下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【高橋トモミ再起!】来季は彼の「太く、短く」のプロ野球人生第二章が幕を開ける。自分の納得のいくボールを思い切り投げ込んで、完全復活を!&本年もありがとうございました。皆さん、良いお年を!

今年の勝利の方程式だった
シュリちゃんは退団、
牧田も渡米の可能性で微妙


代わりに中継ぎ候補として
新外国人ワグナーを招聘しましたが、
正直、その活躍期待度は未知数。
例年通りの傾向だと期待薄であり、
活躍できなければシュリらの穴は開いたまま。


そこにルーキーイヤーの今年に
42試合2勝0敗4H、防御率2.40の成績を残した
来季2年目の平井
セットアッパーの座を狙い奮起する決意を。


しかし、当然ながら、
優勝するには平井だけでは足りないです。
そこには、
今年復帰を遂げた高橋トモミの存在も必須です。
入団2~3年目の2014~2015年は
勝利の方程式の一員として躍動し、
60イニング以上を任されてきましたが、
肘を痛めて16年7月にトミージョン手術を受け
1軍復帰登板まで1年5ヶ月と時間を要しました。


そんなトモミに関する記事が
週刊ベースボール(2018/1/8&15号)の
連載記事「野球浪漫vol.2 2018年に翔る」
で挙げられていました。


手術を決断して術後のリハビリも
ダルビッシュの事例を大いに参考にしたとか。
トレーナーと何度も衝突したそうですが、
周囲の人々に感謝しながら
こなしてきたそうです。


実戦復帰登板mは術後1年以内となった
今年6月3日、第二でベイスターズ2軍戦。
最終回に登板して無失点でセーブを記録。
そして1軍復帰登板がその4ヶ月後になる
今年10月1日、札幌での日ハム戦で実現しました。
本人は
「さすがにちょっとは緊張しましたけど、
 投げたら泣くのかなと思ったら
 泣けなかったし(笑)。
 こんなもんなんだ、
 という感じでした。」と振り返ったとか。
ところが翌日、メットライフドームの楽天戦で
本拠地復帰登板を果たした際には、
特別な感情が込み上げてきたそうです。
「背中から歓声がドーンと来て、
 緊張感が吹っ飛びました。
 あれはワクワクしましたね。
 やっぱりファンってすごいなと
 思いました。」そうです。

【西武】おかえりともみー! 髙橋朋己 登場曲「follow me」EーGirls


その後、5日ハム戦で打たれましたが、
15日のCS第2戦では、
4点ビハインドの8回に二死を取って降板、
翌日の第3戦では
1点ビハインドの7回を三者凡退に抑えました。


ただし、本人は、今シーズンの5試合、
復帰することができたものの、
納得したボールは1球もなかったようです。
まだ左肘に細かい神経が通っておらず、
細部の制球が思うようにいっていない
とか。
またシーズン終了後、秋季キャンプでは、
投内連携でイップスのような状態が顔をのぞかせ、
術前にはなかったフィールディングミスを犯したそうです。
脳と体の連携がまだできていないので、
 18年までにちゃんとつなげていきたい。
 でも、とりあえずシーズンで投げられること
 が確認できた
ので、神経がつながり始めたら、
 自分の思いどおりの球がどれくらい行くんだろう
 と楽しみです。」とコメントを残しています。


記事の最後で、トモミは
「僕が目指す『太く、短く』の形は記録ではなく、
 ファンの記憶だと思っています。
 『タイトルを一つも獲っていないけど、
  すごかったな、あの選手』と言われたい」
と述べています。
記事の最後のくくりは
 トミージョン手術から戦線復帰したが、
 高橋朋は完全復活したわけではない。
 まだ、自分の納得のいくボールを
 投げられていない
からだ。
 本拠地のマウンドでそれができたとき
 「太く、短く」のプロ野球人生第二章は
 ようやく幕を開ける。
という文章で締めていました。 


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トモミの術前・術後の成績については、
2014年:63試合、62回2/3 防御率2.01
    2勝1敗13H29S
    被打率0.206、WHIP1.13
2015年:62試合、61回2/3 防御率2.92
    2勝3敗14H22S
    被打率0.220、WHIP1.22
2017年:3試合、2回2/3 防御率6.75
    0勝1敗0H0S
    被打率0.273、WHIP1.88


まあ今年はCSを除くと3試合のみ登板で
とにかく復帰が第一成績は二の次でした。
それ故、成績そのものは気にしなくていいでしょう。


ただし、球速等の投球はどうだったのか?
そこは気になるところです。
今年の試合ごとの最高球速については、
公式戦3戦を見ると、
札幌で145km/h、所沢2戦で148km/hでした。
術前の2015年の試合ごとの最高球速を見ると、
平均で145.3km/h
頻度は下図のとおり146km/hが最多です。
これを見る限り、
現在、球速においては術前をキープしている
と判断できます。

※©データで楽しむプロ野球さんホームページの
 データに基づいて作成


しかし、球種構成が術前後変わっております。
2014年の球種構成
 ストレート:77.1%
 スライダー:15.3%
 フォーク :  7.7%
2015年の球種構成
 ストレート:75.2%
 スライダー:20.1%
 フォーク : 4.7%
一方、術後の今年の球種構成は、
 ストレート:78.2%
 スライダー:21.8%
 フォーク : 0.0%


術前と異なって
今年はフォークを投げていないんですね。
来年はフォークを織り混ぜてほしいですね。
これは増田にも言える話ですが、
ストレート一本調子
あとはスライダーのみの二者択一投球だった
昔の雄星読まれて打ち込まれていたように、
正直、二者択一投球のままで
王者らを抑えるのは厳しいです。
もちろん、球威で抑えることは重要ですが、
それだけでソフバン等の強豪を
抑えることができるほど甘くありません。
今の雄星も、カーブ等を覚え・使いながら
持ち前のストレートも威力を助長させ
覚醒しましたね。


トモミもフォークを復活させて、
持ち前のストレートの威力を助長するために、
相手を翻弄させる変化球の球種
増やしてほしいですね。
もちろん、増田の方も
フォークを、フォークがダメなら
カーブ等の新たに落とす球を覚えてくれればね。


とにかく、
来季、優勝するためには
トモミの力が必須であり、
トモミ自身のためにも、
来季は完全復活の実現
願っています。


Follow Me! Follow Me! Follow Me! Follow Me! Baby
トモミ―!トモミ―!トモミ―!トモミ―!Baby? 
(Baby顔??)


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【追伸】ご挨拶
もう大晦日です。
今年は優勝こそのがしましたが、
新生辻ライオンズの躍進により
久々のAクラス入り、
しかも2位で本拠地CS開催など
一年間、楽しく野球を楽しめましたね。


来年も戦力的には厳しい状況が続きますが、
所沢に来て40周年と節目の年でもありますから、
是非とも、亡き森コーチの想いを胸に、
悲願の日本一を成就してほしい
ですね。
来年もライオンズ日本一を願って
皆様と一緒に熱く応援して行くことができれば
と思います。


本年も大変お世話になりました。
皆様のおかげで、
ブログを続けることができております。
誠にいつもありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。


それでは皆様、
良いお年をお迎えください。