下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【FA問題】浅村への条件提示は1回目交渉で『4億円×3年』→2回目交渉で『5億円×3年or4年』に上方修正。シーズン途中から事前交渉していればね。後手後手の印象はぬぐえない。事前に先手先手を打っておけばまだやりやすくなったかもしれないのに。。。秋山には先手先手で事前に、今のうちに対処しておかれたい。今度のオフでは契約見直しで新たな複数年契約の実現を。

浅村FA問題ですが、
レギュラーシーズン終了後の第1回交渉では
最低ラインとして4億円×3年(12億円)の条件提示も、
昨日行われたCS後の第2回交渉では、
5億円×3年(15億円)若しくは4年(20億円)
上方修正されたようです。
※年数は報道によって違っていますので
 3年か、4年かは定かではありません。


一応、渡辺SDは、
条件もみなさんが思っているものより
上をいっている。
すごいものを出しました
とコメント。


4億円×3年5億円×3~4年上方修正
金をなかなか出せぬ西武にとっては、
大出血サービス
と言えるでしょう。


ただ、これがシーズン途中の事前交渉
4億円×3年を提示しておいて、
シーズン終了時の1回目交渉
5億円×3~4年を示したのであれば、
5億円×3~4年でも
だいぶ残る勝算は上がっていた
でしょうが、
シーズン途中の事前交渉無し
シーズンが終わって交渉の場になったら、
一発目でとりあえず4億円案を出して置き、
(少しでも安価にしたい駆け引き心がみえみえ)
2回目にしてやっと5億の条件案が出てきた
(修正せざるを得ないな感がみえみえ)
というところであり、
後手後手の印象を否めません。


まだシーズン途中の夏
「今年は浅村のおかげで序盤から首位独走で
 その首位で後半戦へ折り返し。ありがとう。
 少なくとも来年の年俸は倍以上にしてあげたく、
 もしリーグ優勝できたらもっと上げたいし、
 日本一になったらさらに高くしよう

と先に言っておきつつ、
シーズンが終了したらすぐに
「優勝おめでとう。
 これも浅村キャプテンのおかげだし、
 本当にありがとう。
 シーズン途中で昨年の倍額4億円と言っていたが、
 ここまでの働きとこれからの期待を含め、
 浅村とはどうしても契約を結びたい
ので、
 我々は最大限の誠意として、
 さらに1億円追加して5億円を出したい。

 来年は鷹に負けた悔しさをどうにか晴らすよう
 皆を引っ張っていって頑張って欲しい。」
という条件提示を1回目交渉にしたかったです。


これなら浅村だって
年俸が倍になって、優勝のご祝儀もくれるのか。
 優勝できてよかった。球団もそれを評価してくれた。
 来年、CS突破できなかった悔しさを晴らせば、
 球団もそのことを見てくれて、

 さらに高き評価をしてもらえる。
 がんばるぞ!」と
前向きに捉えてくれて、
素直に喜んでくれる
かもしれません。


しかし、シーズン途中の事前交渉は無く
シーズン終了してすぐに、
「最低ラインだけど、
 4億円ね。3年契約ね。」と言われても、
「えっ?昨年の倍はないのかよ。
 もっともらっても、ええんやないか」

その1回目交渉で思ってしまうでしょう。
(※どうしても沸いてしまう疑念心


で、2回目になって、
「最大の誠意として5億円を出そう」と
上方修正する
わけですが、
浅村から見れば、
ようやく想定していた条件に近づいたのね。
 交渉を重ねないとこの条件にならないのね。」
ということを思ってしまうでしょう。


すなわち、
本交渉1発目で5億になるのか?
しかもその5億は純粋に
今までの浅村を評価してくれてのもので

球団としては、進んで出してくれるもの、と
本交渉2発目で5億になるのか?
そのうち4億は純粋に浅村を評価したものだが、
(4億でサインしたらそれで終わりですから)
追加1億円はFA移籍の懸念を含む修正分で、
球団としては、出さなくて済むなら出さないもの。


前者のケースの方が先手先手で手を打っており、
残留引き留め(FA宣言阻止)成功の確率が高く、
その成功実現のために投資する額は安価になる
可能性が高く、
後者のケースの方が後手後手で土壇場になっており、
残留引き留め(FA宣言阻止)成功の確率が低く、
その成功実現のために投資する額は安価になる

可能性が高いでしょうかね。


その後手後手の交渉で、
不利な状況を覆す(宣言阻止を成功させる)には、
2回目交渉での上方修正で
『上方』の仕方が著しい修正条件
提示しなければ厳しいです。
そのとき、インパクトも重要です。
修正後の条件について、
『球団一』は当たり前、
『12球団一』くらいの評価をしてあげれば
1年あたりで5.5~6億円
という条件提示ならば、

『FA宣言せず』の可能性は
ぐぐっと高まっていたと思います。


とにかく、
FA宣言されたらほぼ終了ですからね。
一応、西武もマネーゲームに参戦するのは良いですが、
それに勝つには、
渡辺SDの言う「すごいものを出しました」
どころではなく
両目飛び出すほど激すごのものを出しました」
くらいになるかもしれません。


少なくとも、鷹軍団は
6億円×3~4年の条件
簡単に出すと思います。
現在、鷹は、どうしても留めたい柳田
昨年5.5億円×3年を出しています。
日本シリーズで勝てば、
出来高で5千万円くらい追加して
浅村の6億円に足並を揃えるかもしれませんが、
そもそも年棒の相場は
年の経過とともに右肩上がりになるわけで、
最近はそれを上げてきたのが鷹自身ですからね。
最近はその上がり速度が速い気がしますが、
今はトップは4億円プレイヤーが当たり前。


浅村にFA宣言されたら、
6億円以上×3~4年の争いになるだけに、
西武はその高騰する
マネーゲームに勝てるのか?


でも、浅村移籍により
同じパ他球団(特に鷹)の戦力強化
促すことにならば、
高騰しようが、
戦わなければなりません。
まだセ球団への移籍なら、
途中で諦めることも考えてもいいでしょうが。


そもそもFA相場を高騰させることは
今後もFA移籍を促進させますけど。。。

その後に続く者も
「こんなにもらえるならFA宣言しよう」
宣言したくなりますからね。


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これより以下の話は、
昨日のブログ記事【獅子2019の不安材料集】
に掲載し忘れたので、ここで記述します。


リードオフマン秋山に関しては、
契約がもう1年残っておりますが、
来オフにFA問題が勃発します。


秋山に関しても
対応が後手後手になれば
土壇場であたふたするようになり、
当然、高騰するマネーゲーム
になって行く可能性は
大です。


秋山に関しては、来年は、
2.2億円+出来高払いの3年契約の最終年
です。


今度の秋山との契約更新では、今の契約を見直し、
今の倍額となる4.5億円
+出来高払い×3年契約
結びなおしたいですね。


「今年はよく頑張ってくれた。
 優勝もしたし、本当にありがとう。
 もちろん悔しさもあった最後だったけど、
 球団としては、
 今までの秋山を最大限に評価しており、
 その評価に見合った契約更新をしたいと考えている。
 そこで、今の倍額で契約を見直そうよ。

 それだけの働きをしてきてくれたんだから。
という具合で、
優勝したことが見直すきっかけになります。


もしかしたら、5億円超もあり得ますが、
今なら4.5~5億円で
何とかなる可能性
は考えられます。
まあ断られるかもしれませんが、
上手く行けば5.5~6億円までに
火はつかずに済むかもしれません。
でも、今、何もせずに後手後手になれば、
FA問題が生じる来年には
5.5~6億円の争いになります。


どっちがお得か?
どっちがFA移籍を阻止しやすいか?

考えなくてもわかる問題です。
それが先手先手の対応のメリットです。


とにかく、
秋山には先手先手で
事前に、今のうちに
対処しておかれたいです。