交流戦・開幕の昨日は
野上が打撃陣から見殺にされ、
武隈が首脳陣から見捨てられ、
痛恨な敗戦を喫しました。

今日は先発が足りなく
ガルセスが登板で、
ものすごく敗戦濃厚の雰囲気で
３タテ食らうおそれの高まる危機
に陥っています。

相手の先発は大瀬良であり、
可も無く不可も無くという感じ。

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さて、今日のメインディッシュの前に
打撃陣について、前菜として整理してみましょう。

今日の最大のグットニュースは、
金子が９番でスタメン入りでした。
これで、
９番金子→１番秋山→２番源田という
もの凄く楽しみな電撃トリオが誕生しました。

金子については、
３回裏の打席で
フルカウントから遊ゴロも
振り切ったのでバウンドが高く、
足を活かして内野安打を決めます。
そのあとは盗塁も決めました。
次の秋山は倒れるけど、
源田が金子をホームへ還しました。
まあ源田の当たりは凡ゴロで、
相手の悪送球でありがとう！
というところですが、
とにかく、
金子・源田の足を活かして、
相手のミスを突いて奪った１点
は象徴的な得点になったと言えます。

金子は次の打席も
遊ゴロもバウンドが高い中、
足を活かして内野安打、
最終回は犠飛で打点も挙げて、
明日以降が楽しみです。

ちなみに、大瀬良は１点を失った直後に
ベンチへ何か治療をしに一旦下がりました。
どこをやったのかはわかりませんが、
西武に流れが傾きそうなところに、
間を空けて、結果的に上手かったですね。
以前、ソフバンの武田もやっていましたよね。
勝負ですから、ワンチャンスのみですけど
こういう間をとって、
自分のリズムを戻すのは有りだと思います。
見習ってください。

しかし、今日の打撃陣は、昨日に続いて、
残念ながら全体的にダメ傾向でした。

今日の大瀬良は、
正直、球がばらつき、甘い球も多く
決していい感じではありませんでした。

初回裏は秋山が先頭で出るも、
源田、浅村、おかわり君が倒れ残塁で無失点。

３回裏は先制点を獲った後の二死二塁で
浅村が倒れ、２塁走者の源田が残塁で
このイニングに獲ったのは１点のみ。

５回裏は二死も、
金子、秋山、源田で出塁し満塁で
浅村が倒れ、３人残塁で無失点。

浅村については、
初回の打席が振り遅れて凡退
３回の打席が振り急いで凡退
でした。
５回の打席では、
点差を広げられて勝負ついた後とはいえ、
意地を見せつける満塁チャンスだったので
２球目の高め直球を仕留めて欲しかったです。

大瀬良の球数は
１回２０球、２回１９球、３回２５球
と序盤からリズムが良くなく苦しかったのに、
そこを打ち崩すことができず、
序盤の３回までに奪ったのは、
金子、源田の足を使えたとは言え、
相手の悪送球による１点のみ。

とにかく、今日の先発はガルちゃんであり、
初回からいつ崩れてもおかしくない状況でしたから、
打撃陣は
相手に流れを引き渡さないよう、
相手に勢いをつけさせないよう、
序盤から先に相手先発を打ち崩し、
何点も得点を奪いながら、
ガルちゃんが楽に投げることができるよう、
援護しまくることが必須でした。

そもそも、ガルちゃんに
１点勝負の展開を求めるのは酷であり、
そんなロースコアの接戦状態の展開のままでは、
投球に力みが入り込みやすく、
自滅やフルボッコに陥る危機を
高めていくだけです。

こちらの投手陣が危ういからこそ、
打撃陣の方が早々に援護射撃を繰り広げ、
自軍の投手陣が少しでも楽に投げることが
できる場を作っていかないと勝てません。

得点を早々に奪っていくというのは、
こちらの投手が楽になるほか、
相手に士気を奪うという成果も
期待できるわけです。
特に楽天や広島のように
勢いに乗りやすい相手には効果的です。
できるなら、
相手の応援も黙らせるほど得点したいです。

これは明日の十亀のときでも同様です。

まあ昨日の場合は、
先発が野上でしたから、
二巡目以降から得点していっても
大丈夫でしたが、、、
昨日はゼロ行進でしたからね。

今日は、一応、最終回に、
先頭の栗山がヒットで出て、
相手投手の雑な悪送球により外崎が助かり、
（あの送球はめちゃ適当すぎでしたね。）
金子の犠飛で１点返し、秋山の２ランが出て
最後の意地の３得点を奪い、明日につなげましたが、
時既に遅すぎる反攻でした。

結局、土曜日の楽天戦からの連敗中の４戦全て、
西武打線は猛火を吹かずに
得点を奪うのが難しい不発傾向にあります。

西武打線は、
勢いに乗ると打ちまくり、
相手も怖がられるけど、
意外と料理されやすく、
実は相手が怖がるほど怖くない
イメージの方が強いですよね。
それが故に
「あと１本が・・・」が多いですからね。

下記は５／３０広島戦に関する
ツイッターによる石毛氏のコメントです。

メンバーを入れ替える時期は既に来ており、
今日は外崎を下げて金子を使ってきました。
それはそれで良いのですが、
正直、入れ替えがまだ足りません。

少なくとも、スタメンでは、
木村文もベンチへ下げて、
レフトに栗山、ライトに金子とし、
指名打者に直人や２軍から連れてくる
くらいのことはして欲しかったです。

また時は既に遅かったですが、
６回裏の一死一二塁で代打攻勢に入ります。
ただし、このとき木村文はそのままで、
次の銀のところで外崎を代打で送ります。
マウンドの一岡は今一つの状態でしたが、
木村文はB3S0の有利なカウントから
４～６球目を見逃し、空振り、空振りで三振。
普通、カットしつつ、粘って四球を選ぶか、
せめて、前に打つでしょう。
外崎も粘るものの、結果は三振で
このチャンスをモノにできず無失点。

本来、ここの代打攻勢では、
木村文のところで代打を出すべきだし、
銀のところで出す代打は、
外崎ではなく岡田でしょ。
当然、水口だって、直人だって
使うべき駒はベンチに眠っています。

あとは、４番さまさまに関しても
アンタチャブルな、
悪い聖域になっている固定概念を
捨てて欲しいのですが、、、

とにかく、明日の戦いでは
十亀くんが先発であり、
十亀はやっぱり十亀ですから、
序盤３回までに５点以上を奪うくらい
猛火の援護射撃をしてほしいです。

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さて、今日のメインとなる
こちらの投手陣について、、、、

今日のガルちゃんは、
球が高く、ど真ん中など甘い球も目立ち、
与四球もあって、毎回出塁を許すと、
内容は決して褒められるモノでなかったですが、
相手が荒れ球に翻弄されて
比較的、打ち損じも目立ったため、
４回までわずか２失点で
凌いでいました。

確かに先制１点を奪った直後、
會澤に逆転２ランを被弾して
あまりよくない形で失点してますが、
ガルちゃんで、
４回２失点なら
想定以下の被害状況であり
御の字の途中経過と言えるでしょう。

正直、序盤からいつフルボッコになっても
おかしくない状況で内容は今一つですから、
４回までは結果往来でしたね。
ただし、球が走って抑えたり、
緩急を使って抑えていた場面も
観られたのは良かったですが。

ただし、
三巡目でタナキクマルとなる５回表、
ついに、赤ヘル打線に捕まります。

先頭の田中にはストライク入らずの与四球。
次の菊池から三振を奪ったのはお見事でしたが、
その間に盗塁、悪送球の凡ミスで田中は三塁へ。
次の丸には追い込みながらも
与四球で一死一三塁のピンチに。
ここでガルちゃんが降板します。
しかし、
昨日、武隈を強引に使いすぎた影響により
今日は武隈を出すことができず、
２番手にドラ６の田村を投入します。
まあ田村の度胸の良さは魅力ですが、
プロ入り初のしびれる場面で
抑えることを求められ、
重圧がのし掛かる投球になりました。

結局、鈴木、エルドレッドと
連続与四球で押し出しとなり、
最後は新井に２点タイムリーを打たれます。
新井には甘い球でなかったですが、
広島に勢いが既についており、
新井には自信を持って上手く打たれました。

田村が１つもアウト取れずノックアウトされて、
次に一死一三塁で小石が登板します。
ところが、いきなり団子状態で、
堂林にインハイに外れた直球を叩かれ、
致命的な３ランを被弾し
これで広８－１西となり、
試合が決しました。

やはり
昨日の武隈の使い方のミスが
ここで大きく響きました。
またそのミスがあった中、
ここでの田村→小石の使い方も疑問です。

確かに小石も打たれましたが、
また田村は度胸もあるので、
こういう修羅場を経験して欲しい面
もあるでしょうが、
この場面にこの２人を使うなら、
まずは修羅場経験のある小石を先に
それでダメなら次に田村を使うのが
普通だと思いますが、、、

あと、マキタ、シュリちゃん、増田のほかに
ベンチに居るのは、もう今日は使えない武隈、
南川、平井ですから、
小石、田村、南川、平井で考えたら、
小石から切り札を出すしかないでしょう。

まあ、小石は
楽天戦で打たれたことから、
首脳陣の小石への
信頼度が薄かったんでしょうね。
ただ、この楽天戦は、
替え時が遅すぎた首脳陣の失敗
もありましたからね。

小石は、楽天戦でも、今日も
その後をきっちり抑えています。

とにかく、この５回表は
致命的な大量失点を許し、
球場も真っ赤に盛り上がります。
（３塁スタンドがガラガラになってました）
着火してその火を消すことができず、
西武ゆうえんちのように
ライオンズが、ドームが
真っ赤に燃え尽くされました。

その後は、
最後にドラ５の平井が
２イニングを抑えますが、
南川は１発被弾しましたね。

結果的に、
投壊による大量失点
により４連敗を喫しました。

明日は投げてみないとわからない
暴れん坊・十亀が先発です。
勝算は低いです。

昨年同様の広島カード３連敗
楽天戦からの５連敗
になりそうで、
泥沼街道へノンストップで
突入しそうな雰囲気
が漂っています。

とにかく、
十亀にロースコアの展開で凌げ！
は無理な話です。

序盤から、これでもか！
というくらい打ち狂い、
十亀に援護しまくることが必須であり、
乱打戦覚悟で、
その乱打戦に
打ち勝つ勢いで押し切る
よう、お願いします。

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【追伸】辻監督から
「いないんだから」が出ました。

昨年と同様の
補強と育成に
失敗し続けた悲鳴です。

こういう醜態を
何年、続けていくのでしょうかね。

西武・辻監督　中継ぎ崩壊で連敗
「しょうがない。いないんだから」
東スポWeb 5/31(水) 22:57配信
 
　西武は３１日の広島戦（メットライフドーム）に４―９と敗れ、連敗で貯金を４に減らした。
 　辻監督のもとで「変わった」と思われたライオンズが毎度おなじみの光景を繰り広げた。１点リードの４回、先発・ガルセスが会澤に２号逆転２ランを被弾。５回一死一、三塁でドラフト６位ルーキー・田村をマウンドに送るが、鈴木誠、エルドレッドに連続四球で押し出し。続く新井には２点適時打を打たれ一死も奪えず降板。３番手・小石も堂林に１号３ランを打たれ、この回、一挙６失点だ。
 　昨年まで何度となく見慣れた西武の負けパターン。今年はようやく牧田―シュリッター―増田という勝利の方程式が完成したものの、先発が試合を作れない場合に、そこを踏ん張り牧田へとつなぐ中継ぎがいない。
 　辻監督はどこか達観した口調で「田村？でも、だいぶ投げっぷりは良くなってきたじゃん。まだ１年生だよ。南川も平井も。こういうところから自信つけてくれればいい」としながらこう続けた。「（田村は）満塁でいってさ、インコースに投げたいんだけど怖いから高めに抜けちゃったとか。でも投げっぷりは前に比べたら良くなったよ。それについては分かるから別にいい。勝ちパターンじゃないピッチャーだけど、こういうスタッフでいくしかないから。（中継ぎが）弱いのは分かるけど、しょうがない。いないんだから、これでいくしかない」
 　最後に指揮官は「負けは負け。今日で５月は終わったわけでしょ。貯金２。（３、４月も貯金）２で２、２。また明日から頑張ります」と穏やかに前を向いた。