下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

①日ハム23回戦(札幌)二日酔い&寝不足お構いなしの土壇場の一撃二発でハム撃沈。祝・多和田16勝目。でも最近タイムリーが見られず。②CSの先発は?相手に関係なく普通に三矢を放つのかな。③『言っとくが、西武は金がないわけじゃない。球団経営は予算』らしい。金があることはありがたい。だったらFA問題を優先してその対策に重点的な予算を投じて欲しい。

①日ハム23回戦(札幌)
昨夜はリーグ優勝を決めて
皆さん、二日酔い&寝不足状態でしょうか?


ただ、今日は最多勝を目指す
多和田の16勝目&ハム勝ち越し決定
がかかっている試合でした。


結果は、、、


多和田が渋太く粘って8回まで投げ抜き、
獅子威し打線は、
上沢を攻め落とせぬ歯がゆさが続きましたが、
終盤の土壇場で
山川弾&秋山弾の一撃二発で逆転ハム撃沈。


祝・多和田16勝目。
これで最多勝はほぼ手中?!
これでハムにも勝ち越し、
首位独走&他5球団勝ち越しで
真の完全リーグ優勝となりました。


獅子威し打線も、相変わらず
終盤ビハインドでも
巻き返す渋太さ&勝負強さを魅せました。
山川が打つとき、多和田勝つ!の法則は活きており、
秋山も4安打の猛打賞で決勝打まで。


「みんな給料上がると思うけど、
 1番上がるのは「おれ」やからな」

秋山の給料上げてくれ!


さて、勝負事において
そのような打撃陣の勝負強さは重要であり、
その勝負根性を優勝争いでも多々示してきました。


それはそれでいいのですが、
最近の得点は、本塁打によるものばかりであり、
タイムリーが見られずという状況です。


今日は上沢が相手ですし、
こちらもベストメンバーではなかったので
まあ、しょうがない面はありますが、
初回以外、走者を出しつつも
あと1本が出ぬ残塁祭りでしたね。


獅子の打撃力は、12球団一というレベルにあり、
本塁打数も今日時点でリーグ1位にありますが、
今日の2本で193本ですが、
鷹も191本とそれほど大差無く、
順位もひっくり返る本数です。
長打率も昨日時点で0.455とリーグ1位ですが、
鷹も0.451であり、その差は僅か0.004です。
しかし、得点は堂々とした1位であり、
2位以下を大きく引き離しております。
※9/30時点
得 点:獅子771、2位鷹641


ちなみに、下図は、獅子&鷹に関する
同一試合における本塁打数得点の関係を
プロットしたモノです。

本塁打が多ければ
得点が高くなるのは当然です。
本塁打が3本以上になると、
高い得点圏内のプロットは、
鷹のプロットの方が獅子より多くなっています。
しかし、本塁打が2本以下になると、
高い得点圏内のプロットは、
獅子のプロットの方が鷹より多くなっています。


まあ、本塁打2本や3本という境には
こだわりありませんが、この図からは、
本塁打が少ない場合でも
得点力は獅子の方が鷹より優れていた、
すなわち、
獅子は本塁打を多く打たなくても
高い得点力を挙げてきたこと

が伺えます。


その象徴は、双方とも16得点挙げた
獅子の4/29楽天戦と、鷹の7/18獅子です。
このとき、
鷹はうちから8本の本塁打で16得点しましたが、
獅子は2ランが2本ありましたが、
ほか12点はタイムリーで挙げております。


獅子威し打線の強さの真髄は、
本塁打の一発攻勢に限らないと言えます。
逆に確率が高まるタイムリーは必要です。
しかも、獅子威し打線は、
「もし俺が倒れても、次がつないでくれる」

という意識を序盤から皆でもっており、
それが好成績の一因にもなっていましたね。


また、前述の得点のほか、
打点出塁率、打率、得点圏打率
四球盗塁は堂々とした1位
であり、
打率以外は差を引き離しています。


※9/30時点
得 点:獅子771、2位鷹641
打 点:獅子741、2位鷹625
出塁率:獅子0.352、2位ハム0.329
   (3位は鷹&鴎の0.327)
得点圏:獅子0.308、2位鷹0.265
盗 塁:獅子128、2位鴎119
   (3位は牛の96)
四 球:獅子548、2位ハム489


すなわち、獅子威し打線は、
本塁打も打つけど、そればかりでなく、
四球を見据えて次につなぐほか、
機動力も活かしながら攻めること
強さの真髄があります。


機動力は多くの盗塁数にも効いていますが、
盗塁に限らず、進塁効果
(ワンヒットで一塁から本塁まで突っ込むなど)
相手投手を揺さぶる威圧など見えない効果にも
響いてきます。


また四球については、
単に出塁できることもありますが、
相手投手に嫌なダメージを与える効果も見られます。
投手から見れば、打たれたくないのですから、
基本的には
打ちにくいボールゾーンへ投げたいわけですが、
そのままボールゾーンに投げれば
手を出さずに、ボール判定で歩かしてしまうので、
ストライクゾーンからボールゾーンへ投げるなど
努力するわけですが、
見極めてその球に手を出してくれないとなれば、
相手投手は大変困り、投げるところがなくなります。
それだけ四球を選ぶことは重要であり、
獅子威し打線はそれをやってきました。
天王山でも見られていたので、
引き続きやっていって欲しいです。


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②CSの先発は?
CSが近づいたら考えていきたいですが、
とりあえず、ここでざっくりと述べてみます。


まずCS以降における日程は次のとおりです。
10/13(土)1st 第1戦(鷹vsハム)
10/14(日)1st 第2戦(鷹vsハム)
10/15(月)1st 第3戦(鷹vsハム)
10/16(火)1st 予備日
10/17(水)ファイナル第1戦(獅子vs1st勝者)
10/18(木)ファイナル第2戦(獅子vs1st勝者)
10/19(金)ファイナル第3戦(獅子vs1st勝者)
10/20(土)ファイナル第4戦(獅子vs1st勝者)
10/21(日)ファイナル第5戦(獅子vs1st勝者)
10/22(月)ファイナル第6戦(獅子vs1st勝者)
10/23(火)ファイナル第7戦(獅子vs1st勝者)

10/24(水)ファイナル予備日
10/25(木)ファイナル予備日
10/26(金)休養日
10/27(土)日本シリーズ第1戦(セ球場)
10/28(日)日本シリーズ第2戦(セ球場)

10/29(月)休養日
10/30(火)日本シリーズ第3戦(パ球場)
10/31(水)日本シリーズ第4戦(パ球場)
11/1  (木)日本シリーズ第5戦(パ球場)

11/2  (金)休養日
11/3  (土)日本シリーズ第6戦(セ球場)
11/4  (日)日本シリーズ第7戦(セ球場)


日本シリーズを見据えたとき、
10/27(土)の緒戦に先発させる投手
中6日で登板させるとしたら、
CSファイナルでは
第4戦以前に出さなければなりません。
ただし、CSファイナルは、
投手陣の駒数を鑑みると
第6~7戦までもつれたくないのが本音です。
連戦日程を踏まえると、
獅子の方が
投手不足になりますから、
長引けば戦況は不利になります。


それでも、獅子勝つときは、
アドバンテージ1勝を含めて
4勝2敗というラインでしょうかね。
(第5戦まではもつれる?)


CSで敗れたら日本シリーズは無いのですが、
日本シリーズを先に踏まえると、
今年はセ・リーグ球団の球場から始まります。
もし広島が相手になれば、
第1~2戦は真っ赤一色の球場で戦う
ので
その空気になれることも鑑みると、
特に緒戦となる第1戦は、
強靱なメンタルが無いと苦しくなります。
それを考えると、日本シリーズ緒戦は
阪神でメンタルを鍛えられた榎田の方が
雄星より向きそうに思えます。
そうなれば、CSにおいて、
榎田は第4戦以前に配置し、
第5戦以降は投げさせないということが考えられます。
これは雄星も同様でしょう。
ただし、CSが第7戦までもつれたら
悠長なことを言ってられなくなるのも事実です。
下手をすると、こちらの投手不足から、
中4日という強行策もせざるを得ない
スクランブル状態もあり得ます。


まあCSの相手は鷹の方が可能性が高いかな、
と思いますが、まだそこはわかりません。


まずハムに関しては、
上沢マルチネスが2本柱であって強敵でしょうが、
まずは強者の鷹と戦うので、さすがに
上沢、マルチは鷹戦の第1~2戦にぶつけるでしょうね。
3番手以降の先発を考えると、
高梨、加藤、有原、ロドリゲス、
昨日、好投した杉浦などが挙げられるでしょう。
まあ獅子戦では嫌なイメージが強い高梨も含め
有原ロドリゲス
獅子&鷹どちらも相性が良くないです。
加藤は鷹がダメですが、獅子はOKです。
となれば、ハムの立場になって考えると、
1stは第2戦まで連勝して
一気に決めたいのが本音でしょうが、
そうも行かない可能性も高いので、
どうせ鷹にはみんなダメなんだから、
有原、ロドリゲス、高梨の好調な者を選び、
ファイナル進出の暁には、
実績は多くないけど、
一応、獅子向きになりそうな
加藤杉浦から並べてくるのではないでしょうか。
で、中5日で第3戦に上沢、第4戦にマルチ
というところでしょうか。
(加藤→杉浦&掘→上沢→マルチ)


については、
先発陣がよりどりみどりなので
1st~ファイナルと
全体像を描いて布陣できるので厄介です。
パッと考えただけでも、
バンデン、千賀、東浜、大竹、ミランダ、
さらに武田、石川も行けます。
簡単に6~7名が揃います。。。
松本まで入れれば8名になります。
その中からミランダなど
獅子向き投手はファイナルに温存しておき、
それ以外を1stへ登板させることが可能です。


例えば、ハムとのCS1stでは
千賀→東浜(バンデン)→大竹と来て、
獅子とのファイナルでは
ミランダ→石川→バンデン(東浜)→武田

→千賀→東浜(バンデン)→大竹とか。
2戦2勝でハムを下したら、
大竹をファイナル第5戦にもできます。


で、我が獅子については、
雄星多和田榎田の2ケタ勝利投手を中心とし、
相手次第もありますが、先発候補としては、
今井、郭、ウルフ、十亀、、、、くらいしか
挙げられないのが現状です。

しかも、郭とウルフは片方しか登録できないですし。
それ以外だと、
光成、伊藤(未経験)、誠、高木勇、泰雄、、、
彼らでは厳しいですね。。。


さすがに中4日は避けたいですから、
CSでは連戦日程になるので
やはり先発は6人欲しいです。


まあ、今の首脳陣は、相手に関係なく、
緒戦はやはり雄星で行くでしょうし、
その後は、中心柱となる
多和田、榎田を先に並べ、

まずその三矢を打つでしょう。
それ以降は今井、郭と続け、
あとはウルフ、十亀をどうするかでしょうかね。
まあ投手が選べるほどいないですからね。
CS第7戦は日本シリーズに左右しますし、
でも、負けられない一戦ですから、
状況次第なので読みにくいですけど。


雄星、多和田、榎田、今井、
郭、ウルフ、十亀の7名適用を仮定とすると
想定されそうな布陣としては、

一応、想定される案をベースに
修正要望案も併記します。
ただし、展開次第もありますから、
暫定的なものであり、
後日、見直しも必要かと思います。


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③西武は金がないわけじゃない。
リーグ優勝を決めて、
色々とインタビュー記事が報道されています。


その中で、
鈴木本部長へのインタビュー記事もありました。
本部長といえば、球団のトップですから、
本部長の発言からは、
球団側が何を考えているか?
を把握する
のに大いに参考となります
ので、
紹介したいと思います。


ここでは、興味を持ったところを抜粋します。
全文を見られたい方は、
下記アドレス(↓↓↓)をクリック下さい。

西武復活に10年かかった理由
FAよりドラフト、11年前の問題で…
10/1(月) 7:01配信 (西スポ)
  西武が10年ぶりにパ・リーグを制覇した。前身の西鉄時代も含む優勝回数は22度となりリーグ最多を更新。1985~88年に4連覇、90~94年に5連覇するすなど栄華を誇った常勝軍団にとって、9年のブランクは79年に本拠地を移転、西武となってからは初めてだ。ライオンズ復活の要因や今後のチームづくりを鈴木葉留彦球団本部長(67)に聞いた。


<中略>


-西武は伝統的にFAで選手が離れていく
 FAで選手が抜けた後のチームづくりは、そりゃ苦しい。2、3年前から代役は考えないといけない。もちろん残留へ向け最善の努力はするが、FAは選手の権利。われわれからすれば、まずは「おめでとう」という思い。あとは話し合いの中で、うまくいかない時も、残ってくれることもある。繰り返すが、痛いのは痛い。でも、選手の権利だから。チームには残ってほしい。うちは決して選手層が厚くない。でも残ってくれなかったら薄っぺらいチームになったというわけにはいかない。若いときに多くのチャンスを与えると、FAの取得が早くなる。それも仕方ない。


 -逆にFAで選手を獲得する考えは
 FA移籍して大活躍というケースは意外に少ないというイメージがあるのでね…。うちはあまり受け入れ態勢はない…かな。球団としては、とにかくチームをどうやって動かすかということ。あいつが抜けたら小粒になる。でも、こいつで何とかできるよなと。あそこが抜けたら投手は苦しいけど何とかできるな、次のドラフトでこうしようか、と。言っとくが、西武は金がないわけじゃない。球団経営は予算。いまは経営にIT企業がかかわるようになった。ウンと出すところは、球団を運営する予算とは別のところでお金を使っている。もちろん、ルール違反ではない。ただ、予算内で運営するメリットもある。やりがいもある。お金で取ってきた選手ではなく、生え抜きをレギュラーにして、と。そのサイクルがなくなると、チーム戦略はおかしくなる。主力がいなくなることは、若手にはチャンス。それを奪える能力のある選手はスカウトが見つけてこないといけない。


-やはりドラフトが大事になる
 チーム状態が最高というのは半永久的には続かない。今年もソフトバンクが素晴らしい戦力で太刀打ちできないと思っていたら、故障者が出たり、活躍していた人が落ちてきたりした。うちも例えば中村、栗山はどこまでやれるのか。今年の活躍を見ても分かるように、彼らは強い。でも、あいつらを引きずり下ろすような選手を見つけないと。それが競争。レギュラーを取るような選手は、スパッと出てきて、そのままつかんじゃうから。そういうことは、どの球団も考えている。それができないと低迷する。うちが勝てなかったのはドラフトでいろんな問題(2007年に発覚したアマチュア選手への金銭供与)があったこともある。当時はペナルティーがあって、いい選手を見にいっても獲得に至らなかった。その後の成績にも影響はあったと思う。


<後略>


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この10年間、滞ってしまったのは、
確かにドラフトの問題は響いているでしょうし、
ドラフトで良い選手を獲得することは
重要な戦略の一つ
です。


ただ、ドラフトについても、
最近、ドラ2だった川越
投手から野手に転向しましたが、
最近はドラフト上位の無駄遣い
目立っている気がします。
例えば、川越の場合、
ハムが狙っていたらしいですが、
ドラ4の評価
でした。


また外国人のハズれも
大きく響いたのではないでしょうか。
今年はヒースやKマート、
ファビオがハマりましたが、
他球団と比べて、
今まで成功しないケースが
多すぎたように思えます。


そして重要な問題は
FA流出者が多すぎることですね。
制度の存在から、
そりゃ流出する選手が出てくるでしょうし、
そこで若手らと入れ替えもあるでしょうが、
さすがに流出者が多すぎます。
若手が出てくる速度を鑑みれば
流出する速度の方が大きいです。

今年はそれを補強で補いましたが、
補強が無かったら、
今頃どうなっていたことか。


もしFA流出を見込んで
戦力を向上、少なくとも維持するには、
その流出速度を上回る
育成スピードが必要であり、
それができなければ、
別途、補強が必要になります。
さすがに1差し引けば、
何かで1を足さないと埋まりません。


FAで他から獲得することは
仰る通り、消極的でもいいですが、
やはりFA流出者の低減は
極限まで努めて欲しいです。


「球団経営は予算」というのは当たり前です。
それは西武球団に限らず、
どんな企業でも、公共でも
皆「予算」で動いております。

どの企業でも言える話ですが、
問題は、何を優先させて
予算に何を充てるか?
です。
すなわち、
予算だって限りがありますので、
予算を最大限の効果の発現を図るには、
どこに重きを置き、
どこを軽く見るか?
判断能力が問われます


『西武は金がないわけじゃない』はわかりました。
それなら是非とも
FA流出対策に

十二分な予算を充てて
浅村らの流出阻止に
極限まで努めて欲しいです。


本来ならば、オールスター前後には
浅村らと内部事前交渉を進めておいて欲しかったですが、
どうやら未だに何も行われていないことは、
大変、残念でなりません。


詳細な金額まで詰めなくとも、
そのような事前の根回しは
ある意味、
相手への配慮、アピールになるので
交渉術で大いに必要な技です。


是非とも、
FA流出対策を最優先事項として
存分な予算をつけて、
流出抑制に
極限の努力を惜しみなく

注いで欲しいです。