下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

8/18日ハム17回戦(in札幌)遅まきながらも復調気配の公に完封負け。鷹は鷲と獅子を突き離そうとする動き。でも野上先生にエースと同じ試練を与えるのは酷。今日の負けは自慢の打線が空砲続きになったのが全て。メンドーサを天敵リストに再登録するのか?

ノーマルユニに戻って
いきなりビジターゲーム。
その緒戦の今日は
借りてきた猫状態となり、
ぐうの音も出ない完封負けを食らい、
わかりやすい結果に終えました。


緊迫感漂う鷲との攻防後で、
いきなり札幌遠征なので、
気が抜けたのか?
確か炎獅子祭りの最中、
鷹と死闘を演じ続けて相手が一巡したときには、
「やりきった感」満載で、
その後の牛とのビジター戦でも、
何か気が抜けた雰囲気はありましたからね。
まあ人間ですから、
緊迫感漂う死闘の最中は興奮状態にもあるから、
もの凄く燃え尽くせても、それが終わると、
ふっ、と気が抜けるのはやむを得ないですからね。


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でも、今の公軍団は
最下位争いを強いられる苦しい立ち位置にいますが、
最近は遅まきながらも、
復調気配の4連勝中でと勢いに乗ります。
特に、あの球界一のスター様なんかは
昨日まで12打数6安打2本塁打と上昇中です。
そりゃ、球界一の大物だから上昇気流に乗れば、
今日も黙っているわけありませんよね。


結局、大谷は今日もマルチ安打
一つは初回に先制タイムリー。
もう一つは
中田2ランの起爆剤となる二塁打。
この安打はチャンスメイクのみならず
野上への重圧になるとともに
中田を鼓舞することにもつながりました。
結局、野上失投→中田2ラン


で、大谷がすごかったのは
どちらもボール球で当てれば打ち損じそうも、
しっかりと上手く打つんだから、
本当に厄介な存在です。
初回の打席では、
 外角に沈み低めに外れるフォーク
 バットの先でとらえる中安打。
6回裏の打席では、
 ファウルで粘りつつ、
 最後は内角低めに外れ、見逃せばボールとなる
 ワンバンしそうなスライダーを
 きれいにすくって、打球を一塁線上際どく落とす
 巧みな右二塁打を決めてしまいます。
 当然、野上らから見ても、
 「今のは何なんじゃ?そんな球打つのかよ。
  どこに投げても打たれてしまうではないか。」
 という???状態に陥りそうな痛打。
 しかも援護が無い中、一死二塁と嫌なムード。
 結局、放心状態の上に失投し被弾。
 まあ打った中田も立派だったが、
 大谷マジックはここでも炸裂しました。


大谷は、球界一の大物にふさわしく、
一人で流れを大きく変えることができる男です。
大谷が元気ならチーム公も元気、みたいな。。。


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ところで、今日の野上は、
中田への失投や初回・先頭の西川への高めなど、
反省する材料は揃っていますが、
まあ6回3失点という結果なら
最低限の仕事は果たしたと言えるでしょう。


やはり今日の敗因は、
打線が借りた猫状態で空砲を続けて
ゼロの行進で完走したことが全て

でしょう。


確かに昨日の鷲戦では、最後の最後で
栗侍の一撃でサヨナラ勝ちしましたが、
それまではゼロの行進を続けていました。
でも、昨日の先発はエース雄星でしたからね。
雄星だって人の子だから、
同じ局面を何度も何度も乗り切れるか?
と問われれば、「厳しい」というのが現実。


今日の先発は野上です。
野上の場合、雄星とは違って、
良い投球をしていても、
その合間に抜けることがあるので、
無失点に抑え続けるということは難しく、
また完投できるタイプでもないです。
むしろ、野上は先発投手として、
6~7回を失点2~3点で切り抜け
とにかくゲームをつくればOK
というタイプです。
それ故、野上が登板のときは、
打線が3点以上は奪わないと勝てません
(たまに無失点、1失点はありますが)
よって、
こちらが得点を挙げることができない展開で、
野上に雄星の如くゼロ行進を続けろ!
というのは酷な要求であり、打たないとね。。。


しかも、今日の打線は、昨日より酷く、
昨日の楽天打線のように、
メイクチャンスそのものが少なく
メンドーサらの公投手陣を前に
ぐうの音も出ませんでした。
ただし、2回、3回、8回と
3イニング(特に序盤は)は
先頭打者が出塁しているんですけど、
後が続きませんでした。。。


メンドーサについては、
昨年まで打てずに苦手意識が高く、
獅子打線の天敵リスト入りしていました。
ただ、今年に入ってからは、
開幕カードこそやられましたが、
メンドーサ自身が不調ということもあってか、
打ち勝ち続けて3連勝中であり、
天敵リストから除外寸前のところまで来ていました。
おまけに、昨日まで、
不調のためメンドーサは2軍で投げており、
その2軍戦において、
森がハンカチ王子から復帰第一号を放った日、
メンドーサが先発で投げており、
このとき2回8失点と墜落炎上状態でしたね。
愛斗、メヒアのアベックHRを被弾していましたし。


ところがどっこい、今日のメンドーサは、
お子さんが生まれることもあるからなのか、
気合いが入っており、
ストレート、2シーム、スライダー、
ナックルカーブ、チェンジアップと
色々球種を駆使しつつ、緩急を付けながら
低めに集めたり、沈む球やインハイを突く球なども見せ、
散らして荒れ球も武器にされたり、
とにかく
メンドーサの術中にハマり
翻弄され続けてしまい、

凡打や三振の山を築きます。


今日の敗戦はやむを得ないとしても、
天敵リターンという感じになったのは、
今後のことを考えると嫌ですね。
同じ負けるにしても、
メンドーサを前にゼロ行進ではなく、
せめて1~2点は欲しかったですね。


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ところで、
今年はメンドーサに3連勝していましたが、
その最初の白星ゲームだった4月23日。
(開幕カードでやられた次の対戦ゲーム)
この日は、秋山が先頭打者HRを決めますが、
その後が淡泊な攻撃で得点できず、
均衡状態に陥りながら、
巨人から移籍した大田のヘッスラで
日ハムが流れをつかみ始めて
じわじわと攻めてきて逆転される展開となり、
中盤までは日ハムの勝ちムードが高まっていました。
ところが、6回裏に
一人のルーキーが流れを一気に変えて、
西武が逆転を果たし、あとは突き放して勝ちました。

このとき、
源田がセーフティバントの奇襲攻撃を決めて
メンドーサのリズムを狂わし、
メンドーサもぼろぼろになって

試合の流れを一気に変えました
よね。


今日は4月23日のような
相手が嫌がる対策・工夫が無く、
メンドーサ・ペースに呑まれ、
手の中で転がされていました。
おそらく、炎獅子祭りの最中が
イケイケの勢いにのっていただけに、
そういう工夫が足りなかったのか?


ところで、源田については、
フル出場ときつい状況の中、
それなりに打つようになり、
守備も走塁もきっちりこなしており、
新人王が見えてくる位置にいて
十二分に活躍しています。
首脳陣は、源田のセンスの良さから、
状況判断も源田自身に任せています。
ただ、最近の源田は、
こういう小技が少なくなった気が
するのですが。。。。


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ちなみに、
3点ビハインドの8回裏には、
小石を投入し、
簡単に先頭打者の二塁打、次の連打を許し、
結局、平井を使うことになりますが、
火事場が既に酷く、抑えることができず、
致命的なダメ押しを食らいました。

今年の小石は1軍では厳しいですね。
というよりも、
負け試合になっていたから小石を出したのだから、
そこで平井まで無駄使いしたのはもったいなかったです。
当然、8回裏の失点は致命的であり、
それを何としても阻止するつもりだったら、
平井を頭から使わないと、、、
何かチグハグしており、無駄使いして点も失うと、
踏んだり蹴ったりの結果になりましたね。


で、このカードでは、明日が多和田ですが、
多和田も投げてみないとわからない面がありますし、
明後日の日曜日がローテの谷間ですから、
勝つためには、序盤でも直ぐに切り替える
第二先発要員を用意しておく必要がありますが、
小石ではその役目は厳しいか、、、
おそらく小石と日曜日の先発投手を入れ替える
でしょうが、
もう一人ロングを用意しておきたいですね。。。


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さて、鷹・鷲決戦は鷹が鷲を蹴散らしたので、
こちらは鷲との差は変わらず2.5差でも、
鷹は鷲と獅子を置き去り始め、7差に広がります。


明後日の日曜日が
先発陣不足問題により不安を残すものの、
カード頭の今日を落としたことにより、
勝ち越しを見据えれば、
明日と明後日の連勝が必要条件になります。


まずは明日の多和田ですね。
最近の多和田は、昨年後半と同様に好調中です。
ただし、球が暴れすぎる、曲がりすぎると危うく、
とにかく、
その日に投げていないとわからないタイプ
という印象は否めません。


頼みますよ。多和田くん。
あとは打線もしっかりと援護しないとね。


まあ北海道の美味しい料理を食べて、
心機一転で明日、明後日に挑んで下さい。