下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

9/13楽天22回戦(in仙台)赤と黒の因縁対決。序盤はゲッツー祭り→残塁祭り→失点という嫌な流れも、中盤に球数嵩んだルーキーを炎の猛攻で焼き尽くし、カード緒戦をつかみ獲る!明日は特別な今季最高級の好カードの新旧獅子エース対決。2位決戦を超越してメンツをかけた負けられぬ意地の一戦。全身全霊をかけて炎獅子の底力を魅せてくれ!

9月に入ってからの
西武、楽天の成績は、
    西武    楽天
9/2     ー   負け
9/3   負け  負け
9/5   勝ち  勝ち
9/6     負け  ー
9/7   勝ち  勝ち
9/8   負け  負け
9/9   負け  負け
9/10 勝ち  勝ち
9/12      ー   負け
 
9月10日までで見ると、
西武、楽天ともに仲良く3勝4敗。
まあ昨日、楽天がハムに敗れましたが、
西武と楽天の差は未だに1.5差。
それだけに、
8月末の直接対決に続いて、
今回の2戦カードも盛り上がります。
楽天サイドでは、平日で満員御礼ですから、
営業面でも成功したカードになりましたね。
ただ、もっと楽な展開にしたいですね。


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今日の試合については、藤平と十亀が先発。
残念ながら、家に帰り着いたときには
終わっており、試合を観ることができず。


ただ、仕事中にスマホを見たら、
ちょうど4回裏でやられて3点ビハインドの展開。
しかも、このときの試合の流れは、
ゲッツー祭りから残累祭りになり、
その裏に
失点することが2度も
という、かんばしくない状況に。

流れは楽天へ完全に傾いており、

西武から見ると厳しい展開に。


しかし、今日からは炎獅子の再炎モード。
その勢いから一気に逆転して
終わってみれば
楽3-7西の快勝。
これで楽天に対して9連勝。
ゲーム差も広げて2.5差(遅いが)


炎獅子祭りの猛威はさすがです。


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で、帰ってからダイジェストと
スポナビ結果で確認しました。


今日は西武は炎獅子ユニでしたが、
楽天は黒鷲ユニで対峙してきます。
角川映画「天と地と」の
「赤と黒の戦いのシーン」を思い出す一戦。


まず藤平の立ち上がり1回表。
藤平の投球をまともには
見たことがなかったのですが、
藤平の投球については、
打者の手元でもの凄く伸び、
もの凄いじゃないですか!!!

山川にはストレートの軌道から
キレのあるフォークを。
敵ながら、
将来が有望なルーキーですね。
このペースで終始やられたら
簡単に打てないですよ。


ただし、球数については、
1回18球2回9球3回19球、
4回24球、5回30球

5回までに100球も消化。
交代した6回には一死を奪うも18球。


結局、球数が嵩んでしまい、
嵩むにつれて、藤平の球が
球威、キレが鈍っていく中、
西武打線も二巡目、三巡目にして
藤平の球に慣れてきます。


4回表の一死一三塁の場面では
浅村が打ち損じて遊併殺
なってしまいますが、
藤平の球自体は
高めに甘く入り、
序盤よりキレ鈍るスライダー。
この4回で先頭の森に打たれた球も、
沈まぬフォークがど真ん中に
初回の山川へのフォークと違います。


5回表の先頭・栗山に対しても、
ストレートのみならず、
変化球(スライダー)も高めに集まり、
センター方向へ弾き返しました。
源田もベルトの高さに甘く入るスライダー
しっかり捕らえてタイムリーを放ちます。
ただし、このイニングは
2点以上獲りたかったチャンスだっただけに、
1点で止まったのが痛かったですが。
でも、その裏を十亀が
ピシャりと抑えてくれたのが大きかったです。


ただ、その1点止まりになったのも、
藤平に後続をしっかり抑えられたのが
大きかったです。
金子に対しては、
自慢の高めストレートで攻めていたのが、
最後はストレートで低めを突き中飛に。
次の森には与四球で二死満塁になりますが、
秋山に対しては、
全て低めに落ちるカーブ、フォークで
徹底的に攻め、奪空三振。
しかも、最後のフォークは
初回山川に投じた以上に、
直球軌道から手元で落とされての空振り。
まあ、徹底して落とすことが
秋山の読みの裏をかいたかもしれませんが。


6回表は、先頭の山川に対し、
内角低めにズバっと決めるストレート
手を出ささせずに追い込み、
最後は外角フォークで奪空三振。


ただし、次の浅村には、
外角低めに球を集めていましたが、
浅村が低めに外れるカーブをバットの先で
ちょこんと当てて、
レフト前に落とす
ぽてんヒットを決めます。


110球近くになっていた藤平は、
この浅村の出塁を機に
突然、糸の切れた凧状態に陥ります。

おそらく、浅村を打ち獲った!と思いきや
ラッキーヒットになったことから、
疲れがドッと出て
緊張感・集中力が切れた
んでしょうね。


次の栗山には
簡単に四球を与えてしまい、
こちらとしては一死一二塁のチャンスに。
正直、楽天サイドから見れば、
この与四球が藤平の限界を示す
交代時期だったかもしれません。


ただし、一死一二塁で打席はおかわり君。
おかわり君のこの前までの2打席は、
2回表に外角直球の初球を強引に引っ張って
 引っかける形で遊ゴロ併殺。
5回表は外角低めのスライダーを
 バットの先で引っかけ投ゴロ。
 下手をすれば、併殺コース。
正直、この打席でも、
一死一二塁から併殺打で残塁の懸念が、、、
B2S1から4球目に
内角低めにズバっと決めるストレートで
手を出ささせずに追い込まれます。

こうなると、落ちる球で
スカっ!と空三振か、
下手に当てて併殺のイメージが、、、
ところが、5球目については、
フォークが沈まず甘く入ってしまい、
失投を見逃さないおかわり君が、
レフトスタンドのラッキーゾーンに放り込む
貴重な貴重な逆転3ラン弾を決めます。


とにかく、今日の試合では、
このおかわり君の一撃は
空気を獅子ムードに一変する

大きな貴重な成果となりました。
藤平から見れば、
悔いの残る失投になりましたね。


これでおかわり君は
2試合連続アーチであり、
どちらも勝ち星に大きな貢献打となりました。
ただし、この2発により、
「おかわり君が復調した!」
と言って良いかというと微妙です。


確かに4打席目はこの3ランにより
警戒されて四球をもらいますが、
1~2打席目が不満を残すゴロ凡打であり、
3ラン弾の時も、フォークが落ちていたら
わかりませんからね。
またこの打席では、
ファーストストライクとなる2球目が
ボールに外れて見送った1球目と
類似した高めのスライダーであり、
1球目と同じタイミングなのに空振りしています。
このあたりも懸念材料になっています。
スタメンで出すにしても、
まだ7番固定でお願いしたいところです。
それでも相手投手がマトモに投げたら、
このおかわり君で止まってしまうのが心配です。
しかも、明日は岸ですからであり、
所沢でHRを打たせてくれたような
遊び球はもう投げませんからね。
またおかわり君の弱点も熟知してますから。


一方、こちらの先発・十亀についても、
1回20球、2回21球、3回13球、
4回25球、5回19球6回15球
と藤平同様に球数が嵩み、
4回までに3点を失って
味方の援護も中々薄い状態で、
5回までリードを許し、
苦しい展開を強いられていました。


ただし、相変わらず荒れ球を武器にしつつ、
キレのあるスライダー、シュートを活かしつつも、
藤原との違いには、
キャリア、場数の差が出た

という印象を持ちました。
十亀の方は、打たれながらも、
集中力を切らさず
投げ続けることができたことが
大きかったです。


ところで、西武の攻撃の方に話を戻すと、
8回表には先頭の外崎がヒットを打ち、
次のおかわり君が与四球で出塁。
そして岡田犠打の後、
源田がインハイストレートを捕らえて
2点タイムリー二塁打!!
ダメ押し点を得ます。


ちなみに、今日の源田は9番に入りました。
9番に入ったのだから、疲労面から見ると、
少しは楽になるのでは?と思いきや、
4打席3安打の猛打賞で3打点。
おまけに盗塁を決め、
8回裏には好守のダイビングキャッチ。
辻監督は、笑いながら
「源田の守備は易しいゴロだよ。
 あいつなら普通の守備だよ。」とのこと。
広岡監督時代のように煽てません。


せっかく9番に入ったのに、
めちゃめちゃ
働いちゃっています。。。
#源田たまらん
#源田とまらん


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さて、明日は遂に実現する
新旧獅子エース対決!
(岸vs雄星)


この対決は、CSや日本Sを除けば、
特別な今季最高級の好カード
と言えるでしょう。


確かに2位争いの渦中にあるから、
明日は2位の座がかかる大事な一戦ですが、
それだけではなく、ある意味で
その2位争いを超越し、新エースで
今までの借りを返すべく、
メンツをかけた

負けてはいけない一戦です。


雄星については、新エースとして
成長した勇姿を見せつけろ!

鷹戦のようにガチガチに力まないでね。


獅子打線は炎の勢いで
今まで借りを返して焼き尽くせ!


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ところで、
今日、ソフトバンクがオリックスに敗戦。
マレーロがバンデンから3連発?!

このため、ソフトバンクの優勝決定は、
最短でも土曜日の西武戦(所沢)となり、
獅子軍団が3年連続、9ヶ年で6度目の
優勝見届人の役目を果たす
危機が高まりました。


ただし、西武もソフバンも残り試合は15試合。
万一、ソフバンが残りを1勝14敗で終われば、
西武が15連勝果たすことができれば

逆転優勝の可能性を残します。
(実現性は極々小ですが)


その逆転優勝云々は置いておいて、
今は楽天がマジック対象ですけど、
西武が勝ち続けている以上は、
ソフバンが優勝するのに2勝が必要。


すなわち、
西武が月曜日までの鷲&鷹相手の4戦を
勝ち続ければ、
鷹が明日、牛に勝っても、
今度の土日月の所沢で
ソフバンの優勝を見届けなくて済む

というわけです。


もし西武が明日、楽天に敗れれば、
マジック対象が楽天のままで
ソフバンが明日のオリに勝てばM1で所沢に。
そこで西武の優勝は消滅するので、
ソフバン、楽天の勝ち負けで決まります。


早い話、優勝見届人になりたくなければ、
西武自身が炎獅子の勢い
明日は当然勝って、
週末はソフバンに3連勝すればいいと、
「炎獅子で勝って勝って勝ちまくれ」
という話です。