下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【獅子戦士の2018年<前編>】監督&投手陣に関する各人の短評をまとめました。/今週・来週の週末、世間は日本シリーズでしょうが、私はGⅠシリーズ(今週は天皇賞、来週はJBCシリーズ3連戦と4つのGⅠ)の競馬三昧の予定。

日本シリーズ
緒戦からすさまじい戦いで
引き分けからはじまりましたね。


もし西武が出ていたら、、、と考えると、
あのロースコアの展開では
広島球場の赤一色の空気に呑まれて
負けていたかもしれませんね。


まあ今週の土日、世間は日本シリーズですが、
今週は天皇賞(秋)だから、
私はその馬券考案に時間を費やします。


来週の土日も
世間は日本シリーズが続いているかもしれませんが、
来週はJBC(G1)三連戦だから、
私はその同日開催となる
三連戦G1シリーズの馬券考案に時間を費やします。


今週、来週の週末は、
世間は日本シリーズでも、
私は競馬三昧の予定です。


さて、今日の本題です。
今日は、獅子戦士の2018年について、
各人で短評していきたい
と思います。


まずは前半として
監督と投手陣についてです。
(野手陣は後半として後日記載します)


【首脳陣】
◆85辻監督
3年連続Bクラスで負け体質が
染みついた獅子軍団を受け継ぎ、
コーチや選手達の意識から改善し、
彼らの自主性を重んじつつ、
若い新興勢力の覚醒を引き出しながら、
昨年はリーグ2位、今年はリーグ優勝
『育てながら勝つ野球』
繰り広げてきました。
しかも、就任時には、フロントにより、
コーチ陣がほとんど決められており、
やりにくい面はあったと思いますが、
そのハンデを撥ねのけつつ、
結果を出してきました。
もちろん、
フロント等の協力も得ながらでしたが、
辻監督の働きにより
チームも強くなってきました。
ただし、チームもまだ発展途上中であり、
栄光「日本一」獲得という
最終目標の成就が残っています。
でも、来年はコーチ陣から布陣を見直し、
辻軍団の完成形を目指し、
大きく飛躍しながら、
最終目標を実現する年
です。
ホップ、ステップまでは来ました。
来年はその3段目となる
大きくジャンプすべき年です。
その実現へ向けて
獅子を導いて欲しいです。


【投手陣】
◆16雄星
昨年は大覚醒して
手がつけられぬ勢いで圧巻してましたが、
今年はその勢いは見られず、
最後のCSでもエースとしての
踏ん張りが効きませんでした。

今年は昨年のツケによるものなのか?
『肩の回復速度が遅い』という影響が出て
自慢のストレートも鈍るようになり、
またお得意様だった楽天には、
直人直伝の策(低めスライダー無視)
講じられれて苦労しました。
それでも、
14勝4敗と貯金を10個稼ぎ、
QS16個と試合を作り、
先発ローテの中心として貢献しています。
防御率は3.08
ここ4年間の中では最も高いが、
リーグ2位にとどまりました。


ただし、その活躍は、あくまで
ローテの一角としての働き
であり、
エースというと物足りなさは
感じざるを得ませんでした。
まあそれでも貢献したとは言えますが、
メジャーを挑戦しようとする雄星には、
もっと高みを抱いてビックに活躍して欲しく、
昨年の働きからみればそれがデキる存在です。
すなわち、雄星に求められるところは、
ただの一流ではなく、超一流であれ!
です。


やはり、エースとして期待することは、
ここぞという勝負処での踏ん張りです。
それはCSのような大舞台もそうですが、
もし味方が得点を挙げられなければ、
その間は
相手からの失点を絶対に回避し続ける投球
が求められます。
すなわち、エースには苦しき展開でも
投げ勝つことが求められます。


例えば、昨年、楽天の岸と投げ合い、
このときは西2-1楽と
ロースコアで投げ勝ちました。
もし今年の雄星だったら、
西2-3楽で負けていたかもしれません。


さて、このような中、
来年はメジャー挑戦で移籍濃厚です。
雄星のメジャー挑戦は、
・登板間隔を詰めて大丈夫か?
・昨年魅せた
 ストレートの勢いを取り戻せるか?
・アメリカでの荒野を凌げる
 強靭なメンタルがあるか?
などの観点から、不安ばかり募りますが、
まあそれは改めて。。。


一方、来年の獅子軍団にとっては、
その雄星の分が大穴になります。
その大穴をどう埋めるかが課題です。
多和田が今年と同様に15~16勝を挙げ、
今井もさらなる飛躍をして15勝を稼ぎ、
光成が覚醒して12勝を果たせば、
多和田、今井、光成による
エース格の中心的な三羽ガラス
雄星の大穴を埋めて釣りを作れます。
そのためには、
来年には光成の覚醒!がマストであり、
光成のデキがクリティカルになります。


◆18多和田
ルーキーのときは7勝5敗でしたが、
昨年は5勝5敗と今一つでした。
しかし、3年目の今年は一気に覚醒し、
16勝5敗と貯金11個で最多勝に輝き、
QS14、完投5、完封2と
先発として試合を多く作りました。

また4月と9月に山川とともに
月間MVPを2度も獲得しました。
もともと
ホップするストレートは見事であり、
曲がりすぎるスライダー
制御できるようになるほか、
フォークが大きな武器になり
今年の活躍につながりました。
ただし、防御率は3.81であり、
終盤までは4点台であり、
味方打線の援護に助けられたことも
大きかった
です。
立ち上がりに課題を有するほか、
急に崩れたりもして、
良い時と悪い時の波があります。
来年も勝ち星と貯金を
今年くらいキープしつつ、
安定して防御率を下げていきたいですね。
特に、来年はエースとして、
ここぞという局面で負けないこと、
勝負強さをもっと向上させ、
投げ勝てる投手になってもらいたいですね。


◆30榎田
去年の今頃の自分の事を考えたら、
   天国地獄じゃないですけど凄い差」
優勝後のコメントです。
古巣のことを「地獄」と悪く言ったわけではなく、
昨年のままでは、崖っぷちで
出番無くいつクビをきられてもおかしくなかった
ということを『地獄』と称し、
今年、新天地で活躍ができ、
リーグ優勝に大貢献できたのですから、
それから『地獄天国』の表現が
そのままに素直に出たのでしょう。


確かに阪神で使っていれば、
阪神も結果が違っていたのでは?
阪神も見る目が無いな?
という考えもありますが、
使う側から見れば、
若手なら結果が出てなくても
我慢し続けることができるでしょうが、
若手を差し置いて
結果が出ていない中堅を使うには、
相当な勇気が必要です。
中堅を使って結果が出なければ
使う側も責任が問われますし、
同じ結果が出ていない2人だったら
中堅よりも若手を優先して使う方が
チームのためにもなります。

その中堅によほどの実績があれば、
復活を信じて我慢して使い続けること
はできるでしょうが。
西武においても坂田あたりがそうですね。
昨年の上本もそうでしょうね。
もちろん坂田は守備面で
適用条件に叶わなかったでしょうが。


ただ、榎田と洋介のトレードが決まったとき、
1軍戦登板が少なく成績も今一つ状態で、
虎2軍では先発をやってましたが、
最近は中継ぎばかりでしたから、
正直「先発で使うの?」「1軍で通じるの?」
疑問視
しておりましたが、
それをいい形で裏切ってくれてました。
今年は23試合登板し132回2/3を投げ、
QS13で、11勝4敗(貯金7)
先発投手3番手としてチームの柱になり、
リーグ優勝に大きく貢献してくれました。

もし榎田の存在が無ければ
リーグ優勝は成し遂げられなかったでしょう。


西武にとって不足する左腕の駒を埋め、
まだ足りないけど
西武の中では制球力が優れたタイプであり、
フィールディングも上手く、
阪神時代に培った度胸の良さが武器です。
打たれてピンチを築いても
なかなか失点を許さずの粘り強い投球をします。
相手にとっては、打てそうで打てないと
残塁祭りになるのでダメージも大きいです。
ただし、CSでもそうでしたが、
数少ないチャンスをモノにする鷹には、
ピンチを凌ぐ投球では
ピンチが数多くなればいずれは
突破されるのも時間の問題
なってきますから、
当然ながら失点を重ねやすくなります。
打撃力のある相手には、当たり前ですが、
ピンチに陥ることを極力減らすことが
課題
ですから、
鷹戦に向くタイプではないこと
CSで露呈されました。
また阪神時代の2軍での榎田
オリックスが把握していたように、
鷹も同じウェスタンで把握していたでしょう。
来年、鷹戦は課題になります。
ただ、雄星や十亀のような苦手意識を持たず、
ピンチに強く動じないタイプだから、
イニングの先頭からピンチだと思って
集中力を保ってしっかり投げれば、

その課題もクリアできるはずです。


課題は他球団も榎田研究をしてくる
来年も今年と同じ活躍ができるか?
ですね。


◆21十亀
外国人をのぞけば
年齢的にも年長組雄星とともに
投手陣を引っ張る存在になるよう
意気込んでいました
が、
そもそも良い時悪い時が目立ち、
投げて見なければわからないタイプ
であり、安定感がありません。
鷹戦ではアレルギー反応が著しいです。
そのあたりが
十亀はやっぱり十亀だったという印象です。
今年は防御率4.42、5勝8敗(QS10)
先発ローテの柱としては物足りなく、
昨年は8勝7敗、一昨年は4勝6敗であり、
2ケタ勝利は4年前ですが、11勝7敗であり、
しかも、プロ入り7年でその1年のみでした。


もう31歳ということもありますが、
十亀が一流投手になるには
頭打ち感になっていること
を否めません。
来年11勝7敗と4年前くらいの働き
してくれれば上々す。
問題は、来年の使い方ですね。
先発投手として適用するのはいいですが、
対戦相手を選びながら使いたいです。
(ハム戦や楽天戦を中心に)


◆11今井
ルーキー年の昨年は3度の負傷があり、
今年最初は不祥事出遅れましたが、
交流戦から1軍登板を果たし、
14試合を先発し、5勝5敗(QS8)と
結果
を残しました。
もちろん満足できる成績からは遠く、
防御率4.81、WHIP1.462と今一つ。
それでも大器の片鱗を魅せており、
来年に大きな期待を感じさせました。


ただし、来年にさらなる成長を遂げるには、
制球力向上一発病克服
最大の課題
です。
今年は78回2/3を投げて、
与四球が35個、被本塁打が11本でした。
与四球率4.028は高いです。
また被本塁打率も1.26と高いです。
確かに一発を打たれやすい岸も1.19ですが、
雄星0.88、多和田0.63、
榎田0.95と比べたら高いです。
(十亀は1.16)


今井の場合、岸と同様に
球質の軽さから一発を打ち込まれやすい
わけですが、岸の場合は、
与四球率が1.64と低いように
制球力に長けたタイプです。
やはり、目標像は岸のような投球であり、
とにかく制球力の向上を図ることが大事です。


◆54ウルフ
ゴロアウトの魔術師であり、
最後のCSも立ち上がりを攻められるものの、
それ以降は何とか踏ん張ろうとしていました。
今年は14試合66回を投げ、
4勝4敗、防御率4.773であり、
昨年(9勝4敗)と比べると今一つでした。


今も引退か、現役続行かで悩まれているようですが、
引退してもおかしくはありませんね。
とりあえず、せっかく西武と縁が築くことができ、
NPB野球、日本生活に熟知している貴重な存在ですから、
引退後も海外スカウトなどで
関われるよう取りはからって欲しいですね。


◆42ファビオ、47ワグナー
交流戦前は12試合先発して6勝5敗
とまずまずの成績で活躍しました。
最近の外国人先発投手が
ほとんど勝つことがデキなかったことと比べれば、
ファビオは当たり外国人だったと言えます。
しかも、4月にはいきなり鷹戦で連勝し
貴重な鷹キラーの存在になりました。
しかし、交流戦頃から中継ぎ陣が崩壊して、
ファビオがいきなり抑え代役に抜擢されるも、
制球力の悪さから、抑えとしての適性が低く、
結果を残すことがデキず、
途中で負傷により戦線離脱しました。


アメリカ時代から
打席では負傷が嫌だからバットは振らない
というくらい、ファビオ自身、
負傷へのリスクは極度に避けてきたタイプです。
それなのに、チームの危機だからということで
1週間で160球以上を投げる特攻登板
向かない抑えでも頑張ろうとしていましたが、
辻監督が焦りから
ファビオにぶち切れた日を境に
負傷を訴えて戦線離脱しましたね。
これだけは残念でした。
このまま退団濃厚になりました。
来年、NPBの他球団ではなく、
アメリカ等で活躍してくれればと思います。


一方、ワグナーは
ストライク入らず状況で
結果を出すことはできませんでした。
それでも、渡辺SDが感謝していたように、
2軍では、一生懸命に練習に励み、
若い選手の手本になった
ようですね。
来年、別球団での活躍を祈ってます。


◆25平井
ルーキー年は42試合登板して
防御率2.40と活躍。
今年は、交流戦の頃に
疲労から不振に陥って一時離脱し、
防御率も3.40と高くなりましたが、
64試合を投げてホールド21を挙げ、
リーグ優勝に貢献しました。
被打率も昨年0.251が今年0.204に改善。
ただし、被本塁打率が1.53と高く、
一発病は課題になっています。


また平井に関しては、
疲れてくると身体の開きが早くなり
持ち前のスライダーのキレが不足してきます。
もちろん、疲れにくくなるよう
基礎体力の強化は課題ですが、
疲労蓄積を見据えつつ、
適切な使い方を心がけたいですね。
確かに牧田ほどではなくとも、
「困ったときの平井」の気持ちはわかりますが、
見境なく使っていると
交流戦の頃のように不振に陥りますから、
配慮が必要です。


◆23野田
昨年は35試合登板し、防御率が1.98と活躍。
今年は、平井と同様に不調から一時離脱し、
防御率は3.51と悪くしましたが、
キャリアハイの58試合を登板して
リーグ優勝に貢献しました。
当然、来年も中継ぎ陣の中核として
活躍して欲しいです。
その課題として、
適切な起用法は平井と同様です。


あとはもともとから
制球が定まらぬタイプですが、
与四球率3.72は高く、
昨年と同様の数値で改善されてません。
雑で投げ急ぐことがネックなんですが、
思い切り腕を振って大胆に投げつつも、
もう少し丁寧に投げたいです。


◆44小川
途中から金銭トレードで入団し、
中日の「龍也」から西武の「獅子也」として
リーグ優勝に大きく貢献しました。
中日時代は
左のワンポイントとして使われ、
でも、頭打ち状態でしたが、
西武に来てからは
回マタぎもこなして苦しいところを
助けてくれましたね。
第一次天王山では
3戦連続で中継ぎ登板し、
その3戦目は2回1/3と
回をマタぎ無失点に凌ぎました。

またそれまでに
10試合連続無失点、
自責点なら12試合連続ゼロ
と活躍しました。


ただ、左打者向きとして使われますが、
今年の被打率は、
右打者0.214(14-3)に対し、
左打者が0.320(25-8)でした。
昨年は、被打率が
右:0.313(16-5)左:0.200(30-6)
であり、被出塁率も右が0.421左が0.314
一昨年は、被打率が
右:0.152(33-5)左:0.205(78-16)
であり、被出塁率も右が0.216左が0.271


この3年間での被打率で見れば、
右打者は63打数13安打で0.206
左打者は133打数30安打で0.226であり、
打数の差がありますが、
率なら左打者の方が打たれています。
やはり右打者に対する
クロスファイヤーも有効ですからね。
それを考えると、
使い方には左打者にこだわらず
あまり左右病を意識しなくてもいい、
と思います。


いずれにしても、
課題は他球団も獅子也研究をしてくる
来年も今年と同じ活躍ができるか?

ですね。
変則投球タイプですから、
榎田以上に初物効果が効いていた
だけに
その課題は重要そうです。


◆42Kマート
途中入団で中継ぎ陣を助けました。
昨年のストレートが自慢のシュリッターに
変化球も武器にできる利点を加えたタイプ
長身から投げ下ろす
ストレートは重く速く角度があって
そう簡単に打てるものでもなく、
変化球についても、
落差の大きい
サークルチェンジが優れています。
奪三振率も10.8をマークし、
昨年の増田を超えております。


ただし、アメリカ時代と同様に
制球難の課題を有し、
今年の与四球率4.98と高かったです。
また出塁を許すと
走られやすい点も弱点です。


その制球力の低さは、
致命的な追加点を許し続けた
CS2戦連続でも露呈しました。


今から外国人の制球力アップを
望むのは酷でありますが、
せめて細かい配球を求めず、
アバウトに投げさせたいです。


ただし、Kマートも
まだ27歳の若さです。
あのサファテだって、
アメリカ時代はノーコン
10年前の27歳ごろには、
3Aで62イニングを投げて
与四死球が51個もありました。
今のヒースについても、
30歳前の広島時代と比べたら
与四球率が改善されています。
※広島時代:14年4.32、15年3.44
 西武時代:18年1.82


少しでも制球力が向上すると
化けるだけの資質は有しています。
(化ける頃にはもっていかれそうですが)
投手コーチ次第ですね。


◆69ヒース
増田が不調に陥る中、
新守護神として活躍してくれました。


広島をリリースされてからも、
普通なら帰国してしまいますが、
NPBで野球をやりたいという想い
富山の独立リーグで踏ん張ってきました。
そして、西武入団でNPBに復帰が決まり、
今までの鬱憤を晴らすかの如く
しっかりと結果を出してきました。
7月下旬~8月は
17試合連続無失点もマークしました。


広島時代はノーコンの印象で、
与四球率も14年4.32、15年3.44でしたが、
今年は1.82と大きく改善しました。
また自慢のストレートと併せて
スライダーを上手く使い、
奪三振率が12.03
極めて高い値をマーク
しています。
※広島時代の奪三振率は
 14年が7.56、15年が10.69なので
 今年はかなり高いです。


スライダーは多少甘いのですが、
速いストレートを意識させれば、
その甘いスライダーでも打ち獲れます。
ただし、相手打者を迷わせないと
打ち込まれるリスクが高い
です。
それだけに、
捕手のリードは重要です。


来年は増田、Kマートとともに
不動の勝ちパを築いて欲しいです。


◆14増田
今まで獅子の守護神を担っていましたが、
今年は交流戦直前のハム戦で
回をマタいで救援失敗を続け、
以降、不振に陥って戦線を離脱しました。


有効となる落ちる変化球を
持ってないのは、昔からの課題でしたが、
今年は自慢のストレートが鈍り、
空振りが奪えず、
奪三振率も昨年の半分に。

今年は5.4まで戻しましたが、
昨年の9.3に比べると低いです。


終盤には復調の気配を見せましたが、
まだ昨年のデキまでは戻ってません。
とにかく、年齢的な不安がありますが、
来年開幕までに
ストレートの復活を果たして欲しいです。


◆48武隈
武隈は例年、夏になると
心身ともに下降線を辿り
一時的に不振に陥りやすいです。
しかし、今年は
終盤までなかなか回復せず、
不満の残るシーズンになりました。


ストレートが鈍り、
自慢のチェンジアップも今一つ
防御率6.371、被打率0.316でしたね。


5/24までは
18試合中17試合で無失点でしたから、
キャンプ中の先発&中継ぎ双方の調整が響いた
という印象はない
のですが、、、


増田と同様、
中継ぎとして必要なピースですから、
来年開幕までに復活を果たして欲しいです。


◆19大将、36伊藤
今年の新人でこの2人は
キャンプからA班でスタートし、
今年の1軍戦にも登板して初勝利も挙げました。


ただし、大将に関しては、
とにかく制球力の低さが最大の課題です。
2軍戦でも制球が乱れるあたり、
頭打ち状態になることを否めません。


その制球の乱れは、頭が大きく上下しつつ、
上体をひねり過ぎてしまう投球フォームに
問題があります。
とにかく、来年は
極力ムダな動ぎはカットし、
シンプルなフォームを作ること
が望まれます。


一方、伊藤の方は、
ツキもありましたが、3勝を挙げました。
思い切りの良さが売りです。
ただし、球質が軽い分、甘いコースでは、
スタンドまで持って行かれます。

(特にパワー型に対しては)
低めに投げられる制球力
しっかりと身につけたいです。
そこは今井と同様です。


また2軍戦でもそうでしたし、
終盤のロッテ戦でもそうでしたが、
4回になると
スタミナ切れが見え始めます。
今オフではスタミナ強化
重要な課題ですね。


◆69郭俊麟
昨年はイップスで
投げることすらできなかったですが、
今年は2軍戦でも好投するようになり、
1軍戦でも強敵ソフバンを相手
確かに今年初登板のヤフオクでは
序盤に大炎上しましたが、
その後をピシャりと抑え、
しかも大事な2度の天王山で先発し、
踏ん張りました。

郭の天王山での働きは
リーグ優勝に拍車をかけました。


投球技術の面では
体軸がしっかりしてきて
ストレートの威力が増しました。
それだけに
得意のチェンジアップや
他の変化球が活かされています。

でも、一番の要因は
脆弱のメンタル面を改善したこと、
というか、メンタル面はまだ弱いのですが、
苦しい状況でもめげずに
前に向かう気持ちが強くなったこと
投げることが楽しくなっていること
が大きく効いております。
許銘傑の存在が大きく効き、
日本語も覚えるようになって
コミュニケーションもするようになり、
とにかく楽しそうです。


そのポジティブさから、
苦しいときこそ笑って前を向け!
という感じで立ち向かっています。
ある意味で、
他のメンタル面が弱い投手にも
その姿勢は通じる武器になるでしょう。


今のところ来年は残留しそうです。
外国人枠数の問題はありますが、
来年は先発ローテに食い込みながら、
大きな飛躍することが期待
されます。


◆17光成
今年は1軍成績が2勝1敗でしたが、
まだフォームも定まらぬ
中途半端な状態で登板しており
勝った2試合も含めて、
正直、危なっかしいゲームばかりでした。


素質の高さを考えれば、
雄星がいなくなる来年には、
光成が本格的に覚醒し、
多和田、今井と併せて
エース格の三羽カラスを編成し、
活躍しなければなりません。
しかも、そこそこの活躍ではダメで、
2ケタ勝利を挙げることは最低限であり、
12~13勝を挙げて欲しいのが本音です。


とは言っても、野上のような
10勝10敗ではダメです。
せめて、12勝8敗と貯金を稼ぐことです。


来年の獅子が飛躍するには
光成の覚醒!がマストであり、
光成の2ケタ勝利
クリティカルになります。
まだ来年は高卒5年目ですが、
背水の陣の意気込みで
挑んで欲しいです。


◆41誠、20高木勇、34泰雄
 29小石
背水の陣というと
来年が7年目の誠30歳の高木勇
ついでに、大卒5年目の泰雄、
中堅処の小石などの方が
該当しているでしょう。


については、
今年、
ストレートに力強さが身につき、
成長の片鱗を見せることができました
が、
片鱗止まりで終わってしまいました。
8月18日ハム戦で打ち込まれたとき、
ベンチで
「やっぱりダメなのか」
という自信喪失感満載の雰囲気

涙を流し落胆していましたが、
やはり自信の無さから、
メンタル面が弱いですね。

ピンチになると、一杯になってしまい
投げ急いで打ち込まれてしまう

という典型パターンに。


投球技術は徐々に向上しており、
通用しそうな片鱗は見せている
のですから、
自信を持って
腹をくくって堂々と投げ込め!

というところでしょうか。


仲良くしている郭ではないけど、
苦しいときこそ笑って前を向け!
という感じで立ち向かって欲しい
です。


高木勇についても、
気持ちで投げるタイプですが、
それが焦りから空回りになっていますね。


メンタルが弱いという感じはなく、
度胸はある方
なのですが、
功を焦って
投げ急いで雑になっている

という印象です。
それ故、
与四球を出してやられるとか、
もっと落ち着いて冷静に投げられたいです。


今年最後に投げた8/1ソフバン戦では、
試合前から
「ここで結果を出さないと、
今年の出番はもう無いと思う」
と発言しており、
そのくらい崖っぷちでの意気込みはいいのですが、
「何が何でも抑えなければ!」感が満載
力み投げ急ぎ、自滅していきました。

とにかく、
余裕が無く一杯一杯なんですよね。
その雑さが勿体ないんですよね。


また開幕2軍スタートを生放送で
知らされたときもそうですが、
ネガティブにすねちゃうところもネックです。
明るく負けず嫌いの性格ですが、
心の根っこの部分で
ネガティブに考えやすい
です。
それ故、
余裕が無くなるんですよね。

もう少しゆとりを持って挑み
丁寧さを失わぬよう投げ込んで欲しい
です。


泰雄については、
思った所に投げ込む制球力が低いので
頭打ちになっています。

与四死球も多いですが、
とにかく、
投げたいところに投げ込めてません。
覚醒するには、
投球フォームから見直しが必要
かもしれません。


小石については、
小石らしくあればそれでいいです。
小石らしさとは、
敗戦処理も含めて、
ロングでもワンポイントでも
便利屋として使えることです。
逆にそれはそれで
大きな存在価値になります
とにかく、
1軍戦で便利屋として使えるよう
常に準備をして下さい

というところですね。


15大石
今年は好調時に2軍で投げ続け
1軍に昇格したときは下降線でしたね。
とにかく、問題なのは
その後、2軍に降格してから最後まで
全くダメだったことですね。
2軍戦でフルボッコが続きました。


頭打ち感を否めませんが、
来年開幕までに立て直して欲しいです。


◆その他
松本、本田、田村、南川、中塚が
1軍で登板しており、
松本が最も多く投げました。


松本については、
勝負球、決め球が
欲しいデスね。
ストレート、カーブ、フォーク、スライダー
投げるようになりましたが、
どれも半端な状態であり
簡単に打ち込まれてしまうんですよね。
和食でも、洋食でも、中華でも
何でも出すんだけど、
どれも味が今一つのレストラン
みたいな印象です。


田村本田
一発病をまずは改善するしかありません。
そのためには制球力を上げて欲しいです。
ただし、田村は9月以降、
本田は8月以降、2軍戦で投げていません。
負傷しているのでしょうか。
早期に治して頑張って欲しいです。
自主練、キャンプの時期が大事です。


南川中塚
まずはストライクが
入るように!という
初歩的な問題を
クリアしないと話になりません。
(特に中塚)
2軍戦で与四球率が
南川は3.08、
中塚にいたっては5.01です。


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今回は監督&投手陣について、
今年の短評を記載しました。


野手陣については、
日を改めて記載したいと思います。
(多分)