下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【ロッテ6回戦(MLD)】終盤に乱れるものの、それまでは電光石火で天敵・二木を轟沈し、波状攻撃で猛攻の嵐を繰り広げ、高木勇も先発として試合を作り、ほぼ完璧な試合運びで無傷の聖地・所沢8連勝を飾る。祝!獅子の高木勇人の初勝利。この勢いで来週は敵地・福岡へ挑む。

今日はロッテ6回戦(MLD)でした。
来週前半苦手な敵地・福岡で
王者・ソフバンと対峙するので、
是非とも、
今の獅子の勢いの火を消さず、
むしろ、勢いを増長させて、
敵地へ殴り込みたいところです。


今日のスタメンは次のとおりです。


今日の先発は、負傷懸念のウルフに代わって
高木勇が選ばれ、移籍後、初の先発投手に。
負傷したトモミの代わりとして
中継ぎ役に転じていたが、
もともとは先発タイプであり、
そのつもりでキャンプ中も準備してきました。


投げ方を見ても、
絶対に無失点に抑えるタイプではなく、
何点かは許しても要所要所をしっかり投げて
試合を作っていく先発タイプです。


まだ西武に来てから
公式戦では結果を出せていませんでした
この先発登板により
ついに本領を発揮する機会を得ました。


なお、捕手高木勇と同級生の岡田
今年初スタメンでマスクをかぶりました。


なお、おかわり君は
昨日の三遊間へ抜ける打球を止めた際に、
左肩を痛めたそうなので、抹消され、
永江が下から上がってきました。
この負傷に伴う今回の降格を機に、
もう一度、一から出直して
しっかり調整してもらえば
と思います。
でも、昨日の三遊間を抜けそうな球を
身体を張って止めたプレーは立派だった
ことは
もう一度、ここに記載しておきたいです。


一方、ロッテの先発・二木については、
昨年から獅子キラーの天敵になっており、
前回の千葉でもきっちり抑えられました。
今後の負けられぬ戦いを見据えて、
そろそろ打ち崩して、こちらの苦手意識を解消し、
二木にも自信から嫌なイメージを与えたい
です。


当然、何度も二木にやられてきた背景を踏まえると、
二木攻略もなかなか容易くは無く、
一方、高木勇も援護無き苦しい展開
粘り強い投球が求められそうでしょうか。


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ところが、試合については、
良い意味で
想像を覆してくれました。


まず下記が西武打線の結果です。


初回、高木勇
二死で中村に死球を与えますが、
まあこれも攻めた結果なので問題無く、
むしろ危なげなく立ち上がりをクリアしました。


そして、その直後の1回裏
先頭・秋山初球打ちで左安打で斬り込み、
盗塁を決めてロッテ陣営を揺さぶり、
次の源田ロッテ井上の失策を突いて出て
ロッテの守備の乱れの間に
秋山が本塁へ生還し1点先制します。
そして浅村が
レフトスタンドへ2ラン弾を放ち、
結局、獅子打線は出鼻から炸裂し、
わずか5球で先制点を奪い、
わずか7球で3点リードに持ち込む

電光石火の猛攻で
試合の流れを手中に収めます。


1回裏、最後は外崎、栗山が倒れて終了。
このとき、二木の特徴である
ゾーン一杯に決めるストレートも見せていたので
二木は落ち着いてきたかな?と思わされました。
しかし、獅子の猛攻は
まだまだ終わぬ勢いで
天敵を襲撃し続けます。


2回裏には、先頭の岡田
左中間フェンス直撃の二塁打
チャンスを築きます。
さすがに、甘い外角のスライダーを
立て続けに投げれば、岡田も見過ごしません。
次の金子は、バントで送って
一死三塁のチャンス拡大を狙っても
良かった気がしますが、三振で倒れます。
でも、次の秋山与四球でお散歩し、
源田中二塁打の2点タイムリーを決めます。


結局、
この獅子打線による波状攻撃により
差を5点リードに広げ、
天敵・二木を序盤から
強襲し見事に沈めました。
まあ二木の状態も良くなかったかもしれませんが、
今の獅子打線の勢いが勝ったと思えます。


でも獅子打線の波状攻撃はまだ止まりません。
4回裏、先頭の秋山が与死球で出て、
次の源田はロッテ井上の失策(2度目)を突き、
無死一二塁のチャンスに。
その次の浅村打球はヒット性の当たりでしたが、
二塁手の好守により二直で倒れますが、
このとき、飛び出していた秋山は
二塁へ帰塁して間一髪で助かります。
やはりこういうあたりを見ても
西武に流れがあることが伺えます。


そして、4番山川
ライナー性の低い弾道で
レフトスタンドへぎりぎり放り込み
ダメ押しの3ラン弾を放ちました。


さらには5回表1点を失いますが、
その直後に間髪入れず3倍返しで
さらに突き離します。
5回裏は、栗山、岡田で連打して
金子が犠牲フライで1点を着実に奪い、
源田、浅村の連続タイムリーもあり、
この回までに11点を奪い、
4試合連続の9得点以上で
獅子打線の嵐は止みません。


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一方、先発した高木勇については、
次の通りの結果でした。

今日の高木勇は、
立ち上がりから落ち着いており、
4回までノーヒット投球を展開します。
1,2,4回でお散歩で出塁を許しますが、
崩れること無く後続をゴロアウトで仕留め
4回表は併殺で凌いでいます。
球数も8、15、9、10球/回と
いいペースで運びます。


ただし、5回裏少し乱れます。
平沢、福浦に連打を浴びて
清田の打席では、
力んで暴投をしてしまうとともに
与四球で歩かせて
一死満塁のピンチを背負い、
荻野には犠牲フライで1点を失います。
しかし、藤岡に対しては、
空三振を決めてピンチを切り抜けます。
ここで最小失点で凌いだのは
評価できると思いますが、
次の6回裏失点します。


6回裏
先頭・中村を与四球で歩かせてしまいます。
ここで簡単に歩かせたのは反省材料ですね。
井上を中飛で倒すが、
鈴木には真ん中近くに甘く入った
カットボールを痛打され、
ライト木村のカバーも遅れて球が抜けて
中三塁打のタイムリーになしました。
ただし、その後は、
外崎の好守によるファウルフライ、
福浦には粘られるものの、
最後はフォークで空を切らせ
粘り勝ちの空三振を奪って
三塁走者の本塁生還は阻止しました。


高木勇は最終的にこの6回までを投げ、
与四死球は5と多かったのが課題ですが、
失点を2点でとどめ、
QSを達成して
西武移籍後の初勝利を得ました。


西武移籍後の初先発&初勝利
おめでとうございました。


今後はもう少し長いイニング(最低7回)を
投げてもらえればですね。
でも、今日は5回あたりから
制球が甘くなっていたので、
6回で交代もやむを得なかったですが。
まあ、こちらの攻撃が長くなりすぎで
リズムが逆に狂ったのはあるでしょうが。


あとは、岡田のリードによるものも
あったでしょうが、
もっと内角を強気で攻めても
良かったのではないでしょうか。

(特に右打者に対しては持ち前のシュートで)


でも、今後も活躍し続けることを
期待して応援しています

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6回までは、
電光石火で天敵・二木を轟沈し、
波状攻撃で猛攻を繰り広げ
高木勇も先発として試合を作り、
ほぼ完璧な試合運びを進めました。


ただし、2番手に登板した
ルーキー伊藤が崩れます。
投げっぷりが良く、
今後に向けて大きな期待が膨らむ存在。
しかし、今日の伊藤は、
力みから抜け球が多く、
ストレートも甘く入って
打たれまくります。
また打者に集中しすぎて
アップアップとなり
走者にも無警戒となり三盗も許します。


やはり今日は
相手には余力を持って
いとも簡単に打ち込まれました。


本来は
球もそれほど速い、重いわけでは無いから
際どい所を投げる制球力と緩急を
活用しながら打ち獲りたいタイプです。
そこで、相手はプロの一軍選手ですから、
ストレート一本槍で単調となり
コースが甘くなると、
今日のように
いとも簡単に打ち込まれます。


でも、まだまだ
弱冠19歳のルーキー
です。
このくらいの失敗はおそれず
今は実力を培って
いずれ台頭してきて下さい。


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3番手の野田については、
結果として無失点に抑えましたが、
内容はあまり良好ではなかったように見えます。
7回表も鈴木には、
相手の暴走で助けられましたが、
しっかり捕らえられて左安打を打たれています。
8回表
先頭の平沢を歩かしてしまいました。
先頭を簡単に出すことは反省材料ですね。


でも、気になるのは疲れです。


最後の武隈も、先頭の荻野に
真ん中の甘いチェンジアップを投じてしまい
右安打を打たれてしまいました。
こちらは点差もあったので
モチベーションが上がらなかったでしょうか?
ただ、もちろん、
最後にずるずる追い上げられて
勢いを縮小したくないので

武隈登板はわかりますが、
ここはワグナーの試験に
使ってもよかったのでは?

という気もしました。


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結果的に、獅子軍団
無傷の聖地・所沢8連勝を飾り、
15勝9敗で貯金を11とし、
2位のソフバンに4.5差をつけます。


今の獅子打線の勢いをキープしながら
来週は敵地・福岡へ挑むことになります。


今の西武を見ると、
いくらビハインドでも大丈夫と
思ってしまう麻痺した感覚があります。
諦めない気持ちは重要ですが、
長いシーズンは
勢いだけで乗り切れるものではなく
その麻痺した感覚は気の緩み、
下降線時に空回りを生むリスクを生みます。


また西武は
良いときはとことん昇り続けますが、
何かに躓くと空回りしてミスして
負のスパイラルにハマりやすい
という白黒わかりやすいチームです。


それ故、来週のソフバン戦を機に躓いて
すってんころりんと落ちていくリスク

残っております。


とにかく、
来週のソフバン相手の福岡決戦
今の獅子軍団の底力が
試される最初の正念場です。


少なくとも2勝1敗の勝ち越し
最低限でも1勝1敗1分けの五分
無事に帰ってきて欲しいですね。


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ところで、今日、負傷で抹消された
おかわり君は、
土日で病院がやっていないから
病院行ってないらしいです。


土日だから行けないって???
一昨年、足を痛めた金子もそうでしたね。


しかし、
彼らアスリートは身体が基本ですから、
そんなことで良いんでしょうか?


緊急扱いになりますが、
見てくれる病院は
西武Dの近所にあります。
別に救急車で運ばれる必要は無く、
治療費が割高にはなりますが、
時間外で見てもらうことはできます。
球団もそのような病院と契約しておくなど
対応が欲しいですね。
このような球団の危機意識の低さ
相変わらず気になります。