下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【投手陣問題】最近はチーム成績も上々で、中継ぎ問題も改善傾向(?)の兆しが見えています。でも、水を差すようですが、逆に最重要事項の『先発陣の駒不足問題』がそろそろ著しく噴発しそうで心配です。で、年長のローテ柱となるべき『十亀』はいずこへ?2軍戦でフルボッコ??

さて、10年ぶりの優勝を目指す獅子軍団は、
球宴直後の週こそ鷹戦、鷲戦で
2勝4敗の後半戦スタートでしたが、
その後は、勝ち越しを決め続け、
12勝4敗と好調まっしぐらです。
一方、ハムの方は、
獅子戦で負け越し、楽天戦でイーブン
鷹戦で双方潰しあって負け越しであり、
現在、ハムには5ゲーム差
鷹には10.5ゲーム差をつけております。


また懸案事項であった、
中継ぎ陣問題については、
夏場の酷使&疲労
→9月に反動
が懸念されるので、
また新外国人Kマートも
制球面走者対応(走者あり時)
相手の研究等の課題を鑑みると、
まだ未知な部分もあるので、
まだまだ安堵することはできませんが、
野田、平井、Kマート、ヒース
勝ちパで適用できそうな
期待感は膨らみつつあります。


またも片鱗を魅せてくれているので、
こちらは先発も視野に入れて
楽しみが増してきております。


そこに武隈や増田が加わってくれれば、
(ただ増田は時間がかかりそう)
頼もしさを増す可能性はあります。


ただし、交流戦時における平井や野田の不振
展開に関わらず見境なく使った疲労の影響
否めなく、
7/9~11のロッテ戦で露呈したように、
平井自身も連投だと
パフォーマンスを低下させます。
さらに今の夏の暑さ、
メラドの灼熱環境がある
ので、
疲労の蓄積具合は交流戦時より
かなり増してきます。


その一方、首脳陣の
平井依存症は抜けておりません
ので
(まあ野田も)
疲労に伴う不調再来
→中継ぎ陣問題再燃のリスク
否めません。


そのようにならないためにも、
夏の疲労を配慮しながら
中継ぎ陣の適切な適用が必須です。
幸い今のリーグ成績には
ゆとりがあるところです。
だからと言って、
「油断しろ」とは言うつもりはありませんが、
今、ここで主力中継ぎ陣を酷使してまで
崖っぷちに立った気持ちで
全身全霊で戦う必要まではありません。

やはり最後の肝心な戦いは
猛暑が終わりかける
終盤の9月にありますので、
そのときに夏の疲労の反動が、、、
なんて言ってられません。


ゆとりがある今が
著しい暑さが残る夏季だからこそ、
何でもかんでも勝ちに行くばかりではなく、
多少は捨て試合も作り、
主力中継ぎ陣を温存すること
視野に入れていく必要
があります。
しかも、そのゆとりから
若手らに経験させること
により
新たな駒を台頭させるかもしれません。
(まあなかなか育ってないのが現状ですが)
優勝していくには、また来年を見据えると、
新たな駒の台頭は必要だったりします
からね。

森氏のコメント
「現状を考えたとき、勝てる試合に全精力をつぎ込む。
 極端なことを言えば3試合のうち、
 ひとつは捨てゲームを作ってもいい。
 ここは若手の育成に重きを置いて、
 勝ちを拾えれば儲けもの、と割り切って考える。
 すべて勝ちにいって戦力をすり減らしていては元も子もなくなる」


例えば、昨日の延長戦にもつれこみ
サヨナラ負けを喫した楽天戦ですが、
榎田→平井→ヒース→野田→Kマート→大将
とリレーしました。


確かに同点のまま1点を争う接戦なので
何が何でも勝ちに行くなら、
信頼できる者から順番に適用した
昨日のリレー
は納得
できます。
ただし、昨日は試合前から、
鷲カードに勝ち越しを決めており、
ハムもデーゲームで鷹に敗れています。
それだけに、昨日は
何が何でも勝たねばならぬゲームだった
とは言い難いところ
はありました。
むしろ
昨日のゲーム掲げるべき命題・課題があるとしたら
辛島に獅子打線をお得意様意識を持たせぬよう、
こちらが辛島に苦手意識を持たなくなるよう、
辛島の天敵化を抑制すること
でした。すなわち、
試合に負けたとしても、
辛島だけは潰しておくこと
です。その命題の失敗の方が、
大将が打たれて負けたことより
痛かったですが。。。


それはさておき、昨日においては、
試合の負けもありますが、
何より一番痛いのは
中継ぎ陣を消耗したこと
です。


Kマートを接戦で試すことは
必須事項ですから、そこは良かったわけですが、
やはり昨日のリレーに関しては、
榎田→平井→ヒース→野田→Kマート→大将
ではなく、
何が何でも勝ちに行く考えを捨てて、
様々な課題を優先しながら適用し、
そこで勝ちを拾えれば儲けものくらいの気持ち
例えば、
Kマートのお試しや、大将の接戦時の経験積み
武隈の復調きっかけのチャンス寄与
という様々な課題を見据えながら
榎田→Kマート→大将→武隈で行き、
それで足りなくなったら
誠→ヒース、野田、平井らに頼る
で良かった気はします。


まあいずれにしても、
今の中継ぎ陣は、
首脳陣の想い・考え方・采配一つで
何とでもなりそうな気はします。


しかし、先発陣に関しては
首脳陣の想い・考え方・采配で
どにもならなくなる

駒不足問題が再発しそうです。


しかも、先発陣の役目は
試合をしっかり作ることにあり、
もし、先発が試合を壊せば、
たとえ、立派な中継ぎ陣を備えようが、
その立派な中継ぎ陣の役目は全く意味が無くなり、
敗色一色で
もうどうにも行かなくなるのが関の山です。


それだけに
先発陣の駒不足問題は、
中継ぎ陣の問題より
深刻な話であり、
投手陣問題の中でも
最優先に取り組むべき話であります。


では、試合も順調に勝っているのに、
なぜ、今、先発陣の駒不足問題なのか?
というところはあると思います。


前回、バットを踏んで抱えながら降板した
多和田も、大事に至らなかったようで、
一応、明日のオリ戦で先発予定です。
一応、光成も勝ち投手になっていますし。


しかし、現在の先発陣に関しては、
先週のローテを踏まえると、
多和田、光成、今井、
雄星、ウルフ、榎田と
頭数は6名が揃っていますが、
頭数だけでカツカツ一杯状態
ということが懸念されます。


すなわち、
そんな状態で
残る暑い夏を乗り切れるのか?
という懸念があります。
先発が崩れれば
中継ぎ陣にも影響を及ぼします
から、
気づいたら9月には
先発陣も、中継ぎ陣も
投手陣総崩れ
なんてことになりかねない

おそれはあります。


光成にしては、前回、勝利投手になりましたが、
オリ貧打線に恵まれたところがあり、
あの投球内容を鑑みると、
他球団相手では厳しい状況を否めません。


今井に関しても、経験の浅さから
まだ安定した好投を望むことが厳しく、
最もネックなのは、
昨年、何度も肩に支障をきたしたように
故障持ちであることですから、
酷使させるわけには行かないことです。


ウルフに関しては、松坂世代ですから、
昨年も疲労の影響が及んだように、
間隔を詰めて使えば
パフォーマンスを低下させますので
正直、この夏の暑い時期においては
使っては抹消しを繰り返し
中10日くらいで適用したい所があります。


榎田に関しては、今日、抹消されました。
正直、最近の投球を見ていると、
夏の疲労が蓄積しているかな?
とも思えましたので、
この抹消はちょうどいい休養になる
と思います。
メラドの暑さは
今までの野球人生の中で初めてだし
かなりヤバイ、というようなことを
本人も言っていたように
メラド灼熱地獄に伴う疲労が
かなり蓄積されていた、
と思います。
まあ第二も暑いですけど。。。


雄星に関しても、苦しみながらも
何とか踏ん張ってはいますが、
今年は肩の回復の遅さなどの問題も
挙がっていただけに、
あまり酷使させるわけにもいかないです。


すなわち、
暑い中での週6連戦がまだ2週続き、
そろそろ夏の疲労が蓄積してくる頃ですから、
今の6人だけで乗り切ることはでるわけがなく、
そろそろ
先発陣の駒不足問題が
噴発しそうなことが
懸念されます。


もちろん、
その先発陣問題の大きな要因には、
十亀&ファビオの行方不明問題
高木勇のフルボッコ問題
大きく響いております。


まずファビオに関しては、
肩の不安があって抹消されました。
抹消当時は、
「10日くらいで帰ってこれるかも」
という本部長から発言もありましたが、
未だに2軍戦も登板なしであり
いつ復帰できるかも不明な状況です。
このような、軽症だと思う
→やっぱり深刻で治療に時間がかかった
というケースは、今まで多々あり、
「西武あるある」の傾向なので、
軽症説を信用できない面が多いですけど。


ファビオに話を戻しますと、
Twitter情報では
第二球場で走り込みをしていた
というような話もあり、
とりあえずやれるところからやっている
というような雰囲気です。
ただし、
今季に復帰はあるのか?
というと、
正直、疑問に思うことも多々あります。


そもそもファビオ適用の経緯が、
中3日の特攻起用
 1週間で170球投げさせる酷使
 (ソフトボール上野ほどでないけど)
②先発から向いていない抑え起用
 で、向いていないのだから
 当然、抑えることはできず、
③しかも、肩を痛めながら
 無理して投げていた
のに、
 辻監督から大目玉。


もともとファビオは
負傷するからという理由
バッティングが嫌いであり、
交流戦時は、打席に入っても
完全無気力打撃でした。
本来の責務は「投手」であるから、
投手の役目を果たせばいいので
下手に打撃で故障されては困りますから
その考え方は当然とも言えます。
また、外国人ですから、
もし故障したとしても
西武球団が保証してくれるわけなく、
自分の身は自分で守るしかない
わけですから、
ファビオが身構えるのも
当然な話であり、無理はありません。


そんなファビオが
チーム事情を察し、肩の痛みもありながら
上記①②のような無茶ぶり従ってきたわけですが、
③辻監督の大目玉ですからね。

11日のロッテ戦(メットライフ)
  試合後、首位ターンに終始笑顔だった辻監督も、カスティーヨの投球に話が及ぶと「気が抜けてるだけだよ。説教だよ、あのヤロー。KYだよ」と顔色が変わった。「6点差あるからって軽く投げて、なめてるよ! どんな時でも抑えなんだから3人でピシッと終わらないと。で、(2点取られて)最後に150キロ投げて必死になってる。だから、そういうところがダメだって。いっつも言い訳大王だけど…本当に腹立つ」

前半戦最後の登板となった
11日のロッテ戦の試合後から張りを訴えていたという


まあその大目玉は
どこまで信憑性があるかはわかりません
し、
また日本語だから誰かが伝えなければ
わからないところがあるでしょうが、
その大目玉がなかったとしても、
上記①②の経緯を考えただけでも、
ファビオに対する
かなりの敬意(プラス評価)が無ければ、
よく外国人にありがちな
悪い表現ですけど「仮病に逃げる」
負傷が癒えても「まだ痛い」
という可能性は懸念されます。
それ故、
今年はもうほとんど投げずに
来年はGood byeになる
可能性は懸念されます。


高木勇については、
前回、フルボッコ状態で
出直し2軍行き
になりました。


本人は「前回、結果が出なければ
今季の登板(チャンス)はもう無いと思う」
と述べていましたが、
正直、それはチーム
にとっても困る話です。
先発の駒が近々不足する時期
必ず出てきますから、

そういうときも活用しつつ、
高木勇を試して欲しいです。


試すというと、
最近、片鱗を示しつつある
もう少し結果を残せるようなら
その試すチャンスを
与えたいですね。


ところで、
先発ローテの柱と
なるべき十亀はいずこへ?
体調不良という理由で
抹消されていましたが、、、


十亀は2軍戦で、
8月7日のロッテ戦、
8月12日のDeNA戦で
各3回ずつ2戦登板しています。


しかし、結果は次に示すとおり、
不満が残る結果に終わっています。
まあ2軍戦だから、
あれこれ試している部分はあるでしょうが。

ロッテ戦では、
三連打から
与四球で押し出しをしており、
3イニング毎回でやられております。


次のDeNA戦では、
初回にヒット→2ラン被弾
となっていました。


そのうちDeNA戦を確認しましたが、
楠本からのヒットも、乙坂からの本塁打も
高めストレート
打ち込まれていました。
そのうち、
本塁打を被弾した時の連続写真
最後の左側に示します。


確かにコースは甘いのですが、
いいときの十亀の球威あるストレートなら
空振りを奪えるでしょうし、
バックスクリーンまで打ち込まれなかったでしょう。


今の十亀のストレートには
持ち前の球威を活かす力強い投球

安定してできていません。


ただし、相手打者次第の面もありますが、
例えば、2回表の飛雄馬には
最後の連続写真の右側
力強いストレートで
空振りも奪ったりもしております。


まあ下記の連続写真では
静止画になるから、よくわかりにくいですが、
手離れするとき(下記の赤色線の四角枠)
空振りを奪った右側の写真の方が
頭の位置が下がって
身体が前へ傾いていることが伺えます。


すなわち、
空振りを奪ったときは、
腕を思い切り振って
身体も前へ向かって伸びている
ので
球も前への推進力を増し、
フォームも躍動感を感じさせています。


まあ今の十亀は
増田らと比べて重症ではないです。
増田はまだまだ時間がかかりそうですね。
また大石もヤバいです。
今は2軍戦でも厳しい状況にあります。

※出典:Baseball LAB



脱線しましたが、
とにかく、十亀については、
武器としている力強い投球
安定してできるようになれば

いいわけなので、
まあ榎田の代わりに昇格するでしょうから、
安定した力強い投球を

本番の1軍戦でして欲しいです。