今日は楽天19回戦（宮城）です。

先発は相手が岸であり、
前回はメラドで打ち込みましたが、
メラドの灼熱環境も左右したでしょうから、
今日はそこまでの暑い状況ではないので、
逆に気を引き締めてきたら、
打ち込むのが難しくなりそうな存在です。

一方、ウルフの方は
昨年から左打者の多い鷲軍団を苦手としており、
前回は１イニングもたず８失点と大炎上しました。

それらを考えると、戦前では、
今日の勝算は薄い懸念が大きいと考えていました。

今日のスタメンです。

注目はおかわり君の
７試合連続本塁打は如何に？です。

今日の試合結果については、、、

初回表・裏の攻防が
双方の明暗を分ける
大きな局面となり、
２回表・裏の攻防が
勝敗を決する
重要な局面になりましたね。

今日は、
おかわり君の７試合連続本塁打は
達成されず残念でしたが、
　※適時打は１本出たんだし、
　　まあ明日から打って下さい。
新外国人Kマートの茂木への与死球以外は
ほとんど文句がない完勝だった
と思います。

【結果概要】

さて、今日の結果の詳細について、
試合のポイントとなる１～２回、
それ以降のウルフ、誠、Kマートの結果を示します。

まず初回表、
今日の岸は、武器の一つである
コース一杯に決めるストレートを
時折投げてきますが、
秋山に甘い高さに入ったスライダーを
中安打されてから、
制球が乱れていきます。
源田を３球で追い込みますが、
５球目に外角低め一杯のストレートを
投げ込み見三振を狙いますが、
それが際どく外れてフルカウントに。
岸の優れた制球力が
微妙に狂っております。
結局、源田を与四球で歩かせます。

無死一二塁で迎えた浅村は、
初球でスライダーを低め一杯に決められますが、
２～３球目でカウントを悪くして、
４球目、真ん中のちょっと高めストレートを
先制３ラン弾を
レフトスタンドに打ち込みます。

その後、山川は内角一杯ストレートで
見三振になりますが、
森は与四球でお散歩、外崎は左安打から
一死一二塁のチャンスになり、
おかわり君を迎えます。
しかし、外角低め一杯のスライダーで
見三振に終わり、本人がっくり。

岸の不調は、秋山の出塁が
岸に動揺を呼んだのか？と思いましたが、
いきなり１イニングの早期降板。
２回表に岸の姿はありませんでした。
どうやら、
右膝違和感で緊急降板となり、
試合後の診察結果は「右膝鵞足腱炎」とか。

試合の決着とは別にして、
おかわり君の７試合連続本塁打を賭けて
岸との対決は興味深かったのですが。
もし岸から決めたら、
報道も盛んで気分もいい話ですし。
結局、おかわり君の
７試合連続本塁打挑戦を前に
敵前逃亡の形になりました。
しかし、チームの勝敗にとっては、
この岸の降板はもの凄く助かる話でした。

一方、初回裏においては、
ウルフの方も
順調な立ち上がりとは
言えない状況でした。

先頭の田中には、
カウントを稼ぎに行った真ん中の初球を
いきなり痛打されて出塁を許します。
次の茂木は二ゴロで打ち獲りますが、
次の島内にも
カウントを稼ぎに行った真ん中の初球を
いきなり痛打されてピンチを拡大します。

このど真ん中初球痛打を２度繰り返すのは
さすがにバッテリーの反省材料です。
無警戒すぎました。
でも、ウルフが鷲を苦手にしているので、
このピンチは
嫌な雰囲気を漂わせました。

そして、一死一三塁で次の今江を
遊ゴロ併殺コースに打ち獲りますが、
一塁の判定はセーフで、
遊ゴロの間に１点失う形に。。。
しかり、辻監督はリプレー検証を要請し、
その結果は、、、

山川の全身伸び伸びプレーが功を奏し、
判定は『アウト』に覆り、
併殺成立となり、
ウルフはこの回を無失点で凌ぐことに。

この併殺成立は、ウルフの
苦しい立ち上がりを大いに助け、
流れをこちらに引き込みました。

このように１回表裏の攻防は、
双方の明暗を二分しました。

そして、２回表に入って
岸の緊急早期降板となり、
こちらに風が吹いて
流れを一気に引き込みます。

岸の代わりに近
ドラ１ルーキー近藤がスクランブル登板します。
確かに、ここで想定される嫌な展開としては、
先日の中日戦で松坂ドタキャン事件のようなケースです。
岸のことは研究して挑んでますが、
近藤のことはあまり知らず、打つのに苦労して、
そのチンタラした攻撃の間に、
鷲を苦手とするウルフが炎上して逆転負けとなって、
近藤に初勝利を与えてお立ち台に立たれる、とかです。
獅子軍団は相手若手の初勝利などの
踏み台になりやすいですからね。

しかし、松坂ドタキャン事件では、
代役の藤嶋は肩を作ってマウンドに登ってますが、
今日の近藤はスクランブル登板なので、
肩がまだデキていない中での登板の可能性が
高そうです。
また、近藤は昨日に対決しており、
全く知らない存在ではなく
（あまり知らないでしょうが）
また技巧派投手ではなく、
むしろ獅子好みの直球派です。
さらに、今日を含めて３試合連続登板らしく、
その中での第二先発としてのロング投球です。
緊急登板である上に、かつ
山賊化する獅子威し打線が相手なので
疲労度は顕著に露呈されますから、
攻略するのにその隙は十分な狙い処になります。

まあ他所の話なので、どっちでもいい話ですが、
この近藤は、
８／９のハム戦３９球、８／１０獅子戦３１球に
今日の８９球を加えると、
ここ３日間で１５９球です。
しかも、限界に達していても
鷲陣営は帰ることなく続投させましたが、
ドラ１潰れるんじゃないの？
と思います。まあ関係ない話ですが。

先頭の秋山が打って出塁し、
次の源田は、粘って粘って、
絶妙なバットコントロールで
左二塁打により追加点を奪い、
その後も、
浅村の適時打、山川の進塁打、
森の犠牲フライと続いて、
この回も３得点します。

一方、２回裏には、
銀次を二ゴロ、ウイラーを遊ゴロ、
粘られる岡島には粘り勝って空三振と
初回で魅せた鷲苦手の雰囲気から一変して
順調に三者凡退でリズムに乗ります。

このように２回表・裏の攻防では、
勝敗を決する重要な局面になりましたね。

その後は、
獅子威し打線が中押しでダメ押しを果たします。

おかわり君は
７試合連続はデキませんでしたが、
明日からしっかり打ってくれれば、
と思います。
そして、今後、波はあるにしても
今の好調を維持するために、
夏の疲労には配慮しながら
休養も見据えた適用をして欲しいです。

もちろん、
目下３試合連続の山川君が
そのまま継続してくれても良いんですよね。

一方、ウルフの方は、
４～７回まで出塁されていましたが、
その後をきっちり打ち獲って凌ぎます。
６～７回は先頭の出塁を許しますが、
併殺で凌ぎます。
ちなみに、今日は併殺が３度あり、
その３回とも先頭出塁を許していたので、
大いに助かる併殺打となりました。

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ウルフの後には
誠、新外国人Kマートが登板しました。
まず他投手陣を使わずに済んだのはOKでした。

そして、２番手の誠は
三者連続の空三振を奪い、
想定以上に上々の結果を残しましたね。
特に三振を決めたストレートは
球威がすさまじく、
浮き上がってノビのあるもので、
相手打者もバットに当てられず
空を切ることになります。
しかも、球速が出にくい宮城で
（宮城は他より遅めに表示される）
あの誠が１５０ｋｍ／ｈを
マークしたのは立派です。
誠の好投は、
今後が楽しみになってきますね。

ただし、注文をつけるなら１つだけ、、、
功を焦り出しやすい面がまだ残っており、
そういうときは、
力んで投げ急ぐので制球が乱れます。
今日もそのような投球を併せて散見していました。
例えば、西巻への三球目や、
田中の打席に入ると、
相手レベルが上がったから力みが入ったなのか？
２～４球目でカーブを外し続けて
カウントを悪くしました。

良い球を持っているのだから、
冷静沈着で集中力を切らさず
投げ込んで欲しいですね。

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最終回には、
新外国人マーテイン
（愛称：Kマート）が登板してきました。

http://www.soxprospects.com/players/martin-kyle.htm

ただし、先頭の茂木に対しては、
ボールが先行しつつカウントを悪くし、
終いは死球を与えてしまいました。
確かに、初登板なんだから、
慣れていないのでしょうがない、
という面もあるでしょう。

しかし、Kマートの場合、
米３Aにおける与四球率が高く、
ストライク率が低いので、
今日のような
与死球や制球乱しは
確認すべき重要事象です。

とにかく、
制球力が最大の課題となります。

しかし、２ｍ長身から繰り広げる
角度のある速球ストレートや
枡田（２球目に）から空振りを奪った
サークルチェンジはかなり落差があるので
その点では期待できます。
また大柄だから迫力もあります。

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明日は、

前回、辛島攻略には
手間取りましたので、
明日はしっかり陥落させましょう。