下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【日ハム5回戦(MLD)】今日は定時帰宅だったので昨日の鬱憤晴らすべく途中からでもMLDへGo!終盤絶望的な8点ビハインドからまさかの大逆転。試合内容は反省点多々あるバカ試合でしたが、現地は熱狂的に盛り上がりエンターテイメントとしては最高の演出に。フィクションではありません。真実は小説より奇なり。

今日はメットライフドームに戻っての
日ハム5回戦でした。
昨日はライオンズクラシック2018の
イベントゲームでしたが、
試合の方はボロボロの完敗で
フラストレーションが溜まる一戦になりました。
試合よりも試合後の松崎しげるワンマンショーが
一番の思い出になるゲーム
でした。


で、個人的な話ですが、
今日は定時帰宅だったので
昨日の鬱憤晴らすべく
途中からでもMLDへ足をのばし、
連日の観戦に行きました!
まあ我が家はMLDから歩いて行ける近所なので、
済みません。地元の利点を活かして。。。


まず入り口のところにあるスタメン看板です。


盛り上がって昨日のストレスを発散すべく、
座席はいつもの外野指定席です。


到着した頃は、
5回裏の一死一二塁の場面
打席はおかわり君でした。
でも、おかわり君は定番の落ちる球で空三振。
続く打撃不振中の金子は二ゴロ。
先制1点奪われた直後だっただけに
すぐさま獲り返して流れを引き戻したい場面
でしたが、そこで回ってきたのは
打線の中では一番途切れやすい
おかわり君、金子の8番、9番ですから
案の定、得点することがデキず
流れも日ハムが握ったままでした。


西武がチャンスを活かせなかった直後
6回表は二死から先発ファビオが
連続与四球で2人歩かしてしまいます。

次の田中賢の打球は鋭く、
あっ、抜けた!と思いきや
山川が捕球して一直で凌ぎました。


先発のファビオは被安打が3つでしたが、
与四球を5個も出しておきながら、
6回を何とか1失点で凌ぎました。


でも、7回表から登板した
2番手・武隈が乱れます。
先頭の清水にヒットを許し、
次の石井のバントは、森の好守で阻止しますが、
復調した西川に二度目の三塁打
タイムリーを許して2点のビハインドに。
で、次の近藤を与四球で歩かしてしまいます。
そこで3番手・平井に交代しますが、
中田にライト側のポール際の3ランを被弾します。
最初、ファウルの判定もリクエストで覆ります。
まあ明らかにポールを切れていませんでしたからね。
これで5点差のビハインドと苦しい展開になります。


でも、ラッキー7で盛り上がり、
7回裏森の四球お散歩、外崎のポテンヒットで
チャンスを作り、
栗山は飛びすぎて中飛に。
でも、森がタッチアップで三塁へ進塁し、
これで二死一三塁のチャンスが訪れ、
ここは何としてでも1点は最低限返したい場面

になりました。球場は盛り上がりますが、
打席は2空三振中のおかわり君。
でも我々はおかわり君に一打の期待を込めて
応援をし続けます。


↓↓↓ラッキー7


しかし、おかわり君は
粘りながらも(というか仕留められず)
今度は真っ直ぐで3度目の空三振
2度目のチャンス潰しになってしまいます。
正直、おかわり君は
田辺政権時代からのスランプであり、
これは調子が良くない云々のレベルではなく、
もう限界が見えている状態と評価せざる終えません。
まあ今日はチームの勢いで
最後に打ってくれましたが、、、
おかわり君の使い方は、
2軍も視野に入れて
そろそろ見直すべき時期に来ております。


もう負けパターンで
8回表中塚君のお試し登板になります。
相変わらず四球を出し、打たれて、四球を出し、
一死満塁のピンチ三塁打マルチの西川を迎えますが、
カーブで意表を突いて見三振を奪い、
二死までたどり着きます。
でも、次は近藤が打席に。
でも4割打者・近藤は
中塚の精度の低い甘いフォークを見逃さず、

三塁線へ飛ぶ走者一掃の左三塁打で
一挙に3点を失います。
まあ中塚君は、
如何に2軍で好投していようが、
制球力を改善し与四球を減らし
カーブともう1つ球種を覚えて
その精度を向上させてから
1軍に上げるべきでしょうね。
そこをクリアしないと、
1軍では失敗し続けます。


ついに8回表終了時点
8点ビハインドの敗戦濃厚の展開に。
ここでお帰りになる観客の方々も多く、
おいおい日曜日から3連敗?というムードに。


でも、応援団の方々は諦めません。
さらに声を張り上げて
逆転を信じて皆を鼓舞します。
まあ昨日の東京Dも
8回裏の応援がチャンスもあって
もの凄かったですが、
残念ながら昨日は届かなかったわけですが。


しかし、
この聖地・所沢では神が降臨します。
今までやりこまれてい高梨から上原に交代し、
先頭の金子がその代わり鼻を叩き
三遊間を抜けるヒットを放ちます。
で、次の秋山も続いて連打します。
次の源田は三ゴロで併殺コースですが、
レアードの二塁への送球も遅く、
源田自身は生き残り併殺は回避します。
そして、田中豊に投手が交代しますが、
浅村が与四球で出て一死満塁に。
レフトスタンドはチャンテ4で
昨日の8回裏と同様に盛り上がります。
その後、山川、森も与四球となり
連続押し出しと
相手の自滅から2点返すことに。
この時点でもまだ6点差ビハインドですが、
ハムの方の自滅から
こちらは球場一体で押せ押せムードに。


↓↓↓2点目を返したときのレフトスタンド


そして相手はトンキンに交代しますが、
外崎、栗山の連続タイムリーで
2点差まで詰め寄ります。
球場はもの凄い熱狂振りで
応援が盛り上がります。


一死二塁の場面
ここまで3空三振中のおかわり君。
正直、不安は大きいですが、
走者は二塁なのでゲッツーは無いです。
しかし、球場はおかわり君の一振りを願って
ひたむきに応援で盛り上げます。
その願いが届いたのか?
おかわり君もレフト前に
ポテンと落とすヒットで続きます。
これで一死一三塁のチャンス。
金子は二ゴロの終わりますが、
バウンド高い打球でその間に
三塁走者の栗山が生還して
ついに1点差まで詰め寄ります。

おかわり君のヒットが効きました。


この8回裏7点を奪う
ビックイニングになりました。

結局、日ハムは宮西を投入して
秋山を三振で仕留めて
この7点で8回裏は終了します。
追いついてはいませんが、
ついに1点差まで来ました。


で、9回表は、
増田、野田がブルペンで準備していましたが、
まだビハインドということもあってか、
ワグナーが登板します。
せっかくここまで来たのに
その直後の9回表の失点は厳禁ですが、
ワグナーで大丈夫か不安が募ったところで
いきなり先頭の中田にヒットを打たれて、
松本がバントで送り、大田を歩かせてしまい、
一死一二塁のピンチを背負います。


ワグナーは
ストレート中心で投げてくるのですが、
昨年のシュリちゃんほどの球威は無いので
ストレート一本槍ではなかなか振り切れません。
そのため、来日当初に売りにしていた
フォークを有効に活かしたいわけですが、
そのフォークはあまり投げません。
基本的にフォークの精度があまり高くないからです。
低めに投げるとき、ストライクゾーンから
ボールゾーンへ落としたいですが、
今日もボールゾーンからボールゾーンなので
なかなか振ってもらえない、見送られるのが現状です。
あとは、ストレート待ちの中を
高めフォークでタイミングを狂わせるかくらいです。
でも、タイミング合ったら
甘い変化球になるので長打の懸念大です。


次の中島には、
その低めフォークが振ってもらえず
ストレート勝負になるから粘られます。
しかし、最後は高めに投げた
渾身のストレートで空三振を奪いました。
次の清水には、
ストレートをカットされつつ、
スライダーがボール球ばかりになり、
フルカウントと嫌なムードになりますが、
最後は低めに落ちるフォークが決まり、
このピンチを連続空三振で凌ぎました。


やはりワグナーは
制球の改善(丁寧に投げる)は課題ですが、
一番はフォークをもっと有効に使ってもらえれば
もう少し違ってくる
と思います。


で、9回表ピンチから相手の追加点を許さず、
1点差のまま9回裏に突入します。
こうなったら、球場は
「絶対逆転するぞ、ライオンズ!」
のムード一色です。


↓↓↓9回裏に入るときのムード


相手は新守護神・石川。
でも石川もまだ不安定であり、
札幌でも打ち崩しています。


先頭の源田が左安打で出ると、
次の浅村は初球、バントの構えを見せて
必死につなぐための強い意志
を見せ、
結局、右安打で続き、無死一三塁に。
そして、山川は与四球でお散歩。


無死満塁の大チャンスになり
打席には森友哉!

もう誰もがサヨナラを信じて
チャンテ4が響き渡ります。

オーオオーオオー オオオーオオー
オオオオーオオーオオー オーオオーオーオオー
歓声浴びて いざ行け 魅せろ 熱い獅子の魂
ラーララーラーラ 頼むぞ今だ 森友哉
歓声浴びて 今だ 青く染まるスタンド 狙え
ラーララーラーラ 決めろ 森友哉


そして右中間を割る長打で
8点差をひっくり返す
サヨナラゲームに!

終盤絶望的な
8点ビハインドから
まさかの大逆転劇!!
現地は熱狂的に盛り上がり
エンターテイメントとしては

最高の演出で劇的な結末に!
ミラクル元年 奇跡を呼んで♪


↓↓↓森ヒロイン&結果


↓↓↓森万歳三唱


↓↓↓応援団二次会



---------------------
まさに最高の演出となって
現地はもの凄く盛り上がりました。


れおほ~!れおほ~!
いいぞ、いいぞ、ライオンズ!
そして諦めず鼓舞していた応援団。
いいぞ、いいぞ、応援団!


ただし、試合内容としては
反省点多々あるバカ試合でした
ので、
今後、気を引き締めていく必要はあります。


あと、西武というのは
調子乗っちゃうとどこまでも昇る、
逆に落ち込むととことん落ち込む
白黒わかりやすいチーム特性を有しており、
その特性を表すゲーム展開でもありました。


今日の懸念材料については、
簡単に列挙すれば、
今、苦しんでいる中継ぎ問題
 特に増田までへのつなぎをどうするか?
打撃は終盤に爆発しましたが、
 もっと早くから得点できる機会は複数あり、
 もっと攻撃を有効に行うべき。
 チャンスあらば
 それを何が何でもモノにすべし。


雄星以外が先発のときは、
基本的に先手必勝でリードして上げないと、
先発が苦しい状況になり、
十亀などのように力んで自滅する懸念があります。
先日の多和田も完投で3勝目を挙げましたが、
早めに3点リードになったことが
気を楽にさせて上げてリズムを作れたと思います。
序盤は危うい状況でまだリズムに乗ってなかったので
1点差で試合が進んでいたら、失点許さずと力んで
あそこまで好投していたかはわかりません。

打者一巡目はやむを得なくとも、
二巡目からは得点を奪っていき、
先発を援護して欲しい
です。


やはり西武は投手力よりも打撃のチームです。
それだけに打撃で投手を支えることも必要です。


また今日は相手投手が交代して、
二線級になったことも助かりました。
しかし、相手投手が強敵になればなるほど、
そうチャンスなんて多くはありませんから、
チャンスを得たならば、
それを何が何でもモノにしないと
優勝争いは勝つことがデキません。


今日は途中まで、
昨日の『流れをつかみ獲れず、
ずるずると泥沼にハマる
典型的な負け試合という流れ』

を引きずっていました。
その流れの転換期は
日ハムの投手交代時であり、
日ハムの中継ぎ陣の手薄さ
日ハムの自滅が大きき効きました。


もちろん、今日の逆転劇は
最後まで諦めない勝負根性が評価でき、
他球団に脅威を与えることができますが、
こんな機会は多くは無く、
相手も逆に警戒心が高まりますので、

最後まで諦めなくとも、
こんな大逆転劇は
たびたび期待するものでもありません。


しかも、最近の野球は
勝利の方程式が確立しているので、
本来、終盤に覆すことは容易ではありません。


それ故、如何にチャンスを無駄にせず、
如何にリードしつつ逃げ切りを図るか?

重要な課題です。