下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【DeNA3回戦(横浜)】ゲッツ祭り!残塁祭り!わしょいわっしょいの『まけほ~』/流れの転換期になりそうな6回表のチャンスに全てを賭けて張ったギャンブルを潰して万事休す。あとはどしゃ降りの中をずるずる敗走。/今の増田はどれだけ流れが無いのか?雨が一旦止んでいたのに、増田が出てきた途端にどしゃ降り再開するとは。。。

今日は雨天中止で振り替えになった
DeNA3回戦(横浜)の交流戦最終戦。
雨に降られた戦いとなったが、
試合を敢行となりました。


今日のスタメン&控え投手は、

問題は控え投手をメンバー不変で
7人体制のままにしたことです。
昨日は南川、小石、松本、田村と投げており、
松本、南川は今日投げれば三連投です。
もし多和田が早期降板した場合、
大石、ヒースも敗戦処理に使うリスクがあります。
せめて、敗戦処理投手の入れ替えをすれば
(例えば、南川を他の誰か(烏合でOK))
疲労度の少ない敗戦処理要員を確保できます。
でも、多和田も好投していたとしても、
今日はDH無しルールですから、
大量点リードの展開で無い限り、
代打に出すでしょうから、
中継ぎ陣は4~5イニング(=4~5人)を
見据えること
も必要になるかもしれません。


そもそも中継ぎ陣総崩れになった
深刻な中継ぎ陣問題の大きな要因の一つに、
頭数だけでも、ただでさえ1人でも多く欲しいのに
広島戦の週に
さらに1人減らす控え7体制としたこと
が挙げられますからね。
聖域を聖域のままにしておくゆとりはなく、
中継ぎ投手陣問題は
何よりも最も優先すべき喫緊な課題
です。


相手の先発・飯塚は、
雨天中止にならなかったら
あのときに対戦していたかもしれません。
どのみち対戦していた相手かもしれません。


飯塚約1ヶ月振りの先発
最近6試合で防御率3.62らしいです。
数字だけ見ると、打てそうな気がしますが、
球種構成が
ストレート:約38%
スライダー:約23%
フォーク :約22%
カーブ  :約13%

※データで楽しむプロ野球さんのHPより


獅子・山賊たちが苦手とする落ちる球
フォークとカーブで合計約35%です。
ストレートと合わせて翻弄させられそうです。


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で、結果は、、、


ゲッツ祭り!残塁祭り!
わしょいわっしょいの『まけほ~』
で交流戦の最後を終えました。。。


これで西武の交流戦は
10勝8敗(勝率0.566)
今日は日ハムも勝って10勝8敗と並んだので、
交流戦前と比べて現状維持でした。


問題のソフトバンクは、現在、
1試合を残して10勝7敗
です。
明日が好調ヤクルトとの対戦ですが、
ヤクルトも交流戦優勝で
気が抜けているおそれ
もありますから、
ソフバンが勝つことで計算をしておくと、
11勝7敗となり、
交流戦前から1ゲーム縮められた結果になります。


面倒なのはオリックスの急上昇です。
もし残る1試合(阪神戦)を勝ったら
12勝6敗となり
交流戦前から1ゲーム縮められた結果になります。


まあ早い話が、
リーグ戦が再開して
すぐに混戦が待っているということであり、
その中を投手陣問題を抱えて挑むことになる
懸念が大きいです。。。


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さて、今日の試合については、
まず5回までにゲッツ4発
大きな痛手になりましたね。


1つ目の併殺2回表でした。
先頭の外崎が初球の外角高めストレートで左安打
次の森が与四球でお散歩し無死一二塁の場面。
打席には斉藤が入り、その次が多和田でした。
もちろん斉藤が塁へ出て満塁で多和田を迎えてもいいけど、
できれば多和田の打席の前に先制点を挙げたく、
当然、二塁走者の外崎もワンヒットで得点を奪うべく
いつでも走れる準備を備えておりました。
しかし、斉藤の打球は遊直となり、
飛び出していた外崎が走塁死で
併殺になりました。
まあ、これは大和の好守もあったし、
打球が三遊間を抜けたら、
外崎も一気にホームへGo!でしたから、
この併殺はやむを得なかったと思います。
逆に外崎が消極的になってしまい、
ワンヒットでホームへ生還できずの方が
山賊打線の機動力を活かせませんから。
まあここは斉藤に送らせたい場面でしたが、
DH無しルールの難しさでもあります。


2つ目の併殺3回表でした。
先頭の秋山が与四球でお散歩。
源田は三ゴロに倒れますが、
秋山を二塁へ進ませます。
浅村が沈みきらぬ内角フォークで左安打となり、
一死一三塁の場面で、打席は山川に。
DeNAはベンチからコーチが行って
マウンドで集まっております。狙いは併殺打です。
初球は内角低めフォークですが、
山川は見送りボールに。
山川もフォーク、カーブは頭に入ってます。
しかし、バッテリーは2球目を
中の低めスライダーで外してきますが、
山川は球が中に入ってきたもんだから、
『好球!』と思って手が出て振り急ぎ、
落ちたところの球の頭を叩いてしまい
ボテボテの投ゴロで1→4→3の併殺打に。
山川の足がもう少し速ければ、
一塁は間に合って、その間に1点奪取でしたが、
一生懸命に走るものの間に合わず。。。
さすがにこの併殺打はダメでしたね。


最近の山川は、調子を落としているためか、
また我慢できるかが微妙になってきましたね。
焦りからの迷走感がありますね。
そして、今日の山川は、
飯塚に対しては、
フォーク、カーブを意識するあまり、
スライダー狙いだったのか?
他のスライダー投手には
何が何でも打ってやろうと力んだ?
まあこれらの背景はわかりませんが、
とにかくスライダーに
合っておりませんでした。
6回表の3打席目は、
 スライダー主体の三嶋が相手でした。
 最後の5球目が内角一杯のスライダー
 さすがにあれは手が出せぬ球で見三振でしたが、
 その前に最初の2球空振りで
 簡単に追い込まれた布石が大きく効いた
 見三振でもありました。
 最初の2球はどちらも
 外角低めに外すスライダーでした。
 後述しますが、
 もちろん三嶋のスライダーは
 縦スラのように曲がりが大きく、
 合わすのが難しかったところは否めません。
 栗山も、最初は森も合ってませんでしたから。
 1度ならまだしも、
 これをいとも簡単に
 2度も全く合わずの空振りしましたね。
 せめて2球目は我慢したかったですね。
7回表の4打席目は、二死二塁の場面で、
 こちらもスライダー主体の三上が相手でした。
 B1S0から投げた2球目は外角ストレートで
 ファウルになりましたが、あとは
 コースをギリギリ外すスライダー攻めでした。
 2球目ストレートのファウルは
 スライダーを意識しての振り遅れでした。
 3球目外角スライダーは見送りますが、
 3球目より低めに外れた
 4球目外角スライダー手を出して空振り、
 追い込まれてしまいました。

 追い込まれた以上は、
 手を出していかないとという苦しい展開です。
 1打席目に追い込まれた直後の3球目
 外角へギリギリ一杯に決められて
 見三振になっています
からね。
 このとき、本人は判定に不服であったので、
 外角は幅広くストライクに取られる
 という意識が強かった
でしょうからなおさらです。
 しかし、4球目は、
 ボール判定だった3球目よりも
 さらに外へ、さらに低めへ外れていました
から、
 3球目以上に我慢をして欲しかったですが、
 B2S1から4球目は外してB3S1にせず、
 外さずにB2S2にしてくるという意識
 あったんでしょうね。
 で、B2S2からの5球目は、
 三上が何度も首を振る状態からの投球でした。
 当然、三上の意図はスライダーであり、
 山川もスライダーと読んだでしょう。
 山川がスライダーに合っていないことはバレており、
 三上もスライダーを武器にする投手ですからね。
  ※三上球種構成
   ストレート約44%、スライダー約53%
 あとはゾーンを外角のどこに入れてくるか?
 その5球目スライダーは高めの軌道で入り、
 山川も行くしかなくなって手を出します。
 しかし、外目へ外していたことから、
 結局、バットの先に当てるだけのボテボテ三ゴロ
 でしたね。


今年の山川の場合、
追い込まれてからの勝負強さはありますが、
今の状態が良くないところなので
その力も発揮できていません。
思い切りの良さを減らせとは言いませんが、
せめて簡単に追い込まれないこと、
2ストライクまでを無駄にカウントされないこと
は欲しいですね。
まあ山川のことですから、
復調までにそう時間を要さないと思いますが。


3つ目の併殺4回表でした。
先頭の栗山が与四球でお散歩。無死一塁の場面。
次の外崎は、1打席目にヒットを打っていますが、
ここでは1打席目と同様に
初球の高めストレートを打ちに行きますが、
ファウルで仕留められず。
しかし、カウントを稼ぎにきた
2球目の甘い高めスライダーを見逃し、
追い込まれてしまいます。
ここがもったいなかったです。
1打席目のように積極性が欲しかったですが、
1打席目やこの打席の初球打ちから
相手に積極的に来ることを読まれて
相手が外してくる、と読んでしまったのか?
まあB0S1だから外す可能性も高いですしね。
3球目、4球目は明瞭な低めのボール球
カウントはB2S2となり、5球目は
外角低めフォークを食らいついてカットします。
6球目はストレートを読んでいたようで
タイミングは悪くないスイングで打ちましたが、
相手の併殺打狙いにハマって打たされてしまい、
典型的な6→4→3の併殺打に。
さすがにこの典型的な
併殺打はダメでしたね。


4つ目の併殺5回表でした。
斉藤がまさかのソロ弾で1点を返し、
多和田が倒れた後に秋山が左安打で出て、
源田がストライク入らずの与四球となり、
一死一二塁の場面浅村が打席に。
初球は外角高めの甘いスライダーを見逃します。
初球(1stストライク)大好き浅村君
にしては珍しく見逃してしまいます。
外でちょっと遠かったんでしょうね。
2球目は明らかに外れる外角直球を見送り、
3球目は中に入る甘いスライダーでしたが、
手が雨で滑って(後に滑り止めを塗りに一旦外します)
ファウルとなって仕留められません。
これで追い込まれます。
カウントはB1S2となり、4球目は
外角低めフォークを食らいついてカットします。
(これって4回表の外崎の5球目と同じ?)
次の5球目高め釣り球で直球を外します。
次の6球目外角高めに直球を外します。
これでフルカウントの状況に。
最後の7球目、浅村は低めと読んでいたのか、
外角高めに決められたスライダーを
気が入らずただ振るだけとなってしまって空三振。
おまけに、エンドランを仕掛けていたので、
秋山も三塁で刺されて三振ゲッツーに!
もちろん、
何度もエンドランを仕掛けようとしていたことから
バッテリーには既に警戒心を与えていましたが、
ここでのエンドランはしょうがないし、
最後の浅村の読みが外れたためか、
気が入らずただ振るだけの空振りが痛かったですね。
ここでの併殺は2つ目、3つ目に比べたら
正直、やむを得無さを感じております。
ただ、浅村にしては慎重になりすぎて
見逃した2球目が悔やまれます。


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とにかく、序盤から中盤まで
試合の流れをつかみ獲ること

ができません。

しかも、多和田が好投する中、
多和田の援護ができないだけではなく、
4回裏には
守乱で足を引っ張ってしまい、
ミスからツキも見放してしまう状況でした。
4回裏は、先頭の乙坂を
浅村の悪送球で出塁させてしまいます。
クリーンアップ前の打者を無死で
ミスから出すことはもの凄く痛いです。

次の佐野を空三振に仕留めますが、
その間に乙坂に盗塁を許し、
宮崎の一撃で2点を失います。
典型的な守乱からの失点でした。


しかもこの4回までの出塁数を見ると、
DeNAは4つ(2安打1四球1失策)に対し、
西武は7つ(3安打4四球)でしたから、
玉の山賊は
数多くのチャンスをモノできず、

一方、
ハマの海賊は
数少ないチャンスを着実に仕留める

となれば、しかも相手はホームですから、
試合の流れが
ハマの海賊に傾くことは当然です。


しかし、流れは一定ではなく、
ワンサイドにならなければ、
どこかに潮目があるわけで、
流れの転換期にするチャンスが
6回表に訪れます。
6回表については、
三嶋のスライダー縦スラのような曲がりで
その曲がりもキレがある
ので
縦の曲がりを苦手とする獅子・山賊らには
なかなかタイミングが合いません。
山川は前述のとおり、合わず見三振。
栗山もそのスライダーを意識するあまり、
最後は意表を突くストレートで空三振

となり、二死まで至ります。
しかし、外崎の打席では、
三嶋が早めに追い込みますが、
その後に制球が乱れ、外崎も見極めて
与四球で出塁します。
でも、まだ流れはDeNAにあります。
次の森も三嶋のスライダーに合わず初球空振り。
3球目は何とか当てますが、
下手したら一ゴロコースも一塁線を切れて助かります。
4球目は外角高めストレートを見送ります。
ただし、見送ったというよりは、
スライダーを意識していて
ストレートに手が出なかった
というところ。
5球目はストレートに振り遅れるも、
何とか追いついてファウルに。


そして、6球目の投球前に
流れの転換期にするチャンスが来ます。
6球目の前に三嶋が逆を突いて外崎へ牽制し、
外崎が一瞬戻りが遅れて微妙な帰塁に。
審判の判定は「セーフ!」でしたが、
当然、DeNA側からリクエスト要求が出ます。
映される動画では、
外崎の手がベースにつく前にタッチされている
ように見える様相であり、外崎も苦笑いしていますから、
今までの流れも鑑みると、
アウトに判定覆りそうな雰囲気でした。
今までの流れならアウトです。
DeNAも自信があったでしょうし、
動画もアウトっぽい雰囲気でしたから。
しかし、蓋を開けてみれば、
検証後の審判の判定は『セーフ!』
正直、怪しい気がしますが、
今日は何をやっても上手く行かずの流れだったのに、
このリクエスト検証で命拾いをしたわけですから、
また相手は確証を得ての要求であり、
それを期待していたところに、
その期待を裏切らされたわけですから、
ここは流れを変える転換期にしたい、
しなければならぬ場面です。
ツキを掴むためには
こういう流れの潮目を
逃してはなりません。

まさに相手のピンチはこちらのチャンスであり、
そこは表裏一体なのですから、
相手のチャンスがピンチに転じたときは
こいらのピンチがチャンスに転じたこととなり、
そういうときこそ、一気に攻めるときです。


おまけに、
ここはオカルト的な話を入れますが、
6回表になったら
雨が止んだんですよね。
ただ、増田が今の状態を鑑み
7回裏に登板したわけですが、
普段、7回裏に登板する機会はそう多くないです。
にもかかわらず、
増田が登板したらどしゃ降り再開!
今の増田は流れがありませんが、
天にも見放される逆境状態
まで陥っているのか、、、と思わされました。


そのリクエスト検証後の森への6球目は、
三嶋が内角のスライダーを投げますが、
ベルト高さと甘く入り、それを森が見逃さず
鋭く右安打を放って出塁します。
さらに、次の斉藤は
足下に球が当たる与死球でお散歩になり、
リクエスト検証後から僅か3球で
あれよあれよと

二死満塁のチャンスを得ます。


ただし、ここで采配の分岐点が訪れます。
次の打席は多和田であり、
二死ですから多和田では無失点のおそれ大です。
ここは代打を使って
このチャンスをモノにして一気に攻めたい

という選択肢があります。


でも、多和田を代えるということは、
あとは不安のある中継ぎ陣で戦うことに。
しかも、追いついて9回裏までを見据えると、
4イニングありますので、
4人の綱渡りをしなければならない苦しい展開
が待っております。
しかも、多和田はここまで69球ですから、
まだまだ行けます。
すなわち、
ここで多和田を代えてしまうと、
信頼しきれる中継ぎ陣を
4人も揃えることはできないから、
こちらの投手力が最後まで続かず
最後に息切れの懸念が大
ということです。
それ故に、ここは我慢して
もう少し後で代打を出すか?

という選択肢が出てきます。


でも、ここのチャンスは
作られた経緯を踏まえれば、
今でのチャンスと違い、
もう最後の最大チャンスと言えます。
もし、ここを逃せば
DeNAへ流れを一気に完全掌握されてしまい、
西武は完全喪失し、あとは敗走一辺倒です。

しかも、ビハインドの展開です。
それを考えると、
ここでの多和田を代打で代えるのは
やむを得ないところであり、
ここは代打で一気に攻めて
上位にも回して猛攻を狙う
ギャンブルに打って出る場面
と言えます。
ただし、当然、多和田を諦めることによる
投手力低下のリスク、投手不足になるリスク
背負っているのですから、
このギャンブルでは、
同点に追いつくだけではダメであり、
逆転することは必須、
欲しいのはビックイニング、
少なくとも、
今いる走者3人の生還(3点以上)
を得なければなりません。

秋山以降の上位~クリーンアップまで回して
3点、4点、5点と行きたいところです。


で、多和田の代打には稼頭央?!
確かに土曜日にスタメンで
ヒットを打って盗塁も決めました。
数少ない出番で、そのスタメン機会を
モノにしたことはさすがでした。
また稼頭央という役者が
ここで打てば、ベンチは一気に盛り上がり、
ビックイニングの呼び水になります。
ただ、今の稼頭央に
流れをひっくり返すだけの実力が
伴っているのか?

不安はありますね。。。

ベンチには、他に
メヒアがいますが、
まあ安定性に欠くので不安の方が大です。
もちろん相手が萎縮してくれる可能性もありますが、
その前の山川や栗山に投げていたスライダーが
戻ってきたら、メヒアはブンブン丸です。
木村は、、、大チャンスでは荷が重いですね。
性格的に大チャンスでは身構えちゃいますからね。
おかわり君は、言語道断です。
山田は、性格通りに思い切りが良いのが
頼もしく、これからもそこは大事にしたいですが、
今の彼は張り切り過ぎてか、
「積極的に行く=ガンガン振る」
勘違いしている面が見られます。
「振り回す」と「振り切る」は違う
誰かが教えないとダメです。
2軍戦でも思い切り振りきっていましたが、
球筋はしっかり見ていました。

だからフルスイングでも振り切る!
芯が入っていたんですよね。
でも今の1軍では
球筋も何も関係なく見て無く、
がむしゃらにブンブン振り回している!

になっています。
まあここ2打席だけだから
舞い上がっても無理はなく、
いずれ落ち着きを戻すでしょうが、
今日のこの場面では出せません。
やはり、金子侑司、銀、岡田の方が
少しは安心感があるのですが、、、


さて、三嶋は稼頭央に対して
全てストレート勝負に徹しました。
それは理にかなっており、
稼頭央は年齢と共に
ストレートが弱くなっている、
ストレートがついて行けない

傾向が伺えるからです。
逆に変化球の方がリスクがあります。


まず初球は内角をえぐるように
ストレートを投げて、
稼頭央をのけぞらせます。
これで内角への意識づけを図ります。
2球目はシュートを外角高めに入れて
カウントを稼ぎますが、
稼頭央は手を出しません。
最後の3球目は、
内角ストレートをバットの根元で
詰まらせて打ち上げ遊飛。


結局、この6回表においては、
多和田を諦めて投手力低下のリスク、
投手不足になるリスクを覚悟
して
このチャンスに
全てを賭けたギャンブルも
空しくモノにできず
不発に終わります。
確かにまだ1点差であり、
残り4イニングもあるのですから、
諦めるのは早い、というのが普通です。
しかし、今までの展開・流れ、
しかもピンチを凌いだ相手の勢い増加、
さらに中継ぎ投手陣に関する不安を踏まえれば、
中継ぎ陣は4人全員が抑えることが
前提になるのですから、、、
相手がどうしようもない
やってはいけないミス等をしない限り、

もう獅子には勝機はほぼ無く
流れの転換を狙い、
リスクを背負って
全てを賭けて張ったギャンブルに

負けた時点で万事休すでしたね。
それだけ6回表は
最後の大事な最大チャンス
でしたからね。
もちろん、それまでのチャンスも大事でしたが、
まだこれらはラストではなかったです。


当然、7回表、8回表と
チャンスは築いておりますが、
何かを変えなければ
それは今までと同じ繰り返し
であり、
相手も投手レベルが上がり、
しかも相手の本拠地ですから、
辛くなります。
その何かを変える最後のチャンスが
その6回表にあった
のに
それを逃せば勝機はそう訪れません。
結局、7回表もチャンスを作りますが、
今までと同じ拙攻でそのチャンスを潰し、
8回表もチャンスを作りますが、
既にツキに見放されていますから、
今までと同じツキの無さ
そのチャンスを潰します。
繰り返しの余興です。
おまけに中継ぎリスクが実現化して
相手はさらに差を広げますから
追いつけるわけ有りません。


唯一、勝機をもう1度得るとしたら、
雨により相手投手が投げにくくなって
また守りにくくなって
相手がやってはいけないミスをしてくれたとき、
その隙を山賊化して一気に猛攻仕掛けること
くらいでしょう。
最後に山崎が足を滑らせて
秋山が一発放ちますが、
後が続かず焼け石の水に。


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ところで、投手陣については、
多和田については、
4回裏の宮崎からの被弾時の失投が悔やまれますが、
まあ援護が無く、逆に失策からのピンチでしたから
しょうがないです。
細かい所はありますが、
今日の所は、お疲れさん!ですね。


注目は2番手以降の中継ぎ陣です。
まず6回裏に登板した松本は
三連投にも関わらず、よく頑張りましたね。

ただ、三連投の松本ではなく、
他の三連投にならぬ田村、小石ら
を使いたかった
ですね。
まあ明日から休みですが、
いくらどんな場面でも結果を出さねばならぬ
崖っぷちの存在にある立場とはいえ、
潰してはダメですからね。


8回裏大石が登板しました。
マウンドがぬかるんでいましたから、
制球難のヒースでは
ノーコン病を発症し、
かりかりイライラして大炎上のリスク
があります。
ただ、故障持ちの大石も雨中で負傷等をしたら
目も当てられません。
どちらを使うかは微妙に難しいですが。
とりあえず、今日の大石については、
投げにくい雨の中、自分で悪送球もしてしまい、
失点こそしましたが、
逆にこの状況下で
最少失点に抑えたことを
評価したいですね。


そして、問題の増田です。
増田は今の不調であることを鑑み、
気楽にやれるように7回登板になりましました。
そのようないつもと違う起用は、
今の増田には気分転換も含めて良いと思います。
それは7回裏でOKです。
ただ、今日の7回裏って、
いきなり先頭の相手が宮崎なんですよね。
宮崎って、昨年、所沢でこちらが勝てる試合を
増田が被弾し、こちらの勝ちを一撃で粉砕した宮崎
でしょね。
普段は切り替えられるタイプなのに
現在、スランプに陥り、
そのスランプで切り替えられず
後を引いている弱りかけている者

いきなり嫌な思い出のある
相手をぶつけてどうすんの?
という疑問が沸きますね。
ここは敗戦処理組で良いから
増田以外を出したかった
ですね。
8回表の大石と入れ替えても良かったです。


結局、増田は今日の宮崎に対して、
落ちる変化球を1球使いますが、
簡単にファウルされて、
そのままストレートほぼ1本で勝負しますが、
今のストレートに威力等が減っているので、
当然、宮崎にそんな投球が通じるわけ無く、
9球粘られて右ソロ弾を浴びました。
逆に増田をさらに凹ます
一撃になりましたね。


ところで、今日の増田について、
増田を責める気にはなりません。
むしろ、雨が止んでいたのに
増田が出てきた7回裏に
どしゃ降り再開
になるとは、
今の増田は
どれだけ流れが、ツキが無いのか?
と思うほどです。
まあ8回の大石と同様に
雨中で絶不調の中、
最少失点に抑えたことを
評価しないと不公平ですね。。。

でも、後述しますが、
最後の戸柱への投球は良かったです。


ただ、今の増田はあまりにも重傷です。
そこで、今の増田が復調するには
一体何をすればいいのか?

とにかく、今の増田には
ストレートの勢いが
昨年より低下していますから、
ストレート中心一本勝負は通用しません。
でも、今の増田は、スランプに伴う自信の無さから
ストライクゾーンには、
最も得意なストレートくらいしか投げられず、

ストレート中心一本勝負になりやすくなっています。
しかし、ストレート中心一本勝負を
続けている以上は、スランプは脱しません。


今のストレートの精度では、
もちろん変化球の精度も課題有りですが、
とにかく変化球も織り混ぜないと
勝負することが難しいレベルにあります。


今の疲れを癒やすことはもちろんですが、
結果を恐れず、打たれたとしても、
変化球をとにかく投げ込んで行きたいですね。


イメージすべきは、
今日見られた戸柱への投球です。

ストライク先行でストレートのみならず
変化球も織り混ぜた投球
ですね。
ただし、フォークは縦スラでも、
投げやすい方を1つに絞った方が良いと思いますが。
落ちる球は1つあれば良く、
1つに絞って習得したい
です。


※戸柱への投球
1球目:外やや高、ストレート、見逃し
2球目:内低  、スライダー、ボール
3球目:やや外中、ストレート、空振り
4球目:外中  、ストレート、ファウル
5球目:外高  、フォーク 、ファウル
6球目:中低  、フォーク 、空三振


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とりあえず交流戦を終え
お疲れさまでした。
リーグ戦再開に向けて
切り替えて行きましょう。