下手の横好き(馬と獅子が好きです)

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CS1st:楽天の先発投手布陣、則本→岸→美馬との報道。2勝した者が勝つ超短期決戦なだけに強行軍で二枚看板を緒戦から並べてきます。

CS1stにおける先発投手の布陣について、
西武は第一戦が雄星、第二戦が十亀が決まっており、
一方、楽天の方は、
第一戦が則本第二戦が岸第三戦が美馬
という布陣が報道されていました。



【楽天】梨田監督、第1戦・則本&第2戦・岸CS先発を明言
10/10(火) 19:06配信 (スポーツ報知)
  楽天の梨田昌孝監督(64)は14日からの西武とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージで則本、岸を先発させることを明言した。
  楽天にとって、今季8戦全敗と苦しむ菊池の先発が予想される
初戦には、エース・則本を投入。222奪三振で、4年連続で史上4人目となる最多奪三振王の右腕は「勝つことだけを考えていきたい」と決意を新たにした。
  
2戦目はこの日2回30球、1安打無失点で調整登板した中4日でマウンドに立つ。7月19日の日本ハム戦(札幌D)で8勝目を挙げてからは約3か月、12試合白星なしでシーズンを終えたが、防御率2・76の安定感で信頼は絶大。昨季まで在籍した古巣との敵地での直接対決へ「西武打線はみんなすごい。無駄な走者をためてのホームランに気をつけていけば、ゲームは作れると思う」と意気込んだ。
  
3戦目にもつれ込んだ場合は、自身初の2ケタ勝利をつかんだ美馬の登板が濃厚だ。
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プロ野球ニュースでは、


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楽天側も、第一戦、第二戦に二枚看板を投入と、
当然と言えば当然の作戦を講じてきます。
CSは負けたらお終いのルールであり、
そのうちCS1は2勝した者勝ちの
超短期決戦
ですから、
先手必勝を狙うのは当然であり、
誰だって連勝を狙います。


こうなれば、
絶対的な信頼できるエースを
西武側は雄星の一枚のみに対し、
楽天側は則本、岸の二枚を有しており、
2勝すれば良い戦いの中で、
この枚数の差は大きな影響が懸念され、
こちらの方が分が悪ことは
否めません。

則本については、
8日にソフバン戦で6回89球を投げて
中5日で緒戦に登板してきます。
まあ、則本に対しては、
リズムに乗ると手をつけられなくなるから、
リズムに乗る前に出鼻を叩きたいですね。
イニング別の失点を見てもわかるとおり、
立ち上がりが攻め処です。
序盤から叩けば、
こちらは雄星なので緒戦を有利に運べます。

もちろん、1stを優位に戦うためには、
次戦に一番打つのが難しい岸を控えているので、
緒戦を制することは必須です。
緒戦を落とせば次戦を岸でもって行かれます。


※則本:イニング別失点
「プロ野球ヌルデータ置き場」さんの
 データを掲載させていただきます。


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ところで、については、
今日のロッテ戦で先発していたので、
間隔が詰まるから、出てきても第三戦?
と思ってましたが、
今日のロッテ戦では
2イニング30球だけを放って
CSへの調整登板に。
結局、中4日の強行軍で
第二戦に出てきます。


中4日というと
昨年の『陰の潮崎采配』を思い出します。

ただ、『潮崎采配』と違うのは、
◆4~5月なんて無理する意味不明の
 シーズン序盤ではなく、
 日本一が懸かった短期決戦なので、
 強行軍でも納得できる時期であること。
◆当時(昨年)よりも
 たくさんマネーをもらっているから
 お仕事で強行軍もOK。


まあ今日は練習試合じゃないけど、
調整登板であるとともに、
今週末が本番ですから
気も張っているでしょうから
それほど無理強いでは無い
んでしょうが。。。
まあ間隔を開けずにもう一度、
頂点にあげなくてはならなく
いつもと違うリズムになるので、
準備は簡単ではないでしょうけど。
その影響が出てくれることを祈ります。


ところで、話は脱線しますが、
牧田さん、
FAで他球団に行っても酷使はされますよ。
WBCで牧田特効薬=酷使OKという既成事実
オールジャパンで形成されていますからね。
昨年の一件があるから、
西武が一番、酷使しないよう
気をつかうのでは?と思いますけどね。


話を戻しますが、
今日のロッテ戦では、CSに向けて
何か課題を持って投げたと思います。
それが何か?は知りませんが。。。


今日の岸の配球について、
昼間だから見ていないのですが、
スポナビの一球速報を見る限り、
今日の30球の内訳は、
ストレートが17球、カーブが11球
その2種類ばかりを投げていたようですね。


【1回表】
◇加藤
 初 球:外角直球を左飛
◇髙濱
 初 球:内角低め直球を見逃し
 2球目:外角低めにカーブ外す
 3球目:外角直球を見逃し
 4球目:外角高めに直球外す
 5球目:内角低め直球をファウル
 6球目:外角低めにカーブ外す
 7球目:内角低め直球を右二塁打
◇鈴木
 初 球:外角低めカーブ見逃し
 2球目:やや低めの外角にカーブを外す
 3球目:中の高め直球で中飛
◇井上
 初 球:外角高めに直球外す
 2球目:内角高め直球を見逃し
 3球目:外角直球をファウル
 4球目:中の高めに直球外す
 5球目:外角低めに外す直球で空三振
パワー型の井上に対し、
 全てストレートで勝負しました。


【2回表】
◇中村
 初 球:外角高め直球をファウル
 2球目:内角高めにカーブ外す
 3球目:内角低めカーブ見逃す
 4球目:内角高め直球で左飛
◇清田
 初 球:外角低め直球をファウル
 2球目:中の高めに直球外す
 3球目:外角高めに沈みが浅いスプリット
     タイミング合わずファウル
 4球目:真ん中直球で右飛
◇肘井
 初 球:中の低めにカーブ外す
 2球目:中の低めカーブを空振り
 3球目:中の低めカーブをファウル
 4球目:外角低めにカーブ外す
 5球目:中の低めチェンジアップで空三振


井上に対しては、全球ストレート勝負で
球威をちょっと試したんでしょうかね?
でもカーブがだいぶ多く、
カーブの具合も試したんでしょうかね?


ただ、最後はチェンジアップを
1球で決めただけに健在
です。
西武陣にとって、
追い込まれてからのチェンジアップは
くるくるやられやすい
ですから
見ていかないと。。。(簡単じゃ無いですが)
スプリットは高めに行って
沈まなかったようですね。


とにかく、岸の場合、
隅を厳しく突くストレート
カーブチェンジアップ、スライダーを混ぜられて
翻弄され、きりきり舞いさせられてしまいます。
逆にカーブを意識しすぎると、
裏をかかれてストレートでやられます。
チェンジアップも顔を出してきます。
何の球筋に絞っていくか?
思案のしどころですね。

辻さん、橋上さん、嶋さん、
岸対策、マスク被る嶋対策を
(則本、美馬対策もだけど)
しっかり講じて下さい。


なお、岸のイニング別失点についても、
今年と昨年の二ヶ年分で 
「プロ野球ヌルデータ置き場」さんの
 データを掲載させていただきます。
打線の二巡目が勝負ですね。
前回の雄星との対決のとき、
立ち上がりで得点を挙げました
が、
序盤は昨年以上に抑えているので、
そう打ち崩すのも簡単でも無いでしょう。
逆に序盤は見ていってもいいでしょう。
もちろん、中盤の猛攻を見据えて、
早打ちの拙攻は避け、球数を放らせて
スタミナは消耗したい
ですけど。。。


まあ、前回の雄星戦のときのように
序盤にチャンスがあらば、
そこは猛攻を仕掛けて
1点でも多く奪いたい
ですね。
このときは無死から三連打で
1点奪った後の無死一二塁から
続きません
でしたから。



【今年2017年】先発26回

【昨年2016年】先発19回


あと、宗とかいう育成上がりの投手が
好投しており、CSメンバーに加わるとか。
力強いストレートと
落ちるチェンジアップが武器のようですが。。。
西武は初物に弱いですから、
しっかり研究してほしいですね。