下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

★★★ CSファイナル第3戦 鷹戦 ★★★ 大惨敗。3回表裏の攻防が双方の命運を分け、序盤戦を制することができず、鷹に主導権と勢いを与えたことが全て。3戦連続で下位打線にやられたことは痛恨の極み。投手陣は鷹打線の脅威を意識しすぎて自滅している。ただしまだ王手手前のイーブン。ガチンコ勝負は明日も続き、王手を決する明日が超重要。完全に切り替えて連敗しないことが大事。明日は鷹の先制点を死守して、こちらが序盤からリードして主導権を握りながら勝って王手を先に奪いたい。

アドバンテージ1勝を含み、
獅子の2勝1敗で行われた
 CSファイナル第3戦。


今日のスタメンは、

鷹の方は、
もう今回のCSでミランダが投げないので
ミランダと寺原を抹消し、
モイネロルーキー椎野(誰?↓↓↓)
上げてきました。


で、早速ですが、今日の結果は、、、

ワンサイの完敗です。


こちらの獅子威し打線が
中4日の千賀攻撃に手間取る中、
先発の榎田が、2番手の十亀が
踏ん張りきれず自滅もあって
鷹打線の勢いに呑まれて大投壊。

武隈は比較的、抑えたが、
内川に火を突けてしまうことに。
野田は自滅して余計な点を最終回に与え、
投手陣はズタボロ状態に。


もちろん、2番手の十亀も
鷹の勢いを止められず、
被害を拡大したことが致命傷でしたが、
今日の試合における
熱視線、勝負処は、
試合の命運を分けた局面は、
3回表裏の攻防にあり、
序盤に投手陣が踏ん張れず
先取点を許す一方、
その直後に追いつければ良かったですが、
勢いに乗る上林の好送球で阻まれましたが、
チャンスを活かせず
無失点に終わり、
鷹に主導権を握られたこと
今日の負けの全てでした。
その後の大量失点は、
もう火がついた鷹の勢いによる
後の祭り、敗走一色でした。


まさに第二戦と逆の展開です。


今年の戦い方を見てもわかるように、
獅子は逆転勝ちの展開が得意でありますが、
鷹戦に限っては別物であり、
その逆転勝ちの神通力は

鷹を相手には通じにくいです。


今年の鷹との直接対決(レギュラーシーズン)は、
先制点を挙げた場合、
鷹が8勝3敗獅子が10勝4敗です。
序盤(3回まで)リードしている場合、
鷹が7勝3敗獅子が9勝2敗です。
そして、先制点を挙げて、
かつ序盤リードの場合は、
鷹が6勝1敗獅子が8勝2敗です。


昨年のデータまで入れたら
鷹はその傾向をもっと強まります。
※鷹(2017)
  先制点11勝1敗、3回リード10勝0敗


やはり鷹に勝つには、
相手の先制点を死守して、
こちらが先制し、

序盤からリードして
必ず主導権を握ること

絶対条件です。
これは鷹を相手にする獅子のみならず
獅子を相手にする鷹の方にも言える
鉄則ですと言っても過言ではありません。


もし鷹に先制点を許したのならば、
その直後には
最低限、追いつかねば厳しいです。
もし獅子が先制したのならば、
最低限、そのリードを
死守しなければなりません。


もちろん、この条件は
十分条件ではないですが、
先手の展開は必要条件です。
後手になったら、
勢いに呑まれるので
負ける公算は大になります。


今日の試合については、
榎田が誤算でしたが、
榎田は打たれてピンチを背負っても、
粘り強く投げて
失点をなかなか許さないタイプであり、
相手に残塁祭りを築かせるのが得意なタイプです。
相手を残塁祭りに仕立てていけば、
相手にストレスと焦りをもたらす効果
期待できるわけですが、
鷹の場合は、打撃力に長けていますので、
出塁を許せば、
そのまま力で押し切られる懸念があり、
今日はその懸念が現実なものになりました。


今日の榎田は、
初回&2回を無失点に抑え、
柳田には内角低めスラで、
内川には外角低めカーブで仕留めましたが、
全体的に高め傾向であり、
制球も乱れるところも見受けられました。
そして魔の3回表、
まず下位打線の西田に左安打を打ち込まれ、
先頭打者の出塁を許します。

そして、次の甲斐は、
バントをしようとするわけですが、
結果は、アウトを1つも奪えず、
与四球で歩かしてしう
嫌な展開に陥ります。
それで次の川島に走者を送られて
一死二三塁とピンチを拡大し、
上林には、
慎重になった分だけカウントを悪くして
ど真ん中のスライダーと失投して
手痛い先制3ランを被弾します。


ここでの失点は、
上林に打たれたこともありますが、
第1戦4回表の5失点、
第2戦2回表の3失点と共通しているように

(これは山川悪送球もありましたが)
雄星も、多和田も、榎田も
8番西田や髙田、9番甲斐と
下位打線にやられたこと

痛恨の極みとなりました。


確かに今年の甲斐の打率や出塁率は、
西武戦成績が通算成績より高く、
特にメラドでの成績がヤフオクより上にあります。
※甲斐打率(2018)
 通算0.213、西武戦0.259、ヤフオク0.222、メラド0.303
※甲斐出塁率(2018)
 通算0.274、
西武戦0.317、ヤフオク0.281、メラド0.343


しかし、着火した西田や髙田にやられてはダメです。
そこ(8番)では着実にアウトを稼がないと。。。
雄星も、多和田も、榎田も
平常心で自分の投球をしていれば、
抑えることができた相手でしたが、
鷹打線は甘く入ったら打たれる!
意識しすぎているから
下手に際どい所を狙いすぎ、
手元が狂って自分の投球ができず
やられているという印象です。


しかも、この3回表の鷹猛攻は
この一発では止まりませんでした。
続くグラシアルには中二塁打、
柳田は二ゴロで処理するも、
その間にグラシアルは三塁へ。
デスパを歩かして、
中村には十八番の外角球流しの左安打
もう1点を失いました。


まずグラシアルに対しては、
レギュラーシーズンでもそうだったし、
CS1stのハム戦でもそうだったように、
グラシアルが苦手とする外角低めスラを投げず、
グラシアルが得意とするストレート勝負をして
打ち込まれましたね。
グラシアルの外角低めスラが苦手は有名な話であり、
まだ克服できていないことは、
CS1stのハム戦を見ればわかることですが、
第1戦の銀もストレート勝負で打たれていました。
すなわち、第1戦も、第3戦も
繰り返しています。
森も宮崎フェニックスで試合に出て調整していましたが、
TV中継でもいいから、
やはりリアルタイムに
CS1stを見るべきでしたね。
細かく見ていないことが
バレバレであり、研究不足です。
一流のプロ捕手になりたいのであれば、
本気で研究もし尽くさないと厳しいです。
森にとって、
そこが捕手適性に関する最大の課題です。


まあ第2戦にはスライダーを打たれていますが、
このときは高さが甘すぎましたね。


そしてタイムリーを放った中村については、
なかなか空振りをせず、
バットコントロールに優れており

特に外角球を逆らわず流して
左安打を放つことが十八番です。
まあ内角も打つから嫌な打者なんですけど。。。


これで鷹の勢いに火をつけてしまい、
その火消しをして、
主導権を渡さないようにするには、
その直後に反撃するしかありません。


3回裏は、先頭の森、次の外崎が
連打でチャンスを築きます。
特に外崎が打ったことは
今後に向けても大きな前進になります。
しかし、次の金子が
千賀のフォーク攻めで三球空三振、
次の秋山がインハイストレートの初球で

詰まらしてしまい拙攻し、
簡単に二死を献上し、
千賀を助けてしまいました。


それまでの千賀は、
最大の武器であるフォーク
いつものようなお化けフォークと違い
あまり落ちずの状態でした。
初回の先頭・秋山には
フォークで空三振を奪いますが、
いつものお化けフォークのように落ちず、
タイミングだけ狂わせる三振でした。
1回表の浅村に
抜けたフォークの見逃しが1球ありましたが、
源田、浅村、栗山、おかわりに投げた
フォークは見極めることができていました。
すなわち、今日の千賀のフォークは
いつものお化けフォークとは言い難く、
少なからず中4日の影響があり、
好調だったわけでもなかったと思います。


ただ、1~2回の攻撃では、
例えば千賀のストレートあたりに
絞れれば良かったですが、
カーブでも誤魔化されながら、
獅子威し打線も
ストレートやフォーク、カーブに悩まされ迷走し、

千賀を打ち込むことができませんでしたね。
初回の浅村は
バットを振ること無く見三振に終わっており、
2回の山川は
バットを振ること無く追い込まれ、
最後は高めのクソボールを振らされて空三振に。
完全に迷って迷走して
萎縮していました。


で、3回裏の話に戻しますと、
先行された中でのチャンスでしたから、
金子は打ち気満々で焦りもあって
フォークに手を出しまくってしまいました。

打ち気満々なのが甲斐に見抜かれ、
フォークを連投されましたね。
そして、秋山も不調な状態も加わって
焦りから初球拙攻となっていましたね。
それでも、好調の源田には、
初球のフォークが高めに抜けて外れ、
2球目フォークも落ち方が足りず、
しっかり捕らえて右安打を打ち込みます。
しかし、森が二塁からホームへ突っ込み、
上林の好送球で刺されて無失点で凌がれました。


確かにワンヒットで二塁からホームへ突っ込むこと
はわからなくもなく、
勢いに乗せるために積極策を打つことも大事ですが、
また行くか、止めるかは瞬時に判断で難しいですが、
打球の行方、上林の肩、森の走力を踏まえて
コーチが森を止める選択肢もあったでしょう。
同じようなケースが8/16オリ戦でもありましたね。
このときは捕手が球を落としてタッチプレーの
リプレー検証になりましたが、
タイミングは完全にアウトでしたね。
もちろん、行かせるという選択肢も
有りかもしれませんが、
4点ビハインドになっており、
このチャンスが無死から二死になっていただけに
少なくともその焦りが判断を狂わせたこと
は否めません。


このように3回表裏の攻防は、
下位打線でピンチを築き
耐えきれず鷹の先制を許してしまい、
その直後の裏の攻撃では、
チャンスを築きましたが、
後手に回った焦りから
そのチャンスを潰してしまい

序盤戦を制することができず、
主導権を鷹に握られました。


ただし、今日は大敗しましたが、
まだ王手手前のイーブンであり、
まだ崖っぷちになっていなく、
ガチンコ勝負は明日も続きます。


このシリーズは、
勝つ方が2桁得点を挙げるという
荒れた試合ばかり
ですから、
明日は明日の風が吹く展開にあります。
もちろん、大舞台で脅威の内川などに
火をつけてしまったことは脅威ですが、
こちらも山川、外崎にエンジンが掛かりました。


すなわち、双方の打撃陣の調子は悪くなく、
焦らなければ、打ち込める状態にあるので、
明日になればリセットされ、
また明日に出たとこ勝負となります。


それ故、とにかく
今日の結果は忘れて完全に切り替えて
連敗しないことが大事
です。


ただし、明日の第4戦は
どちらが王手を奪うかを
決する一戦になります。
もし連敗して鷹が王手を先に奪うと、
こちらに焦りが生じるから、
鷹の勢いに呑まれて

一気に持って行かれます。


とにかく、明日の第4戦は、
相手の先制点を死守して、
こちらが先制し、
序盤からリードして
主導権を握りながら勝って

王手を先に奪うことが大事です。
先手必勝を強調している鷹の方も
そのつもりで対峙してきます。


確かにそう簡単なことではないですが、
今、鷹と戦っているこのシリーズは、
高レベルのパ・リーグにおける
最終頂上決戦なのですから、
それを勝ち上がるには必須条件です。


もちろん打撃陣ばかりではダメであり、
鷹打線の強靱さを考えれば、
投手陣はしっかりと
踏ん張らねばならぬ状況にあり、

それができていない状況にあります。
(特に試合を作るべき先発陣が)
ただし、鷹投手陣だって、
第一先発の東浜や、第二先発の武田らは、
明日も間隔詰めて
無理せざるを得ない状況

変わりはありません。


まあ第5戦は石川あたりが
温存されて中5日で出てくるようなので、
第5戦は苦戦しそう???
それを見据えても、
明日、先に王手を奪うことが大事ですね。



まあ第5戦はとりあえず置いておいて、
明日の第4戦は、
鷹投手陣の無理使いを見据えると、
獅子投手陣が踏ん張れば
勝機は十分あります。

というか、獅子も、鷹も、
踏ん張った者が勝ちになりそうです。


今の獅子投手陣については、
鷹打線が相手だから球が甘く行けば打たれる、
という脅威があるのは当然ですが、
あまりにも
それを意識しすぎて自滅しています。


とにかく、
「打てるもんなら打ってみろ!」と
腹をくくって、結果を恐れず
高低だけ考えてアバウトに

堂々と思い切り投げ込んで欲しいです。


一方、打撃陣については、
迷いが生じながら、
後手になると焦りが出ていました。
千賀は気力で好投しましたが、
決して調子が良かったとは言い難く、
中4日の影響は出ておりました。
明日の東浜も中4日の影響は
何らか出るでしょうから、
「打ちたい、絶対に打ってやる」ばかりでは無く、
腹をくくって覚悟を決めて、
冷静に打ち込んで欲しいです。


まあ打撃陣については、
秋山とおかわり君が不安ですが、
昨日のミランダ攻略時に関する浅村の
「全部真っすぐを打ちにいっていると
 打てないと思うので、
 どこかで自分で腹をくくって、
 (変化球狙いに)絞るところは
 絞ってというのも絶対大事だと思います

という発言を踏まえれば、
そこまで心配はしてなく、
焦らなければ、意気込みすぎなければ
打ち込めるはずです。


ただし、守備には不安を残しますね。
特にサードおかわり君には。。。
今日もエラーをしており、
記録はエラーにならなかったプレーも含めると、
このシリーズでは
守乱が目立っています。
まあ山川も・・・


ちなみに、今井が登板するときに、
おかわり君は守乱を繰り返しており、
今井自身がおかわり君の守備力を
信頼していません。
9/9ロッテ戦では、
2回表に鈍足の井上が走っているのに、
おかわり君が慌てて悪送球で今井の足を引っ張り、
5回表の平沢の三安打では、
当てただけの浅いボテボテであり、
おかわり君に任せていい打球コースでしたが、
今井は自ら処理しようとして強引に突っ込み、
結局、おかわり君と交錯してお見合いになり、
内野安打を許しました。
その強引に突っ込んだ今井の行動は、
今までの守乱からおかわり君の守備力を
あまり信頼できなくなっていること

がもたらしているかな、と思いました。


できれば、おかわり君をDHにして、
外崎をサードに回して、
ライトは金子、レフトは栗山と行きたいですが、
明日は今井が先発なので、
捕手に岡田を使うかな?という可能性を鑑みれば、
森がDHになります。
とはいえ、打ち勝って行かねばならないから、
栗山も、おかわり君もベンチ待機は勿体ないです。
まあ、今のおかわり君は不調なので、
その見極めが難しいですが、
鷹から見れば、
おかわり君ベンチスタートの方が助かるでしょう。


鷹打線も、CS1stハム戦と同様に
サード狙い、おかわり狙いの打ち方もするので、
おかわり君の守備は重大な課題になりそうです。
(ハム戦ではおにぎり君(横尾)が大忙しでした)


それらを考えると、今井と森を組ませて、
外崎をサードで使い、おかわり君をDHにして、
ライトは金子、レフトは栗山がベターですね。


まあ、CSや日本シリーズといった
高レベルの短期決戦は、
捕手力をアップさせるのに
絶好な機会、最大のチャンスになるので、
最後まで勉強を含めて、
森に任せてもいいかもしれません。