下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

5/26楽天7回戦(in仙台)エースでカード頭を獲り5連勝(終盤まで危なかったが)。でも相手は今日の負けは織り込み済みで、相手の狙いは土日の2戦を確実に獲ること。その相手の計算を破算することができるか否か?に西武の真価が問われる。

ここ4カードで10勝1敗のライオンズ。
今日から敵地仙台で首位楽天との対決。
このカードも勝ち越しを決めて、
全球団から勝ち越しを奪った形で
交流戦に入りたいです。


しかも、日曜日は岸との再戦予定ですから、
岸も倒して、交流戦へ挑みたいですね。


今日の先発は雄星vs森です。


ただ、楽天の狙いは、首位という余裕から、
きっちり2勝1敗で勝ち越せばよく、
別に雄星が相手の頭は落としても、
土日の美馬、岸できっちり獲ればOKという方針。
まあ、楽天にとって、
雄星が相手の今日は勝てればラッキー
というくらいの思いでしょう。


それ故、茂木、岡島、嶋が
今日はベンチスタートで休養日でしたね。


前回のメットライフドームでのカードでも、
同様の考えで、
雄星先発の金曜日は茂木、岡島を休まして
(嶋は故障で離脱中)適当にやりすごし、
土日にきっちり連勝し勝ち越していきましたね。


このことを考えたら、ライオンズは、
今日の試合は絶対に落とすことができず
問題は
土日の2戦のうち、最低限どちらか制し、
楽天の目的(勝ち越し)を打ち破るか?
です。


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さて、試合の方は、
西武打線が先発の森に手こずり、
攻め落とせませんでした。


森の球種は、
ストレートに、カットボール、
落ちるスライダー、カーブでしたが、
今年はストレートとカットボールを中心に、
カーブを織り混ぜる程度。


今日もストレートとカットボールで対応。
ストレートは140km/h前半しかないけど、
制球力が比較的あり、球も伸びます。
またカットボールは、
ストレートと腕の振り方が同じ
指を横にずらすだけで投げてきますから、
ストレートとカットボールの違いが
見抜きにくいです。


そのため、西武打線は、
その2球種の緩急により、
タイミングを狂わされてしまいました。


また森の投球モーションも
タイミングを狂わしてくれます。


森もいい投手に成長しましたね。


序盤の1~3回は、
失策で外崎が出塁するだけで
全く打てませんでした。
出塁した外崎は盗塁失敗
結局、3イニング9人で終了。
まあ外崎の盗塁失敗は
やむを得ませんでしたね。
攻めて失敗したのだから、
ドンマイです。


数少ない最大のチャンスは、
5回表でした。
先頭のメヒアが左安打で出て、
直人が送って一死二塁のチャンス。
しかし、外崎は初球外角を
引っ張り引っかけ遊ゴロで二死に。
次の木村文はストライク入らずの与四球。
(無理に木村で勝負せず、銀勝負だったか?)
しかし、銀はファーストストライクの
難しいインハイを三直で無失点。


4回表6回表
浅村が二死ながらも安打で出塁しますが、
絶不調中の4番おかわり君が、
打ち損じて凡退し、得点に至らず。


ちなみにおかわり君は、
今日も4タコで打つことできず、
絶不調の状態から抜け出せません。
しかも、1~2打席目は、
積極的に行くのは良いけれど、
楽でもない球で行くのは無謀です。
まあ2打席目は内角とはいえ、
ベルトの高さでしたけど、
1打席目は厳しい内角の低めで、
どう見ても初球から勝負する球ではないです。


焦りからなのか?
それとも球が見えて読めて無く、
闇雲状態なのか?
とにかく、
極めての不振状態に陥り
抜け出せていません。


ただ、今日は全体的に
早打ちが目立ちました。

森自身、短いイニングばかりだったので、
長いイニングは今季初でしたから、
球数を消費させれば、
打ち崩すことが可能と思われました。
しかし、森は6回を投げて
球数がわずか70球。


森が獲った18個のアウトのうち、
バント犠打を除く17個のうち、
ファーストストライクで
アウトを献上したのが6個。


1回表に
 浅村が真ん中高め直球を遊ゴロ。
2回表に
 おかわり君が内角低め直球を遊ゴロ。
4回表に
 源田が内角高め直球を遊ゴロ。
 おかわり君が内角直球を右飛。
5回表に
 外崎が外角直球を遊ゴロ。
 銀が内角高め直球を三直。


あとのファーストライク打ちは
5回表のメヒアが内角高め直球を左安打。


まあ1回表の浅村の打席なんかは、
決して打てない球ではなく、
それを打ち損じていましたが、
もうちょっと慎重になっても
良かったのではないの?
という印象です。


このような早打ち作戦は、
ベンチの作戦だったかも
しれませんね。


でも、相手の森
良い投球をしましたが、
長いイニングを投げるのが
今季初であるから、
球数さえ稼ぐことさえできれば
スタミナ不足に陥って、
勝手に崩れていく可能性
が見込めます。
それを考えれば、
ベストは安打、与四球を重ねること
ですが、それは容易ではないので、
一巡目は捨てても良いから、
じっくり見ていって、
追い込まれたらファウルで逃げ
1球でも嵩ませるという作戦
が想定されます。


そして、今の森は
ストレートとカットボールの
2種しかないのだから、
そこを絞って狙い打たせるべきでした。


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そして、7回表になって、
2番手のハーマンが出てきて
西武打線はハーマンも打てません。


ハーマンは
ストレートの制球が良く、
ナックルカーブも持ってましたからね。


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そのまま1点ビハインドの中、
8回表には継投策で
ルーキー森原が続いて登板します。


当然、この回に追いつけなければ、
最終回は守護神・松井が出てきて、
今の松井を打ち崩すのは困難なので、
敗戦がほぼ決定付けられます。


とはいえ、森原良い投手ですが、
今日の森、ハーマン、後の松井
と比べれば、見劣りするのは否めなく、
実際に4月19日には点を奪っています。
すなわち、
今日の楽天投手陣の中で
この森原が最も攻めやすい
唯一のチャンスでした。


先頭の木村文が追い込まれながらも
与死球を奪って出塁し、反撃の狼煙を!
銀が3バントも、
何とか木村文を二塁へ送り。
(見逃したりで下手なバントでしたが)
秋山が必死に走って間一髪で
内野安打を決め、
(まあセカンドは止めただけでも好守)
一死一三塁のチャンスを迎えます。


そこで源田がバッターボックスに。
相手にも十分読まれていたけど、
セーフティスクイズに出ますが、
一塁線上に打ち上げてしまいました。
森原がジャンピングキャッチに出て、
嗚呼、ダメだったか、、、の雰囲気。
しかし、森原が捕ることができず、
ポロリと落として
ラインからも切れず。


その間に木村文が
ホームへ生還し同点に!
ついでに、ポロリを見届けた源田も
一気に一塁へ突っ走って内野安打に!


源田はやっぱり
不思議な魅力を持っております。
まさに神の子か?不思議な子です。
#源田たまらん



で、引き続き
一死一二塁の逆転チャンスで
マルチ安打中の浅村が打席に。
B3S1だったので、浅村に与四球で
次のおかわり君で満塁チャンスを潰す?
と思わされましたが、
浅村が低めに外れた直球を
上手くすくい上げて
右中間の2点逆転タイムリー
を決めてしまいました。


↓ホーム生還後の秋山と源田


下位打線で突破口を開き、
1~3番できっちり逆転
良い形でチャンスをモノにしました。
これでリリーフ陣も考えると、
おかわり君以下が凡退しても
勝てる算段がつきました。


しかし、
おかわり君が予定通り凡退も、
楽天がメヒアに対しては警戒し、
メヒアが構えず棒立ちの敬遠


二死一二塁のチャンスが再び到来し、
代打・栗山がダメ押しの
右安打の2点タイムリーを決め、
この回が5得点のビックイニングになり、
西5ー1楽と勝ちムードが高まりました。


その直後の8回裏は
雄星が続投し
勢いに乗った三者凡退で凌ぎ、
最終回は4点差でしたが、
増田が登板し、
源田の失策、銀次の安打
一死一二塁のピンチに陥りますが、
増田が後続をきっちり抑え、
楽天とのカード頭を
取りこぼさず済みました。


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一方、こちらの先発・雄星は、
8回を投げて自責点・失点が僅か1点。
球数も109球と多くなく、
被安打も4つ、与四球2つなので、
味方の援護がなかなか得られない中、
また高め傾向もやや見られて
決して好調というわけでもない中、
我慢しながら踏ん張り続けながら、
エースとしてきっちり仕事をしてくれました。


ただし、4回裏の二死一三塁で
松井稼頭央に打たれた先制タイムリー
ですが、
松井稼頭央に対する詰めが
ちょっと甘かったですね。


松井稼頭央はさすがに
打撃力の衰えは否めなく、
雄星の速球ストレートには
ついていくのは楽では無く、
それを打つのは厳しいです。


それ故、松井稼頭央に対しては、
ストレート勝負を中心とし、
変化球は外して緩急用の見せ球
にしていく方が楽に料理できます。


1打席目は最後に
チェンジアップを空振りしますが、
その前のストレートの連投が効いており、
ストレートと読み間違えた空振り
でした。
しかし、2打席目のタイムリーは、
明らかにストレートと違うスライダーです。
変化球なら松井でも対応できます。
少し外していますが、外し方が足りず
それをきっちり持って行かれました。
投げ急いだ感もありましたね。


自信を持ってストレートを投げ込めば
凡退してくれていた可能性は高っかた
と思います。


まあ次の3打席目は
全てストレートで勝負し、
最後は松井の手が出ずの見三振でした。


それでも、
雄星も神の子ではなく人の子ですから、
「失点絶対許さず」の至上命令を
求めるのは酷という話です。


失点1で負けるなら、
やはり一番の責任は打者陣ですからね。


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さて、これで西武は
敵地での首位・楽天戦カードの頭を奪い、
連勝を5つに伸ばし、
ここ12試合で11勝1敗
立派な好成績を残しています。


ただし、楽天の方は、
雄星が相手の今日を落とすのは
織り込み済みであり、むしろ、
茂木や岡島、嶋を休養できたので、
今日の楽天の目標はクリアしています。
そして、楽天が本気で獲りにくるのが
明日の美馬、明後日の岸の2ゲームであり、
首位の楽天にとっての目標は
前回のカードと同様に、
2勝1敗で勝ち越し
1つ貯金を確実に作ることです。


もし今日、西武が負けていたら、
楽天に3タテ食らう公算が高まりました。


やはり首位の立場なら、
3つ勝たなくとも、
きっちり1つずつ貯金を
作れば問題が無いのですから。
とにかく楽天が注意しているのが
連敗を長引かせることですから。
則本、岸の布陣は
4連敗防止を見据えています。


それを考えると、
追いかける西武にとっては、
今日の雄星で勝つことは当たり前。
とにかく、
明日、明後日の2戦で
連敗しないこと
最低限の目標です。


できれば、
明日、明後日の2戦も
きっちり連勝して、
差を一気に詰めて
宿敵・岸にもリベンジ
を果たしたいですね。


ただ問題は、誰の目から見ても
先発陣の差をどう埋めるか?です。


相手が美馬、岸に対して、
こちらが佐野、誠ですからね。


佐野、誠に
今日の雄星のような結果を
求めることは無謀の話です。
相手は勢いのある楽天打線ですからね。
とはいっても、
佐野や誠に求めるのは、
相手が強靱と言えども、
下手な小細工に走らず、
開き直って思い切り投げ込め!
ですね。


下手に巧術、小細工を狙っても
逆に自滅することがオチですし、
ビビりながら投げれば、
心理的劣勢とえなることが必須であり、
力みまくって碌な投球ができませんから。


そして、佐野や誠への一番の薬は
打撃陣がとにかく援護射撃を
猛火の如く打ちまくることです。


佐野や誠の失点のリスクを踏まえれば、
打撃陣が早々と得点を重ね、
最低限、5点以上を奪うこと

勝つことの条件になります。


乱打戦の展開に持ち込むことも
やむを得なく、
その乱打戦で打ち勝つことです。


当然、美馬や岸を相手に
打撃陣が5点以上を奪うことは
容易ではありませんが、
勝ち越すためには必須条件です。


ただ、4番さまさまは、
変わらず出場します。
今の状態なら、
当然の如く流れを止めますから、
残り8名でどこまで攻撃できるか、、、


厳しいなぁ・・・・