下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【交流戦を終えて】獅子軍団は中継ぎ投手陣崩壊の問題が顕在化した交流戦。まあそんな状況下で首の皮一枚だけど、良く首位を死守できたと思いますね。でも、これからは後続の追撃もあり、さらなる茨の道が早速今週末の鴎戦から。ここでは鷹・牛・公・鴎たちの交流戦はどうだったのか?着目点は?の考察もしてみました。

交流戦も明日の阪神vsオリを残し、
それ以外が終了しました。


明日のオリックスの勝敗次第
パの中で勝率1位が決まりますが、
現時点(6/19)でパ・リーグ(鷲除く)の勝敗数は、
オ  リ:11勝6敗
ロッテ :11勝7敗
ソフバン:11勝7敗
日ハム :10勝8敗
西  武:10勝8敗 
団子状態ですが、交流戦前と比べると、
西武との差は、日ハムと現状維持
ソフバン&ロッテには1ゲーム差縮まる
オリには1.5ゲーム差、
明日オリが勝てば2.5ゲーム差縮まる

というところです。


現時点(6/19)のパ順位表

今回の交流戦で西武は、ご存じの通り、
中継ぎ投手陣が崩壊しましたね。
主力中継ぎ陣は、
交流戦前に増田、武隈、平井、野田、ワグといましたが、
交流戦終了時には、まだ1軍にはいるけど、
増田が本来なら抹消して立て直したいほどの絶不調、
武隈、平井、野田、ワグは既に抹消状態
誰もいなくなった状態にあります。
まあ大石あたりは勝ちパにして良いレベルですが。
一方、先発陣については、
開幕前の不安を払拭するように
駒数が揃ってきましたが、
良いところ7回くらいが上限のため
中継ぎへの負担は必要にせざるを得なく、
点差のあるリードが無いと危険な状態でした。
140球以上期待できた雄星も肩回復の不安があり、
ウルフは疲れを残すので最大7回が限界で、
(それでも中10日は欲しいタイプです)
80~100球で怪しくなるファビオ、榎田
頑張っても110球が上限でしょう。
多和田も110球が、十亀が120球が上限です。
球数を節約できないと、
後を中継ぎ陣へ託さざるを得ないですが、
今の中継ぎ陣が全滅状態ですから辛いです。
そんな中で交流戦前よりリード差が厳しいですが、
首の皮一枚状態でも、よく首位を死守したなぁ
と思います。
当然、こんな状況下でマークもきついので
今後のリーグ戦が再開して
茨の道が続きます。
競馬で言えば、
後続にマークされながら逃げる
スタミナ不安の逃げ馬状態です。
逃げ馬が逃げ切るときは、
マイペースで行けるといいんですが、
後続のマークがきついと
ペースは逃げ馬ではなく、
後続が握るから当然きつくなり、
あとは逃げ馬のスタミナ次第です。


結局、
『いねぇーんだよ』(田辺氏語録)
『いないんだもん』(辻監督語録)
の問題が根底なんですよね。。。
その根底問題を抱えながら、
烏合の衆も上手く活用しつつ
やりくりしなければならないわけです。
今回の中継ぎ陣の崩壊問題のように
数少ない有力処を酷使すれば
疲弊して、崩壊するわけなので。
(それは先発陣も同様です)
しかも、これから
灼熱地獄の猛暑も待っていますから。


ちなみに西武のイニング平均の得失点
整理してみました。

得点については、
GW後~交流戦直前が最も低く、
特に2~4回の序盤で得点できなかったでした。
交流戦以降は改善傾向です。
ただし、終盤8回の得点が低いままですね。


問題の失点については、
立ち上がりの初回失点が改善されています。
 開幕~GWの初回は、ウルフの楽天戦初回8失点
 を除いても0.54点/回と高いです。
 GW後~交流戦直前の2回は
 5/11~12ロッテ戦の8失点、5失点が響いており、
 それを除くと0.62点/回です。

注目すべき点は、やはり7~8回ですね。
7回はGW以降で高くあまり改善されず
8回は失点増加傾向にあります。
やはり中継ぎ陣ですね。
そして7回に関しては、
GW後~交流戦直前が最も高い
わけですが、
それは5月末(交流戦直前)ハム戦の
影響が大きかったです。
中継ぎ陣の崩壊
その交流戦直前のハム戦から始まり、
交流戦始まってから
ただでさえ足りない投手の頭数を
さらに減らして一気に加速しましたね。


ところで
交流戦前と交流戦の打率&防御率
プロ野球ニュースで挙げられていました。


打率に関しては、西武の場合、
4月がアホみたいに高すぎましたから
多少下がることもやむを得ないですが、
単純に1試合平均得点だけを見ると、
 ①開幕戦~GWまで :6.86点/試合
 ②GW後~交流戦直前:2.67点/試合
 ③交流戦        :5.53点/試合     
 (※対象期間の総得点数÷試合数)
ですから、
上記②の時期よりは改善されています。
ただし、獅子・山賊打線の場合、
相手投手次第でいくらでも変わり、
苦手じゃ無ければ暴れ獅子にもなるし、
苦手タイプの前ではおとなしいネコにもなるし、
という両極端なタイプであることを否めません。


ちなみに、パ・リーグ上位球団における
規定打席以上の打者個人成績を見ると、

上表に挙げられる主力の獅子・山賊たちは、
いつもの如く全般的には問題無いです。
(※細かい所は置いておいて)
まあ源田が少し下降線で、
金子侑が上向きかな、というところはありますが。


ここで着目したいのは、鷹、牛、公の選手達です。
まず先ほどの交流戦前と交流戦の打率では、
ソフバンの打率が低下しており、
交流戦ではパの中で最下位のようです。

上林は好調のようですが、
柳田や中村の打率が0.25ちょいちょい
ある意味で、珍事です。
熱苦しい男は相変わらず不調のようです。


なお、ソフトバンクの交流戦結果は、
神〇〇〇、D〇〇〇
ヤX雨X、中XX〇
巨X〇X、広〇〇X、ヤ〇で11勝7敗。
最初の6連勝時はヤバいと思いましたが、
好調のヤクルトと戦ってから失速しましたね。
交流戦前の鷹不振は基本的にまだ残っている
感じが伺えます。
でも鷹に関する嫌な好材料も出てきていますが。


ちなみに、最近7試合を対象に
ソフバンの主力打撃陣の成績を見ると、

柳田が22打数5安打、
松田が26打数4安打、
中村が27打数5安打らしいです。
こちらと対戦するときもこうなら良いんですが、
対戦時にはそんなことはないでしょうけど。。。
ただし、柳田は4四球を選んでいます。
まあ、こういう柳田らが打てないときの内容は、
今後の柳田らの攻略への参考になるかも
しれませんね。


でも内川復帰緒戦の広島戦で
1発込みのマルチを放ち、

振り替えヤクルト戦でも打っております。
また上林が絶好調
27打数9安打3本塁打、
デスパが復調してきて
20打数6安打4本塁打3四球
上林の向上内川&デスパの復調
嫌な材料はあります。


一方、鷹の先発投手陣については、

今年は復調気配だった武田
交流戦直前の楽天戦でも打たれていて
そのまま交流戦に入っても
DeNA、巨人にも打ち込まれていました。
しかし、今日のヤクルト戦では、
球数がやや嵩み、体調も良くなかったみたいで
5回で降板したようですが、
被安打1、与四球2、自責点1で、
カーブやフォークを駆使した好内容でした。
また不振でも与四球率は低いんですよね。
リーグ戦再開に連れて
徐々に復調されると厄介ですね。
 ただ武田は、今日、足を痛めたのか?
 ベンチに一旦引っ込みましたね。
 昨年、西武戦でもそうでしたね。
 ヤバくなると一旦引っ込んで
 流れを変えようとしていない?

 とか思っちゃいますが。。。


千賀は中日戦が響いて
防御率等の数値を悪くしていますが、
広島をしっかり抑えています。
ただし、肩への不安があるんでしょうね。
続けて5回程度で下げておりますね。
まあいずれはイニングを長くしていく
でしょうが、当面、5回程度に
とどめてくれていたら助かるんですけどね。


獅子が苦手なタイプの石川
巨人には打ち込まれており、
阪神戦も勝ったけど、
好調とは言い難かったです。
しかし、ヤクルト戦は抑えていますね。
ただし、石川の場合、
こちらの苦手意識が高いため、
その日の調子次第という面が大きく
あとはこちらの攻略方法がカギです。


中田や摂津は、あんなもので、
まあ良かったり、悪かったりでしょう。
ただ、中田は中日戦や阪神戦で失点少なく、
特に阪神戦は好投しましたね。
本来なら、
打ち崩すべき相手なんですがね。


問題はバンデンですね。
今年のバンデンは不調中でしたが、
交流戦に入ってから復調しており、
3試合で6~7回を投げて
3試合ともQS、広島戦でもHQSを達成しています。
3試合の防御率は2.70WHIPは1.00です。
持ち前の150km/h以上のストレートの威力が復調し、
得意のナックルカーブも駆使して抑えます。
たまにチェンジアップで打ち獲ります。
また四球は丸に1つ与えますが、
それ以外はボールカウントが
2つ以内でカウントを悪くしません。
そこが厄介ですね。


またオリックスが交流戦を、
中〇〇X、巨X〇〇
神〇雨X、ヤ〇XX
広〇〇〇、D〇X〇、神?
順調に進めましたね。
先週は広島に三タテして5勝1敗で
一気に上昇してきました。

打撃陣では吉田正が一人
打ちまくっていますが、
投手陣が強力になっています。


交流戦勝ち星に恵まれなかった金子
3試合で2勝1敗、防御率2.37、WHIP1.05
もう一人のエース格の西
3試合で2勝1敗、防御率2.25、WHIP0.90
西武が苦手になりそうで
実際に抑えられたアルバース
3試合で2勝0敗、防御率3.50、WHIP1.11
と好調です。
またドラ1の田島ディクソンも、
ヤクルトには打ち込まれましたが、
DeNA戦では7回1失点でHQS達成。
中継ぎ山本9イニング1失点。
オリの投手力は
ついに本領発揮?という感じになり
リーグ戦再開以降、

ヤバそうですね。


日ハムに関しては、
打撃陣が勢いに乗っていますね。
近藤、中田、大田、中島が
打率3割超で好調です。
特に中島が復調しており、
中田もOPS1超と絶好調です。
大田は相変わらず好調です。
あと、近藤
西武戦で2本放って火が付いたのか
交流戦で本塁打6本
高打率のHR打者と化しています。


あとロッテについても
触れておかねばなりませんね。
交流戦になって
打率を上げて、

防御率を下げています。


打率は、うちの山賊を超えて
パ・リーグ1位です。


それよりも注目なのが
投手陣ですね。
防御率はパ・リーグ1位ですが、
2.40と断トツです。


規定回数以上の先発だけを見ても、
獅子が苦手とする石川
昨日までで3試合3勝0敗、HQS3つ
(HQSはその前のハム戦も含めて4試合連続達成)
防御率0.83,WHIP0.905です。
また今日も阪神相手に登板し、
5回まででしたが、5回1失点で勝ち投手に。
とにかく、石川が目を覚ますと
天敵復活となりやすく厄介
です。
唯一救いが、今日登板しているので
今週末の西武戦で登板してこないだろう
と推測されることです。


ただし、ボルシンガー
登板してくるかもしれません。
こちらも3試合3勝0敗、HQS2つ、完封1
HQS達成しなかった広島戦は7回3失点でQS達成。
(現在、7試合連続QS達成)
防御率1.96,WHIP1.00です。
実際、西武は6回1失点、5回無失点と
抑えられており、すでに厄介な存在
ですが、
その厄介さがさらに増し、
今週末に対戦するとなると面倒
です。


あとは有吉
こちらも3試合2勝0敗HQS2つ
防御率0.92,WHIP1.11です。


とにかく、今のロッテは、
涌井が霞んで見えます。


今週末のロッテ戦から
リーグ戦再開早々、
茨の道が続きそうですね。。。