下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

5/10:日ハム8回戦(in札幌)裏ローテならタイで御の字というかもしれませんが、先週、先々週にこしらえた借金を全く返上できず。取り返せるところから返していかないと。

昨日は裏ローテの光成に初勝利がもたらされ、
今日の十亀もそれに続いて欲しく、
先週、先々週にこしらえた借金
少しでも早く返して行きたいので、
今日も是非勝ちたいゲームでした。


今日の試合についても、残念ながら
仕事で観ることができず、
今日も1球速報の結果とダイジェストから整理します。


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ところが、今日の試合については、
結局、西1ー2日のロースコアの展開で
最後まで1点差を追いつけず敗戦に


これで今週の日ハム戦は1勝1敗で±0
先週、先々週にこしらえた借金を
全く返上することができず

北の国から帰還することになりました。


まあ日ハムとの2連戦は、
こちらが先発裏ローテだったので、
1勝1敗のタイで上出来!
という考え方もあるでしょう。


しかし、先々週・先週に
借金7をこしらえた中で、
そんな悠長なことを言っていたら
いつまでたっても優勝に当然届くわけがなく、
いつまでたっても万年Bクラスです。


いわゆる1勝1敗のタイ上出来ということ自体、
「負け癖」がついている風潮ですから。


最近の日ハムも復調気配ですが、
昨日、今日の状態を見る限り、まだ完調にありません。
もし完調だったら、連敗しており、
今日の試合も大差で負けていたでしょう。


そのため、
今の完調じゃないうち叩いておかないと、
借金は取り返せるところから返していかないと。
交流戦以降になったら、大谷らも復帰し、
昨年の王者・日ハムは確実に巻き返してきますから
そのときには勝ち越しだって容易ではなくなります


後々に借金を返そうなんて考えていたら、
そのときには雪だるま式に増えて
首が回らなくなって
昨年同様に、
早々に落脱という結果になってしまいます。


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さて、本日の先発・十亀については、
昨日の光成と同様に、
あの投球でよく2点におさまったなぁ・・・
という印象です。


正直、5段階評価で考えると、
昨日の光成の投球は3(やや2に近い)くらいですが、
今日の十亀の投球は2くらいしか評価できません。


今日は5回を投げて失点は2でも自責点が1
というと、一見、聞こえが良いですが、
被安打7、与四球2、
球数110(1回平均22球/回)
満塁のピンチが2イニング
でした。
特に球数の多さが評価を下げたいです。


十亀が良い頃に発言していたような
「理想は27球で試合を終えること」
という十亀の理想像から
今では遙かに遠い結果にあります。


十亀が何故、こんなに球数が多いのか?
というと、
◇コントロールが悪く無駄球が多い
◇被安打7とそれなりに打たれており、
 2回裏以外は出塁を許している
ということが要因に挙げられ、
そこは十亀の修正すべき重要課題です。


ただし、一番の致命的な問題として、
十亀の球に対し、どんな打者でも
ファウルで簡単に粘れること

でしょう。


下手をしたら田代や永江でも
粘れるかもしれません。


そして、この問題については、
粘りの結果、四球を与えやすくなったり、
甘い球を痛打されやすくなったりと、
常に打者の方が優位に立ちやすくなる
という問題につながります。


イニング別で球数を見ると、
(( )はファウルになった球数です)


1回33球(10球)
2回15球(7球)
3回27球(6球)
4回33球(12球)
5回15球(5球)
合計123球(40球)
であり、
ファウル球合計は全投球の約33%です。
今日は24人の打者と対戦し、
1人当たり平均で球数が約5.1球
1人当たり平均でファウル球が1.7球
になります。


例えば2回表の石井が相手のときには
ファウル→ボール→ボール→ファウル
→ファウル→ファウル→ファウル→右飛
でした。


もしかしたら、
日ハム打線が前(フェアゾーン)
に打球を飛ばせないのかもしれませんが、


というよりも、
十亀自身が良い頃と比べて
ストレートに力が無いとともに、
変化球にもキレが無く、

(特にシンカーは沈みにくく)
落とすような決め球が全く無い
から、このような現象になっていると思います。


やはり良い頃と比べて劣化しているのは、
股関節を痛めたりしたことが
バランスを狂わせ、
結果にも響いているかもしれませんね。


投げ方や球種等は関係ないですが、
制球力の無い多和田と、
昨年中盤までの決め手が無い野上
を足して2で割った状態に見えます。


今日は完調にない日ハム打線で、
だいぶ打ち損じなどに助けられて
なんとかなんとか2点で終えました
が、
ソフバンのような相手なら、
先週のようにフルボッコでしたね。


1軍昇格時のオリックス戦(4/27)は
立ち上がり以外がまともでしたが、
もうメッキがはがれてしまいましたね。


正直、今の十亀は、
実績と経験があることから
他の若手より優位にいますが、
ストレートに威力のある光成の方が上ですし、
現在、下に居る他の若手とも大差有りません。


やはり、今の十亀に先発は荷が重すぎであり、
完調になるまでは、時間を要すると思われます。
当面、下で調整させるか、どうしても1軍で使うなら
ガルセスを下に落として、
敗戦処理用のリリーフで使った方が良いと思います。


ただ、そうなると
先発の駒がさらに不足するのですが、
本田や佐野などの
①若手を可及的速やかに覚醒させることや、
(田村も先発候補に入れて良いと思います。)
牧田や小石といった
②先発経験者(ベテラン等)のローテ入り
を見据えれば、と思います。


あとは当然のことですが
③新外国人の補強(トレーでも可)
フロントの絶対的な責務です。


本来なら先発は6人以上を欲しいところです。
それ故に、①で覚醒者が増えることがベストです。
それが厳しければ、
②も視野に入れなければなりません。


効果を即出現させるなら、
牧田と小石を先発に回すことでしょう。
そのとき、後ろの勝利の方程式は
武隈→シュリちゃん→増田
十分活躍してくれますでしょう。
ただ、武隈は夏場に調子を落とす傾向にあるので、
その都度で考えていかないとなりませんが。


もちろん、勝利の方程式を活かすためには、
先発が試合を作ることが必要条件になり、
前半に先発が試合をぶちこわせば、
後ろはもう敗戦処理の出番です。


ただし、現在構築している
牧田→シュリちゃん→増田の3枚ストッパー
武隈まで入れれば、4枚ストッパーとなり、
この布陣は、もの凄く魅力であり、

相手もだいぶ嫌がる形であり、
それを自ら崩すのはまだ早計だと思います。


相手から見れば、
野球は9回まで行いますが、
ストッパーが出てくる前までに
リードしてないと厳しく、
相手の事実上の攻撃可能なイニングは
5~6回までということになるので、
ストッパー陣は相手に
だいぶプレッシャーを与える存在になります。
それ故、このストッパー陣が軽減すると
相手にしてみれば、だいぶ助かります。


昨年のソフバンなんかも、
スアレス、サファテの2枚看板を踏まえれば
事実上の攻撃イニングは7回まででしたからね。


4枚ストッパーにすれば、
先発は5回まで保ってくれればOKです。


ちょっと、今日の十亀に戻しますが、
十亀が5回裏まで投げ、
結果的にレアードの併殺に助けられましたが、
正直、十亀は4回裏で交代させて、
田村又は野田→武隈→牧田→シュリ→増田
継投した方が良かったと思いました。


このような背景から、
(もう駒不足で深刻な問題になっていますが)
とにかく、
先発の駒数の状況に応じた対応が重要であり、
(登板可能な試合数と駒数のバランス)
今の状況から見ればあと2人が最低必要なので
まずは速やかに①を試しつつ(今月を目処に)
②の小石等の先発経験者も見据えて
先発を用意していくことでしょうね。


それでも足りなければ、
牧田特効薬の投入も見据えていくかどうか、
というところでしょうか。


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一方、今日の打撃陣は、
全くダメダメでしたね。
得点が1点しか入らない場合、
相手を0封にすれば勝てる計算になりますが、
そんなことは容易ではないです。


やはり、今日の敗戦の主要因は
打撃陣の不甲斐なさがほとんど
と言ってもいいでしょう。


そんなに先発・加藤が好調だったのか?というと、
何かそのようには見えないんですけど。
2回以降は息を吹き返し、良い球も投げてましたが、
高めで甘い球も見られていました。


少なくとも加藤と対峙した6回までは、
4イニングで出塁しながらも、
得点できたのが1回表のみ。


2回表は二死からですが、
 木村文が二塁打で得点圏内に
 しかし、秋山倒れて0点。
 ちなみに今日の秋山は、
 2度もど真ん中を打ち損じ、
 めずらしく失策もあり
 何か、らしくなかったですね。
 疲れから集中力が足りなかったか?
 失策は浅村もですけど、
 秋山の失策が失点につながりました。
3回表と6回表では
 先頭が出塁していますが、
 その後は3タコで0点。


また1回表も1点止まりが痛かったです。
おかわり君がタイムリーで1点先制後でも、
一死一三塁で犠飛でももう1点入るチャンス
栗山、メヒアが立て続けに三振に終わりました。
このとき、栗山に4球、メヒアに6球投げてますが、
加藤は各々1球しかストライクゾーンに投げてません。
とにかく、安打では無くとも、犠飛やスクイズと
得点を取るのに様々な選択肢があり、
さらに得点しやすいチャンスでした
が、
完全にフイにしてしまいましたね。


最後は継投されてからも、
7回表、9回表も残塁しました。


とにかく、西武打線は、昨年同様に
点が入らないときは完全に入りません。


とにかく攻めどころは先発の加藤でしたが、
相手投手の球数を見ると、
◇加藤
 6回1/3で96球(15.2球/回)
◇リリーフ陣
 2回2/3で27球(10.1球/回)
であり、
加藤を苦しめることすらできず、
継投に入ってからは、
こちらの攻撃も淡泊でした。


しかも加藤の6回までのイニング別投球は
1回28、2回14、3回18
4回15、5回11、6回11
尻上がりに効率的になっていました。


とはいえ、
追い込まれてからが苦手なメヒアなどは、
きっちい追い込まれて料理されています。


栗山も昨日は1本が出ましたけど、
まだ不調さが続いていますね。
メヒアともに流れを止めてしまいましたね。


とにかく昨年で言うところの
「あと1本が・・・」野球になりましたねぇ、
辻さん、橋上さん、嶋さん。。。


ところで、
今日も上本や直人、岡田はお休みですか?
ジンギスカンでも食べに行ってしまいましたか?
「全員野球」はいずこへ?


イバラの道は続く・・・