下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

4/19:楽天3回戦(inMLD) 負け戦ムードも、勝利の女神のいたずらにより、運良く追いつき、奇跡を呼んで!

昨日は辛島にぐうの音も出なかったライオンズ。
今日の先発は多和田vs則本で、ある意味、
場をMLDに移しての先週の再戦となりました。



試合については、
正直、負け戦モードの雰囲気
7回に1点差まで追い詰めても
すぐその直後に1点獲られて
楽天にセーフティーリード
を許したままでした。


でも、楽天も今は勢いに乗っているとはいえ、
まだ楽天に王者の風格はないため、
よくわからない間の8回裏に、
ライオンズがラッキーヒット、
ラッキーエラーで
運良く追いつき「まさかの同点」に!
試合は延長戦にもつれるという形に。


その8回裏の攻防を振り返ると
まず楽天は則本を続投させました。
ここは「エースだから。」
「中継ぎも休ませたい。」という思想で続投。
ライオンズにとっては、
この続投が吉と出ました。


則本自身、7回までで112球。
7回は三者凡退に抑えているものの、
木村文の打席では最後に失投もありました。
(それを木村文は打ち損じていますが)
その前の6回裏には、おかわり君に対して
3球連続の失投で、3球目でおかわり君に
完璧な特大アーチを浴びておりました。
すなわち、則本は6回から怪しくなっており
変えても良かったタイミング?
という気もしていましたね。

まず8回裏は銀の代打で田代が登場。
外角低め直球の初球から
良いタイミングで積極的に振り抜き、
投手強襲ヒット!良い仕事をしました。

次の秋山は昨日まで不調でしたが、
今日は既に二塁打も打っており
ここはマルチで一気に復調して欲しい場面。
フルカウントからの6球目の
外角高めに外れた直球を
きっちり流して左安打でつなぎます。


次の源田はバントで走者を進める形。
初球のバントフライは冷や冷やでしたが
2球目でバントを決めてきました。


一死二三塁の場面で当たっている
バットでGo!Go!の浅村キャプテン
3球目、ファーストストライクの
沈み切れていないフォークを打つも、
すこーん!と「打ち上げてしまった!!!」
しかし、ショート、レフト、センターの間に
運良く「ぽてん、、、」
その間に田代が生還して1点差に!!


一死一三塁の1点差の場面で
今日は、14試合連続安打中で特大HRも打った
4番さまさま、おかわり君。
と思いきや、
初球の内角高めに外れた直球に手を出し、
すこーん!と高く打ち上げ
 キャッチャーフライ」

「おかわり君、あるある」になっちゃいました。


で二死一三塁の場面で、
今日、2三振で3タコ中のメヒアさまさま。
そしたら、初球の内角低めの厳しい直球を
思い切り引っ張り、サードゴロ。。。
そしたら、まさかまさかの
ウイラーさまさまの「ぽろり!」
メヒアが「どどどっ」猛走・激走
際どく1歩間に合い、その回に同点!

メヒア歓喜に!

ウイラーがっくり!


すこーん・・・ぽてん!
ぽろり!どどどっ!
で何とか運良く同点に追いつきました。


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その後は、
9回、10回のサヨナラチャンスを
モノにできないまま、
リリーフ陣が抑えつつ
歯がゆい雰囲気が続く中、
最後は秋山ー浅村でサヨナラを決め、
勝ち星を何とかモノにしました!



ミラクル元年奇跡を呼んで~♪
と、勝利の女神のいたずらによる
奇跡を呼びましたね。


まあ疲れる試合でしたね。
負けた楽天も勝ちゲームだっただけに
この負けは疲れたでしょう


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さて、試合を振り返ってみましょう。


まず先発の多和田は、
6回で74球を投げ、
球数をイニング毎に見ると、
12→14→13→7→12→16球
と、比較的、省エネ投球でした。
むしろ、球数は則本の方が多く、
則本は6回までで102球。


しかし、多和田の結果は
被安打7、与四死球2、被HR2、
じわじわと1点ずつ失い自責点3。
昨日の光成と同様にQSをクリアするが、
決して気分がすぐれない内容に。


まず茂木の先頭打者HRについては、
インハイの直球を引っ張られライトスタンドに。
茂木は初球の甘い真ん中直球ファウルで
タイミングを合わせてきましたね。
無警戒でしたが、
この1発はやむを得ませんでした。


その次のペゲーロ
早打ちで打ち損じてくれましたが、
投げたのは、甘いど真ん中の直球。
冷や冷やなところでしたね。
まあ球威を持ってのストレートだった
というのも効いたでしょう。
ただ、アマダーには
甘いど真ん中スライダーは三遊間に。
それでも、アマダーが振り急ぎ、
タイミング早く引っ張ったので、
芯を捉えることなく、
1発にならなくて良かったという
冷や冷や場面でしたね。


2回は岡島の中安打後、一死一塁で
藤田を簡単に四球で歩かせてました。
藤田は内角が得意のため、
外角攻めはわかりますが、
球が外角高めに抜け抜けのため、
相手は全く振ってきません。
多和田の場合、
四球でこういう無駄な走者を
簡単に出してしまうこと

が一番の課題です。


で、茂木には内角のスライダーを
引っ張られ
左安打タイムリーを浴びます。
確かに、茂木は昨年までは
内角より外角の方が打ちましたが、
今は内角でも打ち(それが厄介)、
球種こそ違いますが、
先頭打者HRの1打席目と同じコース。
さすがに、それは無警戒過ぎましたね。
まあコントロールがきかないので
そこに行ってしまった!はあるでしょうけど。


3失点目のペゲーロの1発は
ど真ん中の直球と完全に失投でした。
1打席目と同じ失投で、
1打席目は打ち損じてくれましたが、
さすがに2度目は打ち損じれくれません。


で、その後のアマダーの左安打も
1打席目と同じ甘いど真ん中スライダー。
当然、立て続けに同じところに打たれます


4回表の島内の甘い球を打ち込まれた際も
木村文の好プレーに助けられましたね。


やはり今日の多和田は試合を作りましたが、
相変わらずの暴れん坊振りが健在。
相変わらず投げてみないとわからない不安定さ


今日の投球は、決して評価することができず
球数の省エネ化も
相手が早打ちを狙ってきたことが大きかったです。
昨日の光成の方が完全に上でしたね。


先発の駒が不足しており、
来週からその問題が顕在化するだけに、
多和田にはしっかりとしてもらいたいのですが、、、
下手にコーナーを際どく狙うという投球は
現時点のノーコン振りでは

逆に自分を苦しめるだけと思います。
たまたま感が大きいけど、
ハマるとものすごく大化けすることは
昨年、証明済みなのですが、、、

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2番手で野田が出てきました。
1点差まで詰め寄った直後の出番でした。
まだ多和田が球数が74球と多くなく、
昨年なら間違いなく続投でしたでしょう。
もちろん、多和田の荒れ球を武器にして
相手が絞りにくいことを狙って
続投という判断もあったと思いますが、
多和田自身、失投気味の球が多かっただけに、
またいつ崩れてもおかしくない不安定さから
ここの交代の判断は悪くないと思います。


ただし、代わった野田が悪すぎましたね。
追加点を許せない回の先頭
リリーフで出てきて、
足のある先頭の茂木を
最初の3球「何をしたいの?」
「肩できていないの?」
という雰囲気のボール先行の投球で
歩かせてしまいました。



7回表の失点
流れをつかみかけた直後に
相手に流れを取り戻され、
こちらへの流れを遮断する、
これで今日の試合は負けを決定づける
ことになってもおかしくないモノで、
その大きな要因は茂木への与四球でした。


ビハインドの場面であり、
左打者ということで野田だったのでしょうが、
ここは流れを取り戻すために、
回の頭から大石でよかったと思いますが。


野田に関しては、右より左の方が得意ですが、
とはいえ、対左用のワンポイントというほど
左打者を抑えているわけではありません。
まだ大石の方が抑えています。
野田については、これからも
「対左用」として育てるのかもしれませんが、
チームや個人のためには、
「対左用」の意識を捨てて、
右打者の克服を見据え、
左右関係なく育てていく方がいいと思うのですが。
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それ以降について、
大石はウイラーに無警戒の甘い球で
打たれました
けど、まあ次回は大丈夫でしょう。

シュリちゃん、増田、牧田、武隈も
安定してました。
このリリーフ陣の活躍が
サヨナラの奇跡を呼びました
ね。


特に武隈は、勝ち方程式に入ってないけど、
勝ち方程式に入れていいほど
高レベルな投手になりましたね
問題は夏場7月ですけど。。。


↓武隈、ペゲーロ三振後の歓喜の顔


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一方、打撃陣については、
不振だった秋山
17打席ぶりの二塁打を皮切りに
猛打賞となる活躍を果たしました。
迷いが消えていましたね。


浅村もまたまた猛打賞
しかもサヨナラの打席途中で
きっちり修正する当たり、
だいぶビックになりましたね。


おまけに
この二人でサヨナラを決めたのも、
十二分に絵になりましたね。


このほか、今日は
レフト7番でスタメンに入った
外崎がマルチ安打を決め
4番さまさまのおかわり君が、
密かに試合連続安打を14まで積み重ねてます。
おかわり君らしくない活躍です。
そして、6回裏に貴重な貴重な
おかわり君らしい
特大HRが出ましたね。
まあ、さすがに
甘いど真ん中付近を3球連続でしたから、
抜群のタイミングで振り切っており、
失投好きのおかわり君にとって大好物な配球でした。
本来なら、フォークで落として空振り三振
がおかわり君の定番攻略法
ですが、
則本のフォークが沈まなくなっていましたね。



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問題はメヒア、源田、木村文が
パッとせずでしたね。
(メヒアは三失からの全力走→同点がありましたけど)


メヒアの今日の打席を以下に示します。
メヒアは2年目に
外角の外れ球をぶんぶん振る傾向でしたが、
3年目以降は、それを我慢するようになりました。
それは今でも振りたいけど我慢します。
ただ、最近、本人はボールと思って
バットを投げて一塁へ行こうとして、
実はストライクで見三振という場面が見られます。
心配なのは、今、調子があまり良くないため、
選球眼が微妙にずれていない?という点です。


今日も1~2打席目は慎重に入って
見逃しストライクでカウントを稼がれており、
3打席目以降は、
もう我慢ができずぶんぶん振り回している
ように見えました。
まあ、調子は決していいわけでないでしょうが、
活躍する日もあるため、
完全な不振、絶不調という状態までは
至ってない
でしょうから、
深刻に気にしていませんが


↓メヒアの打席


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一方、木村文はやはり重症です。
気になった打席は
次に示す5回裏の空三振と、
9回裏のバント失敗です。


5回裏の空三振は、
まず1~2球目の外角直球を見逃し
最終的に追い込まれているから
難しい内角のフォークを攻めざるを得なく
空振り三振となりました。


5回裏の1~2球目の見逃しは
ボールと見誤ったのかもしれませんが、
公式戦に入って
木村文がやられているパターン、
「序盤の甘い球を見逃し、
 追い込まれてから厳しい球でやられる」

が多く、その甘い球の見逃しは
辻監督がいつも指摘する「消極的さ」
すなわち「迷いからくる立ち止まり」
によることが懸念されます。
5回裏の打席もそのパターンと思います。


↓5回裏の木村文の打席


また9回裏で先頭の外崎が塁に出た
無死一塁のサヨナラ・チャンスの場面、
バントを命じられますが、
全くバントすることができず、
結局、次の岡田に二死覚悟で
再びバントさせること
になりました。
当然、サヨナラに直結しません。


もちろん、バントの練習不足、バントが苦手
ということもあるでしょうが、
やはり、
結果のことで考えすぎ、悩みすぎているため
力んでいるし、球筋を見る余裕も無い状態

ですから、当然、投球の勢いを殺して
バントすることはできません。


やはり結果のことばかり考えすぎ、
何とか、絶対に結果を出さなければ!
ばかり考えすぎているんでしょうね。


プロ選手だから難しいでしょうが、
この際、結果は考えず、求めず、
課題を解決すべき過程のみを考え求めて
どうでしょうか?


例えば、辻監督から指摘されている
「積極性」の課題です(特にチャンスで)。
最近、自在性が出てきた浅村には減りましたが、
浅村の十八番だったファーストストライク狙い
を見習ってみたらどうでしょうか。
(もちろんストライク・ボールは見極め要ですが)
あまりよろしくないけど、
「積極的に打っていった」さえできていれば、
それで結果が出なくても、
チャンスを潰しても構いません。


ただし、木村文の場合、
積極性=思い切り振る=引っ張る
という印象があります。
流せばだいぶ楽になると思う場面が多く、
外角は流す方が自然の原理で楽なはずです。


そこで「流し打ちに徹底する」という課題
を掲げ、そのことを考えることもあると思います。
もちろん、このとき、
流し打ちができていれば、
凡打になっても構いません。
凡打でも左飛ではなく右飛なら
課題はクリアでOKというくらいの
気持ちでいいと思います。


元々、潜在能力の高い選手であり、
大化けする可能性を十分秘めていますから、
そのような課題クリアを力まず重ねていけば、
自然と打てるようになるでしょう。

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源田については、最後の打席、
12回裏の無死一塁の場面
源田の打席に懸念を感じました。
(その懸念は源田本人だけなく)。


このとき、源田は
2回バントを失敗しました。
その後、
3バント覚悟の雰囲気を醸し出しつつ
バント構えを見せるも
半端なバスターで空三振。
完全にチグハグでした。


追い込まれてから、
バントの構えは良いけど、
そこは3バントを覚悟して
きっちりバントに徹するべきです。
もしヒッティングをしたいなら、
源田自身はまだ打率の高い打者でないだけに、
ヒッティングに集中すべきです。


バスターをするなら追い込まれる前までです。
バスターは意外性がモノを言います。
しかし、追い込んでからは
相手もヒッティングを想定するのだから、
嶋も完全に座ってしまいました。
バスターの意外性は効果がありません。
どうしてもやりたいなら、
ヒッティングの構えからのバントです。
上手くいけば、相手の動き次第ですが
源田が生き残る内野安打も期待できます。


またバントをしようとするときの嶋の配球
高めボール球が多いのだから、
それを狙ってバスターで流すことが
考えられますが、、、
いずれにしても、
バスターは追い込まれるまでの作戦です。


源田がバスターをした場面は、
追い込まれて、バスターするタイミングを
脱しているところ
でした。


もちろん2度バントを失敗し、
最後、半端な動きになった
源田の責任
もありますが、
2度のバント失敗後に
橋上コーチが監督に何か話して
監督がうなずいてから、
ベンチよりサインが出ています
このとき、
ベンチはどんなサインを出したのか?
橋上コーチは苦笑いをしていましたが、
もしバスターのサインを出していたら、
完全な無能振りの愚策です。



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【追伸】
1軍はサヨナラ勝ちで歓喜にあふれている中ですが、
悲報です。


今日のイースタンリーグで十亀がロッテ戦に登板。


今の1軍ロッテは貧打状態。
そのロッテの下を相手に
昨日、ガルセスらが滅多打ち。


そして、今日、十亀も滅多打ち。


来週からの6連戦、
どうするんでしょうか?


↓4/19イースタンロッテ戦(西武L公式HPより)