下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

ドラフト指名者決定!西武はBクラスの特典を活かせたのか? また今、瀬戸際の中堅選手たちはホッとしているところか?


ドラフト会議の結果が決まりました。
今年の西武ライオンズが交渉権を得たのは、


1位 今井 達也(作新学院高)    投手 
2位 中塚 駿太 (白鴎大)     投手 
3位 源田 壮亮(トヨタ自動車)内野手 
4位 鈴木 将平(静岡高)   外野手 
5位 平井 克典(ホンダ鈴鹿) 投手 
6位 田村 伊知郎(立大)   投手
の6名です。


これから交渉になるでしょうが、
みなさん、是非、よろしくお願いします。


今年の目玉となった田中正義(創価大)投手は、
5球団が競合してクジ引きとなり、
当たりを引いたのがソフバン?!
ソフバンの来年は怖いですね、、、


で、外れた球団は、皆揃って、
今度は佐々木 千隼(桜美林大)投手に集中。
佐々木も5球団競合のクジ引きとなり、
 当たりを引いたのがロッテ?!


来年、パリーグは盛り上がりそう。。。


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さて、ライオンズの指名結果について、
思ったことを羅列します。


【今年は6名で指名終了】
岸等のFA組や外国人らはチームを去っても
1対1で人員を補充するという前提で考えると、
現在、日本人で引退&戦力外の人数が7名であり、
今回のドラフト指名が6名のため、
今後、新たな戦力外は
出なさそうですね。
(瀬戸際の中堅選手はホッとしているでしょう)
※CランクのFA選手の獲得や
 こちらに多めに来るトレードがなければ。
※ただしあくまで人数(頭数)だけの話だが。。。


そこで問題は、
30歳前後の育ち切れていない
瀬戸際の中堅選手たちが

気を抜かないよう、
引き締めて頑張らせないと。


大崎、岩尾、木村文、熊代、斉藤、田代など。
(藤原、豊田あたりは1軍でやっていけそうな目処を立てたけど)


特に地元の佐藤栄学園コンビである
木村文、斉藤については、
素材がいいものを持っていますが、
成長が全く感じられません。
もっと頭も使って
背水の陣で頑張らないと。


【捕手の指名無し】
森=捕手にするかしないかに関わらず、
星も引退した今、西武は捕手不足。
中田、藤沢も頭打ちの様子だし。。。
(この2人も戦力外の心配から解き放たれたか?)


となると、
昨年のような
2軍捕手不足の二の舞
はあり得るでしょう。


森、岡田に来年も
猛暑日の親子ゲーム(1・2軍同日)出場を
やらせるのか?
まだ、森を2軍で捕手として
じっくり育てるという目的
2軍捕手を森、中田、藤沢の
3人体制にするならいいが。


でも中田、藤沢に代わる
若手捕手の補充は
必要だった
と思います。残念です。


【1位指名は成功と思う】
先発不足の現戦力を踏まえると、
やはり即戦力となる先発が欲しいですが、
即戦力になりそうな
田中(創価大)や佐々木(桜美林)等の大卒組は
競合が目に見えていたので、リスクがありました


一方、山岡(東京ガス)等の社会人組もいいけど、
ライオンズは、牧田、増田、十亀、ともみなど、
最近、社会人組を獲ってきた年齢面でのツケが来ています。
(経験年数の割には、おっさんが多い)

敢えて他球団とは別路線を狙い、
単独指名で高校No1を争う投手
を獲ることができたんだから、
良かったと思います。


目先の得のみならず、
将来性を見据えた
この選択は良かったと思います。
もしかしたら、
実力がある投手なので、
即戦力になる可能性もありますし。


ただし、即戦力になるかもしれないけど、
来年は彼がいないものだと考えて、
現在の投手陣が
しっかりしないとダメですね。

特に、多和田、光成、野上、十亀、
佐藤、佐野、郭、誠、本田、松本らは
早く安定して
1軍できっちり結果を出さないと。 


また球団は、
岸の流出も全力で止めないと。


今回、新人が6名だから、
もしかして、
球団は、昨年より契約金額を節約して、
岸資金に充てたかった

のかもしれないけど。
(今のフロントならそのような愚考がありそう)


【2位指名について(疑問)】
ドラフトにおいて、
下位チームが利権を
活かせる特典は、
2位指名で大きな効果が

得られること。


しかし、西武は、
そのBクラスの特典を
上手く活かせたのか?
正直疑問である。


中塚投手には失礼だが、
彼は2位でなくとも獲れたのでは?


ところで、高卒組で上位につける
地元の高橋昴也(花咲徳栄)は?
今年優勝した広島に
2巡目で獲られているけど。


ここで高橋昴也(花咲徳栄)を
獲っておけば、左右で
高卒最上位クラス2名が揃ったのに。


そもそも、雄星のみと、
左の先発は不足している現状がある。
それだけに、高橋昴也に価値があったのでは?


中塚投手は、豪速球で球が重いタイプだけど、
制球に難ありのタイプ。
制球難で自滅しそうなタイプ
またまたを集めた感じ。


おそらく高卒の今井を
ドラ1で獲ったから、
ここドラ2は即戦力として
大卒を狙ったんでしょうが、
制球力が無ければ、
即戦力にもなりそうにないです。
頭角を現すのに時間がかかる
かもしれませんね。


確かに、
速球や重い球は重要であり、
その点で優れるには天性的な
才能が必要ですが、
いくら球が速くとも、
ストライクが入らないと、、、ね。


また高橋昴也(花咲徳栄)も
速球を投げるけど、
制球力は中塚投手より
上ではなかろうか?


気になるのは、
雄星もそうであるけど、
西武は制球力よりも速球を重視している? 
もちろん、遅球派は、制球力のみならず、
球のキレがなければ通じないけど。


雄星がデビューから6年目の今年半ばまで、
速球にこだわって成長が頭打ちになっていたのは、
雄星自身に問題もあったけど、
球団体質(考え方)によるものもあるのでは?


あとは
確かに3位で源田内野手を
獲ることを考えれば、
2位で高橋昴也を獲ると、
中塚は4位以下になるけど、
4位以下で余っていれば獲るくらいで
良かった気もしますが。。。


いずれにせよ、ドラ2として決まったのだから、
球団は、中塚投手の制球力を強化し、
本格化投手として育てないとね。
(西口さん、よろしくお願います。)


西武創設2年目の1980年のドラ2
速球派の田鎖博美投手という大型新人がいて、
 1年目から18番をもらいましたが、
ノーコン中のノーコンで
速球の暴投が俺のストライクだ!
とか言っていましたけど、
結局、1軍経験無しで
野手にも転向したけど、
故障もあって終わった選手もいました。

そうならないように!


【3位指名→遊撃手争い激化】
3位には社会人の源田内野手を指名。
守備と足を売りにしている遊撃手。
しかも即戦力として期待される。
辻監督好みではなかろうか。


もちろん打撃が課題


まあ現在の戦力では、
遊撃手候補は多いので、
そこは今の選手で競争させて、
不足する二塁手(浅村のバックアップ)や
三塁手(おかわりのバックアップ)を
高卒等で補充しても良かったと思うが、
※まあ外崎が二塁、三塁できるけど。

でも、源田が入ることにより、
遊撃手のレギュラー争いは
さらに熾烈な戦いになるでしょう。


永江も、呉も、鬼崎も
2軍の山田や金子一も
うかうかしていられない。


あと問題は盗塁王の金子侑司の扱い。
このまま外野手として使い続けるのか?
本人にとっては、
送球イップスを克服して
本職ショートに戻す方がいいだろう。
その方が、チームとしても
レギュラー争いがさらに激化し、
戦力の底上げにつながるのだから。


どうするのか。


【田村伊知郎、復活?】
高校1年生の時に、
報徳学園高校で甲子園に登場し、
4強入りに貢献し、
「スーパー1年生」として騒がれた。


しかしその後は故障で苦しみ
立教大学へ進学後も、
藤波と同期の桐蔭卒の澤田が
エースとして立ちはだかり、
田村自身はその陰に隠れ、
3年生までで1勝5敗と地味な感じに。


ところが、4年生になって、
慶応大戦で先発に抜擢されると、
その数少ないチャンスをモノにして完封勝利。


その後は、澤田に代わってエースを務め、
日米野球では侍ジャパン大学代表に選出され、
抑え投手を務める。


確かに満塁ホームランも打たれたが、
素質を再び開花させて復活させたその根性、
挫折を知った男の底力は侮れなく、
先発でも抑えでも行けそうなタイプは心強い。


下位指名だけど、
期待できそうな
面白い逸材でしょうね。


【番外編1】
仙台大の桃太郎は???
いずこに。。。


桃太郎、慎三郎で
何か売り出せたかもね。。。
(次郎がいないけど。。。)


【番外編2】
辻監督!
今日は渡辺SDに任せたんでしょうが、
やはりこういう会議には
顔を出して欲しかったですね。

あなたは今後のライオンズの顔なんですから。

確かに会議に出ても何もできなく、
それなら選手たちを指導していた方が
効率的でいいだろうけど、
やはりドラフトは来年への意気込みを示す場
でもあるんですから。


何か、こういうのを見ると、
フロントの考えゴリ押し雰囲気が
ぷんぷんなんですけど。