下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

5/9:日ハム7回戦(in札幌) 投打噛み合い、裏ローテで勝利!光成もようやく今年初の白星(まずは良かったです)。でも、まだイバラの道が続きます。。。

散々のゴールデンウィーク
になったライオンズ


ただ、今週からメットライフドームでは、
例年のごとく「バラとガーデニング・・・」
別イベントが開催され、
その間はライオンズはアウェー連戦。


今のチーム状況・状態が下降線の中、
札幌、神戸・大阪、幕張と
3カード連続で敵地への遠征ロードに出ます。


過去のロードでも
負け越しの結果を残しています。
今年はどうでしょうか?




<記事抜粋>
辻ライオンズ試練の時、毎年恒例“イバラの道”へ…
 ここまで29試合を終え、13勝15敗1分の借金2。一時は2位につけていたが、直近4カード12試合は2勝9敗1分と苦しみ、現在は首位と7.5ゲーム差の4位に転落した。
  ソフトバンクとの3連戦では、登録抹消された多和田真三郎に代わって先発したキャンデラリオが3回7失点でKO、高橋光成が6回5失点、十亀剣も5回途中7失点と総崩れ。ここまで、比較的安定感を見せていた野上亮磨は6日の楽天戦で3回5失点、西武加入後、8連勝中だったウルフも7日の楽天戦で初黒星を喫した。
 そんな苦しい状況の中、西武はきょう9日から新たな“試練”を迎える。札幌、神戸・大阪、幕張と3カード連続のロードに出るのだ。
過去3年を振り返ってみても、昨年は期間中に3勝5敗と負け越しており、一昨年は3勝5敗1分、その前の2014年も3勝4敗敗とすべて負け越し。苦しい戦いを強いられてきた歴史がある。
  今季は日本ハム戦が2連戦のため、例年よりは厳しさは減るかもしれないが、3カード連続でロードというのは決して優しいものではなく西武にとっての“イバラの道”に他ならない。ここを乗り越えることができるか、序盤戦の大きなヤマ場を迎えている。

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GWのストレスを発散すべく、
気分を切り替えて北の大地へ遠征し、
日ハムと対峙
します(2試合)。


ただし、この日ハムとのカードでは
こちらの先発が
未だ勝ち星の無い裏ローテであり、
光成、十亀が挑みます。


一方、日ハムの先発は高梨、加藤です。
彼らの今年の成績は次のとおりです。
高梨が5試合30回1/3 
 555球投げ(18.3球/回)
  2勝2敗、防御率2.67
  被安打率0.218
 WHIP1.35
加藤が5試合31回 
 504球投げ(16.3球/回)
  2勝2敗、防御率2.03
  被安打率0.228
 WHIP1.03


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今日の試合については、残念ながら
出張先からの帰路途中で、
ちょうど飛行機に乗って空の中でした。


あとで1球速報の結果とダイジェストを
拝見し、今回は整理したいと思います。


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結論から述べると、
◇西7-2日と裏ローテで勝利
光成が5回を投げて初勝利を飾る。
 (被安打4、与四死球2、自責点2)
◇武隈、牧田、ガルセス、田村とつないだ
 リリーフ陣が無失点。ドラ6田村がデビュー。
◇先発全員安打
◇逆転の3回表
 上位~中軸で追いつき追い越す。
 おかわりの同点2点タイムリー
 栗山の逆転2ラン逆転
◇追加点の4回表
 下位~上位で追加点
 源田のタイムリーで追加点。
◇ダメ押しの7回表
 中軸~下位できっちり追加点
 岡田、木村文のタイムリー


と、投打ともに噛み合って良いゲームを展開し、
GWのストレスを吹き飛ばす勝利を挙げました。


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まず先発の光成については、
彼の売りは基本的に、
◇球威のある重いストレート
◇決め手として使えるフォーク
です。
特にストレートは
持ち前のダイナミックさを活かせば
簡単に打ち込めない一級品です。


ただし、光成の場合、
ただでさえ、制球力が良くなく、
「打たれまい」と力むことにより
制球力がさらに低下し、

自滅パターンでやられがちです。
「打たれたくない」ばかり気になり
下手に際どいところを狙って入らず
四球を与えて自分の首を絞めていく
パターンです。


また苦しく(ピンチに)なると
フォークを多投しやすく、
そのフォークもコントロール悪く
打者は簡単に手を出さず見送られ、

しかも、スタミナがあまり無く、
フォークを投げすぎているので、
さらにスタミナを消耗して
中盤には、へばってしまう傾向
です。


やはりフォークで打ち取るには、
ストレートと組み合わせて
緩急を持ちながら相手に絞らせず
翻弄させる必要があります。
そうなれば、
ワンバンのフォークでも
空振りしてくれます。


上記のようなことを踏まえれば、
光成の投球方法は、
◇序盤はストレート中心で
 ダイナミックに攻めていく。

 ただし、四隅を狙っても
 コントロールが良くないので
 狙ったところに入らずと逆効果。
 ストライクゾーンを9分割では無く、
 4分割くらいアバウトに考え
 高低くらいを意識しつつ
 ダイナミックに腕を振り切って
 投げていれば、そう簡単に打たれません。

 もちろん、クリーンアップには
 低めを意識することは必須です。
序盤の変化球については、
 伝家の宝刀フォークまでは極力出さず、
 見せ球やカウントを稼ぐのに
 スライダー等を使う。

 スライダーとストレートの緩急で
 ストレートが活きてくる
ので、
 基本はストレートで勝負する。
 たまに逆も有り。
◇伝家の宝刀フォークは、
 中盤以降で使っていく。

 もちろんこのとき、
 ストレートは相手に意識させておき、
 ストレートとフォークの
 相乗効果を発揮させる。
 フォークを連発しすぎると、
 もう相手は振らないので注意要。


というところでしょうか。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、今日の光成については、

1回裏
 西川:直球、スライダーで組み立てる。
    しかし、先頭打者に四球を与える
    次打席初球で盗塁許す。
 淺間:直球2球で追い込み、
    その後、フォーク三連投空三振。
  空三振を決めた
  5球目内角フォークのワンバン。
  淺間も立て続けに3つフォークとは思わなく、
  ストレートが来ると思ったんでしょうね。    
  ただし、フォーク連投を続けると、
  早期にスタミナ不足になる懸念有。
 近藤:スライダー、直球、フォークを混ぜるが、
  一度もバットを振ることなく与四球
 中田:高め直球でタイムリー左安打(1失点)
  さすがに高めはNGです。
  しかもシュート回転して中央に入ります。
  特に強打者には低め意識しないと。
※1回裏は与四球2、被安打1で1失点
 球数はを24球を投げる。
 (直球:12、フォーク5、スライダー7)


2回裏
 大野に左中間へのホームランを被弾。
 球がやや高く、甘く真ん中寄りに甘く入る。
 でも打たれたのは、あくまでソロ。
 その他3人とも四隅低めを
 ズバっと決めて、見三振を決める。

※2回裏は被安打1で1失点
 球数はを23球を投げる。
 (直球:11、フォーク3、スライダー9)
※石井の打席で、大野のHR弾を意識して
 苦しくなったので、
 フォーク3投げてます。


3回裏
 近藤にベルトの高さの内角直球で左安打
 しかし、他は凡打で切り抜ける。
 淺間には全て直球勝負。
 ただ、近藤、中田、レアードに
 フォークを多投。→スタミナ消耗。
 ストレートよりフォークが多い。
 無駄なフォークも3つある。
 フォークの使いすぎ?
※3回裏は被安打1で0失点
  球数はを20球を投げる。
  (直球:8、フォーク7、スライダー5)


4回裏
 田中:全直球勝負で遊ゴロ。
 岡 :フォークを見せておき
    速い直球で空三振
 大野:外角低めに外れたスライダーを
    バットの先で引っかけポテン中安打
 石井:直球を見せておき、
    フォークで空三振。
    ただし3球目のフォークは余計。
※4回裏は被安打1で0失点
  球数はを18球を投げる。
  (直球:10、フォーク3、スライダー4)
 下位打線でフォークを効率的に活かす。


5回裏
 西川:内角高めスライダー(初球)二ゴロ
 淺間:全て外角高め直球で中飛
 近藤:6球全て直球で、
    7球目の真ん中フォークで遊ゴロ
    ストレートを見せておき、
    フォークでタイミングずらす。
    ただし、そのフォークは、
    甘いど真ん中のため、
    狙い打ちされたらHR被弾の懸念
※5回裏は三者凡退で0失点
  球数はを11球を投げる。
  (直球:9、フォーク1、スライダー1)
 100球近く投げ疲れが出てきたためか、
 開き直って(?)直球勝負が多い。
 
球種別球数を再整理すると、
※( )内は直球、フォーク、スライダーの順


1回裏:24球(12、 5、 7)
2回裏:23球(11、 3、 9)
3回裏:20球( 8、 7、 5)
4回裏:18球(11、 3、 4)
5回裏:11球( 9、 1、 1)
合 計:96球(50、19、26)


まとめると、今日の光成については、
よく2点でおさまったという印象です。


立ち上がりが今一つで、
特に1回裏では
◇与四球2つで走者をためる→NG
◇中田には、最後のストレートが
 外角に投げたつもりでも、
 シュート回転もして中寄りに甘く入り
 しかも高めだったので
 タイムリーを食らいます。
 正直、本調子の中田なら
 3ランになっていたでしょう。


とにかく、この1回裏は、
光成自身の課題で有る
「自滅パターン」となりました。
中田が不調だったので、
その傷口が大きく広がらず
1失点で済んだことがラッキーでした。


あとは3回裏など、
強打者を迎えてフォークを多投し
スタミナを消耗しましたね。
まだ札幌ドームは空調が有るので
左右しにくいですが、
光成自身、
スタミナがもともとあるわけでもなく
暑い日が苦手なだけに、その中で
3回裏のようなフォーク多投をしたら
5回まで息が保てなくなりそうです。


もちろん、無駄球もまだ見られるため、
球数も5回で100球弱と
1回平均で19.2球/回と多いです。


勝ち星をようやく得ることができたこと
は何よりです。今後も積み重ねて欲しいですね。
ただし、上記のような課題も残しました。


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点差が開いて、7回裏に牧田を投入しますが、
8回裏は4番手にガルセス登場。


まあ点差があるので
近藤らとも当たるので、
試すのにちょうどいい場面でしょう。


ただ、動画を見ていないので
よくわかっていませんが、
西川にど真ん中のストレートで遊ゴロ
これは西川の打ち損じ?
渡辺に外角ストレートを中飛
6球目のボール球を見送られたら与四球
近藤に外角低めで攻めるものの、
最後はすっぽ抜け?
1球もストライク入らずの与四球
中田に外角低めを攻め、
 こちらはストライクも入り、
 最後は外角低めチェンジアップで中飛


まとめると、
中田への投球は悪くなかったでしょうが、
その前の3人への攻略は微妙ですね。
3人ともボール3までなっていますし
正直、この内容でよく0点で抑えたと思います。
結果往来という印象です。
最初の2人は、
相手に助けられた面が大きいですね。
(打ち損じと、打撃力が高くない打者)


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リリーフ陣の最後を締めたのが
ドラ6の田村。


以前、オープン戦では
シュート回転していたことが
懸念されていました。


今回は画像を見ていないので
シュート回転したかわかりませんが、
全般で高め傾向に有りました。


それでも、プロ1軍初登板で
ルーキーが抑えたので
上々のデキだったと思います。


元々甲子園で「スーパー1年生」と
騒がれていた存在でしたが、
故障により挫折したり、
大学時も澤田の影に隠れていましたが、
澤田の故障時にチャンスが訪れて
そのチャンスをモノにして復活しました。
また大学時には先発したり、
日米野球で抑えもやったとか。
先発でもリリーフでも行けそうなので、
もし1軍で安定したら、
駒不足の先発陣の強化のために、
田村を先発で使っても面白いと思います。


やはり、
素質を再び開花させて復活させたその根性、
挫折を知った男の底力は侮れなく、

今後が楽しみです。


↓以前、頂いたサインです。


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一方、打撃陣については、
先発全員安打であり、
上位、中軸、下位と
どこでも得点できたゲームでしたね。


復帰した栗山
ど真ん中の甘い直球でしたが
逆転2ランが出たので、
このまま状態が上向きに

なってくれるといいですね。


また源田も大活躍でしたね。


あと7回表の追加点について、
岡田が一死二三塁のチャンスでタイムリー
木村文が一死一三塁のチャンスでタイムリー
となり、
ダメ押しの2点を追加しました。
ここで点差が開いたことにより、
増田やシュリちゃんを
無理に使わなく済みましたので
貴重な追加点でした。


ここでその作戦は、
岡田に強硬策、木村にスクイズ策
を適用しました。
この作戦はわるくなかったと思います。


岡田は比較的、打っていますから、
最低限、犠飛が見込めますし、
また、走者が二三塁だったので
強硬策で良かったでしょう。

そして、岡田で1点追加したところで、
走者が一三塁となり、
確実に2点目を狙う作戦として
木村文にスクイズさせる手も良い作戦
と思いました。
ただし、木村文は基本的にバントが下手です。
まあ、そのバント下手は他にも多数居ます。
やはり、練習を積み重ねて上手くなることが
重要な課題の一つですね。


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さて、先週までの借金を踏まえれば、
明日も勝っておきたいです。


こちらの先発は十亀、
あちらの先発は加藤。


ただ、加藤は
高梨よりレベルが上で成績も上々です。
防御率2.03、被安打率0.228
WHIP1.03が良好です。


カーブも使えるようになって
球種が増えています。


      昨年  今年
ストレート:53%、53%
スライダー:17%、19%
フォーク :25%、16%
カーブ  : 4%、 7%
シュート : 1%、 4%


※「データで楽しむプロ野球」さんの
  ホームページを参考


十亀が試合を作ることができるか?
加藤を打ち崩せるだろうか?

連勝することはできるのか?


確かに日ハムは不振中であり、
今日もそれに助けられた面がありますが、
やはり、日ハムは侮れません。


どうでしょう、、、ね。