下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【ソフバン18回戦(ヤフオク)】地獄の一丁目ヤフオクに飛び込んだ獅子軍団は鷹の勢いに呑まれて『悲劇の黒い三連星』/優勝に向けてはここからが正念場。連敗だけは避けねばならない戦いを強いられる。ただ、まだ先の話であるが、今回の三連敗はCS突破に向けて分が悪いことを露呈したか。

鷹の勢いに呑まれつつある獅子軍団。
目下、連敗中であり、
今日も先発投手の布陣を踏まえると、
カード黒い三連星の可能性が高い状況に。


まず今日のスタメンについて、

今日の結果については、、、

結果をまとめると、、、
郭俊麟がガッチガチになって
序盤6点の大炎上になり
まず鷹が主導権を握ります。


序盤に得点を奪って流れをつかむ、
というのは鷹の常套手段です。
それ故、鷹戦では序盤注意!なんですが。。。


でも、昨年のGWの悲劇
キャンディ大炎上事件を想い出しながら
それを覚悟しましたが、
郭俊麟は人が変わったか?のごとく
その後を無失点に抑えていきます。
その郭俊麟が踏ん張る中、
獅子威し打線は
前半は源田ソロ弾のみしか還せず
二度目の対決なのに
大竹攻略に策を見出せず
攻め落とすのに手間取るわけですが、
70~80球くらいになって
大竹の方も投球が微妙になり、
そこを突いて
7回表、一気に同点に追いつきます。

その次の8回表
後続のスアレスを打ち崩し、
逆転に成功します。
流れも獅子に傾きます。

しかし、その直後、
平井が柳田の2ラン被弾で追いつかれ、
その後は、
獅子威し打線は決め手に欠き、
築くチャンスもモノにできず、
結局、
左vs左の固定概念
による継投采配ミス
中継ぎ投手の駒が不足して
獅子が力尽きて
さよならグランドスラムで
Good bye まけほ~
昨年は鷹が
追撃する炎獅子の勢い(連勝)を止めて
優勝に向けて拍車をかけました。
今年は立場が逆でしたが、
獅子は
追撃する鷹の勢い(連勝)を止められず
逆に鷹の燃える勢いに油を注ぐことに。


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さて、まずは獅子投手陣について、

まず先発の郭俊麟については、
2軍戦で3試合連続好投して、
先週の日曜日は、2軍巨人を相手に
7回を準パーフェクトの好投を見せました。
まあ先週日曜日の好投が無ければ
1軍登板はまだ先だった
でしょう。
しかし、先週はウルフが
アップアップであったところに
2軍戦で郭の好投があったもんだから、
ヤフオクのソフバン戦ですが、
「投げさせてみちゃう?」
「投げさせてみよう」と
単純にチャレンジさせたもの
だと思います。
一応、辻監督も映像を確認し、
二軍コーチらが太鼓判を押したそうですが、
郭俊麟の性格までを
勘案した判断だったか?
準パーフェクトの巨人戦で見せた
致命的な欠点を
把握しての判断だったのか?
(内角を投げ込んでいない)
というと疑問は残り、
1軍戦に挑戦させる場は
こんな厳しいタイミングの鷹戦ではなく、
もう少し楽な相手での試合
しておけばいいのに、
というのが個人的な本音でした。


2軍でOKと言うんだから
じゃ使ってみよう、

あまり深く考えていない適用
だったんだろうなと推測します。
確かに2軍戦とはいえ、
準パーフェクトの好投となれば
使ってみたくなる気持ちはわかりますが、
その投手の特性とそうした場合の見込みを
踏まえて、
もう少し深く考えて欲しいところ
です。


それを踏まえて、今週の先発ローテは、
21日(火)ロッテ戦:多和田
22日(水)ロッテ戦:高木ほか
23日(木)ロッテ戦:榎田
24日(金)ソフバ戦:雄星
25日(土)ソフバ戦:十亀
26日(日)ソフバ戦:今井
で行って、
郭俊麟にもし1軍挑戦をさせるなら
来週以降、もっと楽な相手のとき
にしたかったです。
もちろん、今井は中5日で
22日に好投しましたが、
一応、故障持ちですからね。
上記案なら
もっと間隔を開けられるとともに、
好投実績のある鷹戦で好投も見込まれました。


で、今日の郭俊麟を振り返ると、
初回二死まですんなり至るわけですが、
グラシアル浅いボテボテ
おかわり君が処理できず、
終いにはラインを切らない打球軌道なのに
それをラインが切れるのを待つ素振りで
三安打により出塁を許しました。
で、その次の柳田には
外角球を流し打ちで
ドデカい2ランを被弾します。


ところで、サードおかわり君について、
今日は三ゴロの可能性がありながらも
捕球できずのプレーがこれ含めて3度あり、
そのうち2つがグラシアルの打球で、
その後に2度とも柳田に2ランを浴びています。
まあ8回のグラシアルの打球は
三遊間を抜けるところをダイブしたわけですが、
また他2回もしょうがない打球だった
とも見えるわけですが、
とにかく、おかわり君は
スプリットステップも踏まず
でぇ~んと立っているだけなので
反応が鈍いから動きも遅く、
守備範囲が狭くなってしまい、
浅いゴロ等の処理が難しくなっています。
すなわち、守備面で
サードが穴になっています。
打球の軌道を瞬時に判断して
動かねばなりませんが、
スタートが遅いです。


話は郭俊麟に戻すと、
初回の被弾の影響があったためなのか?
2回裏の投球はもう
精神的にボロボロです。
全くストライクが入らず、
与四球、与四球、バント、与死球で
自滅型満塁を築き、
今宮にもストライクが入らず
カウントを悪くしてしまい、
ストライク欲しさのストレート
完璧なタイミングで打ち込まれ
グランドスラムを被弾します。


2回裏その前の柳田の一発でにより
動揺がおさまらなかった影響により
そのままボロボロになってしまった
ということが十分考えられます。
あともう一つは、
内角が制球
できなかったこともあります。


先頭の中村には外角攻めでしたが、
柳田に被弾した外角球のイメージ
残っていたのか、全く入りません。
次の明石には、
岡田が内角に構えますが、
その内角が全く制球できず与四球。
福田への与死球も
内角球を制球できていない結果
でした。


すなわち、
柳田からの被弾の影響
(外角球への怖さ)

もともとから懸念されていた
内角球への不安
一気に奮発した自滅でしたね。
ちなみに、
初回においては、
投げた内角球は
柳田への初球の1球のみであり、
しかもワンバン気味の
制御できていないボール球でした。


そして今宮にはカウントを悪くして
ストライク欲しさのストレートに逃げ
見事にグランドスラムを被弾しましたね。
まさに自滅からの
典型的な轟沈でした。


また2回までの6失点は大痛手であり、
まさに序盤から得点を奪って
主導権を握るという鷹の術中にハマりました。


しかし、郭俊麟は
グランドスラムで吹っ切れたのか?
3回以降内角球を
しっかり制球しながら駆使して

人が入れ替わったのか?
と思うほど好転して
鷹打線を抑えるようになります。


3回裏先頭・柳田には
まだボール先行して
カウントを悪くするのですが、
内角球をしっかり投げ込み
内角スライダーで見三振を決めます。

そこで自信を得たんでしょうかね?


5回裏には一死から
今宮の浅いゴロをおかわり君が処理できず
三安打でグラシアルを迎えます。
そこで、再び動揺が露呈され
ボール球が続いてカウントを悪くしますが、
ランエンドを仕掛けた分、
併殺にはなりませんでしたが、
併殺狙いの遊ゴロを外角スライダーで
計算通りのグラシアル処理をします。
そして、次の柳田にも
振り遅れのファウルになる
ストレートを見せながら、
最後はストレートで二ゴロに処理します。


辻監督のコメント
「(郭俊麟は)HRはそう打たれるものじゃないし
 打った方がすごいかった。
 四球も絡んだけど初登板の中で
 3回以降のピッチングがよかったし、
 今後に活かせればいい。


おそらく次もあると思います。
3回以降の投球ができるならば
次も使っても良いと思います。
確かに6失点は大痛手でしたが、
逆にグランドスラム被弾で吹っ切れて
2軍戦でも投げ込めなかった
内角球を投げ込めるようになったという
ショック療法が効いた
なら
それはそれで大きな成果であり、
今後に貢献してくれればいいところです。


ただ、そんなショック療法は
何度もするべきものではないから
次はもう少し楽な試合
で登板させて
強敵と対峙するのは
もっと自信を持ってから
にしてくれればと思います。


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そして、追いつき追い越した終盤は
野田、平井、ヒースとつなげていきます。
主力中継ぎ陣もここ2日は休養しており、
負け試合の展開一転して
せっかく逆転した
のだから、
ここは彼ら3人の投入は
当然の継投策です。


野田テンポ良く
三者凡退に抑えました。
しかし、平井
先頭のグラシアル打たれて、
次の柳田には
スライダーが甘く真ん中に入り
手痛い2ランを被弾します。
完全に失投でした。
平井がもともと課題にしていた
一発病の発症です。
もちろん
打たれた平井の責任でしょうが、
グラシアル、柳田には
甘い球も散見していましたね。
確かにここ2日の休養を得ましたが、
その前までの夏の疲労が
この肝心な勝負処で

露呈したかな?
と思わせる不調振りな投球でした。


平井自身、その前のロッテ戦でも
2試合とも無失点に抑えていますが、
1試合目は制球を乱す面を見せ、
2試合目は、甘い球が散見しており、
最後は平井が好反応でグラブに当てて止めて
アウトにしますが、紙一重でしたね。


無駄遣いも含めて
夏の疲れが見え始めて
肝心なところで露呈してしまった、

そして、今後の重要な優勝争いの中、
下降線を辿る懸念
を否めません。


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そして中継ぎ陣については、
もう一つ重要なことを
指摘しなければなりません。


7回に野田、8回に平井、
9回にヒース、10回にKマートと継投します。
野田やヒースには回マタギは危険であり、
今後の投球に影響する方が怖いです。
平井はスタミナもあり回マタギもあり得ますが、
今日は打たれましたし、
疲労の影響が露呈していただけに
回マタギは頼めません。
それ故、
7回野田→8回平井→9回ヒース
→10回Kマートの采配
はやむを得ません。


ただし、
このまま全員1イニングずつでは、
残っている控えが
大将、伊藤、増田、小川ですから、
11回以降、信頼できる駒が不足します。
しかし、Kマートについては、
回マタギで好投した実績があるとともに、
10回裏も好投しており、
初物効果も重なったでしょうが、
鷹打線がKマートに全く合ってませんでした。
(↑ここが一番重要)


それらを踏まえれば、
11回裏は
Kマートの回マタギが必要であり、
12回裏は小川、大将、伊藤、増田の順で対応
と思っておりました。


そして11回裏はKマートが続投で
とりあえず安心しましたが、、、
松田を処理した後、
左打者の中村を迎えたときに
Kマートは仕事終了で
小川へスイッチ?!

左打者vs左投手の
固定概念からの交代です。
いやいやいや、、、
それでは
12回裏はどうするの?
駒不足にならないの?

しかも11回裏に同点の展開ですから、
獅子が勝つためには12回をやらねばならず、
12回裏の投手も必須になる場面
です。


中日でもワンポイントを担っていた
小川は回マタギさせるタイプではないので
12回裏は
残る大将、伊藤、増田の中からの選択です。
増田の状況(昨日の二発被弾)
伊藤もまだ信頼が薄いので
その3人の中からの選択肢なら
大将の登板は想像つきますが、
大将には荷が重い局面であり、
大将に何かあらば、
もう駒は無くなります。


もし11回表に勝ち越ししており
11回裏を抑えて終わりという展開なら
11回一死でKマートから小川へのスイッチも
まだ百歩譲っても理解できますが、
12回裏必須の状況ですからね。
また左vs左の固定概念があったんでしょうが、
柳田を抑えたKマート
左打者からという理由だけ
中村、明石から打たれるか?

というのもおかしな話です。
今日のKマートの調子なら
11回裏を最後まで
投げきって抑えること期待でき、
12回裏小川から投げさせて
そこでダメなら次に大将

と考えて欲しかったですね。


これはスタメンオーダーを組むときや
野田などの使い方もそうなんですが、
左対左神話などの固定概念に
あまりにも固執していません?

と思うのですが。。。


ちなみに、
Kマートの左右打者別被打率は、
西武入団以来で見ると、
右打者0.238(17打数4安打)
左打者0.000(12打数0安打)
です。
ここ2年の米国時代3A成績では、
    2017年 2018年
右打者:0.340  0.219
左打者:0.202  0.200
です。
すなわち、Kマートの場合、
実は右打者より左打者を

抑えている傾向があります。
この要因は想像ですが、
落差のある武器のサークルチェンジが
シュート方向に落ちるので、
左打者から見ると、
ついつい手を出してしまい、
気づいたときには

遠いところに
球が逃げて落ちていた現象
になっている
から、
逆に右打者から見ると、
内角に詰まりすぎる場合もあるので
手を出してもらえないことがある?
という気がしています。


正直、11回のこの交代により
12回表に勝ち越しても
多めに点数を獲得できねば、
12回裏のサヨナラは
簡単に想像できる内容
でした。


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一方、獅子威し打線については、

今日の獅子威し打線
この負けゲームの展開を
よく追いついて逆転したな!
というのが感想のまとめです。


先日、多和田が初回6失点して
その後、しっかり抑えて
逆転したゲーム
がありましたが、
正直、そんな都合の良い逆転劇は
そう度々見られるものではありません。

そのようなゲームは、
むしろ、ひっくり返された方に
問題がありというものです。
ただし、今日はどんな内容でもいいから、
鷹への三連敗だけは回避したかっただけ
あそこまで行ったのならば、
是非とも勝ちたかったのが本音
ですが。。。


最終回は中田に三者連続三振
やられてしまいましたが、
最後の秋山が一発狙いの大振りで
冷静さを欠いていたのが
気になる所でした。


まず大竹攻略についてです。
球数が嵩むようになってきて
最後は7回表途中
得点を奪いながら降板させたこと

獅子に対する
絶対的な自信を持たせなかった、
最後に獅子への恐怖を

味あわせたこと
今後の戦いに向けて大きな成果となりました。


しかし、5回までは
源田のソロ弾はありましたが、
また点差が離れていた展開ありますが、
2度目の対決というのにも関わらず、
全くぐうの音も出ぬくらい
抑えられていましたね。

甘そうな誘い球で打たされて凡打、
ボール球に手を出して凡打と、
闇雲に手を出して凡打の山を築きました。
まさに、大竹の立場から見れば
打たせて獲る投球でしたね。


とにかく、今日は得点を奪いましたが、
打ち崩したとは言い難い結果でした。
2度目の対戦でしたが、
闇雲に手を出していたあたり、
これという対策は感じられませんでした。

今の状況なら、
昨日のミランダと同様に
CSでは西武戦登板が濃厚ですね。
今後もCSも含めて対戦するでしょうから、
しっかり対策を講じて
打ち崩して欲しいですね。


あと今日もメヒアの代走に
稼頭央を使ってきました。
そして、延長戦になったので、
その稼頭央も打席に入ることになりました。
1打席目は
10回表の無死一塁の場面、
2打席目は
11回表の二死一二塁の場面
貴重な打席になりました。
しかし、2打席とも
速い直球系に全く振り遅れて
いとも簡単に空三振を続けました。


でも、稼頭央の速い直球系の球に
対応できなくなっているのは
今に始まったわけではなく、
楽天時代の
2016年以降より見られており、
動体視力の衰えが懸念されるところでした。


正直、稼頭央の打席では
残っている銀を
代打に出して欲しかったです。
当然、森に何かあれば、
DH解除で銀を捕手にすればいい話です。
銀でもダメの可能性はありますが、
稼頭央よりは大いに期待できます。
(熊代では苦しいでしょうが)


10回裏の稼頭央の打席を見れば
直球系を打てないことは明瞭に理解でき、
次の打席でも
鷹軍団も直球系で勝負することを
選んだわけです。
少なくとも
11回裏の打席では
銀に代打を出して欲しかったです。


※稼頭央の打撃データ


さて、今回の首位攻防戦では、
『悲劇の黒い三連星』
という結末になってしまいました。


これでゲーム差は5ゲームと縮まりました。
ただ、5ゲーム差を追う方としては
まだまだ負けられぬ戦いが続くので
楽な状況ではありません。


でも、昨年は鷹が
追撃する炎獅子の連勝を止めて
優勝に向けて拍車をかけました。
今年は立場が逆でしたが、
獅子は追撃する
鷹の連勝を止められず
優勝へ向けて
一気に飛躍できませんでした。
やはり鷹軍団の戦力が上向きであり、
整いつつあることが最大の厄介事です。


また、今年はハムが最大7ゲーム差
2週間程度で鷹にひっくり返されています。

もちろん、このときは
鷹の連勝街道の裏にハムの連敗街道が
あったからです。


鷹が大型連勝をして
破竹の勢いで来る
でしょうが、
とにかく、
こちらは連敗しないことに
全力を尽くさねばなりません。


なお、来週緒戦は群馬開催の楽天戦です。
光成を先発させるかはわかりませんが、
光成を登板させれば、
4連敗の可能性は高く
火に油を注ぐことになりかねません。
2戦連続で
お試し先発登板だけは
避けねばなりません。

そんな余裕は全くありません。


今後の残り試合については、
鷹が34試合、こちらが31試合です。
もし鷹が残り34試合を勝率0.75超なら
こちらは残り31試合を
2勝1敗ペースの21勝10敗が必須です。
鷹が勝率0.70超(24勝10敗)なら
こちらは18勝13敗(勝率0.581)
鷹が勝率0.618(21勝13敗)なら
こちらは15勝14敗(勝率0.484)
です。


なお、残りの鷹との直接対決7戦
メラドで6試合、
ヤフオクで10/6の最終戦に1つあります。
そこでは最低限3勝4敗、
できれば4勝3敗以上で勝ち越したいです。


とはいえ、先の話になりますが、
今回の三連敗は、
CS短期決戦で
鷹に対して不利な展開を
強いられること

十二分に示す結果になりました。


すなわち、
リーグ優勝が成就したとして
CSはホーム開催
1勝アドバンテージがありますが、
今のように天敵多しの状況下では、
鷹が出てくる以上、
日本シリーズ出場を
賭けたCS短期決戦では
こちらに分が悪い
ということです。