下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【オリックス18回戦(MLD)】『守乱はダメよ。ダメ!ダメ!』という教訓を示すゲームに。初回でいきなり背負う6点ビハインドのハンデを跳ねのけ、劇的なGood bye 祭『サヨナラれおほ~』(多和田の粘投劇場、獅子威し打線の一撃劇場、激走&ヘッスラ劇場、源田ショート劇場、オリ一三塁手守乱劇場)でも、派手にエンターテイメント性を高めすぎでしょ。まあ盛り上がって、さらに話題作りにも効果的で、勢いムードも上昇しますけどね。

夏の週6連戦シリーズ残り半分となり、
今週から灼熱のホーム・メラドの6連戦。


メラドの灼熱地獄は、
こちらもしんどい環境でありますが、
慣れぬ相手にも影響が大きいです。


今日はオリックス18回戦(MLD)です。
お得意様のオリ銀行から
Pontaポイントを
楽々にGetしたいところ。
ただ、今日の相手先発は
手強いアルバース。。。


今日のスタメンは、

控え投手は、

木村と榎田が抹消されて
愛斗と伊藤が登録され、
愛斗が8番レフトでスタメン出場しました。


アルバースに向いていた木村
抹消して大丈夫か?は懸念しましたが。



今日の結果は、

結局、まとめると、
初回は守乱もあって
 いきなり6点ビハインドのハンデを背負う
◇しかし、その後、多和田は
 人が変わったかの如く
 8回までほぼ完璧に粘り強く好投
◇その間に獅子威し打線は、
 外崎弾、メヒア弾、山川弾でコツコツ返し、
 オリの守乱も助けになって
 浅村&おかわり適時打で同点に追いつき、
 浅村ヘッスラ、山川ヘッスラ、
 森の適時打山川激走&ヘッスラ
 →
サヨナラ『れおほ~!』に。


Q:目の前で山川選手と浅村選手が
  ヘッドスライディングしましたが、
  どんな思いでしたか?
森:凄い鳥肌が立っていて
  自分も内野ゴロを打ったら
  ヘッドスライディングしようと
  思ってたんですけど。
Q:山川選手が一塁走者で
  ホームに還ってきたのを
  確認したときどう思いました?
森:遅いなぁ~と思ったんですけど。
  還ってきて良かったです


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さて、まず多和田ら獅子投手陣について、


多和田については、
初回、いきなり6失点になります。
先頭の宮崎には、
最初のストレート、カーブは良く
2球で追い込みますが、
その後、コーナーを突いて
勝負することを意識しすぎたのか、
いきなり制球を乱して四球で歩かせます。
次の小田には、球が中へ入って
真ん中付近の外寄りに甘くなり

弾き返されて中安打で出塁を許します。
そして、次の中島には
3球目、球が引っかかったのか、
「どこ投げとんねん!」
というような大暴投
一二塁から二三塁にピンチを拡大させます。


多和田については、以前から
立ち上がりが課題になっております。
今日は、
その
立ち上がり問題を露呈します。


さらに悪いことに
中島を4球目ストレートで
二ゴロに打ち獲りますが、
浅村が本塁へ悪送球となり、
いきなり2点を失い、
ピンチを残した状態に。


三塁走者のスタートが遅かったのもあり、
「ホームを刺して無失点に!」
という欲が出たのかもしれない
ですが、
また相手先発がアルバースだから、
「何が何でも無失点に」
意気込んでしまったのかもしれない
ですが、
結果的に、もし本塁を刺したとしたら、
ファインプレーになりますが、
それでも、
ここは1失点を覚悟して
一塁へ送球して
着実に1つ目のアウトを奪うべきでした。


その理由は、
その前に大暴投するほど力み、
立ち上がりに課題を残す多和田、
しかも、無死の状態です。
その中で打球は打ち獲っているのですから
まず1つ目のアウトを奪って
多和田を少しでも楽にしてあげること
を先決にすべき
だからです。
打ち獲って1つ目のアウトを奪えているのと、
打ち獲っていてアウトが奪えず
無死の状態が続いているのでは、
多和田の心理状況大きく違います。


また浅村は深めに守っておりましたから、
本塁までは距離もあります。


当然、相手はアルバースですから、
1失点は大きな痛手になるおそれがありますが、
やはりまだ序盤中の序盤ですからね。
これが終盤なら
本塁刺しのギャンブルに出てもしょうがないですが。


その後、多和田は
ボロボロ崩壊します。

吉田正ストライクが入らずカウントを悪くし、
甘く入ったファーストストライクを痛打され、
伏見には、初球の高めスライダーを打たれて
浅すぎる位置に落とされタイムリーに。
流れが完全にオリに傾いています。
さらに、次の白崎には、
力んでカウントを悪くしつつ、
甘いど真ん中へ連続して投げてしまい
弾き返されてもう1点失います。
ここでの立て続けど真ん中は
バッテリーミスでもありましたね。
オリの猛攻はそこでとどまらず
次の安達にも初球を振り切られて
高いバウンドでおかわり君の頭上を越える
左安打でさらに2点を失います。

初球を伏見、安達と打たれ続けたのも
バッテリーの警戒感が薄かったですね。


ところが、その後の多和田
人が変わったかのごとく
気持ちを切り替えて
8回まで好投します。


確かに2回表
オリの早打ち拙攻により
僅か5球で三者凡退を奪い
リズムに乗ったことはかなり大きかったでしょう。
オリの多和田攻略作戦は、どうやら
ストレート狙いで、
追い込まれるまでに積極的に行きたかった
らしく、そこから早打ちになってましたね。


次の3回表には、
吉田正、伏見に対して、
低めを丁寧にしっかり投げており、
もう立ちなおっていましたね。


とにかく多和田は、
良い頃の多和田に戻っており、
スライダーやカーブも効いているほか、
特に、フォークを上手く使えて
ホップするストレートも活き
オリ打戦は翻弄され、
タイミングが狂わされていきます。


球数初回に33球を要しましたが、
その後が5球/回、11球/回、
10球/回、11球/回
、17球/回、
6球/回、16球/回の合計109球
2回以降、球数を修正してきて
完投できそうなペースになってました。
オリの早打ち拙攻も
大きく助かりましたね。



また4回表は、全て遊ゴロでしたが、
源田がさりげなく華麗な好守三連発を魅せる
源田ショート劇場が繰り広げられましたね。

#源田たまらん
ベンチに帰ってから
腰を押さえながら
「腰が痛い」というような
口の動きをしていましたが。


2番手のヒース
速いストレートが売りですが、
ヒースのバロメータは
変化球が有効になっているか?です。


もし変化球の制球がボロボロになっている
ストレート一本勝負にせざるを得なく、
それでは相手も、変化球を捨てて
そのストレート一本に照準を合わしやすくなり、
打ち込まれる可能性が高くなります。


しかし、変化球を意図したところに
投げることができる(制球できる)と、
変化球が多少甘いコースでも、
相手がストレートを強く意識している分、
タイミングを狂わして打ち損じやすいです。


この傾向は、入団以来、見られており、
何度か書かさせてもらっております。


今日もその変化球(スライダー)を
思うように投げ込むことができ、

オリ打戦は
直球&変化球で迷走させられ、
タイミングが狂わされ

危なげなく三者凡退で抑えます。


これで10試合連続無失点ですね。
ストッパーとして
板についてきましたかね。


3番手のKマートは、
ホーム初登板であり、

その裏のサヨナラ打により
早々にNPB初勝利を得ましたね。
おめでとうございます。


先頭の被安打は不運でしたが、
次のバント失敗、
走者飛び出し→走塁死で併殺
相手の拙攻にも助けられましたが、
無失点で凌ぎました。


まだ試行が必要ですが、
期待感も膨らみます。


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一方、獅子威し打線については、


相手先発・アルバースについては、
立ち上がり初回
いつもの如くタイミング合わせられず
ゴロアウトの術中にハマります。


特に高めのストレートが厄介です。
高めに外れるボール球ですが、
いとも簡単に手を出して、
空振りや凡打にハマっていきます。

普通なら見送るようなボール球ですが、
バックスピンが効いているから、
打者の目には
打つときに浮き上がって伸びるから、
空振りや凡打を積み重ねてしまいます。

で、もっと厄介なのが
手を出さないと、
一杯一杯にストライクゾーンに入っており
見逃しストライクになってしまい、

そのストライク、
ボールの見極めが難儀です。
しかも、タイミングも合わないから
さらに厳しい状況を強いられます。


ところが、前回の京セラもそうですが、
甘い球も散見しており、
獅子威し打線が
それを打ち込みます。
しかも、メラドの灼熱地獄の影響もあってか、
アルバースの緻密な制球力が
微妙に狂わされている様相も。


まず2回裏、二死外崎
初球は高めを空振りさせられますが、
食らいついてファウルで粘ります。
9球目は外角低め一杯にストレートを投じ、
本人もストライクと信じてマウンド降りようとしますが、
際どく外れており、ボール判定に。
結局、10球目、アルバースが粘り負け
真ん中に甘く入った球を
外崎がライトスタンドへ放り込みます。


メヒアもアルバースの逆球になった
外角ストレートレフトスタンドへソロ弾。


6回裏にも
浅村高めストレートを上手く流し、
山川逆球となった外角スライダー
バックスクリーンに放り込みます。


結局、アルバースは


メラド灼熱地獄も影響したでしょうが、
アルバースを2試合連続
打ち込んだのは大きな成果でした。


その後、比嘉、山田は打ち崩せませんが、
8回裏には、苦手だった山本を
先週に続いて攻略しましたね。

相手の守乱&暴投でチャンスの突破口を
開いたことがかなり大きいですが、
動揺する山本を
森&おかわり君の
二塁打攻勢でたたみ込み
一気に同点へ追いつきます。

まあおかわり君の打球は
ライトスタンドへ入った?と思いましたが。。。


で、延長戦に突入し
最後の10回裏ですね。
浅村ヘッスラ、
山川ヘッスラ


森、左中間割る二塁打

山川、激走&ヘッスラ

によりサヨナラ勝ち!!


まあ一塁へのヘッスラになったのは
浅村、山川ともに打ち損じが要因であり、
駆け抜けても、ヘッスラでも
実は到達する時間はあまり変わらない
とも言われており、
むしろ負傷リスクの方が懸念されやすい
ところはあります。
ただし、浅村のヘッスラ
山川のヘッスラ&激走を生み、
双方のヘッスラ森の一撃を生んだ
という面はあるでしょう。


もちろん、サヨナラお膳立てについて
最大の貢献者は、
度重なる守乱をした

オリ一塁手&三塁手
なんですけど。
まあ高校野球のような
浅村ヘッスラの勢い、迫力が
白崎の守乱を引き出した可能性
ありますが。。。
(守備妨害では無くて、迫力に押されみたいな)


でも、森友哉という打撃の天才児は、
度重なるサヨナラを決めるという
美味しい処を持って行くという面

勝ち運を持っている男ですね。
かなりのお祭り男ですね。


とにかく、
最初の6失点は褒められませんが、
今日の劇場型Good bye祭は
エンターテイメント性が
もの凄く高く、
大いに盛り上がりましたね。


まあ派手なことが大好きな球団です。
エンターテイメント性を高めすぎ感もありますが、
まあ盛り上がりましたし、
さらに話題作りにも効果的で、
大きな宣伝効果も生みますし、
またチームそのものが
優勝へ向けて、
勢いムードが
上昇しやすいですけどね。



ただし、
初回裏の浅村のホーム悪送球からの崩壊、
オリの一三塁手による度重なる守乱からの失点と、
今日の試合では双方のプレーで
一つ教訓を得ましたね。


教訓
『守乱はダメよ。
 ダメ!ダメ!』


源ちゃん、素晴らしい華麗な守備!Good Job!