下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【楽天20回戦(宮城)】獅子威し打線が辛島を攻略できぬ中、榎田も本調子でなく、序盤から流れは鷲軍団にあったが、鷲の拙攻続きでそのまま接戦の展開に。ただ双方決め手を欠いて12回までの消耗戦になり、最後は力尽きてグッバイ劇場に。まあ負け越し続けるハムを横目に勝ち越し続けているので、今日は負けより消耗の方が心配。肝心な問題は疲労が蓄積するころの来週以降の夏をどう乗り切るか?

昨日は鷲戦カードの勝ち越しを決めて
現在、
7/24~26 :牛戦3勝0敗
7/26    :鴎戦1勝0敗
7/31~8/2:鷹戦2勝1敗
8/3~5   :公戦2勝1敗
8/7~9   :牛戦2勝1敗
8/10~11 :鷲戦2連勝中と
貯金を着実に積み重ねております。


しかし、大きな問題は
優勝争いが佳境となる9月に
夏の反動を残さない
よう
疲れが蓄積されてくる
来週以降にどう夏を乗り切るか?

です。


さて、今日のスタメンです。

控え選手は、

さて、今日の課題は、
前回、攻略に手間取った左腕・辛島
しっかり攻め落とせるか?

制球力のある技巧派左腕というと、
獅子威し打線の苦手なタイプです。
しかし、塩見のときもそうですが、
鴎は苦手のようですが、
鷹や牛は打ち崩しているんですよね。
辛島の実力も踏まえれば、
正直、決して打ち崩せぬ相手ではない
と思うのですが。


-------------------
結局、今日の結果については、

延長戦12回裏に
大将が茂木にサヨナラ弾を浴びて敗戦しました。


今日の試合については、まとめれば、、、
獅子威し打線が辛島に封じられながら
榎田も決して好調とは言い難い状態であり、
本来なら序盤から流れは鷲にあり、
こちらが劣勢の展開(負け戦の流れ)でした。
ところがどっこい
鷲の拙攻続き『あと1本』が野球により
榎田も粘り強い投球をしましたが)
1点勝負の接戦という展開に。。。
その後も双方が決め手に欠く状態
こちらも8回表に大勝負を打って出ます
その博打は失敗に終わり
そのままダラダラ延長戦の消耗戦に突入。
結局、こちらの中継ぎ陣の駒が足りなくなり、
大将が桐蔭学園高の先輩・茂木に
手痛い一発を被弾して終了。

大将も良い糧になったでしょう。)
というところでしょうか。


では試合を振り返ります。
まず獅子威し打線の結果です。


結果から考えれば、
獅子&鷲の双方とも、投手陣は踏ん張ったけど、
打撃陣の決めて不足がその接戦につながり、
最後は持ちこたえられなかった獅子の負け
と言えるでしょう。
特に獅子威し打線が
辛島に前回と繰り返し、
前回以上に抑えられてしまった

ということが響きました。


確かに今日の辛島は、
制球力が抜群であり、
スライダーやチェンジアップも
キレが優れており
好調でした。


スライダーチェンジアップ
獅子威し打線にタイミングを絞らせず
次々に撃ち落とされていきます。
そのうち、スライダーについては、
Jsportsの中継で表示されていましたが、
1回秋山、2回森の打席では、
回転数2,483回、2,432回となっており、
2,400超~2,500弱と優秀な数値でした。
(メジャー平均:2,362回)

ただ、辛島が好調であったこともありますが、
辛島の制球力の良さから嶋効果が発揮できたこと
すなわち、
獅子は嶋の手の上で
踊らされてしまったこと
が最も大きいかな、という気もしております。


そこは塩見といい、岸といい、辛島といい
制球力に優れているという共通点があり、
嶋の狙い通りに投げることができるため、
嶋のリードが獅子威し打線封じの効果を
促進していることが懸念されます。


辛島自身、序盤から順調に好調
獅子威し打線を封じていきますが、
球数が70~80球くらいになる
5回表あたりから

チェンジアップも落差が小さくなってきたり、
制球が微妙になってきたり、

辛島に見られる隙が目立つようになります。
5回表については、
外崎にボール先行
おかわり君には警戒もあったでしょうが、
そのまま簡単に歩かせてしまう与四球。
メヒアには、チェンジアップで
落として空振りを奪いたいけど、
そのチェンジアップの落ち方が小さく
ストライクゾーンに残ってしまうので
メヒアも空振らずバットに当ててしまう
というところでしょうか。


それでも嶋のリードにより
しつこいくらいのチェンジアップ攻め
繰り広げられつつ、獅子威し打線は
タイミングを狂わされて行きます。


でも、6回表には、二死から
浅村が上手く打ってチャンスを築く
山川が申告敬遠されます、
今日の森は辛島に合ってなく、
初球は打ち上げてしまい、
一瞬、冷やっとしましたが、
それでも森も打撃の天才児ですから、
森との勝負を選んで
走者を貯めてくれることは感謝の敬遠でした。
辛島も球数が嵩んでおり、
2球目がど真ん中に甘く入って
森がそれを逃さず仕留めて同点に持ち込みます。


その後も二死一二塁のチャンスが残り、
疲れてきた辛島を
攻略するのに絶好な局面
であり、
二死でもここは畳み込みたいところでした。
しかし、次の外崎は
嶋のしつこいチェンジアップ攻めで
空三振となり、同点止まりで終わります。


ところが、3番手の青山が登板した
8回表に勝機が訪れます。
一死から山川が
ラッキーな三安打で出塁します。
(打球をサード今江が捕球できず)
次の森も四球でお散歩します。
さらに次の外崎も四球でお散歩して
一死満塁のチャンスを得ます。
そこで迎えるのは、
ただいま絶好中の
おかわり君。


ただし、外崎の打席で
辻監督が勝負に打って出ました。
走者・山川をベンチへ下げて
水口を代走に出します。
破壊力のある山川を下げるので、
このまま延長戦になれば、
当然、攻撃力は大きく激減して
苦しい展開を強いられます。
逆に山川を走者に置いたままでは、
もちろん山川の足では
ワンヒットでホームまで生還できず
得点を入れられない懸念
もあります。


その後の攻撃力維持
今の勝ち越し点を狙う機動力アップ
天秤にかけてどちらを選ぶか?
その選択は、
そのときの試合の流れ、
勝負感次第で決まります。

またその勝負熱は、勝負の潮目は、
当事者が一番感じているところでもあります。
この局面では、
辻監督自身
『ここが勝負処』と判断し、
勝負に打って出た、

博打を打ってきたんでしょうね。
結果としては、失敗に終わりましたが、
この選択が正しかったか?誤ってたか?
正直、わかりません。


ここで勝負に打って出た思考過程について、
延長戦になれな、
 中継ぎ陣にまだ不安があるので、
 分が悪くなるから、
 ここで一気に勝負を決めたい
外崎、おかわり君のどちらかで、
 ここは得点を得る期待ができる。
◇山川を下げても、
 おかわり君というスラッガーが健在。
などを考えられたのかな、
と想像します。


結局、外崎は与四球で歩き、
『ここで勝負を決める』
という監督の博打
満塁という最大チャンスで
おかわり君の肩にかかってきました。

ところが、
おかわり君は、以前の不振時の如く
中途半端な空三振に終わり
監督の博打は一気に劣勢となります。


当然、打てないときの確率の方が高いので
おかわり君も打てないこともあるでしょうが、
この局面は、
ここぞという博打、
大勝負を打ったのですから、
おかわり君は
その監督の想いに
応えなければダメです。


正直、次はメヒアの代走で出た稼頭央であり、
稼頭央の低打率を考えると、
博打の成功確率は薄すぎます。
それでも、稼頭央は
ヒット性の鋭いライナーを打ちますが、
銀次の好反応ジャンピングキャッチにより
監督のギャンブル夢は潰えます。
しかも、この結果、試合の流れは
このピンチを好守で凌いだ鷲に傾きます。
そこを平井、ヒースの好投で
鷲の勢いを何とか封じますが。。。


しかし、その8回大勝負の失敗のツケ
最終回の12回表に響いてきます。
12回表は
秋山が先頭でヒット出塁
源田がバント成功浅村が申告敬遠
一死一二塁のチャンスで迎えたのは
ちびっ子4番・水口。
その結果は残塁祭りに終わります。


まあ8回表に出た
『ギャンブル大勝負』(山川→代走水口)
結果として失敗に終わりましたが、
そこは当事者の勝負感もありますし、
8回表で決着したい気持ちも理解できるので、
その采配は指摘するつもりはありません。


ただし、12回表については、
せっかくチャンスが再来し、
そのチャンスが最後の最後となる勝機。
もちろん着実に1点を得ることが重要です。
ただし、秋山が無死で出塁後に、
源田にバントをさせる必要があったか?
というと、そこは疑問が残ります。
源田がバントを成功させれば、一塁が開きます。
一方、後続は浅村、ちびっ子4番と続くわけなので、
浅村=申告敬遠となり、
ちびっ子4番の勝負!

当然、想像がつくところです。
この場合、
水口がそのまま倒れて二死になるか、
下手すれば、水口併殺打で終了になります。


もちろん、
源田が併殺打になるリスクもありますが、
その後に生じる水口併殺打のリスクも考えれば、
源田の併殺打リスクは相殺されます。
また水口が倒れて二死に至って
次の森がいるから、と言っても
森も二死で打つには厳しい状況です。


それであれば、
ここは源田に強行させる博打、
最後の大勝負に打って出たかったです。
無駄なアウトを重ねず
無死一二塁で浅村を迎えるチャンスも期待できるし、
併殺打になったら、
それはそれで博打失敗でやむを得ず、
普通に源田が倒れたら、
次の一死の状態で浅村勝負でGo!
もし進塁打の内野安打になったら、
次の浅村を敬遠になって水口勝負でも
そのときにはやるだけやったのでやむを得ず
です。


またもう一つ疑問だったのが、
7回表一死一塁で木村に
バスターをさせたこと
です。
最初からバントの構えで、
バント送りも見据えていたかもしれません。
ただし、バスターをするとなると、
それなりあれこれ考えながらの打席
になります。
確かに松井裕も不調ではありますが、
木村が松井裕から打つのは
そう簡単ではありません。

ここは普通に打たせて
打撃に集中させた方が
良かったのでは?
という気もしてます。
もちろん小技で
松井裕を揺さぶることも大事ですが、
それなら1~2球目に
セーフティバントのブラフでも
いいわけなので。


とにかく、今日の獅子威し打線は、
辛島(嶋)攻略に失敗したこと
◇8回表の大勝負に失敗したこと
◇12回表のもう一度
 大勝負を打てなかったこと

が大きく響きました。


-----------------
一方、獅子投手陣については、


先発の榎田については、
鷲の拙攻続きに
大きく助けられた面を否めませんでした。
それでも、
榎田自身、7回1失点で凌ぎ
『粘り強い投球』はできましたね。


序盤から、低めを突ききれず、
少しでも浮いてベルト高さや高めに来ると
ジャストミートのタイミングで
きれいに鋭い当たりを

打たれ続けておりました。
まあその分だけ、
鷲打線は、チャンスを築くと、
打ち気になって打ちに行って
打ち損じる拙攻になってしまう

というところはありました。
早い話、
功を焦って詰めが甘くなってくれた
というところでしょうか。


まあ鷲軍団から見たら、榎田は
得点獲ることできそうで、
なかなか獲ることできない。
落とせそうで口説いても、
実はなかなか落とせない
という
思わせぶりの存在
になっているんでしょうね。


まあ榎田の場合、
出塁は許しても
失点はなかなか許さず
粘り強いタイプです。
ただ、最近の榎田は
夏場の疲労が蓄積していないか?

という気もします。
そもそも、榎田にとっては、
メラド灼熱環境は
初めて経験する面
がありますから、
(本人も野球人生で初とコメント)
最近の苦しむ投球は、
その疲れ蓄積が影響していないか?

という気もします。
(あくまで想像ですが)


--------------------
ところで、
今日は延長戦まで至ったことから、
総力戦となったので
中継ぎ陣の消耗が痛かったです。


ただし、
新外国人投手Kマートについて
接戦で試す機会を得たことは

大きかったです。
今日は、最悪、
負けてもゆとりのある一戦でしたから
そのような中で試す機会を得たのは
好材料でした。


まあ野田から受け継いだ10回表
今江の打ち損じに助けられましたが、
インハイを突いて詰まらせております。
11回表も、角度のあるストレート
落差があってシュート方向に曲がって落ちる
サークルチェンジ
は光っていました。


ただし、与四球率が重要課題なだけに
嶋への与四球は頂けません。
(まあ微妙に外れた分もありますが)


また走者に関しては無警戒状態
(走者を無視状態)であり、
ザルのように走られる危険性大
という肝心な課題がもう一つ
浮き彫りになってきました。
今日、走者の嶋は走りませんでしたが、
一塁コーチに囁かれていましたね。


まあKマートについては、
制球力(四死球)、走者への配慮
研究されてどうかなど
肝心な課題は残します
が、
期待したい部分も大きいです。
是非とも
頑張ってもらいたいですね。


大将については、
痛い経験になりましたが、
まあこれも経験で通る道です。
これを糧にして
大きくなって欲しいです。
でも、あのバント処理は
Good Job!でしたね。