下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

文化放送の辻監督と兄ヤンの新春対談の中で投手陣、捕手陣、野手陣について語る。その中で辻監督『森が骨折してなかったら2位は無かったかもしれませんね』って。。。えっ???

文化放送のライオンズナイター
ライオンズエクスプレスで
1月1日~3日にかけて
辻監督と兄ヤン(松沼兄)の新春対談
を放送してました。


今日はそのところを記載したいと思います。


その中の1月2日放送で
今年の捕手戦力について語ってました。
兄ヤン
「今年は3人使っていく?」
辻監督
「ここは難しいですね。。。」
兄ヤン
「レギュラーでどうするか?」
辻監督
炭谷に無いところを岡田が持っている。
 その2人が持ってないところを森が持っている。

兄ヤン
「先発投手に合わせて使うのか?
 もう森で行く!と言っちゃうのか?」
辻監督
「昨年森を捕手として育てたいというところで
 出発したんですけどいきなり骨折したじゃないですか。
 あれ骨折してなかったらどうなってたのかな?
 と考えたときに、
 2位は無かったかもしれませんね。
 そういう気がするんですよね。
 そこは
銀であったり岡田であったり
 本当に頑張ってくれて、

 でもさっきのことを考えたときに
 森の打撃というものが、
 DHが他にいなかったらいいですけど
 DHでやる選手が一杯いるでしょ。
 ここが問題でしょ。

 やはり守らないとダメじゃないですか。
 だから戦い方じゃないですか。
 
雄星が投げるときに
 バタバタとエラーするではダメだし。

兄ヤン「固定すると楽だけど勝てないよね」
辻監督
「そうです。
 銀も昨年はバッティングで成長したし、
 本当に掴みましたよ。本当に良くなったし。
 そういうところの気持ちの強さも出てきたし。
 岡田は投手がちょっとこうなったときに
 投手を盛り立てていくようになって
 一生懸命に泥だらけにやっているというのが。」
兄ヤン
「岡田は見ていて楽しいんだよね。
 アクションが大きくて、
 ここだ!上だ!下だ!って
 もろに出してくるじゃないですか。
 すごく楽しい。」
辻監督
「でも東尾さんあたりが投げていたら
 うるせぇ、黙ってろ!と怒られそう。」
兄ヤン
若い投手にはいいよね
辻監督
「そうですね。」
アナ
「監督が捕手に求めるところはどこですか?」
辻監督
「もちろんリードもあるんですけどね。
 ワンバンでもいいから全部止めるよという安心感。
 安心感が捕手には必要じゃないかな。
 それをちゃんとやってくれればと思います。」
兄ヤン
「練習してればある程度は止めてくれますよね。
 監督が目を光らせて、カミナリを落とすとかね。」
辻監督
「一生懸命やりすぎるんですよね。
 一生懸命に止めようとするから
 体が硬くなるんですよ。
 ふわっと柔らかく、吸収しなければ。
 それが難しいんですけどね。」


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この対談の中で注目
辻監督のお話の中で、
森が骨折してなかったら
2位は無かったかも???


まず森が欠けたことにより
銀が打撃力を向上させて、
岡田が捕手力をアップさせたという
銀&岡田の成長があって
2位への貢献につながった

ということはあったでしょうね。


また森が骨折せず戦線離脱がなければ、
森の打撃が魅力ですし、
球団の打てる捕手育成方針を考えれば
捕手として使いたいけど、
森の捕手力はまだまだから、
落とす試合も増えてくるでしょう。
捕手という役目は
試合を左右するほど重要ですからね。
それだけに
森を捕手で使うということは、
外野手の一人として
田代や木村文を使うより
重みがありますからね。


監督は、やはり勝つためには
正捕手が銀であり、2番手が岡田
考えられているんでしょうかね。


で、指名打者で使うことも多々出てきます。
しかし西武は指名打者タイプが多すぎますから、
特に森は山川、メヒア、坂田と被りますよね。


ただ監督の
やはり守らないとダメじゃないですか。」
広岡イズムですかね。
捕手だった田淵氏が
西武へ移籍後、DH専門になったけど、
広岡氏が監督になってから
「守れない選手は打ててもいらない」
と言われて
ファーストを頑張っていましたね。


ところで
森は今年でプロ入り5年目で、
打撃面は天才的な存在ですが、
捕手やったり外野手やったり
また捕手に戻ったりと
右往左往している中で
守備が半端な状態なっていますね。


入団して最初は2軍で
インフルエンザ感染問題により
人手不足となってレフトを
守ったことがありましたが、
1年目は打てる捕手を目指す方向。
でも3試合連続本塁打という
鮮烈な1軍デビューを果たし、
天才的な打撃能力をいきなり発揮。
2年目に入ってからは
その高き打撃能力の魅力から
DHやライトでの起用になっていました。
前監督田辺氏は
森を打撃に専念させるため
その起用は3年目前半まで続けましたね。


でも森のライト
危なっかしい面がありましたが、
身体能力の高さからライトも
サマになりつつありました
ね。
しかも強肩でした
もちろん外野手だって頭は使いますが、
捕手のように四六時中、
頭をフル回転させるほどではありません。
もし外野手として続ければいずれは
和田氏以上は守れるんじゃないかと
思うくらいに。


またノムさん
天才打者は捕手に向かない。
大成しない。
なんでも打てるから、
打者の嫌がるリードに思考がいかない
とおっしゃっているように、
頭を使うことがあまり好きでなさそう
「無」を好む森にとっては
プロ捕手としての適性が微妙ですから、
今後、プロ捕手として大成するか?
はわかりません。


それだけに、
DHやライトでの起用という
当時の田辺氏の決断は
そう間違っていなかったと思います。
そのまま外野手に転向して
そのまま続けていれば、
既に外野手として一人前になっていた
と思います。


しかし、おかしくなってきたのが、
一昨年3年目の夏以降です。
株主総会でも森に捕手をやらせろ!
という意見
が出てきて
球団側も森=捕手の方針に
舵を戻してしまいました。
確かに一昨年は7月の時点で
ほぼBクラスが確定していましたから、
残り試合を育成のために使うこと
ができた点
も重なったからとも思います。


その球団の舵を戻す決断
今でも森の守備が
半端な状態になっている根源になった
と思います。
もちろんその半端状態の一因には
昨年の骨折もあるでしょうが、
捕手としてのデータ等を学ぶ時間ができた
長期離脱期間を無駄にしていますから、
これは森のプロ捕手としての適性の問題です。


そしてその球団の舵を戻す決断
さらに最悪な事態を招きましたね。
それは森を捕手として育成するつもりなので、
星氏が引退したにも関わらず、
2016年ドラフトは
源田ら6名のみの指名で終わり、
捕手を獲得することなく
1・2軍全体で捕手不足問題に陥りましたね。
しかも、その影響を受けたのが駒月でした。
駒月は、入団時に外野手へ転向していたけど、
高校時代以来の捕手への出戻りコンバート。
高校時代に捕手をやっていたとはいえ、
当然、プロ捕手はそう簡単では無いです。
売りにするはずの打撃力が伸び悩んでおり、
引退覚悟で目の色を変えて
打撃力を開花させることに
集中しなければならない瀬戸際の立場のに、
さらにもっと大変な捕手という任務
が加わりました。
結局、2軍捕手の人員確保のための存在
おそらく今後も人員確保のレベルのまま??
一応、昨年のドラフトでようやく
育成枠の若手捕手を獲得しましたが。。。


現在、森はプロ捕手になるべく頑張っていますが、
それに水をさすことを言いますが、
森のプロ捕手として性格的に向くのかが疑問なため、
今からでも森=捕手の方針を見直したら?
と思っています。
もちろん捕手不足問題は残っていますが、
今年は銀、岡田、中田、藤澤、駒月、
齊藤誠の体制で対応しつつ、
来年はきちんと若手捕手を獲得して欲しいです。
今年は1軍で銀、岡田の体制、
2軍で藤澤、駒月、齊藤誠の体制で
中田が1軍と2軍を行ったり来たり。

駒月には申し訳ないけど
 そのまま捕手を続けてもらって。
来年の若手捕手獲得
 森が捕手するしないに関係なく、
 中田、藤澤の高齢化を見据えて必須でしょう


当然、森は外野手として
徹底的に鍛える必要はありますが、
捕手より大成するのは早道ではないでしょうか?


で、森を外野手とした場合の
先発ポジション(案)は、
次のような案が想定されます。


2:銀、岡田
3:山川、メヒア
4:浅村
5:外崎(おかわりは活躍すれば)
6:源田
7:金子、栗山
8:秋山
9:森
指:メヒア、山川、坂田


上記は、おかわり君の活躍が
昨年くらいの場合を想定しています。
もちろん、山川、メヒア、森、
おかわり、坂田の5人は競争であり、
そこから3~4名はスタメンに入れること
を見据えています。
おかわり君森やメヒア以上に活躍しているなら、
おかわりをサードへ、外崎をライトへ、
森かメヒアかのどちらかを指名打者に。


もし昨年のようにおかわり、メヒア不調なら、
サードは外崎、ライトは森、指名打者を坂田に。
またはサードは外崎にして
ライト金子、レフト栗山、DH森もあります。


もちろん現在、
外野手陣は愛斗や鈴木など、
内野手陣は呉、永江、山田などの
若手が育ちつつありますが、
それは競争させればいいわけで、
その競争に伴ってさらなる
チームの底力アップも期待
できますから。


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脱線しましたが、
監督&兄ヤン対談に戻しましょう。


1月3日放送の中では
野手陣について語られてました。


その中で
おかわり君については、
山川の話の後に続きました。


兄ヤン
「山川が4番に座るとなると」
アナ
このままでは終われないという中村選手
兄ヤン
「契約更新のときも再出発すると宣言したしね」
辻監督
やっぱりその気持ちなかったらダメですよね。
 僕らも35、6の頃は必死でしたもん。
 
今年ダメだったら、今年ダメだったら
 という気持ち
でやっていましたし、
 
みんなと同じことをやっていても
 落ちていくだけ
ですから。
 
それにはオフのときからしっかりと
 1年間動けるようやっておかないと、

 体ってなかなか動かないんで。
 (今年は)気持ちが違うでしょうね。」
兄ヤン
「元々ホームランバッターですからね。」
辻監督
そこは打つだけでは、、、、
 
マイナスになることがあれば
 替えざるを得ないときも出てくる。

 
下半身をしっかり鍛えて
 守れる体を作らないとね。


金子については、
兄ヤン
「監督が1年使えば盗塁王もね」
辻監督
「外野を考えたときに
 ライトに外崎が入れば
 (金子は)レフトになるじゃないですか。
 でもそこに栗山もいるから
 
よほどじゃないと全試合出るのは
 難しいところ
じゃないですか。」
兄ヤン
「外野手は秋山が絶対的な存在ですから」
辻監督
中村がダメだったら
 外崎がサードというのもあるでしょ。
 外崎は両方デキるんですから。」
兄ヤン
「ずるいですよね、外崎(笑)」
辻監督
「でも金子は秋季キャンプでも
 やってましたよ。
守備の意識も高くなって
 スローイングの速さ、強さが出てきた
し。
 バッティングも考えてやってましたから。
 金子はちょっと期待しているんですけどね。」


守備固めについては、
兄ヤン
守備固めで甘んじている選手は
 結局ダメ
だよね」
辻監督
「そこですよね。
 守備固めで満足してる選手がいますからね。」

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監督は、おかわり君について、
それなりに厳しいコメントを残した
と思います。


そこは打つだけでは、、、、
 マイナスになることがあれば
 替えざるを得ないときも出てくる。

 下半身をしっかり鍛えて
 守れる体を作らないとね。


中村がダメだったら
 外崎がサードというのもあるでしょ。」


「守備ができなければ打ててもいらない」
と田淵氏に述べた広岡氏のイズム
辻監督にも受け継がれていますね。
しかも、当時、広岡氏は
一番の高給取りの田淵氏に
一番厳しかった
ようです。


おかわり君には、
打てるだけではなく、守れるよう
しかも1年間つづけられるよう、
今まで以上の必死さで、若手以上に厳しく
しっかりストイックになって体を作って来い!

アドバイスをしているように聞こえます。


そこができたらこそ
おかわり君の本当の復活になる
でも、できなければ、
レギュラーだって外すよ!
だから引退覚悟で必死必死に頑張れ!という
厳しくも想いのある監督のお考えが伺えます。


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一方、投手陣については、
1月2日の捕手陣の話の前に
語られていましたね。


先発投手については、
兄ヤン
競争できるだけのメンバーが揃うのか?
辻監督
「でもそういう中で
昨年もやったじゃないですか。
 代わりはいるんですよ。本当はね。
兄ヤン「岡本洋介も出てきたしね。」
辻監督「あと佐野ね。厄除け大師(笑)」
兄ヤン
「まず
雄星、多和田は
 今年もうちょっとやる予定
ね。
 十亀は今年は!と力入ってるから行くんですよ。
 ウルフがわかんない。スタートを上手く
 切らないとずるずる行きそうで嫌なんだけど、
 行って下さいと、お願いするんですよ。
 
光成はそろそろやらないといけないよね。
 どっちかと言うと性格が甘いからね。

 スーパーサブに岡本洋介。
アナ「でドラ1の今井」
辻監督
「(今井は)昨年計算していないです。
 (今年は)うれしい誤算になってくれれば
 いいくらいです。
 
それにはオフにしっかりやって
 キャンプで投げれるようになるように

 という話をしておきましたから。
 どうなるかわからないけど。
 (キャンプに)来たときに
 うれしい誤算になっていれば。
 若い者にとってはチャンスですから、
 目の色変えて、用意ドンで実力を
 こちらにアピールしてくれないとね。
 それが楽しみですね。」


雄星のソフバン戦については、
兄ヤン
今年はソフトバンクを徹底的に痛めつける。
 そこにとても期待をしていてね。
 左投手のチェンジアップにね。」
アナ
「どうなんでしょう。
 日本シリーズでソフトバンクが
 若い今永、濱口の
チェンジアップに
 きりきり舞い
でしたけど」
辻監督
「一応、雄星は持ってますから、
 それを磨きをかけてね。
 もうちょっと抜ければいいですよね。」
兄ヤン「結構、勝つと思うんだよね」
辻監督
「今シーズン、初登板で勝てば
 う~んと勝つんじゃないですかね。
 負けたら、またか!ってなるか
 わかんないですよね。」
兄ヤン
「まあ負けた内容によると思うけど。
 雄星も勉強家だから
日本シリーズで
 勉強したと思うよ。
そこに賭けたいですね。」


中継ぎ陣については、
アナ
牧田、シュリッターが抜けて
辻監督
トモミがスピードも出てくるでしょうし」
兄ヤン
「増田が後ろ?」
辻監督
「そうですね。だから外国人ですよね。
 頭と後ろと。これが一番カギ握っている
 んじゃないですか。」
兄ヤン
外国人投手?」
辻監督
これがちょっとダメだと・・・ねぇ、また。
(弱気の不安げな発言)
兄ヤン
「ダメならダメで策があると思うけど」
辻監督
「そ、そうですかね、、、」苦笑い。
アナ
若手の台頭に期待?
辻監督
ドラ1君も楽しみだしね。」
兄ヤン
「実際に見て即戦力になるか見たいよね」
辻監督
「映像を観てみるとだけど
 
気持ちの強さであったり、
 投げっぷり良かった
しね。楽しみです。」
兄ヤン
度胸がある投手は楽しみですよね。
 そこで平井が先発に来ないかなと思うけど」
辻監督
平井も昨年頑張って自信になったと思う。
 あとは左打者ですよね。
 秋も
チェンジアップ投げていて
 そこそこコントロール良くなっていた。

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やはり新外国人がカギ
と考えられていますね。


これがちょっとダメだと・・・
 ねぇ、また。」と
弱気の不安げ発言が。。。


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【追伸1】牧田メジャー挑戦決定!
牧田がパドレスと契約合意しました。
2年契約で総額400万ドルと約4.5億円です。
西武にとっては
戦力的にさらに厳しい状況へ追い込まれましたが、
これは、きちんと補強を行っていない
フロントの問題です。


牧田さん、
アンダースローの侍魔球で
米国を震撼させて下さい!!
がんばれ、
絶滅危惧種マキタ!!



【追伸2】星野仙一氏死去
正直、驚きました。
現在の鷲との因縁づくりもありましたが、
敵ながらも存在感の大きな方でしたね。


ご冥福をお祈りします。


今年の鷲軍団は一丸となって
弔い合戦で挑むだろうから
侮れないですね。


2位だった西武が
今度は日本一を!と唱っており、
40周年記念や亡き森コーチの想いから
その悲願を強くしていますが、
鷲軍団も同様に日本一を目指しており、
この星野氏の死が
その想いを結束させるでしょうから、
今年は鷲とガチンコ勝負しながら
鷹へも挑戦しなければなりません。


西武にとっては、現状の戦力を踏まえれば
Bクラス逆戻りのリスクもあります。


当然、今年は、
昨年以上に大変な年になるでしょう。


それ故、今年の西武は
昨年以上に必死必死になって
ストイックに挑み
悲願を成就しないとですね。