下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

今週前半の裏ローテは日ハム戦の先発について。日ハムさん不調だったので軽く考えていましたが、最近の日ハム回復度合いと西武下降傾向を考えると、前回の借りを返上する懸念もありますね。

本題の前に、
今朝のいくつかのスポーツ紙一面は
こんな(↓)感じの岸ネタでしたね。


まあ昨日の球場での雰囲気は
西武ファンのブーイングと
楽天ファンの声援が入り交じった
尋常じゃないムードでしたね。


西武ファンのブーイングについては、
◇岸ロスによるショック・怒り・未練
 ※岸の人気は断トツでしたからね。
  ましてや以前は「生涯西武」と
  言っていたわけだし
◇フロントの無能さへの怒り
 ○岸など数々の主力選手を止められない
  それだけの魅力を感じさせない
 ○逆にいい選手を補強できない
  むしろFAによる獲得には見向きもしない。
  ※特に、岸の代用でつれてきた
   新外国人はあまりにも
   意味のわからない謎の採用基準ですから。
  (彼らをどうこうは無いですけど)

◇ここ2週間で負けてばかりで
 借金が膨らんできたストレス
  ※特に前日は大敗を喫してますから
◇岸獲得のための大人の事情への疑念


などなどの各ファンの思いが
入り混ざってのモノ
です。


正直、気持ちは理解できますし、
やむを得ない現象と思います。


ただ、1つだけ・・・・


結局、ブーイングにより、
世間からの岸への好感度は
さらに増したという事実です。


ブーイングはやればやるほど、
岸への好感度を上げるだけであり、
ある意味、楽天サイドからすれば、
そのブーイングはありがたい宣伝材料
になるとともに、
岸も対西武への闘争本能を焚きつけた
いい材料になったということですね。


もちろん楽天が勝ったから、
その効果は相乗効果として明瞭に出ました。
逆に負けていても、
いい宣伝ネタになるとともに、
同情票で好感度アップにつながる
わけです。


早い話、
ブーイングをやればやるほど、
相手に得をさせるということです。


まあ岸のヒーローインタビューも
本人は乗り気でなかったか知りませんが、
楽天首脳陣などから
「今後も戦うので、慣れてこい」
といわれて送り出されている気もします。


昔、江川が巨人に入ったときの
最初の甲子園での阪神戦で
監督が江川に
「阪神ファンの前で一礼してこい。
 当然、やじられるが、その後は
 もう何も気にするな」と言われて
ヤジに慣れさせましたよね。


ただし、今のFA制度は、
黒い球団等にとってありがたい制度のため、
正直、疑問は残りますが、
このルールがひどくなることはあっても、
無くなることはもうありませんでしょう。


だったら、本来は西武も
①そのルールを積極的に活用すべきであるし、
 補強も的確な目で見極めながら行うべき、
②主力選手が残留できるように努めるべきです。
当然、そのためには、金銭もそうですが、
魅力のあるチーム作りが必須です。


そのほかでは、日ハムのように
主力選手が抜けていくリスクを前提に、
③きっちりと若手を育成しモノにするべき
です。そのためには、
それなりの環境(指導者・スタッフ)作り
は当然ながら必須です。


少なくとも雨漏りする室内練習場など
一体、何なんですか?
首脳陣の都合で酷使する起用法って
一体、何なんですか?
ということです。


まあ、今のフロント首脳陣が変わらぬ限り、
いつまでたっても流失して弱体化して
いくんでしょうが。


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話は今週の日ハム戦に戻します。


今週前半の裏ローテでの相手は
札幌で日ハムです。


今までの日ハムさんの不振振りから、
今週前半は軽く考えて舐めていました。


しかし、この考えは浅はかでした。
中島などが故障者リストに加わっても、
マーティンが復帰し、中田が打つようになり、
加入した大田がいいムードメーカになって
ここのところの日ハムが息を吹き返しています。
来るべきチームがやってきた!
という感じです。


大田あたりは、
前回、ヘッドスライディングして
一気に流れ・ムードを変えましたからね。


まあ源田のセーフティで取り戻しましたが。


逆に西武はアキレス腱である裏ローテ。
打線も湿り気味です。


当然、
苦戦が必須であり、
前回の借りを簡単に

返すことになる
おそれが十分懸念
されます。


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日ハムの先発はローテを踏まえると
今年初対戦の高梨、加藤が予測されます。


その2人のデータについて、
「データで楽しむプロ野球」さんの
ホームページを参考にして整理してみます。


昨年の西武戦成績を見てみますと、
高梨が5試合、加藤が4試合ですけど
高梨、加藤ともシーズン終盤で先発が1度のみ。
そのときの成績を見ると、


高梨は8/27(所沢)で
5回1/3 120球投げており、
自責点4で防御率が6.75
被安打率が0.278
WHIPが1.69
この日は日ハムが勝ちますが
高梨には白星無し。


加藤は8/28(所沢)で
7回 107球投げており、
自責点3で防御率が2.94
被安打率が0.286
WHIPが1.14
で加藤に白星がついています。


これだけ見れば、
決して打ち崩せないわけでもなさそう
と思えてきます。


しかし、高梨、加藤は
昨年以上に実力をつけており、
昨年の印象で向かったら大けがする
おそれが十二分に考えられます。


一方、今年の成績
高梨が
5試合30回1/3 
555球投げ(18.3球/回)
2勝2敗、防御率2.67
被安打率0.218
WHIP1.35


加藤が
5試合31回 
504球投げ(16.3球/回)
2勝2敗、防御率2.03
被安打率0.228
WHIP1.03


双方とも昨年より実力アップしてます。
特に加藤は
防御率も上位につけており、
WHIPが優れています。


球種については、
昨年と今年で見ると
(前者が昨年、後者が今年)
高梨は
 ストレート:59%、61%
 フォーク :22%、14%
 カーブ  :18%、18%
 スライダー: 2%、 7%


加藤は
 ストレート:53%、53%
 スライダー:17%、19%
 フォーク :25%、16%
 カーブ  : 4%、 7%
 シュート : 1%、 4%


です。
高梨はスライダーをアップ
加藤はカーブをアップ、
球種が1つ増えている状況です。


細かく分析まではかけていませんが、
少なくとも昨年以上に脅威の存在であり、
当然ながら、策を講じて対峙するしかありません。


今までのスコアブックやVTR等を見て
各球種の特性を把握し、
どのような打ち方をしていくのか?


首脳陣がそれを考えて指示して、
選手達がそれを理解し実行しないと
スカスカとやられます。


もちろん、
こちらの先発陣(明日は光成)が
しっかりと試合を作ることも必須です。