下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【ヤクルト2回戦(MLD)】獅子の新星、初デビュー&先発で初勝利『れおほ~!』。「楽しむことができました」「いい緊張感」と度胸が据わって大物感漂う。/アロソン君の前で久々の『メヒアさまさまや~』アロソン君、毎日観に来てよ!/増田は打たれたこともあるが、変化球が投げられないことが深刻な心理状況を物語る。ワグは・・・相変わらずの御乱投!!「ワグ殿、殿中でござる!」

昨日まで3連敗中の獅子軍団。
ただし、
今日は鷲以外のパ球団が勝っているので、
獅子軍団の今日は負けられぬ一戦に。


今日のスタメンは、

最大の注目点はやはり『今井の初先発』
今井は2軍戦で4試合登板して防御率2.52
ただ、最後の試合は5回3失点と微妙なところも。
でも、今年2軍での緒戦では
1軍で通用する片鱗を魅せておりましたからね。


バッテリーには、監督曰く
「目配り気配りができて
 ジェスチャー大きい昭和の捕手
の岡田と組ませました。


一方、相手の先発ブキャナンは、
150キロの速いストレートのほか、
チェンジアップナックルカーブを混ぜて
翻弄してくる不慣れな相手であり、
似たような天敵が多いように
どちらかというと、
苦手になるおそれのあるタイプです。


ところで、今日のヤクルトは、
昨日、源田と交錯の影響を受けた山田と、
ファビオが頭にぶつけた中村スタメンを外れました。
とりあえず、中村が大事に至らず良かったです。
練習前にファビオが辻監督、土肥コーチとともに
中村らへ謝罪に行ったそうです。
森も「今日中村さんいるんかな。謝りいかな…」と
朝から心配していたそうです。


なお、今日はつば九郎も来たそうで
やりたい放題だったみたいですね。


で、今日の結果については、


今日の投手陣について、
まず初先発になった今井は、
立ち上がりの序盤2回までは、
ほとんどストレートだけで
凡退の山を築きましたね。


初回のストレート150km/h超と速く、
ほとんどストライクゾーンへ投げていました。
先頭の荒木には、ストレート攻めから
残り2球をスライダーに切り替えて
制球力の良さを示して見三振を奪います。
2人目、3人目には
ボールの見せ球で変化球を使うものの、
ストレート攻めで抑えます。


2回以降に関しては、
ストレートが150km/h以下と減速
していたのが
気になりますが、
むしろ立ち上がり1回表だけ
いい緊張感もあって150km/h超を連発した

という見方もあるでしょう。


でも、2回表は、
バレンティン、雄平、坂口の3人とも
全球ストレートで勝負し、三者凡退に。
150km/h超ではなかったですが、
球が走っており、ノビもあって
バレ&雄平には低めで二ゴロを打たせます。


でも高卒2年目の若者が初登板&初先発
ストレート中心の攻め、
しかも2回表全球直球勝負に出たことが凄く、
それで三者凡退を続けたのがさらに凄いです。
そりゃストレートしかない一本槍タイプならまだしも、
今井は変化球も有してそんな一本槍タイプではなく、
いくらストレートに自信があったとしても、
普通は、初デビューで
そんな直球勝負はなかなかできません。
まあ立ち上がりは思い切って投げることを重視し、
ストレートで思い切り投げてリズムを築く狙い
もあったかもしれません。
もしかしたら、
序盤に相手へストレートを意識させておきながら
中盤から変化球を混ぜて翻弄させるための布石
という初デビューらしからぬ技巧的な考え
に基づく狙いという可能性も考えられます。
まあ3回表はピンチも背負ったので、
その分、3回以降に変化球を混ぜた
という可能性もあるでしょうが。


もちろん、岡田のリードもあったでしょうが、、
この1~2回の
直球勝負に徹した姿
今井の大物振りを感じさせ、

余力も示しておりました。


3回表の前にヤクルトが円陣を組みますが、
3回以降は、ストレート中心の投球から、
スライダー、チェンジアップ等の
変化球を混ぜる投球に切り替えて一変します。


3回表は、先頭の西浦に
外角低めストレートを
弾き返されて中二塁打を浴び、
次の井野は
バントを試みるも失敗し、
追い込まれてからヒッティングに変えて
最後がバットを投げて
外角低めスライダーを打ち、
浅村が良く止めるものの、
体制が悪く一瞬投げられず、
もう一度試みて送球しますが、
それが悪送球になり山川も捕球できず
井浦はセーフで、その間に
二塁走者もホームへ生還して
先制点を奪われました。
リプレイ検証を要請しましたが、
岡田が全くタッチできてなくセーフに。
しかし、次の藤井ストレート攻め
内角低め一杯に決めて見三振を奪い、
次の荒木
初球の外角低めスライダーで中飛
次の青木には、内角ストレートを
弾き返されて中安打されますが、
次の川端には、
ストレート、チェンジアップ、スライダーを
混ぜて
翻弄させながら空三振を奪いました。
川端も最後は低めストレートを
半端な空振りで空を切りました。


また4回表雄平を歩かして、
坂口に中安打を打たれ、
ピンチを招きましたが、
ストレート、チェンジアップ、スライダーを
混ぜて
翻弄させながら後続を断ちました。


5回表荒木を歩かせて盗塁を許すものの、
ストレート、チェンジアップ、スライダーを
混ぜて、
さらにカーブまで新たに加えて
相手を翻弄させながら後続を断ちました。


とにかく、3回表、4回表、5回表と、
失点しても、ピンチを背負っても
今井は冷静沈着に投げ切っており、
そこからも
大物振りを感じさせました。
もちろん、
栗山のフェンス際のジャンピング捕球など
野手の守備に助けられた部分もありました。


6回表は、球数も嵩んでおりましたが、
バレ&雄平を仕留めて二死まで持ち込みます。
でも、次の坂口には、記録は二安打ですが、
二ゴロコース浅村の悪送球
球が山川の横をすり抜けてしまい、
出塁を許しました。

一応、岡田が坂口の盗塁を阻止
この状況を凌ぎました。


結局、6回1失点の好投で初勝利を挙げました。
(被安打5、与四球2、奪三振6)
まあ気になったのは、球数の多さであり、
6回で112球となり、1イニング毎に見ると、
19球/回、10球/回、22球/回
24球/回、21球/回16球/回でした。
球数の節約が
今後の課題の一つになりそうです。


それでも、今井が投げているときは、
最後(6回表)まで点差は1点のみであり、
1点勝負になりそうな展開がの中だったので、
苦しい投球だったと思いますが、
それにも関わらず、初デビュー戦で
最後まで好投し続けたのは立派です。
しかも、本人は、
「2軍と違っていい緊張感があった
「初めてのマウンド、
 楽しむことができました
とコメントしました。


このあたりから見ても、
今井という投手は、
度胸の据わっており、
投球の素材にも優れており、
心技ともに大物感が

溢れ漂っていますね


もちろん、次回以降が課題ですね。
(特にパ球団を相手にする次回以降
また故障持ちでもありますから、
無理はさせずに有効活用して
投手陣の底力アップを図りたいですね。


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【以下について】

ヒースとの比較で考えると、
ヒースの場合、
ストレートは相手も意識するので、
変化球を投げるとタイミングが崩れやすいです。
甘いスライダーでも打ち損じることが見られています。
※ただし鷹軍団などパ球団相手では未知ですけど。


でも、ワグナーの場合、
ストレートは相手も意識しますが、
フォークでない限り、タイミングが狂いません。
フォークなら武器になります。
しかし、スライダーでは打たれやすいです。


それはスライダーの精度が甘いからですが、
そこはヒースも似たところがあります。
やはりストレートの質がヒースより劣るから
と思います。
それだけに、
ワグナーはストレート中心で投げたがるけど
フォークを巧みに混ぜないと厳しいです。


もちろん、
ヒースもストレート・オンリーは厳しいので
変化球はやや混ぜないとダメですが。。。


ただし、2人とも言える課題は、
制球難「ご乱投」の低減です。
今日はワグナーが「ご乱投」でしたが。。。
ストライクが入らなければ
話になりませんから

それは活躍の前提条件です。
「殿中でござる!」




そういえば、今日は
メヒアに久々の1発が出て
メヒアは今年初の 
お立ち台に立ちましたね。


どうやら、
今日はご家族が観戦に来ていたようです。
外国人って家族が見に来ると
活躍したりします
よね。


ご子息アロソン君の前で
パパの勇姿を魅せることがデキ、
久々の『メヒアさまさまや~』
雄叫びもできて良かったですね。


アロソン君、
パパが活躍できるよう、
毎日観に来てよ!


ところで、今日、田代が登場しましたね。
球場内では双方から歓声と拍手があったようで。
でも、良かったですね。
ヤクルトに行って1軍の戦力として頑張っており、
何よりです。

昨年と比べて、目つきがかわりましたね。
これからも頑張って下さい。
(明日は打たなくていいからね。)