辻監督の戦略『源田が１番、秋山が２番は継続で行くぞ！』・・・この策は本気らしい。源田が秋山を、チームを救う？！泥にまみれて培った今ここで魅せろ源田の力.

2018/08/31 13:10

楽天戦では
１番・源田、２番・秋山の新オーダー
を組んでおり、
１戦目は源田が則本との相性の良さを活かし、
２戦目は最終回で下位で築いた（栗山の）チャンスメイクをつなぎ、
まあ効果を発揮したといえば、
一応、その２戦に限れば発揮したかな
という感じでした。

ただし、他でもどうなの？
メリットは？というと
正直、よくわかりません。

源田が１番のメリットとしては、
①相手投手は、源田に出塁されれば、
　無死一塁の局面で、源田の足を気にしながら
　秋山を迎えなければならない厳しい状況になる。
②いつもの秋山→源田→浅村では
　秋山敬遠の源田勝負のおそれがありますが、
　源田→秋山→浅村なら秋山敬遠は無い

くらいしか思いつきません。

でも、上記①に関しては、
源田と秋山の出塁率の問題になります。

月別で出塁率＆打率を見ると、
（※29日の試合は含まず）
出塁率
６月　秋0.435、源0.375
７月　秋0.337、源0.296
８月　秋0.367、源0.308
打率
６月　秋0.365、源0.286
７月　秋0.269、源0.250
８月　秋0.269、源0.229

いくら秋山が不調でも
源田がそれを上回っていませんからね。
そうすると、
上記①の確率よりも
秋山を１番に据えた方が
秋山出塁の可能性の方が高そうです
また、不定期の期待ですが、
秋山なら先頭打者ホームランもありますが、
源田ではその可能性はほぼ無くなります。

それ故、相手から見たときに
秋山が１番より、源田が１番の方がラッキー
と思ってしまうでしょう。
特に初回の立ち上がりは
１アウトを奪うまでが一つの山ですけど、
最初に迎えるのが秋山ではなく、
源田ですから、気持ちも楽になります。

ただし、秋山と源田は
シンクロしやすいですね。
秋山が不調だと源田も不調、
秋山が好調だと源田も好調
おそらく源田は打席に入る前に
前の秋山の打席を見ることができるから
と思います。

しかし、
今回、辻監督の狙いはどこにあるのか？
単純に「戦略的にベターだから」
という理由だけではないかもしれません。
監督は
「源田が出塁すれば、
　秋山も球種を絞りやすくなるかもしれない」
と話されています。

すなわち、
秋山の今の不調さが深刻であり、
秋山の負担を減らし、
秋山に復調のきっかけを与えてあげよう
ということも見据えているのかな？
という気がします。

ただ源田が倒れれば、一死の状態で
秋山はもっと頑張らねば！
と追い詰められる気がするのと、
出塁率なら外崎や斉藤の方が源田より高く、
彼らも出塁すれば、走れますから、
秋山も球種を絞りやすくなりますので、
１番は源田じゃなくて他の方がいいのでは？
という疑問は出てきます。

しかし、秋山と源田のコンビだから、
秋山の考えを理解している源田だから、
という何かがあるのかもしれません。
すなわち、
源田であれば、凡打に終わっても
球種を見て何かをつかみ、
それが秋山に伝わりやすいとか。

【西武】辻監督、新オーダー１番源田・２番秋山継続明言
8/31(金) 6:05配信
　西武の辻監督が「１番・源田、２番・秋山」の新オーダー継続で連勝街道を歩む考えを明かした。
　３１日からのオリックス３連戦（京セラＤ）でも「まあ勝ってるからね」と勢いそのまま、新打線で臨む予定だ。今季は１～４番を固定してきたが、前カードの楽天との２連戦（前橋、大宮）から１、２番を入れ替え、２試合連続逆転勝利で飾った。狙いについて「源田が出塁すれば、秋山も球種を絞りやすくなるかもしれない」と話した。