下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

9/14楽天23回戦(in仙台)息をのむ緊迫感高まる投手戦を展開した新旧獅子エース対決。新エースが抑え、新キャプテンが勝ち越しを決めて旧エースを沈める。大器覚醒、超ド・エース。炎獅子の意地を魅せた勝利!こんなに嬉しい勝利はない。次は優勝見届けを回避すべく炎獅子の勢いで鷹を撃破するのみ。辻監督も「3連勝するしかないね」と覚悟決める。

今日の楽天との戦いは、
岸vs雄星と、
新旧獅子エース対決!


今季は岸に連敗を喫しており、
色々と借りを作ってしまっている状態。


今日の試合は
熾烈となる2位決戦の面で重要ですが、
今までの背景を考えると、
うちの新エースで旧エースへ借りを返すべく、
2位決戦を超越した
特別の想いを秘める
負けられない一戦。

メンツにかけて絶対に勝つべき
炎獅子軍団の意地の見せ処。


戦前のコメントについては、
雄星の方が
「尊敬する先輩。
 投げ合うのが不思議だけど、
 本当に楽しみだし勝ちたい。
「(岸との)我慢比べに勝ちたい。


一方、岸の方が
「僕次第だと思うので、
 意識しないことはないですけど、
 意識しすぎて空回りしないように、
 バッターに集中していきたい


文化放送取材で銀は、
「向こうは色々してくると思うけど
 雄星はいつも通りでいい、
 岸が相手でも、
 いつも通りでいてくれたらいい」


今まで「岸さん」と言っていた
「岸が」と呼び捨てです。


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ちなみに今年シリーズ化してきた
日程・選手ポスター第6弾がエースの雄星らしく
明日の15日から貼り出すことを
今日、発表されました。

大器覚醒
超ド・エース。

左腕日本最速。
獅子のAは獣類最強。


今日のゲームで
覚醒ぶりを見せつけたいところ。


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今日の試合について、
スタメンオーダーは、
1番8秋山、2番6源田、3番DH森
4番3山川、5番4浅村、6番5おかわり
7番9外崎、8番2銀、 9番7金子


1番秋山は良いのですが、
おかわり君が打順を1つ上げてきて
不調の浅村半信半疑のおかわり君
つなげていました。
ここ5番、6番でつなげて大丈夫か?
ここ5番、6番で止めてしまうのでは?
そこに懸念が残る打順
になります。


あとは今一つ状態の金子より
栗山又は坂田の方が良かったのでは?
という気も。。。


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試合については、まず炎獅子軍団
岸の立ち上がりを攻めます。
1回表、
◇先頭の秋山が
 初球の真ん中直球を逃さず左安打
◇次の源田が初球で
 三塁線へ絶妙なセーフティバントから
 内野安打。奇襲を仕掛けます。
 打球は三塁線を切らずに止まってしまい、
 三塁手ウイラーは手を出せず。
 岸も「えっ!」とこの奇襲に驚嘆。
◇次の森が初球で
 外角低めカーブを捕らえて
 右安打の先制タイムリー


まあ3球で先制点奪取。
不安定になりがちの立ち上がりを
初球攻めすることは一理ありますが、
また若手投手等であれば、
わずか3球で点を奪われたことにより
リズムを崩すおそれがありますが、
百戦錬磨の一流投手・岸の場合、
そんなことでリズムを崩しにくく、
逆に気合いを入れ直してきます。
1点を失っても球数消化はわずか3球です。
まだ球数を嵩ましていれば、
後々に響いてきますけど。。。


しかし、ロースコア展開が見込まれる今日は、
1点の重みがもの凄く重き1点であり、
集中三連打速攻で先制したのは見事でした。


奇襲込みの速攻で奪った1点は
大きかった
です。
ただし、欲を言えば、無死の状態で
4~6番を迎えるチャンスだっただけに、
正直、2点以上は欲しい場面でしたが。。。
結局、フライアウトで倒れ続け1点止まり。


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ところが、1回裏は、一死から
銀次の打球が一ゴロだったはずが、
山川がカバーに入る雄星へ投げた球が
走者へぶつけそうな悪送球。
その後、中川には初球が高め甘くに入り、
そこを叩かれて同点タイムリーを浴びます。


ただし、失点を許しますが、
雄星の自責点はゼロです。


おまけに次のペゲーロの打球は、
雄星が素早く反応して好捕球して
二塁から飛び出した中川を刺すために三塁へ送球。
走者・中川を二三塁で挟みますが、
走者を追う源田がまさかの「ぽろり」。
結局、1イニングで2失策。。。
しかし、雄星がそのピンチを凌ぎます。
次のウイラーを投ゴロに打ち獲り、
ゴロゴーで飛び出した中川を三本間で挟み刺し、
アマダーには飛ばされますが、深い右飛。


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初回こそ双方で1点を獲り合いましたが、
その後は岸、雄星の投げ合いによる
息を飲む緊迫感高まる投手戦に。


岸の方は、ストレートが走り、
カーブ、チェンジアップを繰り広げ、
西武打線を翻弄していきます。


2~3回表三凡祭り。


4回表では、先頭の山川に与四球。
イニングの先頭を与四球で出塁許すと、
普通なら得点しやすい風潮にありますが、
この山川に対しては敬遠気味で、
不調の浅村、半信半疑のおかわり君で
勝負することを選び、併殺狙い
となります。
山川の場合、長打力を誇るだけでなく、
最近の急成長中なだけに
岸が西武に在籍していた昨年までと違います。
一方、浅村やおかわり君のことは、
岸から見れば、攻め処を十二分に熟知しており、
今の浅村は不調中であり、
おかわり君も定番通り攻めれば怖くありません。
ここで浅村とおかわり君を
つなげて並べた影響が出ました。


浅村については狙い通り、
遊ゴロ併殺コースを打たせます。
しかし、バンドが緩く、
山川が好発を切っていたので、
結果は浅村が送った形で一死二塁に。
普通なら
これで併殺の危機は無くなったのですが、
次のおかわり君の打球は
レフト前に落ちるポテン安打コースでしたが、
ショートが深く追いつき遊飛に。
おまけに山川が飛び出しており、
結局、山川が刺される併殺に。


5回表は二死から金子が右二塁打も、
秋山が二ゴロに終わって残塁。


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一方、雄星の方は、
岸と同様に2~3回裏三凡祭り。


4回裏には、
先頭ペゲーロに低めを上手く打たれ左安打。
その後、ウイラーが遊ゴロで走者が入れ替わり、
最後はウイラーの盗塁失敗で無失点に。


最大のピンチ5回裏に訪れます。
一死から足立に内角低め直球で右安打、


次の西田が2球目でセーフティバントにより
雄星の横へ打球を転がしますが、
バントシフトを敷いていなかったので、
山川は全く捕りに行けず、
球だけがコロコロとなり、
内野安打を決められます。

正直、西田は初球でも
セーフティバントの素振りを見せており、
(外角低めに外れたので見送りましたが、)
もう一度、ファーストストライクで
セーフティバントしてくることは明瞭だったので、
バントシフトを敷いていない
無警戒なミスが出ました。


さらにオコエには四球を与え、
一死満塁の大ピンチ
嫌な打者・銀次を迎えます。

粘る銀次に対して、強気で攻める雄星。
最後は、銀次が当てただけの遊ゴロとなり、
源田が早送球を魅せて併殺打に。
結果的に
この大ピンチを無失点で凌ぎます。


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そして「ピンチの後にチャンスあり」の如く、
6回表試合が動きます。
一死から森が与四球でお散歩。
次の山川は直球&カーブ攻めで
最後はハーフスイングによる空三振。
本人は判定に不服
「まじかよ」という口の動き。
しかし、森が盗塁を決めて
二死二塁のチャンスを作り、
打席に浅村を迎えます。
浅村は不調中ですが、
球数が嵩んできた岸高精度の制球力
僅かにブレはじめて来ます。

浅村に対して、
ストレートがストライク入らず、
ボール先行でB3S1からの5球目。
外角低めにカーブが入りますが、
与四球にしたくないから、
ボールゾーンへ落とすことができず、
浅村はショートを抜ける
勝ち越しタイムリーを決めました。


これでわずか1点ですが、
西武がリードする形に。
でも雄星にとっては、
その1点リードで十分でした。

リードしてもらった直後の6回裏から
雄星が勢いに乗りまくります。
リードしてもらい、
さらにギアが上がります。


6~7回裏三凡祭りで仕留め
特に6回裏は
打者三人全員に2球で追い込む形。
しかも、6回裏二死以降で7回まで
4者連続奪三振!
今季200奪三振も決めます。


8回裏、銀次の与四球を許すも、
源田の素早い送球の助けもあり、
ここもきっちり無失点に抑えます。


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一方、の7回以降は、
一杯一杯にズバっと決めるところが
100球を超えてややブレてきます。
7回には元女房の銀に死球を与えたりします。
しかし、岸の底力はやはり高く、
7~8回の追加点を許してくれませんでした。


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結局、岸、雄星ともに8回を投げました。
雄星の方が8回121球を投げ、
 失点は失策絡んだ1点のみで自責点0
 被安打4、与四死球2に対し、11奪三振。
岸の方が8回126球を投げ、
 失点・自責点は2点、被安打6、与四死球3。


結果的に岸が負けましたが、
投球内容は「さすが」という面は残しました。


しかし、今日の試合については、
雄星のエースとしての
好投ぶりが光りました。


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最終回は守護神・増田が
雄星から引き継ぎます。


ただし、外国人三人衆を相手に
ほぼ直球一本槍で攻めるため、
おまけに球が高め傾向であるため、
1点差の展開の中、
一発被弾の懸念がつきまとい、
最後まで息が抜けません。


一死の場面でウイラーに
外角高めに外す直球を痛打され、
一死二塁のピンチを招きます。


しかし、次のアマダーは、
直球攻めで粘る中、
最後に外角に外すスライダーに手を出し、
タイミングを外して遊ゴロに。
最後の島内には、アマダーと同様に、
直球攻めから、最後にタイミング外す
スライダーで一ゴロに。
(最後のトスがちょっと危なかったですが、)


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試合結果については、
楽1-2西と投手戦を制します。


れおほ~!!!
こんなに嬉しい勝利はないです。
2位争いを超越する
特別な想いを秘める試合の中、

緊迫感高まる投手戦の良い展開から
しっかり勝って締めます。


新エースで旧エースを凌ぎ、
今までの借りを返上する
炎獅子軍団の意地の勝利!


エース、キャプテン、守護神をはじめ、
監督、コーチ、選手のみなさん、
今季最高のゲームをありがとう!


お立ち台の雄星は、
「(岸投手は)ずっと背中を追いかけていた
 先輩なので絶対勝ちたいと思って投げました


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でも炎獅子の勢いはすさまじく、
これで22勝4敗。
楽天に対しても
3.5ゲーム差に広がります。


ところで、週末土曜日からは、
鷹軍団がM1で所沢に乗り込んできます。
今年も優勝見届人の役目を担う危機
が迫っています。
もし今年も見届ければ、
3年連続、9ヶ年で6度目。。。


いつしかの優勝請負人から
今や優勝見届人を続ける
苦しい時代
になっています。


ただし、マジック対象は
楽天から西武に移行されることとなり、
このソフバン戦カードでは、
西武が勝ち続けている限り
ソフバンの優勝確定はありません。


炎獅子の勢いに乗じて
鷹軍団に三連勝を所沢で決めたい
です。


辻監督コメント
「ホークスの優勝マジックが1になり、
 その対象がうちになったようなので、
 明後日からのソフトバンク戦は
 3連勝するしかないね。