下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【楽天1回戦(宮城)】改変したマウンドの影響か、寒さの影響かわかりませんが、双方のエースまさかの炎上によるしんどい乱打戦の展開となり、やっとこさその死闘を制す。とりあえず頭は獲ったけど、問題は勝ち越すことが故に明日・明後日も肝心。多和田よ、頼むから乱れないでくれ! で、明日のスタメン布陣では重い山が動くか?

千葉でロッテに負け越し、
今日から敵地仙台で楽天3連戦。


今日のスタメン


昨日は、打撃不振の金子に代わって
スタメンに入っていました
稼頭央がタイムリーを放っただけに
今日は古巣相手に「稼頭央がスタメン?」
思ってましたが、今日は金子に戻っておりました。
逆に楽天は2番ショートに直人をスタメンで。


また先発は鷲大好きの雄星
調子乗ったら嫌な則本
投手戦の展開が期待されそうな組み合わせ。


則本については、
調子乗ったら手がつけられなくなるので、
攻略法の基本序盤を叩くことが原則。
それはデータにも見られております。
昨年のイニング別失点↓↓↓


しかし、今日は投手戦の展開?
と思われていましたが、
蓋を開けてみると序盤は波乱傾向に。


初回則本に三者凡退に抑えられます。
まあ先頭・秋山空三振は、
最後、振っていないように見えたが、
三塁審判は振ったの判定。


次の2回表も同様に秋山
ハーフスイングをとられて空三振。
それも振っていないように見えましたが、
三塁審判は振ったの判定。


ちなみに、2回表金子の方は
バットを止めていると判定されました。


以下がそれらの状況です。

ハーフスイングに関しては、
明確な基準がありませんが、
今日は、秋山の場合、
手首を見られてアウトなんでしょう。
でも、今日の秋山は
珍しく4三振に終わりました。
まあ、そんな日もあるでしょう。


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で、今日の試合は
1回裏から波乱になります。


楽天を得意にしている雄星
先頭の島内2球で追い込みますが、
その後に3球続けて外します。
左投手の場合、島内が苦手にする
外角低めを攻め続けますが、
この外した3球が大きかったです。
6球目はストライクゾーンに入れざるを得なく
島内もストレートに照準を合わせているから、
6球目を完全に狙い打ちされて
中安打で出塁を許します。
そして、次の打席に渡辺直人が。
ここは送る展開が十二分に想定され、
初球から直人もバントの構えを。
しかし、実際はバスターを仕掛けてきます。
一応、ファウルで助かります。
でも、2球目も同様に
バスターエンドランを仕掛けてきます。
しかも、ど真ん中に投げたことから、
バットを短く持って振り切られたため、
打球は伸びて金子の頭上を超える
左二塁打タイムリーになり
先制点を奪われます。
この楽天の速攻により
雄星は動揺します。
そして、次のペゲーロには
銀が内角に構えますけど、
球が中寄りに甘く入ってしまい
左本塁打の2ランを被弾します。
もう雄星は動揺しまくりです。
その後、藤田にも左安打を打たれますが、
とりあえず、この3点で初回を終えます。


どうやら
ここのマウンドが変わったようで、
少し高くなって、堅くなっているとか。
おまけに、途中から
長袖のアンダーシャツを着たように
また則本も右手がかじかんでいたのか
何度も口に近づけて暖めていたように
寒さもあった様相。
なかなか自分のリズムで
投げられない状況だったんでしょうかね。
他の投手も何か変な状態でしたね。


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初回の三者凡退があったので、
この展開は嫌な流れでしたが、
2回表、山川が
先頭で中本塁打を放ち、
反撃の狼煙を上げます。
しかも、次の森、外崎も続き
無死二三塁のチャンスを得ます。
則本の方も初回こそ三凡で終わらしましたが、
浅村へ投げたフォークや
森へ投げたチェンジアップも落ち切らず
外崎へ投げたチェンジアップも
高めに甘く入っており、

雄星同様、まだ軌道に乗らぬ状態でした。
則本が回復して勢いに乗る前の
この回が徹底的に叩く勝機となります。
で、次がおかわり君ですが、
結局、案の定の空三振となり
無駄にアウトを1つ献上します。
セ・リーグで言えば、
この打席は投手の打席。
衰え隠せぬおかわり君に則本は打てません。
しかし、次の打撃好調の銀
中二塁打の2点タイムリーで同点
そして、金子が四球でお散歩で続きます。
秋山がハーフスイングをとられて
空三振になりますが、
源田が右二塁打で勝ち越し
2点タイムリーを決めました。


則本が勢いに乗る前の序盤を
しっかり叩くことがデキました。


でもその直後の2回裏
逆転してもらった雄星
まだ立ち直りません。
先頭の嶋を投ゴロに打ち獲りますが、
何を焦ったのか?
十亀を超える大暴投の悪送球をして
嶋に三塁まで走られてしまいます。

球がファウルゾーンの外野フェンスまで行くので
一瞬、ホームまで生還するんじゃないか
と思うほどでした。
でも、そこからオコエ、島内から
連続で空三振を奪い、直人を三ゴロで仕留め、
エースの意地を見せながら
無死三塁のピンチを無失点で凌ぎました。


2点ビハインドで追う楽天にとって、
この無死三塁のチャンスを
活かせなかったのは痛く、

逆に西武にとっては
楽天を一気に
たたみ込めそうな流れが漂います。


そして3回表、
山川、森と連続四球のお散歩、
外崎が甘い高めストレートを左安打。
無死満塁の大チャンスを得ます。
ここで一気にたたみ込む勝機になります。
このような大チャンスは
複数点を奪って試合を決したく、
逆にチャンスを活かせないと、
楽天に流れを持って行かれますので、
もの凄く重要なチャンスでした。


しかし、次のおかわり君、
初球の甘い高めを良い感じで打ちますが、
セカンドライナーとなり、
飛び出した二塁走者も刺され、
流れを止める併殺打に終わります。
ここはおかわり君も
タイムリー狙いで当たりは良かったですが、
今のおかわり君は
ツキすら見放されており、
結果だけは案の上、大痛手のゲッツーに。


このままだと
無失点で終わりそうな
嫌な雰囲気になりますが、
銀の打席で嶋がパスボールをしてくれて
とりあえず1点を奪うことができました。
最後、銀は四球でお散歩となり、
二死一二塁のチャンスを得ますが、
打撃不振の金子は左飛で終わり、
結局、この回は追加点をあげましたが、
こんな大チャンスを
相手ミスによる1点のみで終え、
相手をたたみ掛けることができず。


今日の試合最後まで苦しめられたのは、
この回に1点しか得られなかったこと
が大きな一因
になったでしょう。
やはり、奪えるときには
貪欲に徹底して奪うことが重要
です。
優勝争いをするとき、
相手も強敵になってきますから、
奪えるときには徹底的に奪えないと
試合を落とすリスクが高まりますから
ここは反省材料になるでしょう。


それでも、
則本の方も、その後、目を覚まして
4~6回を3イニング連続で
三凡祭りで片付けます。
やはり則本は勢いがつくと
手がつけられなくなり、
その前に逆転しておいて良かった
というところでした。


一方、雄星の方は
追加点を得た直後の3回裏
雄星が気楽になったのか、
ペゲ、ウイラー、銀次から
三者連続三振を奪って目が覚めます。
ただし、完全な復調までに至ってなく、
4回以降も出塁を許します。
4回裏は併殺打で凌ぎますが、
6回裏はウイラーに初球を打たれ、
次の銀次は粘られて与四球となり、
無死一二塁のピンチから
藤田の遊ゴロの間に一死二三塁の大ピンチに。
結局、好調の今江右安打2点タイムリー
を浴びて1点差まで詰め寄られます。
これで試合はわからなくなります。


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結局、先発した則本、雄星ともに
6回で降板する
ことになり、
楽天は則本から濱矢に
西武は雄星から平井に交代します。


西武が1点リードしておりますが、
試合の展開は読めない状況になり、
双方とも
2番手以降を打ち込んだ方が
この試合を制するという流れに。

それ故、どちらも
この終盤に得点が欲しい状況に。


7回表&裏
濱矢も平井も1本安打を打たれますが、
双方とも無失点で凌ぎます。


8回表は、
森が先頭で中安打で出て
楽天は濱矢から釜田に交代します。
でも、外崎のところで嶋がパスボールして
森が二塁へ進むことができ、
外崎も与四球で出塁できます。
これで無死一二塁の大チャンスが訪れます。
ただし、そこで迎えたのは7番おかわり君。
今日、おかわり君は3度目のチャンス
良いところで回ってきます。
でも、初球、ベンチは、
不振のおかわり君に対して
バントのサインを出します。
しかし、おかわり君も半信半疑なのか、
やる気のないバントの構えをします。
当然、成功するわけなく、ファウルに。
2球目では、おかわり君がベンチを凝視し、
サインはヒッティングに変わります。
3球目でもおかわり君はベンチを注視。
サインは特に出ず、そのままヒッティング続行。
結局、おかわり君は、
意地すら見せつけることできず、
内角を詰まらせて打ち上げ浅い左飛。


この打席、ベンチは何を考えていたのか?
まずおかわり君の不振振りから、
本当に送らせようと考えたのであれば、
ここは熊代等の代打策をとるべき
だったのでは?と思います。
おかわり君のバントは
基本的に苦手な方ですからね。
もしかしたら、おかわり君に
奮起を引き起こさせるための
屈辱的なバントサインだったのか?
でも悔しさを引き出すつもりならば、
普通は代打を送るのが効果的だと思います。
でも、ベンチは、
バントサインで奮起してくれたら
意地を見せてくれるのではないか、
まだどこかでおかわり君を信頼し、
最後の望みに賭けたんでしょうね。
しかし、結果は出ませんでした。
首脳陣もそろそろ見切りをつけ、
明日以降のスタメン布陣では
おかわり君の扱い方が
変わるかも
しれませんね。


結局、8回表
銀が空三振、代打で出た栗山も中飛で終わり、
釜田から得点を奪うことができませんでした。


逆に8回裏から武隈が登板しますが、
一死で銀次に四球を与えて歩かせて
嫌なムードになります。
しかし、藤田が上手く流しますが、
源田の遊直→走者・銀次も走塁死となり、
運良く併殺打で凌ぎました。


最終回9回表
賞味期限切れの食物を
食べて鍛えている福山が登板。
でも、西武は8回裏の流れを活かして
源田が先頭で左安打を打ち、
浅村三ゴロの間に源田が二塁へ進み、
山川が与四球となって一死一二塁のチャンスに。
そして、が外角低め2シームを
きっちり打って左安打タイムリーを放ち、
喉から欲しかった追加点を得ます。
この追加点は
大きな1点になりました。
ただし、その後、
外崎も続いて中安打を打ちますが、
森が前を行く山川の動きを見てなく、
三塁へ行こうとして挟まれ、
最後はその間に山川が動いて
三本間で挟まれて走塁死で終わります。
完全に森のボーンヘッドでした。
こういうミスは
流れを失うリスクを生みますから、
今後の反省材料といえます。


9回裏増田が登板します。
茂木には粘られますが、
最後は縦スラで空三振を奪い
二死まで持ち込みました。
ただ、岡島、島内に連打を浴び、
二死一二塁と1発逆転サヨナラのピンチ
代打アマダーを迎えます。


アマダーには2球で追い込みますが、
3球連続でストライク入らず
フルカウントの状態に。
最後に縦スラで空三振を奪いたいですが、
今の増田の縦スラではそこまでの精度が無く、
アマダーを歩かせたら
次がもっと怖いペゲーロですから、
歩かしたくもないので、
縦スラはなかなか投げられません。
またアマダーの場合、
内角が苦手であり、
特にインハイが攻め処ですが、
そのインハイを5球目に攻めますが、
見極められて見送られてしまいました。
もう一度、
インハイを攻めることができるか?
投げるコースが難しくなりました。
しかし、バッテリィーは
もう一度、インハイを狙い、
今度はストライクゾーンに投げて
勝負を仕掛けます。
それが功を奏して
空振りを奪って空三振で凌ぎました。


今日の増田は、
球が高く、ベルト高さより上に集まり、
苦しい投球が続きました。
やはりマウンドが左右していたかも
しれませんね。


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とにかく、今日は
雄星vs則本から
投手戦の接戦が期待されましたが、
乱打戦となる苦しい展開の中、
やっとこさ勝つことができたところでしたね。
色々と反省材料もありますが、
また楽天の雄星苦手意識を
少し緩和させてしまいましたが、
とりあえず、
勝つことができたのは御の字でした。
こういうしんどいゲーム
勝つと負けるでは
疲れ方に雲泥の違いがあります
からね。


問題は明日、明後日であり、
このカードをしっかり勝ち越すことです。
昨年も楽天戦では、
金曜日に雄星で勝ちながらも、
土日の2戦を落として負け越し、
CSでも1戦目を奪うも、
2~3戦目を敗れてCSファイナル進出が叶わず
というケースが多かったですが、
今年はしっかり勝ち越し続けて
行きたいですから、
明日、明後日も連勝する
意気込みで戦って欲しいです。



明日は、多和田vs美馬の先発です。
美馬はまだ本調子で無いことが好材料ですが、
明日の西武戦を機に復調してしまったは避けないと。
美馬について、いいときは
制球力の高さから嫌なところを突いてきます。
また、岸のように
高めを微妙に外し凡打を築かせたりするので、
高めは見送ることも見据えないと、です。
また外角を攻めてきますが、
右打者には内角2シーム、シュートで
詰まらせよう
ともしてきます。
そのあたりはカットで凌ぎたいですね。
いずれも、
ファウル等で粘りつつ、機動力や小技を活かし、
美馬のリズムを崩したいですね。
まあ、今の獅子打線の勢い
美馬を撃沈しましょう。


一方、問題は多和田の方です。
雄星や増田も、
改変されたマウンドが合わず
投げにくかった可能性が考えられます。
となると、
多和田もそのリスクは考えられます。
特に、多和田もそう制球力があるわけでもなく、
十亀のように
実際に投げてみないとわからない面がありますから、
マウンドにより自分のリズムを崩しやすくなる
かもしれませんので、注意要ですね。