下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【獅子2019の不安材料集】毎年恒例の伝統行事・出血大還元祭(FA流出危機)/鎖国的思考によるコーチ布陣問題/若手投手陣の育成問題/補強問題(先発投手の新外国人&トレード、中島?)

この時期は、来年に向けて、
色々と不安材料が浮き上がります。

今日はそこについて簡単に整理してみましょう。
ネガティブ記事で申し訳ありませんが、
 見逃せぬ問題点です。


1.毎年恒例の伝統行事
  出血大還元祭(FA流出危機)
この時期、流出危機は毎年恒例になっています。
我が西武ライオンズは、
各球団に主力を提供する育成球団も兼ねております。
雄星はもう渡米確定に九分九厘状態
浅村については、既に交渉が済んだそうで、
渡辺SDは
「条件は出した。残ってもらうための
 最大限の評価をさせてもらった。
 (感触は)五分五分でしょうね
浅村も銀も、
いきなり移籍の話をダイレクトにするほど
アホでは無いので、
そもそも一発目から
『三分七分』『四分六分』になるのはあり得ないから、
残留の見込みを期待するなら、最初の交渉で
せめて『六分四分』できれば『七分三分』でないと。
そこで『五分五分』ということは、
FA宣言は濃厚ですね。
当然、宣言となれば移籍も濃厚。


ただし、今年もキャプテン、
エース、捕手リーダーを一気に失うとなれば、
来年はリードオフマンの秋山を、
いずれは森、山川、源田、外崎、金子、
多和田、今井
次々に失っていくことを促進し、
伝統行事になっている
獅子の出血大還元祭未来永劫続きます。
どこかで楔を打ってそれを止めなければならず、
流出阻止のためにはマネーゲームに参加すべきです。


①キャプテン流出危機(浅村)の問題
球団が浅村に最終条件をどう出したのか?
はわかりませんが、
もし4億円×3年+『辻監督の涙』だったら
浅村をナメめている条件で流出も当然です。
それは浅村をそこまでしか
評価していないという証です。
『辻監督の涙』はプライスレスですが、
浅村が欲しいのはプロとしての評価であり、
その評価はお金でしかはかれません。
『自分が〇億円の男なのか?』の評価
プロだからこそ譲れなく、
それがプロのプライドです。
おかわり君、メヒアでも単年当たり5億円です。
それ(チームNo1)を超えることは
当たり前の話です。
SBでは、
柳田が単年当たり5.5億円(3年)で
NPB1位になって残留しています。
浅村の活躍を考えたら、
その単年当たり5.5億円は最低金額でしょう。
もし浅村がFA宣言したら、
6億円以上×3年以上が相場になります。
6億円なら鷹は簡単に提示します。


浅村を失えば、
獅子威し打線の弱体化は当然で、
それだけではなく、
キャプテンとして培ってきた
成績以上の貢献度も来年は失います。

そして、パ・リーグの球団に移籍すれば、
『古巣への恩返し』という名の
実情『恩を仇で返す』強敵になります。
岸同様、天敵になるかもしれません。
オリの中島とはレベルが違います。
こちらは弱体化する中、
相手は強化されるのだから
当然、厳しい戦いになっていきます。


②日本を代表する捕手流出危機(銀)の問題
銀が移籍すれば、当然、
獅子は野球の要となる捕手力を急落させます。
その捕手力とは、
銀が出場して働くこと(活躍)も含まれますが、
まだ発展途上中の森や岡田の
良き相談相手を失うことが最大の痛手です。

まあ、フリーになった細川でも獲得すれば、
その相談役になるかもしれませんが、
細川を1軍のメンバーに入れる余裕は無く、
(稼頭央のようなことはできない)
試合中、相談したくても相談できないです。


それらを考えれば、本来、
銀を失うこと阻止しなければならぬ案件です。


↓↓↓7/17ソフバン11回戦(ヤフオク)
森が捕手で出場でデスパに与四球
それをベンチで議論する銀、岡田、稼頭央

もし銀の移籍を避けられないとしたら、
せめて巨人あたりのセ球団にでも
行ってくれるなら不幸中の幸いですが、
情報欲しい鷲捕手不足の鷹など、
同リーグのパ他球団に行かれたら
『細川移籍先の鷹の逆襲』の悪夢再び
目も当てられません。
銀の他パ球団への移籍を阻止するためなら、
例えば、
・銀を獲得したら人的補償は獲らない
・後日、若手を誰かを
 超安価な金銭トレードで献上する
という条件で、銀獲得に最大限頑張ってくれ!
巨人と密約してもいいくらいです。


③先発ローテ中心投手流出(雄星)の問題
これはほぼ確定ような話なので、
心配すべき懸案事項はただ1つ、
来年の先発陣駒不足問題に
どう取り組むか?です。
そのためには、
・多和田、今井のさらなる成長
・光成の超本格的な覚醒
 (ここはクリティカルな課題)
・榎田のパ2年目対応
 (研究されても動じないことが必須)
 ※ついでにも。相手に慣れられても
  心技ともに動じないこと。
・十亀もう少し頑張れよ!
 (対戦相手を選んで登板)
・誠らその他若手の台頭
 (ここも必須条件)
・ファビオ以上の新外国人の補強
 (ここも必須条件)
などなど、
諸々と乗り越えるべき課題が多々あります。


2.鎖国的思考による
 コーチ布陣問題
(内部でごちゃごちゃ転換のみの布陣)
シーズンが終了してすぐ、
橋上コーチの退団
土肥コーチのフロント入り、
稼頭央を2軍監督にして、
コーチ陣も変えていく、
という報道が色々流れ、
辻監督就任3年目にして、
首脳陣布陣の改革
期待された
わけですが、
蓋を開けてみたら、
橋上コーチが抜けて、稼頭央が入り、
あとは、フロントと
現場(1軍・2軍・アカデミー)で
人事をくるくる転換させているだけ
のコーチ陣布陣でした。


新たなコーチ陣は、報道によると、
辻監督の気心しれた馬場コーチが
橋上氏後任の作戦コーチに昇格。
馬場コーチが
作戦面がどこまで長けているかは不明ですが、
監督の相棒としては適任かもしれません。


嶋打撃コーチは2軍の打撃兼野守備コーチ
代わりに2軍から赤田コーチが1軍打撃コーチに
また2軍からは
黒田コーチが1軍内野守備・走塁に。
アカデミーからは平尾氏が2軍打撃コーチに。


で、獅子にとって最も肝心となる
土肥コーチ後任の1軍投手コーチには、
フロントから小野和義氏
11年以来の現場復帰で返り咲きます。
第一印象は、
『えっ、小野和義氏?マジ?』です。
近鉄、楽天と経て、獅子では、
08~09年&11年に1軍投手コーチをしていますね。
(10年は2軍投手コーチ)


1軍投手コーチ時代
チーム順位と防御率順位は
98年近鉄5位、防御率6位
99年近鉄6位、防御率6位
00年近鉄6位、防御率4位
01年近鉄1位防御率6位
04年近鉄5位、防御率3位
05年楽天6位、防御率6位
06年楽天6位、防御率6位
08年西武1位防御率2位
09年西武4位、防御率3位
11年西武3位、防御率4位
でした。
まあ楽天時代は、
超弱体化していた球団創設1~2年目なので
参考外にしていいでしょうが、
近鉄時代は長くやっていたけど
投手陣を底上げすることはできませんでした。


で、西武時代は防御率はそこそこも、
与四球数は5位、6位、4位であり、
6位の09年は5位の鷹より77個も多かったです。
まあこの年は、涌井が沢村賞を受賞し、
岸も新人から3年連続2ケタ勝利
2人で18個の貯金を稼ぎましたが、
リリーフ陣が
日替わり守護神の自転車操業で
対応するものの不調でした。

この年はワースト記録となる
14度のサヨナラ負け
を喫しており、
その14度目が延長12回のサヨナラ負けで
ハムのリーグ優勝の胴上げ目前にした日でしたね。
(優勝はマジック対象の鷲敗戦で決まりましたが)


11年は不調な中継ぎ陣の問題
牧田を抑えに配置転換して成功します。
しかし、涌井、岸が故障もあって2ケタ勝利できず、
石井丈裕氏とともにコーチを辞任しました。
石井丈裕氏もウルフに完投すべきとか
わけのわからぬことを言う人です。


ちなみに、
失点数で言うと4位、4位、5位でした。


どちらにしても、
土肥コーチ以上に不安が増えそうです。。。


でも、東スポにも言われているように、
西武らしく、大方の人事が
 内部調整で済まされることになる。」と。。。
皮肉も入ってますね。

相変わらず
外から連れてこないですよね。
コーチの契約金なんて、たかだかしれています。
まあ2軍監督の相場が1500万円で
潮崎氏にはその倍の3000万円を支払っていましたが。


コーチ招聘のお金をケチっているというよりは、
今のフロント、現場に関わる
今の人間関係を保ちたいから、
外から余計な人を招聘しない思考傾向なんでしょうね。
鎖国傾向が強いんですよね。


中日は伊東氏を招聘しました。
伊東氏が良いのか、悪いのかは別として、
外から招聘して改善しようと試みています。


辻監督1年目は、監督就任前に
フロントによりコーチ陣が既に決められており、

今回もフロントの鎖国思想が
強く表れたかな
という印象です。


3.若手投手陣の育成問題
今年の先発投手陣においては、
多和田が昨年より飛躍し、今井が台頭し始め、
郭やルーキー伊藤が現れ始めたかな、
という印象です。
中継ぎ陣においては、
平井、野田が中核を担うようになってきたかな
という印象です。


しかし、それ以外では、
片鱗は見せたけどまだ一皮むけず、
大将は1軍で投げましたが、制球難が厳しく
高木勇空回りして自滅しており、
光成については、まだアップアップ
チームが飛躍するのに絶対的な覚醒が必須ですが、
来年、その期待に応えられるかが不安ですし、
結局、まだ「いねぇーんだよ」状態です。


今年のドラフトでは、
即戦力期待として松本や森脇を指名できましたが、
彼らも未知数であり、
まずは2年目以上の先輩方が台頭する責務があります。
でも、今年は若手投手陣が
ほとんど台頭していないのが実態です。


多和田は新エースの座に向けてさらなる躍進を果たし、
今井や郭、伊藤は軸になれるよう底力をアップし、
光成は2ケタ勝利できるくらい絶対的な覚醒をし、
その他のメンバーも台頭して欲しいですが、
なかなか育っていない中、
来年、しっかりと育成することができるのか?
不安がつきまといます。

でも、それが実現しなければ、
獅子の将来はありません。


4.補強問題
今年はファビオ、Kマート、ヒース、
榎田、小川と補強組が活躍してくれました。
本来なら市場に有力選手が多いオフの間に、
(有力投手が他に決まる前に)
最低限の人数ではなく、
色々と補強を済まして欲しい面はありましたが、
今年は40周年記念もあって、
フロントは補強期限ギリギリまであがき、
その補強施策が成功しました。


さて、来年は、
補強をどれだけするのでしょうか?

40周年記念だった今年は積極的にやりましたけど、
もう記念年でないから、と言って
縮小されるのは大いに困ります。


来年は雄星やファビオがいなくなり、
ウルフもどうなるかわからず、
現役を続行しても大活躍までを望むのは酷です。
榎田もパ2年目になってどうか?もありますし、
多和田や今井、郭もまだ来年は未知数です
(やってもらわねばなりませんが)


新外国人投手の補強については、
オフの間に先発投手を
2人以上欲しいです。
もしウルフが引退するならば、
3人以上欲しいですね。
ただし、支配下人数枠の関係から、
第三次戦力外通告がまだ必要かもしれませんが。


またチャンスがあらば、
トレードもありですね。
ただし、坂田もいないので
誰を交換要員に選ぶか?
という課題はありますが。


ところで、オリックス中島
球団からはすでに
野球協約が定める減額制限40%を
大幅に超える推定1億円前後の提示を受けており、
(推定年俸3億5000万円→1億年(71%減))
中島がそれを受け入れなければ自由契約になり、
その公算が高いと言われています。
金子も同様に大幅な減額を受けたようですが、
こちらは自由契約の噂はまだ出てません。


中島については、
チームが4年連続Bクラスの状況にあり、
チームを引っ張る立場なのだから、
本来なら、逃げることなく
その大幅な減額を受け入れ、
「来年、見返してやる!優勝してやる!」くらいの
男気を魅せて欲しいです。


その中島については、
巨人は食指が動きそうですが、
西武復帰論が考えられなくもありません。
でも、チーム(オリ)の危機で
逃げるような男はいりません。


中島の成績を見ると、
打率は昨年0.290、今年0.285
出塁率は昨年0.346、今年0.360
得点圏打率は昨年0.259、今年0.294と
来年もそこそこ活躍できるでしょう。


ただし、稼頭央のように自分に厳しくできるか?
というとそうでもなく、
アメリカからはブクブクになって帰国し、
一昨年、牧田に対して、死球に
わざと激怒して牧田のリズムを狂わせるなど
人としてどうなの?という振る舞いも見せます。
(その前の年もSB中田にやらかしています。)
山川なんかは、警告試合になったとき、
当たっているのに、当たってないと
審判にアピールするくらいですから、
(まあ勝負だから甘いかもしれませんが)
真逆の性格です。


もし入団することがあったとしたら、
例え、昨年くらいの活躍をしたとしても、
チーム内の風紀を、一丸となる良い雰囲気を、
高まる士気を、壊す存在になる懸念が大きいです。
それらを考えれば、
やはり『いらない』という評価です。


唯一、使える効果があるとしたら、
浅村が中島を慕っているので
『浅村残留説得』に役立てること
でしょう。
熊代より効果的かもしれません。
浅村に相場額(6億円/年)条件より
安価な条件しかみせてなく、
浅村を留められるなら、
中島に2億1000万円(減額40%)を
支払っても安価にモノを進められます。


ただし、浅村も日本シリーズ終了時に
最終結論を公表しますから、時間がありません。
また浅村が残留しなければ
獅子に復帰する全く意味がありません。
(中島効果は効かぬ確率の方が高そう)


もし、浅村残留のために中島を雇う場合、
今年の稼頭央のような特別扱いはせず、
若手と同様、
実力(結果)のみを見る評価で
不調の場合は、容赦なく2軍降格が
できるようにするという

最低限の条件付きが必須です。


また悪影響を及ぼしそうなら、
ドライに切れるよう単年契約が必要で、
そのときは、しっかりクビを切れることが大事です。