下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【天敵問題】とにかく獅子をお得意様にする天敵が多すぎる。

西武が優勝していくためには、
当然ながら沢山の問題が山積。
その中の一つに
ソフバン問題もありますが、
天敵問題も重要な懸案事項です。
まあ今まで天敵だった
ソフバン武田ロッテの石川に関しては
武田や石川自身が不振でしたから、
昨年はそれほど痛い目に遭っていませんが、
調子を戻してきたらわかりません。
武田云々というよりも、ある意味で、
ソフバン全体が大きな天敵と言える状況ですけどね。
しかし、ソフバン以外にも
獅子をお得意様にする天敵が多すぎます。


結局、
投打の双方で天敵の多いオリにも
負け越しましたね。


まずソフバン以外における天敵投手陣は、、、


【楽天】
楽天においては、
防御率や被打率、WHIPという面では、
ソフバンを比較的抑えている則本
西武は意外とお得意様にしています。
それに対して、
本来なら打ち崩さなければならぬ相手
が新たな天敵になりました。 
3試合の防御率こそ2.45であり、
ハム(1.80)やロッテ(2.12)と
比べればマシな方ですが、
自責点6のうち2点は
初戦で余裕をぶっこきながら
オールスター戦気分で
おかわり、メヒアに挑みたくなったと
遊びながら投げた直球勝負からのソロ2本。
その2点が無ければ
22イニング自責点4なので防御率は1.64。
また勝敗数は2勝1敗ですが、
その1敗は雄星が踏ん張ったおかげ
打ち崩せたわけではありません。
一方、岸はソフバンに対して
被打率は0.188で相手パ5球団の中で最小値
WHIPは0.88で相手パ5球団の中で下から2番目の値と
打たれず、出塁そのものも抑えていますが、
防御率になると3.14
相手パ5球団の中で上から2番目の値です。
でも、対西武戦においては、
被打率は相手パ5球団の中で下から2番目の値
ですが、0.190と最小値とほとんど変わらず。
WHIPは0.86と相手パ5球団の中で最小値。
QS率は100%。
とりあえず、
後日、岸に関しては詳述しますが、
とにかく打ち崩せぬ新たな天敵です。


ところで、昨年、岸の加入で刺激を
受けて奮起した美馬に関しては、
本人自身が後半戦になって崩れましたから
西武もそれに便乗することができましたが、
前半戦では美馬が登板した試合は3連敗。
(美馬自身の勝利数は2つ)
一昨年までこちらのお得意さんだったのに。
しかも、その3戦は8回、6回、6回と投げて
防御率1.35、被打率0.159、WHIP0.6、QS率100%
完全にやられていました。
とにかく、コントロールが良く、
合計20イニング70打席で与四球はわずか1つ。
今年も前半戦が注意の存在です。


抑えの松井裕
西武も得点を奪えませんでしたが、
西武よりイニング数がソフバン、オリも無得点。
まあ松井裕自身が覚して
手が付けられなくなっていますから、
やむを得ない面も。
対策はサファテと同様に
出てくる前までにリードする
ということだけ
です。
ただし、昨年、奮起した福山からも
オリと一緒に得点できていないです。
(オリは一昨年も苦手だったようですけど)


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【オリックス】
オリックスは
マレーロ、小谷野、西野など、
打率で見ればロメロ、大城などと
獅子を好物にしている打撃陣が多いです。
一方、投手陣については、
天敵だったディクソンを克服しましたが、
ルーキー山岡が新たな天敵になりました。
相手パ5球団で見ると、
防御率は2.48と最小値
被打率0.233、WHIP1.10は下から2番目
ただし、5試合登板して
5試合目の最終戦(9/23)では
打ち崩すことができたわけですが、
結局、残る4試合では、
デビュー間もない5/14の初対戦で
打ち崩したのみ。
しかし、2~4試合目については、
8回無失点、プロ入り初完封を含み3連勝。
しかも2~3試合目では17イニング無失点。
その3試合の防御率は0.391
被打率0.172WHIP0.870、QS率100%
見事にやられましたね。


初完封された3試合目は、
10個の三振祭り&残塁祭り。
山岡は2回までの打者一巡目まで、
低めに集まらず、高め傾向でした
が、
西武の拙攻により勢いに乗られました。


山岡については、ストレートが走り、
縦スライダー、チェンジアップを操り、
緩急を使いながら、制球力も悪くないので
際どくも攻めてきます。

結局、打つ気になって
真向から攻めていって
タイミングを狂わされて打ち損じ
凡フライとかを重ねてしまいます。

一応、9/23の5試合目にして、
山岡の得意とする縦スラ
しっかり捕らえつないで得点できた
のは
収穫になりました。
今年はどう打ち崩していくか
再び抑えられてはダメです。


また天敵だった松葉については、
最初の3試合で3連勝されました。
このときの防御率は1.64
被打率0.231、WHIP0.955、QS率100%。

松葉には何度もチャンスを潰す
残塁祭りが多いです。


4試合目の7/26では
松葉も不調だったようで
炎獅子の勢いで連敗を止めました。
しかし、5試合目の8/10では
6回を投げてきて3安打でしたが、
5与四球と不調だったんですが、
この日も残塁祭り
おまけにルーキーの新天敵
黒木にも全く手が出ず
敗戦しましたね。


一応、後半戦、松葉が制球力が甘くなって
不調になっていたところを攻め崩しました。
終盤は順位争いが懸かっていた西武に対し
オリはもう諦めムードだったのもあるでしょう。
松葉に対しては、
調子を取り戻したときはまだわかりませんから、
脱天敵と言えるわけでもなく、
今年もまだ経過観察中という感じでしょうね。


またルーキー黒木
新たな天敵と言えるかもしれません。
西武戦で11試合登板し、
終盤8/27、9/2~3の3試合で打ち崩しましたが、
それまで8試合は
24打席で無安打、与四球1のみ。
1試合で築いたわけではないですが、
9試合目も無安打で抑えられたら
ノーノーもどきになるという危機に。
とにかくあの重い速球のストレートに
スライダー、フォークを織り混ぜられて
西武打線も翻弄させられて手が出ず
ということが続きましたね。
9試合目は与四死球で自滅して
10試合目は外崎が
甘い高めスライダーを痛打して突破口を築き、
最終の11試合目は二死まで奪われるも、
森へ四球を与えてから
内角ストレートを
源田が右安打、坂田が3ラン弾
で沈めました。
一応、終い3試合で意地を魅せつけました。
ただし、今年、黒木も2年目になりますから、
スケールアップしてくれば
さらなる脅威の存在になりかねません。
今年序盤から、自信をつけられる前
しっかり打ち込んでおきたいですね。


あとは日ハムからFA移籍した
増井がどうか?ですね。
増井には一昨年が10イニング2失点でしたが、
昨年の増井は
西武とオリックスを無失点に抑えています。
で、オリはもう関係ないですからね。


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【日ハム】
ハムでの天敵といえば、
メンドーサでしたが、
昨年はその天敵を克服しましたが、
もう今年は居なくなってしまいました。
大谷も居なくなってしまいましたけど。


相手パ5球団に対して
一番西武戦で成績がいいというと、
防御率(2.49)とWHIP(1.11)の面で
加藤ですね。
7/4の東京ドームでは打ち込んでいますが、
残る3戦は
加藤に2勝1敗と勝ち越されており、
その1敗と土をつけたのは、
前橋での5/23ですが、7回2失点と
打ち崩したわけではありませんでした。
その3戦の成績は
防御率1.31、被打率0.181、WHIP0.968です。


最後の試合になった9/9は
7回1/3を無失点に抑えられました。
このときは、
右打者から見れば内角低めの直球
左打者から見れば外角角低めの直球
クロスに入って低め一杯にズバっ!と
決まるストレート
にやられましたね。

見送ればストライク、
打てば詰まらされての凡打厄介な状況に。
加藤もそれを自信満々に投げてきて
完全に加藤ペースでした。
さらにスライダー、フォーク、カーブが
混ざってきます。
今年はしっかり策を練って
リズムを壊しながら攻め必要があります。


あと気になるのが、上原です。
2試合登板して、最初の1試合目は
手慣れぬ中を打ち込みましたが、
先発して慣れてきた2試合目(8/20)。
5回を投げて3安打5与四球でしたが
結局、残塁祭りで無失点となり、
初勝利を献上してしまいました。

上原自身、得点圏内に走者を置くと力むけど、
長身活かして速い球威のあるストレート
走っており、打ち負けてしまって
なかなか打ち崩せない面
がみられていました。
そして、チェンジアップ、フォーク、スライダー
変化球が絞りにくい状況も。
もちろん経験不足から
山川ら強打者にビビり力み、
制球が甘くなる面があり、粗削りですが、
今年はさらなるスケールアップをされると
厄介な存在になりそうな気がします。
今年序盤から、自信をつけられる前
しっかり打ち込んでおきたい
ですね。


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【ロッテ】
ロッテにおいては、
今まで天敵だった石川
昨年、不調だったので
痛手をこうむりませんでしたが、
ソフバン武田と同様に
当然、復調したらヤバいです。


他では中継ぎの大谷とかが
西武を比較的好物にしています。
ただし、気になる存在が
新たな天敵になりつつある
二木酒居でしょうね。
2人とも通年の成績では
西武戦が特筆していませんが、
苦手な部類に入る様相があります。


二木に関しては、
打ち込んでいる試合もありますが、
持ち前の制球力の良さを発揮されると
コース一杯にストレートを決められ、
また持ち前のフォークも沈みきると、
厄介になり、なかなか打ち崩せません。


ルーキー酒居に関しては、 
昨年序盤は今一つも、
2軍で下積みをして夏に復帰すると、
着実に育ってきて頭角を現すように。
西武戦最後になった9/20では、
9回1失点、被安打4、与四球1で
プロ入り2度目の完投勝利を
飾られてしまいました。


酒居については、
ストレートの制球力が良いので、
際どく突いてきます。
スプリットもキレ味があり、
多少高くとも、タイミングが合わず
フライアウトを重ねて行きます。

またスライダーを織り混ぜ、
ときたまカーブを放り込んできます。

そのため、翻弄されたりします。


とにかく、天敵化する前に
打ち崩して鼻をへし折っておきたい
です。


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ところで、以上のように列挙した
ロッテの二木、酒居、ハムの加藤、
オリの山岡、楽天の岸、良い時の美馬らに
共通する点は、
ストレートの制球力が良いから、
 きわどい所も突いてくる。
 低めズバっ!と決めてくる。
 見逃してもストライクに。
キレのある変化球を織り混ぜるので、
 読み切れずタイミングを狂わせ、
 とにかく翻弄させられる。
 その中、闇雲に対応して
 あっち向いてホイ!
 こっち向いてホイ!でドツボにハマる。
少なくとも挙げられます。


獅子をお得意様にする天敵を
減らしていかないと。。。

でも結局、繰り返しちゃうのかな、、、
そこは大いに不安。。。