下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【2018年 西武ライオンズ10大ニュース(vol.④最終回)】今年も獅子10大ニュースを独断で勝手に決めてしまいました。今日は最後の1~3位を発表。

今日も
2018年 西武ライオンズ10大ニュースの続きを。
最終回として、1~3位をまとめます。


ちなみに、昨日までの4~10位は、
【4位】鷹と熾烈な激戦歴
   終盤V争奪戦勝利~CS敗退『悔しいです!』
【5位】中継ぎ陣の崩壊
【6位】おかわり君の怒濤の復活
   (逆襲の放物線)
【7位】MVP山川、ベストナイン6名輩出
    契約更新も優勝特需でウハウハ
【8位】天国と地獄
  (救世主となる移籍組)
【9位】破竹の開幕8連勝
【10位】獅子40周年記念

でした。





さて、今日の本題に入りましょう。
まず3位です。


【3位】獅子威し打線(山賊打線)
今年のライオンズと言ったら
やっぱり打線ですね。
今年は打って打って打ちまくって
さらに打って打って打ちまくって

容赦なくすさまじく打ちまくって
その徹底したエグさから、報道では
『山賊打線』と呼ばれるようになりましたね。
NHKは『エクスプレス打線』と微妙でしたが。。。


こちら(↓↓↓)は違いますね。。。


『山賊打線』の元祖
太平洋クラブライオンズ時代のようですね。

語源は、
太平洋クラブライオンズの応援歌という説もありましたね。


しかし、打線名称について、最後は辻監督が
『獅子威し打線』と命名して決着しましたね。
日本庭園の「ししおどし」から着想を得たらしく、
「ししおどし」は竹筒にたまった水がこぼれて
元に戻る際に石などをたたいて音を発するものであり、
監督は最後に(竹筒が)上向くし、ええやろ」とのこと。


豪快さをあまり感じませんが、、、
大事なのは『風流』ですね。

ちなみに、”風流”と言えば、
今年のライオンズフェスティバル2018でしたね。


打線の話に戻しますと、
今年の獅子威し打線の成績は、


まず得点2位のソフバンより
100点以上も上回る堂々とした12球団一位であり、
1試合あたり平均5.5点、セ1位は広島721点)
失点はワースト1位でしたが、
それを十分カバーする得点力で押し切りました。


もちろん、
本塁打も20本以上がカルテットとなり
盗塁数も稼ぎました。
でも驚きなのがOPSの高さでした。
チーム成績でOPSが0.8を超えており、
個人成績でもOPS0.8超が6名いて
そのうち、0.9超が3名であり、
山川は1に近い値でした。
おかわり君も前半の不調が響きましたが、
0.876まで巻き返しました。


ソフバンと比べると、
本塁打数はソフバンが獅子を上回り、
長打率もソフバンとあまり変わりありません。
(まあ長打率はHRが響きますけど)
しかし、100点以上の差をつけて
獅子がソフバンを上回ったのも、
ソフバンより
出塁率を稼げたのが大きかったです。


また獅子とソフバンの差について、
打率では0.007しかありませんでしたが、
出塁率では0.026まで広げています。
それはソフバンより
四球数が158個も多かったこと
物語っているように
四球をしっかり選んだことが
効きましたね。


打ちまくっている印象が強いですが、
どんな形(四球等)でも出塁するとか、
次の塁を積極的に狙うとか
その意識と行動が得点力を高めた
大きな一因にになりましたね。


一般的に投手は打たれたくないですから、
甘いコースではなく、際どいところを突きたく、
明瞭なボールは投げたくないけど、
際どくボールゾーンで打者を打ち獲りたいわけですが、
そのボール球を見極められてしまうと、
もちろん、その投手は苦しくなってきます。
当然、歩かしたくはないですから、
コースも甘くなってきて
打者は打ちやすくなってきます。


獅子威し打線の強さの真髄は、
そのように相手投手のリズムを崩し
そこをエグく攻めることにあります。


ただし、当たり前と言えば当たり前ですが、
良い投手が相手だと打てない
相手投手次第で獅子が子猫になってしまう
獅子はその傾向が強く、
天敵投手が多
という課題があります。


ちなみに、
相手チーム別でチームの打撃成績を見ると、
  打率 出塁率  長打率   OPS
ソ 0.248 0.341 0.431 0.771
日 0.278 0.349 0.425 0.775
オ 0.272 0.334 0.445 0.779
ロ 0.297 0.376 0.464 0.840
楽 0.276 0.353 0.502 0.856


ソフバンに対しては
他球団より打率が大きく低いですね。


来年は浅村流出の影響は出るでしょうが、
いずれにしても、
多い天敵投手の低減は
図りたいですね。


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【2位】寒きストーブリーグ
(エース、主将、捕手リーダ流出。来年も?)


雄星行き先が未定ですが、
渡米してメジャー移籍は確定です。
浅村は楽天に、
銀は巨人にFA移籍しました。


獅子から流出する
寒きストーブリーグ
例年の恒例行事になっており、
獅子球団が他球団の育成畑地
になっていることは否めません。


特に今年に関しては、
エース、主将、捕手リーダ流出
チームの骨格を失う
重症レベルの問題と化しました。


獅子のフロント陣については、
渡辺氏が実権を握るようになって
選手に歩み寄る気配りができるようになり、
交渉術は昨年までより向上しました。
しかし、カードの出し方
先手を打つためのスピード感
相場観の認識等に対する甘さなど
まだまだ課題を残しますが、
そこはステップアップしていけばと思います。


ただし、現場のフロントだけでは解決できず
改革すべき変化の本丸は、
フロントがなかなか直言しにくい資金の出どころ
西武ホールディングスにこそある

という話もありますね。


※他球団への移籍経験を持つ西武OBのコメント
「つまり単純なフロントの問題ではないということ。親会社を含めた大きな組織、オーナーシップの姿勢の問題ということでしょう。もっと言えばおカネの問題でもあるし、環境も他球団と比べて決していいわけではない。選手同士は本当に仲が良くていいチームだけれど、対会社となるとどうしてもこの球団に残りたいというものが足りない。会社側の価値観ではなく、もっとプレーヤーの目線に立った意識改革がなければ、いくら寮や室内練習場を180億円かけて改修したところで(選手流出の)抑止力にはならないと思う」


資金の出どころとなる会社側
フロントと連携しながら
流出問題低減のための対応を十分図ることが
今後の課題
です。


ところが、今回の浅村のFA流出の件は、
西武の流出問題の隙を突いてきた楽天に
岸のときと同様に、用意周到でやられましたね。


そもそもFA権取得時に
「岸に相談する」と言う時点で
泥棒に鍵を預けたようなものであり、
浅村の言う台詞は
岸のときと全く同じ内容ばかりであり、
球団も浅村の意図が読めないくらい、
交渉ではコミニュケーションができず
(渡辺氏らは壁と話して交渉しているようなもの)
それでありながら、
FA宣言時や楽天交渉直後における
あまりにも不自然な対応の素早さ
しかも、楽天側は
交渉直後の浅村と楽天の会見場を設ける
というあまりにも不自然な対応を行う露骨さ。


※詳細はこちら
(移籍確定時の本ブログ記事です)


また4年20億円という偽情報を流しつつ
他球団を牽制する情報操作の戦略も図りました。
(独占インタビューに成功したスポニチは4年25億円
西武は最後の最後に提示した金額がその額であり、
楽天の情報操作に乗ってしまった懸念がありましたね。


しかし、東スポなので真偽は未確定ですが
実はソフトバンクを遥かに上回る
『4年32~36億円』だった!?とか。
しかも代理人が石井のときと同じ!?
(代理人選定の時点で勝負済み)


もし西武がこの値段を支払うとしたら、
それは浅村自身の価値は超越しており、
現在、チーム内に醸し出されている
FA流出ムード
楔を打つことが
目的になりますから理解はできますが、、、
(結果的に楔にならないかもしれませんが)


ただし、浅村を獲得して戦力にすると考えたとき、
膝に爆弾を抱えていますから
採算はとれない可能性
は十分考えられます。


石井の正式なからの初仕事であるため、
絶対に成功させるという意図があったでしょうから
出来レースとはいえ、念には念を押して
用意周到に徹底して
出し惜しみせず攻略していてもおかしくないです。


ファン感で辻監督コメントは、
浅村に関するところを抜粋すると、
「<前略>優勝に大きな力を与えてくれたこの2人(浅村、雄星)が、卒業します。この西武ライオンズから旅立ちます。
 浅村に関しては、なかなか表に表現しない、というか引っ込み思案な性格。キャプテンに任命しどうなるかなという気持ちもあったが、本当に彼は背中でチームを引っ張ってくれた。今年の優勝があるのも間違いなく、浅村の力も大きかった。
<中略>
 浅村に関しては、、、(笑顔を浮かべて)来シーズンから敵になりますから、うちの投手陣が必死に抑えると思います。インコース、気をつけてください!(会場爆笑&拍手)
 来シーズン、ライオンズ、この2人が抜けたことは、、、大きなピンチかもしれません。ことわざにあるようにピンチはチャンス。ここで控えています若い選手たちに、大きなチャンスが回ってきます。今やらなければ、いつやるのか。(観客から「今でしょ」の声に監督笑)と私は思います。そしてさらに今年活躍した一軍の選手たち、少しづつでも成長すれば、2人の穴は埋められるはずです(拍手)。本当に来シーズンはさらなる厳しい戦いになると思います。でも、我々は上を向いて行くしかありません。受ける、受けるのではなく攻める!攻める気持ちをもって来年1年間戦いたいと思います。」


ただし、浅村の方は、
「そんなインコースを投げるって言ってくれて、打ちやすいじゃないですか。でも、投げ切れないでしょう」とこちらもニヤリ。
投げ切れない?!

獅子投手勢の諸君
浅村に舐められてますよ!

内角にガツンと投げたれや~


下図は浅村のコース別安打マップです。

上記の安打マップからも見てもわかるように
左投手の方が右投手より
打っている範囲が多いことから
左投手の方が右投手より打率高いのは納得できます。


左投手の場合、
インハイへのクロスファイヤーをぶち込みたいですね。
(インローは比較的、打っているので)
まあアウトローも使いながらですね。
右投手の場合、
インローへ投げ込みたいですね。


ところで、栗山が
浅村らのFA移籍について
コメントしています。

西武・栗山 後輩選手のFA移籍にシンミリ
「何もない奇麗なロッカーは寂しいよね」
12/4(火) 10:35配信(東スポ)抜粋

すでに空になっている3人の“後輩卒業生”浅村栄斗内野手(28)、炭谷銀仁朗捕手(31)、菊池雄星投手(27)のロッカーを見た“ミスター・ライオンズ”栗山は整理を終えた夕暮れ、偽らざる現在の心境をとつとつと語ってくれた。
――少し寂しくなる
栗山:信じられないですよね。アサとかギンのロッカー見て、奇麗なのを見たら信じられないですもん。雄星も何もない。信じられない。
――そんな光景を毎年見てきた
栗山:先輩(の移籍)とかは何も思わなかったですけど、後輩のこういうのを見ると…。特に野手の後輩が自ら望んで出て行く形は初めてなんでね。
――炭谷は栗山に対して特別な思いがあったようだが
栗山:らしいですね。お互いに何も言ってないです。それはもうアサも一緒ですけど…涙出ちゃうじゃないですか。そんなん言いだしたら。(FAは)そういうもんだと思っている。
――『お世話になりました』もなかった
栗山:それはあります。それ以上はないです。『頑張れよ』まで。それ以上言いだしたら寂しい気持ちになるでしょう。
――そういう方向に持っていかない
栗山:そこは何か…ケジメをつけるところではないのかなと。改めてそういうことをしちゃうと、ホント寂しいじゃないですか。でも逆に出て行く方が寂しいんじゃないですか? 一人で荷物をまとめて。自分の中に二面、三面ある勝負師としての部分と本音は違うじゃないですか。
――そうなんだ
栗山:だから大人なんですよ、アイツらは。気持ちのどこかで折り合いをつけて…。ボクは出たことがないから。だから頼もしく感じる部分もあるし、寂しいと思う気持ちもある。でも、それがプロ野球の世界なんですよね。


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でも、ストーブリーグでの寒さは、今年のみならず、
来年にも大問題が生じるおそれがありますね。


秋山に対して、
来年が契約最終年となっている今の契約を見直して
新たな大型複数年契約の締結が
実現できず、
十亀に対しては、
チーム内の契約更新の交渉による結果、
来年、FA移籍されてしまえば
『持って行け!泥棒』という状態の
Cランクに落ちてしまいました。


当然、来年FA移籍が可能となる
秋山十亀に関する対策は
しっかり講じて欲しいです。




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【1位】10年振りのリーグ優勝
    (独走優勝)

※成績

40周年という記念すべき節目の今年は、
10年振りにリーグ優勝を果たしました。
鷹を前にCSで敗れ、日本シリーズに進められず
優勝していただけに悔しさも増量だったわけですが、
シーズン終始にわたり、
一度も首位を明け渡すことのない完全優勝
でしたから、
その優勝の価値は十二分に高いものでした。

(2018プロ野球総括BOOK(コミック出版)より)


↓↓↓詳細はこちらをどうぞ。
(優勝決定時における本ブログ記事)


また、優勝を決めるまでの勝ちゲームに関して
サンスポ特別版
「西武ライオンズ優勝」

VICTORY ROAD
2018SEIBU LIONS WINNING GAMES

で記載されていた
各勝ち試合に関する見出しを列挙します。