下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

★★★オリックス最終戦(ほ神戸)★★★昨日の結果を完全にひっくり返された『まけほ~』この空回りミスも含めて、獅子が下位相手の戦を簡単に落としたことに対し、鷹はとりこぼさず手堅く連勝したあたり、土壇場での踏ん張り・底力の差が露呈されたか。その差が優勝への命運を分けやすいだけに。だけど獅子は「打つこと」が最大の武器であるのだから、打てなければもう敗走するしかない。

昨日は獅子も、鷹も完勝して
結局、ゲーム差は4のまま変わらず。


で、今日は、まず鷹の方は、想定通り、
とりこぼすことなく、鷲に難なく完勝。
次の獅子との直接対決に向けて
手堅く4連勝して勢いをつけます。


ちなみに、今日の鷹vs鷲では、
鷲の方が辛島を先発に立ててきたようです。
辛島というと、
獅子が二度もやられた左腕です。
しかし、鷹はその辛島を
あっさりと火だるまにしました。

(塩見も同様にあっさり沈めていましたね。)
チーム一丸となって逆打ちを徹底したようです。


選手任せで個々がバラバラに
無策で攻める獅子

首脳陣&選手が一体となり
組織立って策を講じる鷹の差が
この「辛島攻略」結果の違いに
大きく表れていますね。
このような差は、
当然、今後の戦いにも響きます。


これで鷹は9月が7勝2敗(勝率0.777)
8月成績は18勝5敗(勝率0.782)ですから、
8月突入してから約40日間の32試合で
概ね勝率7割8分をキープしています。


鷹に残る22試合
その勝率ペースでやられると、
優勝ラインは
85勝に引き上げられ、
獅子は残る19試合
13勝6敗が必須ラインになります。
(今日の結果は勘案済み)


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で、今日の獅子の試合については、
スタメンは、


今日は浅村が
大事をとってベンチスタート
になりました。
当然、戦力ダウンを否めませんが、
最重要な鷹戦、公戦に向けて
今日と明後日の鷲戦では
休まして温存することは
やむを得ない
と考えます。


しかし、
最後に劣勢の状況だったので
代打で出てきましたが、
あのような焼け石に水の状況で
無駄に出すのはダメです。

休ませるなら徹底して休ませないと。
万一、出すとするならば、
最大の勝負処で出すべきです。


この浅村の代打もそうですが、
中継ぎ陣の適用もそうですが、
現在の適用采配の
考え方については、
何か右往左往と

迷走しているんですよね。


昔、落合氏が監督時代、
(たぶん落合氏だったと思いますが、うる覚えです)
体調を崩している主戦を
スタメンから外していても
ベンチに居ると
どうしても使いたくなるから、
その選手にその旨を伝えて
完全に帰らせていた、という話がありました。
(もちろん、その帰宅は内密に)
今日の浅村は、試合が始まったら、
そのまま宿に帰してもよかったくらいです。



しかし、今日の結果は、、、

昨日の結果を完全に
ひっくり返された『まけほ~』

でした。


東明を打ち崩せない中、
榎田が度々のピンチを凌ぎますが、
オリに37イニング振りの得点を許すと、
そこから獅子は、一発連続被弾、
繰り返す与四球や失策を含み
猛牛打線の猛火に焼き尽くされ
一矢を報いることもできず
大事な時期に手痛い完敗。


しかも、オリには、前回のカードでも
勝てる試合を逆転サヨナラ劇で落とし、
翌日もそのオリの勢いに呑まれて連敗しているように
大事な優勝争い時で
無駄に3つ落としています。
(これらの日は鷹が全勝)




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まず今日の最大敗因になった
獅子威し打線のについて。



相手の東明80~90球が上限であり、
今日は、18,17,18,23,13球/回
決して少なかったわけではありませんでした。


実際に、立ち上がりの初回、
森の打席では、カウントを悪くして中二塁打、
球数が嵩んできた4回表には二死から
栗山の二塁打、おかわり君の与四球
チャンスを築きますが、
そのまま残塁祭りで得点できず、
しかも、
上記の結果と3回のメヒア二塁打以外は、
凡退の山を築いていきます。


今日の東明には、
フォークにやられており、
その逆のストレートも含めて
絞り切れず翻弄させられます。


今日の球種を見ると、
フォークやカーブを多く投げており、
ストレートの頻度を少なくしていました。
それだけ読みがハズレてやすく
タイミングも狂わされていました。


球種構成率
 ストレート 今日39.3%(54.8%)
 スライダー 今日16.9%(19.3%)
 カ ー ブ 今日14.6%(4.6%)
 フォーク  今日29.2%(21.2%)

( )は試合前の今年の通算
データで楽しむプロ野球さんのHPより


また、東明が投げた5回までのアウト15は、
ゴロアウトが7つ、三振が4つ、
フライアウトが4つと、
ゴロアウトの術中に
ハマりました。


ただ、普段の東明のゴロ、フライアウト率は、
今年はフライアウトの方が多く、
昨年まででは大きな差はありませんでした。
しかし、今日の獅子は
低めを引っ掛けてゴロアウトを重ねました。


なお、辻監督のコメントについては、
フォーク、スライダー、うまく攻められた。
 うちは長打力があるバッターがいるから、
 1発を警戒して、真っすぐは高め、
 変化球は低め
という感じだった」とのこと。


途中で修正できませんでしたね。
(首脳陣からの指示も怪しいですからね)


そして、その後の中継ぎ陣に対しては、
山田~岸田~吉田一~山本~沢田のリレーで
完全に抑えられました。
ただ、山田らには今日だけではなく、
いつもやられており、
改善の兆候が見られていません。

同じ相手にやられ過ぎてますね。
(相変わらず、無策なんでしょうね)
ちなみに、
澤田には2夜連続で
あのストレートを打てません。


同じ相手にやられすぎるというのは
苦手な天敵を増やすことにつながります
から
とにかく何とかしたいです。


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一方、投手陣については。。。


でも、榎田も勝ち星2桁達成まで
なかなか手間取っております。


ただし、榎田5回のうち3回が
得点圏内に走者を置くピンチを重ねますが、
粘り強い投球で凌いでいきます。
しかし、味方の援護がない苦しい中、
4回以降、崩れましたね。


ロメロ&吉田正の連続アーチは余計でした。
5回まで投げ切らせることも大事ですが、
このとき90球を超えており、
榎田自身、限界を超えており、

4回までで精一杯でしたね。


榎田は110球以上を投げていますが、
本来は80球を超えると、
怪しくなってくるタイプです。
正直、交代時期が遅れたと思います。
もちろん2ケタ勝利がかかっているほか、
榎田は粘り強いタイプであり、信頼も高いので、
4回で代えることが眼中になかったでしょうが、
今日のデキでは、既に一杯一杯でした。
昨日は中継ぎを投じていないのだから、
早期(5回)に投入しても良かったとも思いました。


その後に大将が2番手で出てきますが、
大将も榎田に似たようなタイプなので、
できれば、榎田と違うタイプを
ビハインド班から選びたかったですが、
控えには誠くらいしかいませんでしたね。


まあここは大将だったとしても、
6回裏へ大将を回マタギで
続投させることは
疑問を大いに残しました。

確かに、その前の5回裏に
大将は若月を併殺で凌いでいますが、
この時もカウントを悪くした瀬戸際で、
カウントをB3にしたくなかったので
次にストライクが欲しくて甘く入ったところを
若月が功を焦って振り急ぎ、
打ち損じたことが大きかったと思います。
すなわち、結果オーライというだけでした。


実際に、大将は、
5回裏のピンチを凌ぎましたが、
このときから制球が乱れる傾向にありました。
それを鑑みると、
回をマタがせるのは
危険だったことは伺えます。


また3番手・誠については、
大将が築いた大ピンチでの力みやすい
イニング途中の登板ではなく、
イニング頭から気を楽にして登板させて
そのままロング起用に突入して欲しかったです。


やはりは、光成と同様に
メンタル面に問題を抱えていますから、
しかも前回は自信喪失となるような
やられ方でしたから、
途中のピンチ時では、力みまくり、
自滅するリスクがあること
想定の範囲内にあることは誰もが想像できます。
それ故、6回裏は
大将の回マタギではなく、
頭から誠を投じたかった
です。


実際に、誠は7~8回は
安打による出塁を許し、
8回には失点もしましたが、
ロメロや吉田正を凌ぎ、
6回よりだいぶ良くなっていました。


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また、今後、大いに気になる点は、
6回裏の名手・秋山
山川が失策したことです。


先制された展開で焦りが出たのでしょうが、
空回り状態に陥っています。
その空回りは、打撃にも響いたと思います。


今日の獅子と鷹については、
この空回りの件も含めて、
獅子が下位を相手で
簡単に落としてしまったこと
に対し、
鷹はとりこぼさず手堅く連勝したあたり
土壇場での踏ん張りの差が露呈され、
その差が優勝への命運を分けること

が大いに懸念されます。


すなわち、
最後の勝負処で動じずに
着実に勝って行ける方が優勝する
(CSも含めて)
優勝するには
最後の土壇場における
勝負根性・底力が問われる
と言っても過言ではないでしょう。


獅子軍団については、若いメンバーが多く、
調子乗っちゃうとどこまでも昇り詰める反面、
緊迫感が増して苦しいと
空回りしてバタバタして崩れやすい
という
わかりやすいチーム特性を有しています。
それだけに、
佳境となる緊張感高まる優勝争いにおいては、
そのような空回りは御法度です。


この時期は、
如何に冷静沈着な状態で戦えるか?
が大事ですから。


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とにかく、チームは、
厳しい状況に陥りつつあります。


次の鷲戦では、
誰を先発として出すか?はありますが、
鷹が楽々に連戦で完勝した相手なのですから、
獅子の方も確実に
勝てないとダメです。