下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【悲報】戦力外通告(第1弾)はベテラン勢が対象となり、世代交代を告げる形に。寂しいところで残念であるが、、、

今年もレギュラーシーズンが終了し、
ついにリリースの時期がやってきました。
正直、寂しいイベントになりますが、
こればっかはやむを得ない話です。
しかも、この勝負の世界であるが故に、
活躍の場が無ければリリースされます。


今年における第一弾のリリース対象として、

渡辺直人内野手(36)
上本達之捕手(36)
木村昇吾内野手(37)
鬼崎裕司内野手(34)
大崎雄太朗外野手(32)
岩尾利弘投手(30)
佐藤勇投手(23)
の7名が通告されました


基本的に
チーム年長者のおっさんら
リリースされる傾向
になりました。
※おっさんと言っても、
 私より10歳も下ですから、
 自分の年齢にZOZOっとします。。。 


今回のリリース対象について、
意外だったのが直人佐藤勇でしたね。
その他の5名は、
まあしょうがないねという印象でした。


今年の野手陣については、
源田の加入のほか、山川、外崎らの活躍もあり、
とにかく
若手や中堅が台頭してきたため、
ベテラン勢の出る場面が激減しました。
栗山でさえ出場機会が減少しました。
直人や上本も1軍に帯同していても、
そのままベンチ待機で試合終了
ということが多かったです(特に上本)。


さらに二軍生活においても、
打率や出塁率が低迷していますから、
年齢的な衰えも隠せない状況でした。


とにかく、今のライオンズは
世代交代時期にさしかかっており、
それ故、老兵は消え去るのみ
という感じになってしまいましたね。
(寂しい限りですが。)


まあ本当なら引退試合などで
飾ってあげたいところもありますが、
タイミングもありますから、
こればかりは難しい面も否めません。


◇渡辺直人内野手(36)
1軍:32試合79打席16安打3打点
   打率0.235,出塁率0.307,OPS0.645
2軍:26試合75打席10安打2打点0本塁打
    打率0.149,出塁率0.227,OPS0.423
@昨年は規定打席未満でも
 打率3割を残しましたが、
 今年の成績は打率が0.235と低迷。
 特に2軍で打率0.149と厳しい状況に。
@横浜からトレードで入団し、
 いぶし銀の活躍を魅せながら
 ユーティリティープレイヤー
 として便利屋を担いました。
@確かに今年の成績は不振で、
 守備のミス、あっさり凡打と
 年齢的な下降線を否めませんが、 
 正直、まだ職人芸を魅せる地力が
 残っているだけにもったいない
気もします。
 4/28ロッテ4回戦では
 バットを放り投げるファウルを含み
 粘り勝って与四球を得る職人芸
 も魅せていました。
@それでも、今は若い源田あたりが
 直人顔負けの職人芸を魅せます
し、
 外崎が直人以上のユーティリティー
 プレイヤーになっていますから、
 出番が激減はやむを得ないですからね。
@しかし、直人の場合は、
 まだNPBでやれる地力は健在
 思いますから、
 本人が現役続行を決意すれば、
 他球団で獲得するチームがある
 と思います。
 それ故、現役終盤を
 西武で飼い殺し状態になるなら、
 他球団で活躍した方がベターですから、
 現役を続けるなら、寂しいですが、
 今回の自由契約は悪くないかもしれません。
↓↓4/28ロッテ4回戦(バット投げ打法)


◇上本達之捕手(36)
1軍:11試合11打席1安打0打点
   打率0.100,出塁率0.182,OPS0.282
2軍:30試合75打席17安打8打点1本塁打
    打率0.250,出塁率0.320,OPS0.658
5年前くらいから下降線でしたが、
 昨年は脅威の代打で活躍し
 再び花を咲かせました。
 しかし、今年はそれも続かず
 不振に陥りました。
@ただ、今年においては、
 森の負傷長期離脱により、
 代打役ではなく第三捕手役の頭数要員
 であるとともに、若手の精神的支柱として、
 出番無しの1軍帯同が続きました。 
 これにより年齢的な下降線を辿る中、
 実戦感覚が鈍るようになるため、
 たまに打席に入っても
 全く球について行けず打つことできず
 アスリートにとって致命傷となる
 選球眼の衰えを隠せない状態
 でしたよね。
 こうなってしまっては
 現役を続けることは厳しい
です。
 今回はやむを得ません。
@本人はブログで、
 「現役は続けないと思います」と
 引退の意向を示唆していました。
 またブログでは
 「15年間ライオンズのユニフォームを
  着させて頂き感謝の言葉しかありません。
  沢山の方に応援してもらい
  本当に幸せな時間を過ごさせて頂き
  本当にありがとうございました。
  本当に15年間ありがとうございました!」
 と記載。
15年間、本当にお疲れ様でした。
 そして、ありがとうございました。

 もし何かの形でライオンズに
 関わって頂けると嬉しいです。
 今後の第二の人生のご健闘を
 応援申し上げます。


◇木村昇吾内野手(37)
1軍:3試合7打席1安打0打点
   打率0.167,出塁率0.286,OPS0.452
2軍:78試合230打席48安打9打点1本塁打
    打率0.241,出塁率0.329,OPS0.610
@昨年、リリースされて育成枠で生き残り、
 今年、負傷の影響も無くなってから、
 再び復帰しました。
@しかし、1軍では復帰してすぐに
 出番をもらいましたが、
 元々打つことを売りにするタイプではないので、
 打撃面で期待に応えることがデキず、
 得意であるはずの守備でも失策しました。
@2軍に落ちてからも78試合230打席
 ですから、比較的、チャンスをもらった
 と思いますが、
 2軍で打率0.241というのは厳しかったです。
これらの成績、今の年齢を踏まえると、
 やむを得ない2度目のリリースでした。
 それでも本人は
 まだ現役続行を希望しているようです。
 どこかで活躍できることを
 お祈りしています。
 持ち前の不屈精神で頑張って下さい。
↓↓今年の復帰緒戦(6/8巨人戦)


◇鬼崎裕司内野手(34)
1軍:出場無し
2軍:105試合271打席46安打27打点4本塁打
    打率0.197,出塁率0.270,OPS0.561
守備を売りにしていた鬼チャン
 昨年は「ぽろりぽろぽろ」で散々な1年でした。
@今年はキャンプ時からB班で2軍スタートに。
 源田等の若手の台頭も影響し、
 1軍の出場はありませんでした。
@しかし、最初は2軍戦でも
 格の違いを見せ付ける感じで打ってましたが、
 それも長く続かず、気づくと
 2軍戦にも関わらず
 打率2割を、出塁率3割を下回る
 悲惨な成績に終わりました。 
@105試合271打席と
 出場機会をもらいながら
 この成績に終わり、
 年齢や今の若手の台頭も加味すると
 今の西武では
 居場所が失われざるを得ません。
 このため、
 リリースもやむを得ないでしょう。
 ただライオンズチャンネルの
 鬼崎カメラが無くなるのは寂しいですね。
@今後は現役を続行する気なら
 どこかで活躍できることを
 祈っています。

↓↓↓昨年、守備に気合いを入れる鬼ちゃん。


◇大崎雄太朗外野手(32)
1軍:出場無し
2軍:75試合142打席20安打19打点2本塁打
    打率0.161,出塁率0.241,OPS0.459
代打の切り札として記憶が強いですが、
 4年前から下降線で
 昨年から1軍で見られなくなりました。
@第二球場では、
 試合途中にバックネット裏に出てきて
 一塁側の休憩所に行ったり来たり
 うろうろすることが多かった印象
 が残っています。
昨年の二軍では打率0.286,出塁率0.367
 と厳しい状況でしたが、
 今年はさらにそれを下回る不振。
 ついに来てしまったか、、、
 という印象です。
@昨日の最終セレモニーで
 スタンドに投げた大崎氏のサインボールを
 捕られたお客さんがTwitterで
 そのボールの写真を掲載されていました。
 そこには、
 「今までありがとう」
 と書かれていたそうです。
 昨日の段階で本人には
 既に知らされていたのでしょう。
@これで引退されるようです。
 11年間、お疲れ様でした。
 今後もご健闘をお祈りしています。

◇岩尾利弘投手(30)
1軍:出場無し
2軍:33登板0勝5敗3S
   49回1/3,防御率4.38,
   被出塁率0.368(打者231,被安59,与四死26)
@4試合跨ぎでしたが
 9者連続奪三振を果たしたときが
 ピークだったでしょうか。
@正直、岩尾くんの良いところは
 最後まで理解できず、
 9者連続奪三振のときも
 よくわかりませんでした。
@しかし、こういう記録を
 残すことができたというのは
 良かったです。
@気づくと30歳に到達。
 まだ続ける気があるなら
 実績が無いだけに厳しいでしょうが、 
 頑張って這い上がって下さい。

◇佐藤勇投手(23)
1軍:出場無し
2軍:14登板1勝1敗1S
   11回,防御率10.64
   被出塁率0.485(打者66,被安7,与四死22)
昨年、初勝利を挙げて
 これからの台頭に期待膨らむ若手でした。
 素晴らしいストレートを有しており、
 今年は潮崎2軍監督も注目選手で
 取り上げていました。

 しかも、若手先発の不足を鑑みると、
 是非ともローテの柱に育って欲しい存在。
 おまけに、苦労人です。
 それだけに「飛躍あるのみ!」
 という年になるはずでした。
@しかし、詳細はわかりませんが、
 負傷により一時期、離脱していました。
 その後もその影響が残ったのか、
 2軍戦でパッとしませんでした。
@まあまだ23歳の若さですから、
 今年、パッとしなくとも、
 昨年の感じも勘案すると、
 もう1年トライさせたいでしょうが、
 今回のリリースは、
 現役続行には
 負傷の影響が致命傷だった
 と判断された
んでしょうね。
@その状態まではわかりませんが、
 成績だけを見ると、
 打者66人に対して与四死球22個
 と与四球率が3割
 というのがネックです。
 ストライクが入らないんでしょう。
@とはいえ、まだ23歳。
 人生はまだまだ長いです。
 今後をどうするのか?
 わかりませんが、
 何をするにしても
 めげずに頑張って欲しいです。
 
※ところで、2軍戦において
「ストライク入らず」というと、
昨年のドラ2川越を思い浮かべます。
まだ2年目だからお目こぼしもある
でしょうが、
まだ開幕戦の頃でしたが、
第二でロッテ戦を観戦していて
途中でキャンディに代わって登板。
しかし、このときの川越は
全くストライクが入りませんでした。
25球投げてストライクは僅か6球。
ストライク率0.240
正直、プロの投手ではやっていけない
という印象でした。
結局、2軍戦での最終成績でも
打者86人に対して与四死球28個
(与四死球率:0.326)
どれだけ打てる選手か?は知りませんが、
二刀流で野手もやれるらしい(?)から、
プロで続けたいなら、
野手に転向しないと厳しいでしょう。


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さて、今回は7名が退団します。
今までありがとうございました。
また皆様の今までの素晴らしい
パフォーマンスは忘れません。


今後、現役続行を希望される方
引退される方、と様々でしょうが、
ベテランと言えども、
皆様はまだまだお若いですから、
この先のご活躍を遠くから願っています。