昨日はエース雄星が崩れながらも
山賊打線が打撃力のみならず、
機動力でも点を奪い競り勝ちました。

しかも、GW連休中のため、球場は満員御礼となり、
鷲一色ムードの敵地でいつも以上に戦いにくく、
流れを左右してもおかしくないほどでした。
それは今日も同様でしたね。

今日のスタメンは次の通りです。

先発は、
こちらが次期エースの多和田
あちらが球界を代表するエースの則本です。

則本については、相性が良いいです。
ただし、調子乗っちゃうと手がつけられなくなります。
それ故、調子乗る前の序盤に叩き潰すが
攻略方法の鉄則です。
データからも明らかであり、
実際、そんな感じでいつも攻め落としています。

一方、多和田については、
元々、左打者への課題から、
左打者の多い楽天相手が心配になるわけですが、
今年の多和田は公式戦になってから好調であり、
現在、好内容の投球で無傷の５戦全勝です。
しかも、そのうち２戦は楽天戦であり、
敵地で完投するとともに、所沢でもHQS達成。
だから、十分期待できるわけなんですけど。
ただし、立ち上がりは課題です。

上記のことを踏まえると、
則本も、多和田も立ち上がりがカギであり、
序盤が今日の大きなポイントになりそうです。

なお、多和田先発なので、
マスクをかぶるのは森。DHにはメヒア。
そして、昨日、お立ち台になった木村が
連日のライトスタメンで入りました。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
今日の結果については、
次の通り、西武が連勝しました。
ただし、内容としては、
昨日同様にすっきり行かず、
山賊打線の勢いで鷲軍団を潰しました。

↓↓↓西武打線の結果

まず１回表においては、
先頭の秋山が与四球でお散歩し、
次の源田がファウル遊びをしてから、
甘く真ん中に入ったカーブを逃さず
上手くレフト前に落とすヒットで出て、
早速、無死一三塁のチャンスを築き、
則本攻略のお膳立てを組み立てます。

則本も制球がばらついており、
立ち上がりは今一つの状態であり、
ここは電光石火の攻撃で叩き潰す絶好な勝機でした。
しかし、その後、源田の二盗失敗。
嶋の送球が絶好でしたから、やむを得ませんが、
ここはダブルスチールを狙っても良かったか、
と思います。
さらに、浅村が則本の気分を上げる空三振、
山川も二ゴロで終わってしまいます。
このチャンスを活かせず無失点に終わったのは
則本を調子乗らせてしまうきっかけに
なりかねないところでしたね。

しかし、則本の調子も上向きになりませんでした。
２回表、先頭の森がお散歩となり、
外崎が中安打＆センターの打球処理ミスで二塁へ、
栗山もお散歩で、無死満塁の大チャンス。
もしこのチャンスを逃したら
相手を助けることになり絶対にヤバいことになるから、
何が何でもチャンスを活かさないとならぬ場面。
ただ、メヒアはいつものパターンで
落ちる球をスカっ！と空三振。
次の昨日大活躍の木村は
ど真ん中のスプリットを引っ掛けて
ショートゴロの併殺打コースへ。。。
ところが、茂木がエラーして
オールセーフで先制１点も挙げます。
茂木さまさまや～なんですが、
今、乗っている木村は
勝ち運を持っておりましたね。
勝負事でこういう運は大事です。
しかも、次の秋山は二ゴロだけど、
秋山自身は生き残って併殺を免れ
その間にもう１点を追加します。
さらに源田も遊ゴロコースでThe End.
というところを
ぎりぎり源田が間に合って遊安打タイムリーに。
リクエスト要求がありましたが、覆らず。

この２回表は、
山賊集団が３点を奪いました。
まあコソ泥っぽく奪いましたが。。。
打撃力で奪えなければ、機動力でも奪う、
とばかりに、昨日同様に
相手のミスを突き、足で稼ぎました。

そして、２回裏は鷲に失点して追撃を許し、
敵地は鷲の逆転劇を期待する嫌なムードに。
しかし、すぐさまその直後の３回表に
多和田の相棒・森が大好きなインハイを叩き、
ソロ弾で１点を返しました。
そして、次の栗山が大きな働きをしました。
結果は空三振に終わりましたが、
ここはファウルで粘って
則本に１１球を費やさせました。
則本も７０球を超えて疲れかけてくる頃でしたから、
この１１球は
その疲れてくる頃の則本に
大きなダメージを与える粘り
になりましたね。
もう則本も疲れ果ててきます。
次のメヒアにも甘い変化球しか投げれません。
メヒアはその甘い球、
ど真ん中スライダーを見逃さず左安打に。
バットが折れてしまっていたが、
もし折れなかったら長打だった可能性もあります。
ある意味、則本の失投でした。
そして、その次の木村にも
則本の球は、ホームラン競争のように
甘く真ん中ちょい高めに入ります。
木村はその失投をしっかり仕留め、
今季１号となる２ランを
レフトスタンドへ放ちました。

おまけに、秋山が遊安打で出て盗塁し、
源田も左二塁打タイムリーを決めます。

結局、この３回表、
山賊打線が今度は荒々しく
長打で４点を奪いました。
これには栗山の粘りも
大きく貢献しましたね。

則本は３イニングで７失点と
しっかり序盤で撃沈しました。
しかも、則本も３回を１０２球も
投させられるとは、お疲れ様です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ただし、
則本を沈めて７点を奪いつつも、
多和田がピリっとせず失点を許し、
敵地で嫌なムードも高まるので、
正直、このゲームは
まだまだわからない展開でしたね。
それ故、まだまだ中盤以降も、
もっと点を獲って獲りまることが求められます。

そして４回表には育成から復帰した久保が登板。
正直、追加点を奪うことができる相手です。
ただし、４回表はチャンスを潰し、
久保から奪えた得点は、
５回表に秋山のソロ弾一発の１点のみでした。

で、次の青山も得点チャンスの相手なのですが、
得点を挙げることができませんでした。

結局、８回表に登板してきた若手・菅原が
制球できず、自分の投球ができずで、
山川、森はバッティング練習の如く打って１点を奪い、
その後、金子、メヒアは連続三振に倒れますが、
木村がしっかり見て四球を選び、
押し出し１点を得ます。

以上のように、攻撃面に関しては、
獅子の山賊打線が
先発全員安打、２ケタ安打を放ちながら、
打つだけでなく、機動力も活かしつつ、
２ケタ得点を挙げる凶暴振りを見せつけ、
多和田のも帳消しにする勢いで
鷲軍団を沈め、
敵地のムードを鎮静しました。

恐るべし山賊打線です。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
↓↓↓楽天打線の結果

今日の先発・多和田については、
１回裏の立ち上がりを
低め突きながら危なげない
三凡祭りで締めました。
しかも、２回表に３点を先制しました。

それだけに、今日の多和田には、
十分好投してくれそう、という期待が。
ところが、
２回表の攻撃が長くなってリズムを崩したのか？
わかりませんが、２回裏の二死から
自らの投ゴロの処理を悪送球で
失敗してから、怪しくなっていきました。
次の嶋には、
ストレートを３球連続したこともあり、
そのストレートにタイミングをばっちり合わされて
想い切り引っ張られる左二塁打タイムリーで
１点返されます。

その後、３回表に追加点を挙げられるも、
その直後の３回裏には、
先頭の茂木に内野安打で出られると、
ウイラーにタイムリーを浴び、
さらに今江をお散歩で歩かしてしまい、
アマダーにタイムリーを浴び、
２点を返され追撃されます。

ただし、アマダーのタイムリーは余計でした。
アマダーはあの腹が出た巨大な図体と
あのバットの振り方なので、
インハイに死角が生じやすいです。
それ故、インハイの打率は低く、
インハイを中心に攻めていけば抑えやすいです。
実際、多和田が
初球に投げたインハイの直球は
完全に空を切る空振りでした。
まさに狙うべきは
その初球のイメージです。
しかし、その後、外角ばかりを攻めたので、
アマダーにも完全に外狙いが読まれて
逆らわずの流し打ちをされて
タイムリーを浴びました。
見せ球で外を使うのは必須ですが、
最後はインハイ、
内角高めで勝負すべきでしたね。

まだ点差は４点リードしているわけですが、
敵地のムードからも
楽天も「逆転いけるぞ！」という意気込みになり、
まだ安堵することができぬ苦しい展開は続きました。

４回裏もピンチを招きますが、
銀次の打球が源田の真正面で遊直になり助かります。
５回裏も、
今江の当たりが一二塁間を抜けそうでしたが、
浅村＆多和田の好守で助かり、三盆で締めます。
まあこのような好守は、自らの勢いをつけるのですが、
一応、秋山のソロ弾で１点突き放しました。

しかし、６回裏、二死までこぎつけるも
八百板にプロ入り初のヒットを打たれる
というポカをしました。
正直、八百板には、
まだ一軍でヒットを打てる実力はありません。
それ故、この打席はアウトをもらえる
サービスポイントです。
しかも、昨日からスライダーに全く合ってなく、
特に外角スライダーは空振りしまくっておりました。

まあその前の打席（２回表）でも、
スライダーを無駄にボール球にしてしまったので、
フルカウント後の６球目は
ストレートと読むのはたやすかったわけですが、
このときは、勝負処でしたから、
ストレートも渾身の一球（147km/h）となって
球威で押し切りました。

しかし、この６回裏の八百板への初球には
スライダーなら空振りの可能性があり、
その後はストレートとスライダーで翻弄できますが、
初球に甘いベルトの高さで球威のない
ストレートを投げては、打たれる可能性を高めます。
結果は、彼のプロ入り初ヒットになりました。
このヒットは、セ・リーグで言えば
投手に打たれてチャンスメイクしたのと同じ。
そこを盛り上がる敵地でやれば、
相手の勢いに火をつけます。
結果的に６回裏は、野田を投入しても
それを止めることはできず、
三連打で１点を失いました。

まあ最後は銀次を左飛で仕留め、
６回裏を最少失点で終えましたが、
調子乗ろうとする銀次には
ファーストストライクが注意要です。
そこに真ん中へスライダーを
投げるのはリスクが大きすぎます。
下手をしたら、銀次にもタイムリーを浴び、
そのままさらに失ってもおかしくなかったでした。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
以上のように、今日は
鷲一色となる敵地で嫌な雰囲気の中、
山賊打線が苦しむ次期エース多和田を
助けながら鷲軍団を叩き潰して
連勝を決めました。

でも、今日の多和田は
久々に今一つの状態でアップアップでしたね。
打線の援護がなければ、負けていた懸念が大でした。
あの２回裏に自らやらかした
失策（悪送球）から
一気にリズムを崩しましたね。
あの悪送球前後で
ものすごくわかりやすく
投球が変わりましたね。
あの敵地ムードに包まれて何か焦ったのか？
あの悪送球後に点を還されたことで、
昨日のゲーム展開も知っていますから、
相手の追撃力に脅威を感じたのか？
それで、
ちゃんと抑えないと！抑えないと！
と気負ってしまったかもしれませんね。
少なくとも、以前、完投した時より
敵地は嫌に盛り上がっていましたからね。
まあ、次の登板では、
しっかり締めて７勝目を挙げてください。

なお、今日のお立ち台は、秋山でした。
まあ５月５日で秋山の日ということで。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて、明日はGW９連戦の最終戦。
現在、６勝２敗ですから、
明日も勝って三タテを決めて
GW明けの鷹戦へ勢いをつけたいですね。

明日の楽天９回戦は、
榎田と藤平の先発予定です。

藤平に対しては、
前回の所沢同様に
潰しておきましょう。

一方、榎田については、
スタミナへの課題を残しますが、
そこは継投で凌ぐしかありません。
連戦の最後ですから、必要に応じ
そこは中継ぎを費やしていきましょう。
でも、前回の投球から
榎田自身が鷲軍団を
しっかり抑えることを期待できます。
また明日も敵地のムードは、鷲一色で
いつも以上に厄介に盛り上がっていますが
幸いのことに、榎田は、阪神時代に
あの恐ろしい虎党のおっちゃんたちに揉まれて
メンタルが鍛えられていますので、
敵地のムードなんて何のことやら
と影響しにくいことが期待できます。

その強心臓であろうエネゴリ君が
敵地でも動じず好投することを信じましょう。

ただ、明日までがGWですが、
個人的には明日から出張なので
まともに見ることができないのが残念です。
良くて１球速報をチラ見する感じですね。。。