下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

8/30楽天20回戦(in仙台)天運尽きて勝つ展開の試合を逃す。ただし、今後、強者相手に緊迫感のある戦いを勝っていくためには、序盤といい終盤といい反省材料も多し。明日は2位の座が懸かるだけではなく、喧嘩を売られていることもあるだけに、メンツにかけて絶対に負けられない特別な試合。意地でも勝つべし!!

今日は2位の座を賭けたカード中日の一戦。
試合については、
浅村の2ラン弾で流れを取り戻し、
岡田タイムリーで勝ち越し、
山川の3ランでダメ押しで
鷲軍団を突き離します。


しかし、8回表が終わってから
どしゃ降りの雨、鳥の群来襲により
1時間以上の一時中断となります。
一応、鳥を追っ払ったら
まだどしゃ降りだけど
強行して試合続行!


ところが、8回裏から登板した
シュリちゃんが雨の中ボロボロ。。。
先頭の銀次に打たれるけど、
次の島内で二ゴロ併殺に仕留め、
二死まで行きます。
しかし、次の枡田には
簡単に四球を与えます
雨がどんどん降ってきて
もうびしょ濡れの状態で、
シュリちゃんの指に塗れた球がかからず
もう抜け気味の球を投げるか、
バッティング投手のように
打たせる球を投げるのがやっとの状態。
マウンドもぐちゃぐちゃ。
本来ならもう雨でできない状態でしたが、
中断せずにそのまま続行を強行する形に。
そんな球を投げているシュリちゃんですから、
当然の如くフルボッコ。

アマダーに打たれ、茂木に与四球。
オコエに2点タイムリー二塁打で
4点差を2点差に縮めます。
しかし、この雨ですから、
9回はもうやらない雰囲気であり、
この8回裏が事実上の最終回。
楽天サイドから見れば、
このまま楽天が逆転すれば
そこでコールドにして勝ち逃げ、
少なくとも同点にして
負けゲームを追いついてコールドで御の字

という感じに。


シュリちゃん自身、
球を審判からもらっても
「塗れている!」と言ってすぐ捨てて、
またもらっても、捨てて、なんてやって
「こんなどしゃ降りで続けるな」アピールなのか、
怒りまくって冷静さを欠いていました。


結局、岡島にも2点タイムリーを浴び、
同点に追いつかれました。
そして二死一二塁でペゲーロが打席に。
雨がざんざん降るも
このイニングはまだ強行する姿勢。
(逆転していたらやめていたでしょうか?)


一応、シュリちゃんから野田に代わって
ペゲーロに粘られるも、投ゴロに仕留め
何とか逆転を許さず凌ぎました。


で、結局は、9回は無く、
負け展開だった楽天が
どしゃ降りの雨の中を強行して
追いついたところで
8回コールドの同点引き分け
で終了しました。

何か合点がいかない結末に
なりました。
一言で言えば、
「何だかなぁ・・・」です。

しかし、結果として
シュリちゃんが打たれました
元々制球力の無いあの投げ方だから、
マウンドコンディションが悪ければ
投球が狂いやすく、
ましてや球に指がかからなければ
あんな感じになるのはやむを得ません。
しかも、本人は怒りから
冷静さを欠いていましたし。


この雨の中を強行したことが
大きい影響になりましたが
一つ指摘するならば、
誰の目から見てもわかるように
もうシュリちゃんは投げることが
できない状態に陥っていたのに、
何故、ベンチは交代させないの?
ですね。
確かに牧田、武隈と投入していて
投手陣も不足する?という心配もありますが、
オコエに2点タイムリーを浴びたところが
最後の交代時期でしたが、
ベンチは動きませんでした。
シュリちゃんを交代させてもいいし、
審判にこれじゃ投げられないよ!
のアピールをしないと。
雨の状態は
撤収させたって良かったレベルでした。
ここは大きな反省材料になった
と思います。


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ただし、今日の試合は
反省材料はまだまだあります。


そもそも今日は
弱っている楽天を相手に
序盤が苦しい展開になったこと
いただけませんでした。


まず今の楽天は、結果が示すとおり、
だいぶ弱った状態に陥っており、
やることも空振り続きで
負のスパイラルにハマっていました。

そんな楽天が欲しいのは、
何でもいいから、
浮上できるきっかけ、
勢いをつけるきっかけです。

一応、地力があるチームですり、
本拠地で戦っているのだから、
もし何かの拍子に勢いを取り戻したりしたら、
手がつけられなくなるおそれ
を否めません。


逆にそんな弱っている相手を迎える
こちらとしては、
とにかく、
相手にきっかけを与えないよう、
こちらの隙を魅せないよう
出鼻を徹底して叩き、
序盤から相手の戦意低下を
促すことが重要です。

当然、そうなれば、
こちらの先発も投げやすくなります。


ヤフオクでソフバンが
こちらに見せた序盤速攻劇
です。
重要な試合になればなるほど
それが効いてきます。
それをできるソフバンが強いのですが。


それ故に立ち上がりが重要でした。
美馬自身も連敗中と言うこともあり
球が高め傾向で良くありませんでしたから、
その不安がつきまとう立ち上がりを
徹底的に攻めたかったところ
でした。


しかし、今日の序盤の展開は、
【1回表】
源田:初球、 外囲角低め直球見逃し
   2球目、外角低めカーブを遊ゴロ
   (2球で終了)
森 :レフトへのヒットで出塁 1塁
秋山:四球を選ぶ 一死一二塁
   二塁走者・森が牽制死!
浅村:B1S0からの2球目
   低めに外れるカーブで右飛
◇せっかくの一死一二塁のチャンス
 残塁祭りで先制できず。
 立ち上がりを攻めるべきところなのに
 牽制死という形で
 相手の美馬を助ける展開に。
◇あと今日も源田1番、森2番の構成。
 源田自身、今日は守備で活躍するも
 打撃面では5タコ状態。
 その結果云々はありますが、
 やはり源田1番では、
 相手投手は最初からビビらない
です。
 現時点では、
 先頭打者としての脅威が
 感じられないんですよね。
 一応、ルーキーですし、
 今までの活躍だけでも
 十二分のモノですからね。
 そんな中、美馬の方は
 最初は自信を持って投げてきますから、
 先頭をアウトにとりやすく
 アウトを献上してから
 チャンスを作るのは
 やはりベストとは言えません
◇やはり
 1番秋山、2番源田、3番森
 4番浅村、5番山川
 の打順が望ましかったです。
 これなら
 源田より秋山の方が出塁率の高く、
 さらに、
 美馬も先頭・秋山には警戒し力み、
 無死状態で出塁する確率が高まります。
 まだ金子の方が
 わけのかわらん内野安打などを含み
 (得意のバウンド高い内野安打とか)
 出塁率が高いです。
◇あと源田の場合、
 打てなくても球数かせぐとか、
 カットしながら甘い球誘うとか、
 セーフティバントを実際にやっちゃうとか、
 そういう小細工を仕掛けるところに関しては
 一流の技を持ち、そこが長所でもありましたが、
 簡単にやられてはダメです。


で、問題の【1回裏】
先頭のオコエに2球目で与死球。
次の岡島が送りバントを決めます。
しかし、わずか3球で、
しかも無死一塁から
送りバントで1失点?!
サードに入っている呉が
バント処理ミスから悪送球で
快速の一塁走者・オコエが一気に本塁を奪還し
いきなり先制点を失いました。

次のウイラーを打ち獲りますが、
今日、4番に入ったペゲーロには、
高めの釣り球で外したつもりが、
長身ペゲーロには
打ちごろの高さとなり2ラン被弾。


※ところで、今日は呉がミスをしながらも
 打撃では活躍しました。それでも、
 
今日はレフト坂田、サード外崎の方が
 打撃面は広がると思いますが、、、

    まあ守備面ではサード呉vsレフト坂田の天秤ですが。
 どっちもどっち??? 
 でも呉のサード転向はまだまだです。
 でも坂田も本当にチャンスがないですね。
 ある意味で、生殺し状態。
 田辺さんのときもそうだけど、、、
 坂田ってあまり好かれないタイプなの?
 という気も。。。


弱っている相手を
立ち上がりから出鼻をくじき
序盤から相手の戦意低下を促したい
のに、
そのために森を2番に置いて
ある意味、攻撃型オーダーにしているのに、、、


結局、牽制死で相手を助け、
与死球~バント処理ミス悪送球で失点。
完全に弱っている相手に
復調きっかけを与えたようなもの。

そして相手の勢い回復を避けるために、
打たせてはいけない4番ペゲーロで被弾。
このような攻防の1回は、
弱まっている相手が回復するための
きっかけを与えた結果
になりました。


それでも楽天の不振ぶりは深刻なため、
これで完全回復には至りません。
(鷹が相手だったら一気に陥落していました)
しかし、2回表は
嶋のミスも乗じて無死満塁の勝機を得ます。
にも関わらず、
構えたところでの見逃し三振&併殺で
無死満塁が残塁祭りの無失点?!
残塁祭りもそうだけど
美馬に自信を取り戻させる
やられ方が最悪でした。


おまけに3回表は
1、2番が機能せず、
秋山が出塁するも残塁祭り。


さすがにこれでは、
流れは楽天へ傾きます。

4回表は呉がミス返上とばかりに
タイムリー3塁打で1点返しますが、
結局、その後のチャンスも
残塁祭りで1点止まり。


こういうチンタラした攻撃では、
弱っている相手を仕留めることができず、
逆に相手へ隙を与え、下手をすれば
回復させて勢いに乗らせてしまいます。


その直後の4回裏は
二死までたどり着きますが、
珍しく秋山の失策で出塁を許し、
次の嶋がタイムリーで再び3点差に。
その後、嶋に盗塁決められるとは。
茂木に四球を与え、
オコエが内角低め直球を
止めたバットに当てて、
それが内野安打に。。。

ある意味でラッキーヒットでしたが、
楽天が流れをつかみかけている証にもなりました。
流れをつかみ獲るようになると、
こういう運を引き込みやすくなりますからね。


ただし、楽天もせっかくつかんだ
満塁チャンス活かせず残塁祭りに!


結局、4回終了時点では、
流れが楽天にあっても
まだ淀んでなんとでもなる状態
均衡する展開になりました。
その後は、西武の方が
浅村の2ランで流れを取り戻し、
一気に逆転まで持ち込めました。


結果的に中盤で主導権を握りましたが、
序盤で本来は叩き潰すべきところが、
逆に拙攻、ミスにより流れを引き渡したことは、
序盤に苦しい展開を強いられ、
その重圧により先発投手の投壊のリスクを生みます。
これがローテの谷間だったら、危ないです。


このことは、
今後、緊迫した中で重要な戦いを繰り広げて
勝っていくためには、反省すべき材料と思います。
もし相手が鷹であったら、復調している鷲だったら
それがCSや日本シリーズの短期決戦だったら、
点を奪うべきところで奪えなかったら
勝機を逃していたら、勝てません。


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でも、今日は最後の最後に
あれれ???れれれのれ、、、
という感じで、天を敵に回し、
勝てる試合を逃してしまいました。

それでも逆転を許して直後に8回コールド
だったら目もあてられませんでしたが。。。


辻監督の試合後のコメントも
「今日はなんて言っていいかわからない。
 あれだけ雨が降ったんだからしんどいな。
 4点のリードをとった時点でいけると思ったが。」


西武陣営にとっては、
ダメージが大きかった結果になりました。


逆に楽天陣営にとっては、
負け試合の展開になっていたものが、
天を味方につけて九死に一生を得ました。
どんな形でも浮上のきかっけが
欲しかった楽天にとっては、
この結果は今までの淀んだ空気を吹き飛ばし、
大きな浮上のきっかけになりました。
明日はその機を逃さず、
またホームの一色ムードも味方につけて
勢いを増して挑んでくることに
なるでしょう。


おまけに、楽天サイドは
雄星の二段モーションを
狙い撃ちする作戦を敢行する
懸念もあります。


二段モーション問題は
西武側と審判側で確認・協議が行われ、
審判側の謝罪もあり、
雄星もフォーム修正に努める方向で
手打ちで収束してきました。
しかし、雄星が二試合で宣告されたという
既成事実がありますから、今となっては、
裏から手を回さずとも、
表からでも十分攻めることが
できる状態にあります。


楽天陣営としては、
沈静化していようが、
寝た子を再び起こしてでも、
試合中に隙あらば、
指摘をしまくって
揺さぶりを仕掛ける

ことを見据えているようです。


もちろん、勝負の世界ですから
表からの攻めであるならば、
勝つためには何でも使う
というのは有りです。

(裏から攻めるのは「?」ですが)


しかし、もし仕掛けてくるならば、
これは西武側に対する
全面抗争への完全な宣戦布告ですから、
売られた喧嘩に対しては
徹底抗戦すべきでしょう。

(報復指摘でも、試合結果でも)


まあ明日実際に指摘等をしなかったとしても、
こういう報道記事を
出したということは、
試合前から雄星に対して
重圧を仕掛けているわけなので
もう既に喧嘩を売ってきたこと
と同じ意味を示しています。


それ故、明日の試合を
雄星で負けることは
ある意味で恥事と言えます。


楽天・池山コーチ「あれば指摘したい」
“反則投球”雄星揺さぶる
8/29(火) 5:41配信 <記事抜粋>
  最大の壁は昨季から8連敗中で、31日の先発が予想される左腕・菊池だ。
  ただ、菊池は2試合連続で2段モーションによる反則投球の宣告を受け、24日のソフトバンク戦では大きく崩れた。新フォームに改造中だがフィットするかは不透明で、池山チーフコーチは
「不正な投球があれば、指摘したい」とベンチからも注視し「打倒・雄星」へ声を上げる考えだ。


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今年は楽天と色々と因縁もありますが、
とにかく、明日は、
ただ2位が懸かった一戦ということだけではなく、
何とも言い難い結果となった翌日であり、
雄星の一件で既に喧嘩を売ってきているので、
意地でも勝って
2位の座を奪わないと。
メンツにかけても 、
誇りにかけても、
絶対に勝つしかありません。


それだけ明日は
特別な試合になると思います。