下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

①人的補償プロテクト名簿が巨人&楽天から届く。まず中田以上の第三捕手が欲しく、次に投手かな?万一、直人が外れていたら今後のFA対策を見据えて直人を最優先で捕獲したい(でも外れることはあり得ないでしょう)②ところで昨年の人的補償と言えば高木勇人。今年は不甲斐なく終えたが、先発不足が濃厚となる来年は今年以上にチャンスが大きいはずだから、是非とも先発ローテ入りして活躍してもらわねば困ります。高木勇人よ、救世主の一人になってくれ!(来年は救世主がほかに沢山必要になりそうだが)

①人的補償プロテクト名簿届く。
巨人と楽天から名簿が届いたようです。


渡辺SDは、
一通りリストに目は通したそうだが
編成の人たちや、今年まで2軍監督をした
 潮崎らも交えて話をして。我々より
 (巨人、楽天の選手を)知っているんで。
(結論は)そんなに急がないです
と話されたそうです。


潮崎氏の名も出るということは、
主に2軍でくすぶっていて
期待できそうな若手

視野に入れている
からですね。


もちろん、
投手不足の問題もありますから、
手頃の期待できる投手がプロテクト外なら
欲しいところはあります。


先日、巨人の田原が契約更新の交渉で
ブルペン環境の劣悪状況に関して
(行き当たりばったり適用で準備できず)
不満をぶちまけたそうですが、
田原は1軍でも中継ぎで
そこそこ投げていた
ので、
万一、プロテクト外なら魅力はあります。
まあ、もし獲得したら
西武のブルペン環境もそうよくはないので
不平不満で文句ばかり、
になるおそれはありますけど。


ただし、銀の流出により、
第三捕手候補は中田が濃厚であり、
次点で駒月でしょう。
当然、中田や駒月には
このチャンスを活かして頑張ってもらいたいですが、
正直、厳しいのが現実です。
(中田は打てないし、駒月は捕手初心者と変わらない)
それを考えると、戦力面からは
中田以上の第三捕手候補が
まずは欲しいです。


楽天に関しては、
万一、直人が外れていたら、
今後のFA対策を見据えて
直人を最優先して捕獲したいです。


今後も主力がFAで楽天へ流れる懸念があるだけに、
直人を奪うことにより、
少しでもその抑制する楔になります。
また移籍した浅村も、
行ってみたら直人がいない!
と、騙された気分にもなる
でしょう。
直人は、普段から仲間から慕われますので
浅村獲りの手先で使われ、
それで切られたとなれば、
直人自身もそうですし、
楽天内部でも疑心暗鬼を生む
きっかけになる
かもしれません。


しかし、直人は浅村獲り等の功労者ですから、
普通に考えれば、
プロテクトから外れていることは
無いでしょう。


②高木勇人は救世主になれるか?
ところで、昨年の野上流出の補償では、
人的補償として高木勇が来ましたね。
野上の方も今一つだったらしいですが、
残念ながら、高木勇も今年は不甲斐なく終え、
成績もプロ生活4年の中で最も良くなかった結果
でしたね。


来年の西武における
先発投手は駒不足必須の状態であり、
その問題は今年以上に深刻です。
今年のドラフトで松本航など
即戦力を期待して獲得していますが、
新人は所詮、新人ですから
1年目から活躍するのは厳しいのが現実です。
むしろ2年目から活躍すれば御の字です。


先発不足問題を低減するには、
光成や高木勇、誠、泰雄、本田、伊藤など
2年目以上の先輩方の中から
1人でも多く頭角を現すこと、覚醒することです。
潜在的な能力としては光成が最上位でしょうが、
フォームが定まらず、メンタルの弱さも解消されぬ
現時点の状況では、覚醒まで時間がかかりそうです。


実績等を踏まえれば、
1軍先発レベルに一番近いのは高木勇と思います。
高木勇には、今の先発問題を少しでも緩和させるために
来年は先発ローテ入りして活躍してもらわねば困ります。
(もちろん高木勇だけでは足りませんが。。。)
高木勇にとっても(他の若手も同様ですが)、
先発不足が濃厚となる来年は
今年以上にチャンスが大きいはずです。
すなわち、活躍さえすれば
間違いなく西武投手陣の柱になれる
チャンスが大なのですから。


是非とも先発ローテ入りして
活躍して欲しいです。


ところで、移籍年となった今年の高木勇は、
キャンプを先発として準備していましたが、
シーズン序盤にトモミ離脱により
中継ぎをやらされたりしたので

リズムが崩れたことは否めないと思います。


ただ、高木勇は、
明るく独自のワールドを持ったタイプですが、
意外とネガティブに考えて拗ねてしまう
ところは面倒
です。
開幕時の先発ローテに入ってなかったとき
それを知ったのがTV生放送だったのもあり、
相当、ショックだったでしょうが、
「自分はいつ投げるかわからないので」
「まあ2軍でしっかりがんばります」
拗ねていましたね。

周囲には「ポジティブに」と
言われてしまっていました。


また意気込みすぎる面もあります。
8月1日、久々にソフバン戦で登板しました。
このとき、試合前には
このチャンスをものにできなければ
 今季の出番はもうないと思う

「ただファームの選手が上に上がって、
 打たれて抹消とかではなく
 『高木勇が投げたんだ』という
 インパクトを残せるよう頑張りたい
とコメントしていました。
確かに『崖っぷち』という
危機感を持って挑むことは大事です。
「ここでやらねばもう後はない」
という気持ちも大事です。
また「若手に向けて模範になるんだ」
というやる気も大事です。
しかし、その危機感ややる気を意識しすぎては
マイナスになり、ロクなことはありません。


気持ちで投げるタイプなだけに、
負けん気はあるのですが、
バタつくと空回りしてしまうみたいな。
要所でピンチで踏ん張りがきかず、
崩れるときは一気に崩れますからね。
投げ急いだりしてしまい
制球力が崩れてしまいます。


さて、今年の高木勇の成績を見てみましょう。
参考として、過去の結果も併記します。
あと、ここ2年はファームでも投げていますので、
昨年&今年の2軍成績も添付します。
※以下の参考資料
 「データで楽しむプロ野球」さんのHP
 「Baseball LAB 」さんのHP
 「野球データノート」さんのHP
【1軍戦成績】

【2軍戦成績】


1軍成績を見ても分かるように
防御率、WHIPなど、
今年が最も不甲斐ない成績で終えました。


奪三振率については、
2015~16年は7以上ありましたが、
右手指負傷抹消があった昨年に
中継ぎで中心に使われているのに
5を下回る結果で数値を下げていました。
そして、今年は約4.6とさらに下げました。
ただし、昨年からは
打たせて獲ることを意識していましたから
奪三振率の低下はやむを得ない点があります。


ただし、高木勇の場合、
そのように打たせて獲りたいですし、
絶対にゼロに抑えるタイプというよりは、
のらりくらりと投げて
6~7回2~3失点というタイプ
ですから、
中継ぎよりは
先発の方が適しています。
(同じ理由で榎田も同様です)


しかし、与四球率については、
昨年まで3を下回っていましたが、
今年は5を超える数値となり、
与四球で自滅する面も見られ、
制球面が大いに課題となりました。
その点は、2軍戦でも同様であり、
確かに2軍戦ではストレートばっかり投げて
色々試したりしてましたが、
昨年が1.5であったのに対し、
今年は3.78と大きくなっており、
2軍戦にしても高すぎます。


ところで、
ゴロアウト率フライアウト率を見ると、
2015~16年は双方とも同程度の数値でしたが、
昨年くらいからゴロ>フライの傾向が見え始め、
今年はゴロ9.1に対してフライ5.9と
ゴロアウト率がフライアウト率より
だいぶ高くなっていました。


これに関しては、
球種の多様化も左右しています。
ルーキー年の2015年と今年における球種構成を見ると、


今年の球種(1軍戦)については、
ルーキー年と比べると、
落とすフォークチェンジアップ
シュートの割合が増えており、
その分、
ゴロアウトが増えている傾向にあります。
打ち獲らせたいわけですから、
ゴロアウトが増えて構いません。


ただし、シュートやチェンジアップの
被打率が高すぎます。


ちなみに、
投球コース(1軍戦)を見ると、
(上段:今年、下段:2015年)

まず1つ目の特徴としては、
右打者に対して内角攻めが
減っていること
が挙げられます。
もちろん、捕手のリードの影響もあります。
一緒に組んだ岡田や森も外角好きですから。


キャリアハイとなったルーキー年のように
右打者に対する内角攻めは増やしたいところです。
監督がファン感で浅村に
「インコース気をつけて下さい」と言っていた
ように、
浅村に対しても内角を攻めたいですしね。


そのためには内角を突くシュートであり、
現在、豪州の修行中(旅行中?)において、
シュートを磨いているようですね。
そのシュートで右打者に対して
ガンガンに内角を攻めて欲しい
です。


ただし、高木勇の場合、
右打者より左打者に弱い
という課題もネックです。
(今年は右打者にも打たれましたが)


被打率を打者左右別で見ると、
     右打者 左打者
2015年  0.197  0.275
2016年  0.280  0.263
2017年  0.143  0.282
2018年  0.250  0.372


2016年以外で
右打者より左打者に打たれており、
今年は顕著でした。


その影響要因の一つとしては、
前述した投球コースを見れば、
今年、左打者に対しては、
内外より真ん中に
集まりすぎていること

が挙げられます。
しかも、高めが多いですし。
高いのは右打者に対しても
当然、それだけ
打たれたれやすくなっています。


また左打者には
武器にしたい
シュートが
内から中へ入って甘くなり、

打たれているところがあります。

8月のソフバン戦でも、
長谷川に打ち込まれた同点弾が
投げ急いでシュートが中へ入って
痛打されましたね。


シュートをフロントドアもどきのように
投げ込める精度を持つようになれば

もう少し改善されてくると思います。
いずれにしても、
制球力を磨いて欲しいですね。


とにかく、
現在、豪州の旅行、あっ!違う、遠征修行において、
キムショーに会ってコアラを抱え、
あっ!違う、野球に精進されているようで、
来年、覚醒した高木勇人を見たいです。


高木勇人よ、来年こそ
救世主の一人になってくれ!