下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【悲報:ブライアンズのコンビ解散】Good Bye,Thank you ,シュリちゃん!当然ながら迫る問題は節穴だらけの海外フロント陣がシュリ以上の外国人を招聘できるのか???もう元SBのバリオスを雇いましょうよ!!

シュリちゃんが退団することが
決まったそうです。
退団理由は
勝負どころでの不安定感、
勝負弱さ露呈
らしいです。


もちろん勝利の方程式を担い、
CSのように被弾されるようだと
厳しいのは否めません。
(これは増田くんも同様です)


今年のシュリちゃんの成績は、
64試合63回2/3 防御率2.83 自責点20
1勝5敗32ホールド
打者269、被安打58(被打率0.251)、
被本塁打1、WHIP1.37
奪三振23、三振率3.25


今年、期待以上に
十分活躍してくれました。
セットアッパーとしては、
ゴロアウトでも、バットに当たれば
何が起こるかわからないリスクがあるので、
奪三振が少ないのはマイナスですが、
それなりに抑えてきました。
CS1では致命的な2本を
1イニングで被弾しましたが、
レギュラーシーズンで打者269に対し、
被本塁打1は立派でした。


ただレギュラーシーズン終盤には
持病のノーコン病により
与四球からの自滅も目立ち、
勝負処を抑えられないことが散見
しました。
そのため、最終的な防御率は
牧田、増田より高めになってしまいました。
今回の発表では、
そのあたりが評価されての退団と推測されます。


下図はシュリ、増田、牧田の
防御率の推移(経時変化図)です。

シュリちゃんが終盤に打ち込まれたのは、
相手がシュリを研究して攻略方法を掴んできた
ということが理由の一つに挙げられます。
その見方は十分適合していると思います。


シュリちゃんの特徴は、
速いけど直球系一本槍で単調
低めに制球できず、高め中心
このため、空振りがなかなか決まりません。
それ故、相手に研究されて慣れてくれば、
打たれるリスクは高まります。


ただし、シュリちゃんと牧田の防御率の推移を見ると、
2人とも同時期の8月末に
上昇している
ことがわかります。
8月27日のオリ戦
本塁打初被弾したときから上昇し始めます。
この日に牧田も崩れています。
確かに今年の夏は猛暑ではなかったですが、
この日でシュリは52試合目、牧田は48試合目ですから、
「2人とも同時期に」ということは、
登板が嵩んできての疲れ
防御率を上げた原因の一つになっている
と思います。
そして極めつけが、
8月30日の楽天戦(宮城)です。
雨と鳥にやられて勝ちゲームを
引き分けコールドに持ち込まれた
あの因縁の試合で急上昇しましたね。


またシュリ、牧田、増田の防御率は
3人揃って9月17日~19日にも上昇しています。
このときは炎獅子ユニ再着のソフバン、ロッテ戦で
2着争いの緊張度と疲れがピークの頃でした。


まあシュリちゃんが終盤に打ち込まれたのは、
相手が攻略法を掴みつつ慣れてきたのと、
試合を嵩むに伴って蓄積する疲労
双方が響いていたと考えます。


なお、シュリ、牧田、増田の
相手別防御率は次のとおりです。
   シュリ  増田  牧田
ソフ:4.22   6.10  5.87
楽天:6.23   0.00  2.25
  (2.25)
オリ:2.70   0.00  3.60
ハム:1.38   0.90  0.73
ロッ:2.45   1.50  1.93


これを見るとシュリちゃんは
鷲、鷹のAクラスに対する防御率が悪いですが、
楽天戦では鳥・雨にやられたあの悪夢除くと
防御率は( )内の2.25でした。
ちなみに、その1試合を除けば、
通年防御率も2.83 から2.29に下がります。

でも、王者ソフバン戦に関しては、
登板回数がシュリ10回2/3、牧田7回2/3、増田10回1/3で
シュリちゃんが一番良かったんですよね。


それでも
あの直球系一本槍の単調投球
持病のノーコン病
低めにあまり決められない内容は、
来年も不安な面を残すのは確かです。
ただし、フォークを覚えて
もう少し制球力を向上できれば、
サファテ化する可能性はあるでしょうが。。。


まあ、それ故に、
シュリッターと随契せずに、
さらに良い投手を獲って
戦力を向上させていく!
という戦略は理解できます。

ただし、西武の海外フロント陣の目は節穴であり、
いつもいつもハズレ外人ばかりで失敗の連続傾向。
シュリちゃんは、
めずらしくヒットした外国人投手でした。
そんな海外フロント陣が、
シュリちゃん以上の新外国人を
招聘できるのか???
という
当然、疑問と不安が先行します。


そのような外国人投手の補強について、
今までの傾向からアテにならないんだから、
一応、シュリちゃんをキープしておき、
それでダメなら2軍におとせばいいし、
来年解雇すればいいのに、、、
とも思います。


でも、シュリちゃんの契約金は8千万円ですから、
今年の活躍を勘案すれば、
更新時の契約金は億を超えますので、
(まあ増額は当然の評価ですけどね)
来年の契約金アップをケチったな!
と思わせる解雇でしたね。
もしかしたら
代理人から倍額などもの凄い増額を要求され、
それに応えられなかった、という見方もありますが、
それなら金銭面で折り合わずと公表するでしょう。

まだ絶対的な自信を持つ後釜を
計算しての解雇
ならいいけど、
活躍した分の金額アップを
ケチった解雇となると、
来年、戦力ダウンになる懸念があるとともに、
(恒例的な新外国人ダメダメパターンにより)
今後も似たような節約解雇が続くおそれがあり、
ウルフの方も来年の契約は危うい
という懸念も生じるでしょう。


そのケチった
シュリの増額分のお金をタシにして
銀&野上の残留を勝ち取れるならいいけど。
(まさか、それが狙い???)


牧田もポスティング濃厚になってきましたので、
今年の勝利の方程式は解体されます。
まあそこは、
増田、トモミ、大石、武隈、平井、野田や
その他の新勢力で踏ん張るしかないでしょう。
ただ、中継ぎ・抑え陣は
駒数は先発陣と比べれば揃っている方か。


でも、今回のシュリちゃんの解雇をうけ、
元ソフバンで現在、富山で活躍している
エディソン・バリオス(29歳)
どうしても欲しくなりましたね。
眼力の無い海外スカウトが
連れてくる新外国人
よりアテになる
と思いますから。。。


バリオスが欲しい詳しい理由
先日(10/28 16:50)書いたブログをご参照ください。


さて、今回の一件により、
ブライアンズのコンビ解散が決まりました。


まあ短い間でしたが、
Good Bye、シュリちゃん!Take care.
Thank you very much for your help.

ただ、日本国内の他球団ではなく、
アメリカで頑張ってね。。。

可能性は低くとも
サファテ化されたらシャレにならんですからね。



西武シュリッター退団へ CSで勝負弱さ露呈
10/30(月) 4:55配信

    西武ブライアン・シュリッター投手(31)が今季限りで退団する見通しであることが29日、分かった。
 加入1年目の今シーズンは中継ぎで64試合に登板し、1勝5敗32ホールド。勝ちパターン継投の一角として防御率2・83をマークしたが、シーズン終盤は精彩を欠く内容が続いた。敗退した楽天とのCSファーストステージでも、第3戦の1点を追う8回に2被弾。勝負どころでの不安定感もあり、球団は来季契約しない方針を固めたとみられる。シュリッターは現役続行を希望している模様。NPB、メジャーも含め、プレー先を探すことになりそうだ。
 
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【追伸】雄星:沢村賞受賞できず。
防御率、勝ち星の面で菅野になっちゃいましたね。
まあ来オフに米挑戦するのであれば、
ソフバンにもきっちりと何度も勝って
日本一を成し遂げて沢村賞を受賞して

マー君のように怪物になって渡米しよう!
がんばれ、雄星!!