていないことが気になる所です。

ファウルにされたり、
良い当たりをされてヒットになったり

前述の写真例で挙げた場面も、
逆球になりましたが、
田代へ内角一杯に投げ込んだストレートでしたが、
(相手が田代だから自信を持って投げ込んでました)
空振りを奪えず、ファウルにされてしまいました。


光成にとっては
ダイナミックさは欠かせませんからね。
光成の投球フォームで
ダイナミックに投げ込んだときの最後は、
ドスコイ体勢になっているんですよね。
局面次第(バントされたときなど)で
これが良いとは言えない場面もありますが、
光成のダイナミックさを見るのに
一つの目安になってました。