下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

①3/15オープン戦:vs中日(inMLD) ②獅子ファンを敵に回した侍J監督

①3/15オープン戦:vs中日


今日も帰りが遅くなりましたけど、
録画をざっくり流し観しました。


とりあえず、
メットライフで白星を飾ったようで。。。


今日の先発はエース雄星
ただ1、2回とも、
四球から始まる失点
を重ねたみたいですね。


しかも初回の先頭打者には
オールストレートで与四球。
2人目もストレートは入らず。
3人目にど真ん中の甘い球を痛打!


2回も先頭打者は打ち損じたけど、
投げた5球は全てボール。
四球を与えた3人目の時は
完全に独り相撲の全4球ボール。


球数は各回で17、21、16、15、21球と
5イニングで90球で、
打者21人に対し、2被安打、4与四球と微妙。


一応、本人も
「全体的にはよくなかった」と反省し、
四球も多く良いボール悪いボールが
 はっきりしすぎていた
」と
振り返ったみたいです。



雄星は、元々、制球がいい方では無く、
ダメなときには、
四球からの自滅、
良いボール・悪いボールが明瞭で痛打、

というケースが多いのが
雄星の短所でもありますから。


そこを改善しないと・・・
それが喫緊な課題である
本人も認識しているのだから、
開幕までには何とかしてくるでしょう。
まあ、大きく心配はいらないでしょう(多分)。
むしろ、心配せざるを得ない状況だったら
今年もライオンズは終わりです。。。


一方、「苦しい場面でカーブ、
フォークを使えたのが収穫だった
」と
変化球には手応えを掴んだことが
収穫だったみたいですね。


ただし、真ん中のカーブ
高めや真ん中のフォーク
甘い変化球が見受けられており、
公式戦になればソフバンあたりは
打ち込んでくるでしょうから、
カーブ、フォークの精度向上も
継続的な課題
です。


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2番手以降は、各1イニングずつ
田村福倉大石シュリッター
でリレーして0封に抑えました。


このうち、田村については
即戦力になるか否かで注目です。


ただ、先頭のゲレーロを1球で
ライトフライに打ち取りましたが、
初球を無警戒に、
ど真ん中の甘いところを投げており、
相手が芯に当てることができず、
打ち損じてくれた感じでした。


また3人目の堂上には、
簡単に2球で追い込んでいながらも、
3球目を痛打されました。
堂上に打たれた3球目のストレートは
B0S2の状況下で外したつもりが、
シュート回転して入っちゃいまして
そこを流されましたね。


次の杉山には、
低めを突こうとしていましたが、
全てストレートでボール先行気味。
でも3球目のファールされた
ストレートもシュート回転しており、
最後のレフトフライとなった
5球目もシュート回転して
真ん中に入ったストレートでしたね。


このシュート回転は喫緊な課題です。

しかも、この5球全てが
140km/h届かないストレートでした。
剛速球のタイプでも無いので、
緩急も付けて欲しいです。


結果は相手が打ち損じてくれましたけど。


緩急はバッティー間の課題でもありますけど、
公式戦ではもっと工夫しないと、、、
ですね。
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福倉は、球が暴れており、
上で通用するか?
現時点では懐疑的で、
よくわかりませんね。
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大石は、まずまずと。
公式戦に入れば活躍するでしょうし、
してもらわないと困りますから。


とにかく、大石には、
増田、シュリッター、武隈、小石
一緒に後ろを担ってもらわないと。
特に勝ちゲームでラス前に
立ちはだかってほしいです。

もし公式戦で
シュリッターがダメなら、
大石が増田と併用で抑えを
担うくらい台頭して欲しいです。


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最後のシュリッター
注目の人です。


ただ今日は21球投げて
そのうち19球でツーシーム。。。
まあ、まだお試し期間なので、
ツーシームがどのくらい通用するか?
を観るための配球なら
いいですけど。。。


溝脇が粘りまくっているとき、
シュリッター自身、
岡田のサインに首を振ってましたね。
溝脇に変化球も混ぜて使えば、
あそこまで粘られなかった気もしますが。


ただ21球のうち、
低めはたったの4球。
(ボールの2球含む)
持ち前の長身を大いに活かすなら、
低めにきちんと集めないと、
ですね。


辻監督は
「シュリッターも課題はあるね。
 右バッターには非常に鋭い
 ツーシームなど、いい球がある。」
とコメント。


右打者にはえぐる形で入りますが、
左打者にはちょい中へ入りますので、
そこへ球が高いと打ちやすくなりますから、
少し気になるところです。


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ところで、中日の溝脇
よく知らないんですけど、
この2日間、いい打者ですね。


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野手陣の方は、
浅村が猛打賞で、
おかわり君、岡田にタイムリー
桐蔭組が活躍するほか、
木村文も犠飛で1打点、
金子もマルチ

と良い感じでした。


ただ、いくつか気になる点が、、、


◆6回裏、先頭の山川が四球で出塁し、
 無死一塁の場面で次の打者、
 岡田がバントで送るところ。


 相手投手が初球暴投し、
 走者・山川は2塁へ進塁。


 その暴投が下手したら
 頭にぶつかるところでしたね。
 昨日はおケツでしたけど、
 岡田まで負傷したら・・・
 という懸念があります。
 
 次の問題は岡田のバントです。
 山川が2塁へ進んだ中、
 それでも岡田はバントにより、
 山川を3塁へ送ろうとしました。
 打者が岡田で無死だから、
 犠飛の期待できる3塁へ進ませる
 この作戦は4球目までならOKです。


 相手投手が3球とも外してB3S0となり、
 場合によっては四球の可能性も。
 とはいえ、4~5球目が外角高めでも
 ストライクに入っており、
 岡田はそれをバントの構えから
 見逃しました。
 4球目は様子見もありましたけど、
 少なくとも5球目は
 バントを成功させないと!
です。
 もしくは、5球目のB3S1から
 ヒッティングにして流すか?
です。


 結局、フルカウントになって
 ヒッティングに出てました。
 結果的には遊ゴロの間に、
 山川は三塁へ進めましたが、
 下手したら投ゴロで、
 山川釘付けの懸念がありました。
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◆5回裏で3点追加した後の
 二死二塁で打席・木村文の場面。
 この人はとにかくレギュラーを取るために
 昨年多かった三振を減らすこと
 課題であるけど、
 結果、このチャンス場面で
 見逃し三振でした。
 確かに最後のチェンジアップは
 際どいコースなので見逃しても
 やむを得なかったですけど、
 初球の甘いチェンジアップは
 見逃して欲しくありませんでしたね。
 先日も同様のケースがありました。


 とにかく、
 まだ凡打ならいいですが、
 三振は極力減らしていかないと
 ですね。


 ついでに、
 木村文は一死満塁の1回に
 4球目をセンター方向へ犠飛を打って
 勝ち越しました。その結果はいいです。
 ただ、B2S0の中、
 3球目の甘いファーストストライクを
 思い切り振り、当たりも良く、
 その積極性はいいことなんですけど、
 振り急ぎタイミング早すぎたので、
 ファールに切れました。
 チャンスで功を焦りましたね。


 とにかく試練の日が続きますけど、
 焦らず、でも積極的に頑張って下さい。


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4番のおかわり君。
 3打席1安打1四球1三振。
 1回の四球は明瞭なボール。
 5回の安打は追い込まれる前に
 甘いカーブが2球目に入り、
 おかわり君らしく、
 甘い球を見逃さずのタイムリーでした。


 ただ、追い込まれちゃうと、
 3回のように、
 最後は落ちる球で空振り三振!
 というのが、相変わらずの
 昔からのおかわり君攻略の定番です。


 一線級投手が相手の場合、
 この定番でチャンスを潰すケースが
 多々ありましたから、、、
 何とかなりませんかね。


 もちろん、思い切り振るのが
 おかわり君の良いところ
 でもあるのですが、、、
 失投も少ない一線級相手にも
 打っていかないと
 優勝はありませんから。。。


 以前、辻監督は就任時あたりに、
 打順については、
 三振の多いおかわり、メヒアを
 連続にしない???
 みたいなことを言っていた気もしますが。


 おかわり君は中心的存在ですが、
 長いシーズンで優勝争いしていくなら、
 おかわり君=4番不動
 という固定概念は捨てていくこと

 が必要と思いますけど。
  
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盗塁について、
 西武は金子1、木村文2と
 計3つの盗塁を決めました。


 でも中日には5つ許しました。
 さすがに5つは多く(初回2つ!)、
 初回なんかは完全に盗まれており、
 岡田も送球が遅すぎ、
 2つ目ではコースも良くない。


 辻監督は、雄星に対し、
 「菊池は四球も多かったし、
  走られるのもよくない。
  もうちょっとクイックなど
  を考えてやらないと。」
  とコメントしてます。


 盗塁することは助長してほしいですけど、
 当然ながら逆に盗まれまくってはダメです。
 公式戦入るまでに解決すべき喫緊な課題です。
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②WBC、侍ジャパンvsイスラエル


侍ジャパンは全勝で2次Rを通過しました。
おめでとうございます。
またお疲れさまでした。


ただ、最終回の8点差ある中での
牧田登用・・・


この采配は大いに疑問であり、
獅子ファンを敵に回しましたね。


確かに8回表の秋吉だって連投中ですけど、
このときは5点差で
まだ2イニング残っているところでした。


5点差なら満塁HRでもひっくり返りませんが、
強打者揃いのチームを相手にするWBCでは
油断はできません。


しかし、8回裏に侍Jが3点追加と、
ほぼ決定的なトドメを刺し、
8点差も開いて、残りは1イニングのみです。


可能性はゼロではないですが、
1イニングで8点を追い上げるのは
強打者揃いでも容易ではありません。
それにも関わらず、
最後に何故か牧田を登板させました。
まだ最終回に追い上げられて
小差になってからの登板なら普通ですが、
「困っていない状況」にも関わらず、
オランダ戦、キューバ戦で
神経をすり減らしながら抑えた
疲れがないわけがないのに、
出しましたね。。。


万歩譲って、どうしても出すなら、
牧田の負担を少しでも減らすよう
銀とバッテリーを組ませるべきです。


先日のオランダ戦の9回裏、
則本を出したことには

賛否両論だと思いますし、
そこには当事者達の戦術・勝負感が
あったでしょうから
反論するつもりはありません。


しかし、今日の牧田登用は、
戦術も勝負感も何も無く、
ただ今までの惰性で決めた判断

としか思えません。


一応、次まで1週間あるから、
「行っちゃっても大丈夫でしょ!」
という薄い担保を基にした
勢い・惰性だけで決めた判断
としか思えません。


結局、牧田は3点失いました。
でも、これは
今まで張り詰めた
緊張感の中を投げてきた疲れや、
とりあえず、命じられた以上、
「今日も?しゃぁ無いな」
というくらいの精神状態だったこと
が響いたのではないでしょうか?
(本人しかわかりませんが)


またWBCで次も勝っていくことを
見据えても、今日の登板は愚行でした。
もちろん、
(心身の両面での)疲れ云々もあるでしょうが、
牧田がWBCで効果的なのは、
「相手が見たことの無い変則投手であること」
が最大の武器になっているからです。
(実力もそうでしょうけど)


ある意味、相手から見れば
その変則投げは、得体の知れない
秘密兵器になっているために、
脅威になるわけです。


これから当たるチームは、
さすがに西武の試合までは見ないでしょうが、
少なくともWBCの試合は見ていると
考えるのが普通です。
それを鑑みれば、
出さなくても良いときには出さないこと、
相手の研究してくる情報を少なくすること
が戦略的に重要です。


今日は打たれたので、
オランダ戦、キューバ戦の良いときと、
今日の悪いときの双方での情報を
相手は入手することができ、
今日の情報から攻略方法を見出す
おそれがありますから。
すなわち、
秘密兵器は多投すれば
秘密でなくなります。


それ故、今日の牧田登板の采配は、
今後のWBCにおける戦略的にも
余計な愚行だったと思います。


これを見るだけでも、
正直、小久保、権堂のコンビでなくとも、
田辺、潮崎のコンビでも、
侍ジャパンという駒があれば
WBCを勝てるかもしれません?
という気にさせる采配でした。


今日の牧田登用の采配は
昨年の田辺、潮崎の采配と
同じレベルです。


真面目な話、このままだと、
WBC終わって
各チームに復員した頃に、
「牧田は大丈夫か?」
という心配が募ります。