下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【楽天5回戦(MLD)】聖地・所沢で開幕から無傷の11連勝。最後の1発被弾は余計だが、ほぼ完膚なきまでに打ちのめしての完勝劇!東京ドームのゲームから9戦やって76得点と楽天が今年稼いでいる得点に追いつく。何じゃこりゃ?!

今日は楽天5回戦(MLD)
満員御礼の状態だったようですね。


聖地・所沢で開幕からの無敗神話が続いており、
結論から申せば、今日もその神話が続き、
無傷の11連勝を決めました。


さて、今日のスタメンは次のとおりです。


先発投手は多和田vs藤平でした。
多和田目下4連勝中であり、
雄星に続いて5連勝を狙います。
でも、雄星と比べて防御率等も良く、
現在の先発陣の中で筆頭の成績です。


ただ過去4戦のうち
3戦先制してもらっての展開
4/21ロッテ戦は先制点を許しましたが、
先制点を許した直後の裏で
逆転に成功している展開でした。
すなわち、ビハインドの状態で
しばらく我慢の投球をする展開
まだ無い状態です。
もちろんエースになるためには、
そのような苦しい展開でも
耐え続けなければなりません
が、
多和田も、
今は有利な展開でもいいから
好投実績を重ねて自信をつけ、
どんな展開にも左右されぬ投球
繰り広げられる新エースになってもらいたいです。
来年、雄星の渡米流出の可能性はほぼ高いです。
それだけに雄星の跡を継ぐのは
18番を背負った多和田なのだから、
今年1年間でそれだけの器に育って欲しいですから。


一方、藤平については、
ソフバン打線を抑えて調子乗っちゃっています。
これで好調の西武打線も抑えると、
今後に向けて変に自信を与えてしまいますから、
徹底的に叩いておきたいところです。
で、藤平の場合、
①今年はチェンジアップも覚え、
 変化球が多彩になり、
 ストレートとそれら変化球で
 翻弄してくること
にどう対峙するか?

②勝負球でも使ってきて厄介な
 コース一杯に決めてくるストレート
 どう対峙するか?
 見三振を奪われやすく、
 打っても凡打の山になるので、
 カットしながら交わすしかありません。


藤平ストレートに自信を持っているので、
ソフバン戦と同様に、
勝負処でストレートで挑んみやすいです。


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さて、結果について、
まず多和田&伊藤の投球結果を以下に示します。


多和田については、
まず今までの懸案事項だった
「立ち上がり」の課題
今日は露呈しました。
初回表茂木に対して
左安打を打たれて先頭の出塁を許します。
このとき3球連続で
外角高めストレートを投げ続け、

その3球目を打ち込まれました。
1球目はボールに外れて
2球目にファウルで
タイミングを計っていましたので
さすがに次も同じ球では、
タイミングは合って打たれて当然でした。
ここは捕手・森のミスリードと思います。


昨日と違ったのは、2番の藤田が
きっちりバントを成功させてきた点であり、
次が嫌らしい打者・銀次ということでした。
銀次は外角~中の高めは打率も高く、
その中高のストレートで
タイムリーを浴びて先制点を許しました。


獅子打線は、1回裏、2回裏の序盤、
藤平に抑えられて援護がデキず、
多和田にとって
3回まで苦しい展開が続きます。
そのような中、
多和田は3回表も追加点を許しました。
まだそこに甘い所が残っており、
追々好投を重ねて自信を付けて
踏ん張れる力を身につけて欲しいです。


3回表は先頭の八百板に
外目ベルト高さのストレートの初球を
弾き返されて中安打になります。
多和田自身が上手く捕球していたら、
投ゴロで終わったでしょうが、
初球だったこともあり
そこまで反応がついて行けませんでした。
そして、八百板に盗塁を許してしまい、
茂木のゴロアウトの間に三塁へ進められます。
一死三塁の場面で藤田には、
中安打のタイムリーを放たれます。
まあ藤田に、外角低めのフォークを
片手で上手く打たれて相手が上だった
ということですが、
フォークの落ち方が足りなかったのも確かです。


次の銀次には、
低めカーブの初球に手を出してもらい
中飛に打ち損じてくれました。
最後のアマダーは、
外角低めストレートを打たれて
二遊間抜けそうなところを
浅村の逆シングルによる好守に
助けてもらいます。
このように
相手の打ち損じ味方の好守
このイニングは最小失点で済みましたが、
一歩誤っていたら、このときの流れでは、
もう1点くらい失っていたかもしれません。


ちなみに、今日のアマダーに対しては、
基本的に外角攻めを中心にしていましたが、
アマダーの穴はインハイです
まあ内角高めを狙っている中、
万一、真ん中に入る失投→一発被弾が怖いですが、
多和田の場合、シュート回転ですから、
もっと内角高めを攻めても良かったのでは?
と思います。
まあ与死球~危険球のリスクはありますが。
ただし内角低めは内角高めより打率が高く、
今日は打たれましたね。


しかし、3回裏
同点に追いついてもらってからは
多和田の投球も良化してきて
楽天打線を抑え続けます。


多和田味方打線の援護次第
わかりやすい投球をしています。

今後は、新エースになるべく、
いかなる展開でも踏ん張れる実力
身につけたい
ですね。


でも、追いついてもらった直後
4回表、5回表の三者凡退
多和田自身も勢いをつけるとともに、
チームに流れを引き込みましたね。
6回表もアマダーに
三塁線上を鋭く行く左二塁打を浴びますが、
もう二死であり、逆転もしていたので余裕で凌ぎ、
7回表9点差まで開き、
相手も戦意喪失していたので、
余裕で三者凡退に抑えます。


結局、多和田7回93球を投げて2失点
HQSを達成して5勝目を挙げました。
これで5戦全勝、防御率2.08
月間MVPに向けて大きく前進しました。


ところで、今日の多和田93球と
まあ球数が多かった分けでもなく、
次は中5日で土曜日登板も可能でしょう。
ちなみに3点リードの6回終了時点
多和田の球数は83球でした。
昨日の雄星のように
次の中5日を配慮するなら、
6回で交代だったか、と思いましたが、
多和田には7回まで投げさせました。
その後は、伊藤だけで締めたので
9連戦を見据えて
中継ぎ投手陣も温存できました。


もちろん、多和田の次は中6日で
5/6日曜日の楽天戦かもしれませんが、
となると、5/5土曜日の楽天戦に
登板させる駒が足りなくなります。
2軍から誰か昇格させるしかないですが、
適切な候補がいないのが現状です。
普通に考えれば、
多和田の次は中5日で5/5土曜日でしょう。
ただ、今日の多和田昨日の雄星で、
扱い方が違う気がしてなりません。
そこで懸念されるのが、
昨日の試合後に辻監督が
雄星降板に言及していたコメント
「(雄星は)肩の回復が遅いから」
ですね。
まあ雄星が負傷離脱したら終わるので、
雄星は絶対に故障させるわけに行かないから、
慎重に慎重を重ねた配慮なのか?
でも、昨日はまだ2点差しかなく、
逆転されても不思議でなかった展開
だったので、石橋を叩きすぎて
勝てる試合を落とすわけにもいかないでしょう。
それとも、肩の回復が遅いということから、
今は大丈夫だけど、
肩に爆弾を抱える不安が比較的大きいのか?
それとも、
それ以外にもっと大きな隠し事があるのか?


やはり今日の多和田と昨日の雄星を比べると、
昨日の雄星降板が気になるところです。


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終盤の8回表は、点差が開きすぎていたので、
2番手には伊藤の試行登板となり、
伊藤が最終回まで続投したので、
今日は中継ぎ陣を温存できました。


で、伊藤の方は、
8回表三者凡退に抑え、
9回表も三者凡退で締めそうな所を
二死で岡島の打球を
源田が握るときに落球の失策をし、
次のペゲーロに2ランを浴びて
2回2失点という結果に。
ただし、今日は三者凡退があり、
最後は2シームで空三振を奪い、
今までの登板時よりはマシな結果でした。
おまけに、投げきったときに
飛んでおりましたが。。。
全身で投げるタイプと言っても
これはやりすぎです。

ただし、
やはり本質的なところは
改善されていません。
今日は抑えていたときも、
相手の打ち損じが大きかったです。
でも、今までと同様に、
ペゲーロやウイラーには
いとも簡単に運ばれてしまいます。
その要因については、
本田や誠らと同様、
球質が軽いところが挙げられます。
そんな中で、
変化球が決まらないから、
ストレート1本勝負で行くしかなくなる。
だから、相手打者は、当然、
変化球は外れるので捨ててきて、
ストレートだけに照準を合わせるから、
いとも簡単に打ち込んできます。
とにかく、まずは
変化球の制球力を向上させることです。
変化球が使い物になれば、
相手打者もストレートと変化球で悩むので、
もう少し楽に投げることがデキるはずです。


まだ弱冠19歳のルーキーですから、
変化球の精度を向上させるなど
焦ること無く、
礎をしっかり築くこと
徹して欲しいですね。


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一方、獅子打線の方の結果は次の通りです。
まあ今の勢い
あまりにもエグいですね。

序盤の1回裏、2回裏は、
藤平の術中にハマってしまい、
三凡祭りを重ねてしまいました。


藤平のストレートと変化球に
翻弄させられてタイミングが合わず、
しかも、ソフバン戦でも見せた
コース一杯に決めてくる球
手が出ない状態も見られてきます。
まさに
秋山の1~2打席目の連続三振
その典型例となりました。
ちなみに、
藤平は自信のあるストレートを
勝負球として使ってきます。
でも、1回裏に源田が
結果は、一ゴロに終わりましたが、
素晴らしい藤平攻略を示してくれました。
5球目で一杯に決めるストレート
見逃してしまいフルカウントで追い込まれます。
その後、藤平は
「打てるものなら、打ってみろ」の気迫で
自信のあるストレートを投げ続けます。
しかし、そこを源田がカットを繰り返します。
わざとおちょくっているのか?というような感じで。
11球目くらいになると、
藤平も自信のあるストレートで仕留められないから、
イラだちを隠せず、ど真ん中と甘くなってきます。
最後12球目はボール球を打ち損じて
一ゴロになりましたが、
特に藤平のストレートは
コース一杯に投げてくることもあり、
手が出ず見逃すか、手を出すと凡打の山なので、
今日の源田のようにカットしていく
ということが藤平攻略の一つにもなります。
それは際どい所一杯に投げてくる岸などにも同様です。
まあそのカットがそう簡単では無いのが現実ですが、
源田がいい事例を示してくれました。


で、3回裏先頭の栗山
反撃の狼煙を上げます。
ベテランが流れを変えました。
ちなみに、栗山は、この1本で
二塁打数球団タイ記録308本に並びました。
藤平もソフバン打線を抑えた自信があるとはいえ、
今の西武打線の勢いはどこかで怖れています。
次のメヒアには、高めばかり投げてしまい、
センター方向へ弾き返す
中二塁打タイムリーを放ちました。
これで藤平は、西武打線の怖さを知り、
次の金子には力んでストライク入らず
簡単に四球でお散歩を献上してくれました。


ただし、無死一二塁で秋山
変化球を意識していたのか、
ストレートを振り遅れ、連続空三振となります。
あの秋山から2打席連続で三振を奪ったことで
藤平は自信を取り戻し、源田、浅村に対して、
コース一杯に決めてきたり、
タイミングも狂わせる投球をしてきます。
しかし、浅村の打球は
飛んだところが良く
二遊間を抜けそう
なところを
ショート茂木が追いついて止めて
タイムリーを阻止されるも、
二塁でアウトを獲ることができず、
一死満塁のチャンスを得ました。
そこで迎えるのがヤベぇ強打者・山川です。
藤平力んで制球が狂い、
与四球の押し出しで1点献上し、
同点になって振り出しに戻りました。
このように、楽天も
押し出しという嫌な形で追いつかれ、
流れを失いかけてきます。


また4回裏三者凡退に終わりますが、
外崎にカウントを稼ぎに来た初球
あわや1発の大ファウルを放ち、
藤平の肝を冷やさせます。
これで藤平・山下バッテリーに
カウントを稼ぐ球を簡単に投げると危ない
という嫌なイメージを与え、
そう簡単にカウントを稼ぐことを
やりにくくしました。


そして5回裏、
金子先頭で左安打を放ち、
その後、盗塁を決めます。
しかも、金子の足を警戒しすぎて
山下が二塁へ悪送球をしてしまい、
その間に金子は三塁まで駆け抜けます。
そして、次の秋山右安打タイムリーを放ち、
着実に金子を還して勝ち越しを決めます。
藤平も1~2打席目で三振を奪った
自信のあるストレートを投げ込みましたが、
あの秋山ですから、
そんな同じ手で三度もやられるわけがなく、
絶好のタイミングで打ち込みました。
その後、源田が送って、浅村が倒れ、
二死三塁で山川を迎えます。
フルカウントになった後、
外角高めに甘く入ったスライダー
山川は逃さずライナー性で
鋭くレフトスタンドへ放る2ランを。

まあ藤平の立場で考えたら、
こここそ、藤平が持ち前のストレート
悔いを残さず勝負すべきでしたね。
これで3点リードとなり、
西武は流れを掌握しました。
まあ秋山タイムリー、山川の2ランはもちろん、
チャンスメイクした金子の働きもさすがでした。
金子の機動力が相手のミスを誘い、
三塁まで奪った
わけですから。


その後も獅子打線の猛攻は止みません。
6回裏
二死から金子の左安打を皮切りに6得点、
7回裏
先頭のメヒアのポテンヒットを皮切りに5得点
ビックイニングを重ねて、
『獅子打線とまらん』状態です。
結局、
15安打、6四球、16得点
何じゃこりゃ?!
というような結果でした。
しかも、
東京ドームのゲームから9試合やって、
2,9,9,9,11,12,1,7,16点と
76得点の荒稼ぎ。
楽天が今年挙げている得点は76点。
阪神が今年挙げている得点は66点。
それを比べると、
何じゃこりゃ?!です。


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さて、明日は榎田池田が先発予定です。

榎田については、
スタミナを考えると、
80~100球が上限と考えられます。
確かに4/12のロッテ戦で
6回107球を投げて2失点と
QSを達成しましたが、
球数が嵩んできた6回には、
2打席連続で死球を与えたり、
投球が怪しくなっていました。
もちろん、
移籍後初先発のためスタミナ消費が
いつもより大きかった
ということも
あったでしょうが、
今までの球数経験を鑑みれば
100球を超えると
やはりリスクが高まります。
しかも、
先週4/25ソフバン戦に登板しており、
中4日の登板となりますから、
あまり長く投げることは期待しにくいです。


となると、明日は
中継ぎ勢の総出陣もあり得ます。
すなわち、明日は
榎田自身はもちろんのこと、
中継ぎ陣のデキも命運を握ります。


それを考えると、
獅子打線は、今の勢いで
序盤から池田を攻略し、
先手必勝策に出て
セーフティーリードを
保ちながら逃げ切りたいです。


もちろん、楽天の池田には、
前回、やられていますから、
完膚なきまでに打ちのめして
その借りをしっかりと返したいですね