下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【投手陣問題】今、2軍の烏合の衆はどんな状況?(ここ2ヶ月の2軍戦結果)/獅子の投手陣問題を踏まえると、今は烏合の衆の手も借りたい。では、誰が使えるのか?

現在の投手陣問題の改善には、
烏合の衆とはいえども
2軍の若手らの力が必須、
1軍&2軍の総力戦
対応せざるを得ないことが必定です。


もちろん理想は、
誰か計算できる若手が
台頭してくれること
ですが、
少なくとも、
敗戦処理を烏合の衆だけで
遂行してくれること
必須です。
※ちょっと表現は良くないですが。。。


そのためには、
2軍投手陣の状況は重要であり、
ここ2ヶ月(5月以降)における
2軍投手陣の成績を整理してみました。


◆高木勇
2軍の中では実績を踏まえれば
1軍に最も近い投手です。
今週の変則7連戦では、
先発投手が不足しますので
前回登板が6/30であることから、
中6日で7月7日以降の登板が可能です。
登板させるなら7/9~11ロッテ戦?
でしょうか。


ただ前回6/30の古巣・巨人戦では、
4回8失点でKO?!
また過去6戦でも、
被安打、与四死球が
ともに多い傾向です。
これを見ると
不安が膨らみます。


そこで気になるのは、
2軍戦では、日に日に
防御率が高くなっているように、
モチベーション大丈夫?
という点です。


推測されるのは、高木勇の場合、
気持ちで投げるタイプに思えるので、
先の見えぬ2軍生活で
気持ちが低下していない?
という懸念
があります。


もともとやる気満々で入団し、
それで開幕に向けて先発の準備しつつも
開幕直前の特番で
開幕時にローテ外れることを知り、
かなり動揺して気持ちが低下しており、
その後、トモミ離脱により
急きょ中継ぎ転向
今までの準備と違う役回りになりながらも、
リズムが崩れて結果を出すことできず、
その後、先発に戻って
鴎戦で初勝利を挙げるけど、
次の牛戦でKOされて2軍落ち。
まあこれはやむを得ないけれども、
それ以降、1軍に上がる気配なしです。
もちろん、それも本人の責任であり、
2軍戦で結果を出して見返して
1軍へ上がるべき、
ではありますが、
彼の場合、入団した経緯が経緯ですから、
もう少し力を発揮しやすい場を
与えてあげたい気もします。


一度、1軍に上がれば気持ちも上がり
好投する可能性
もあるかもしれません。
今度の変則7連戦では、
人手不足の機会なので、
是非ともチャンスを与えて欲しいです。


ただし、気をつけたいのが
与四死球の多さです。
与四死球は自滅につながりますからね。
やはり投げ急ぐ感がありますから、
その分、リリースが早くなって
制球を乱すことが懸念されます。
気持ちで投げるが故に、
1軍へ上がって張り切りすぎて
力み、雑にならないよう
注意したいですね。


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◆光成
5月末から復帰して
投球を再開し始めました。
これは何よりです。


もちろん、この変則7連戦
光成を1軍に上げるという考え方
もあります。
しかし、前回の6/29巨人戦で
ようやく4イニングを投げたばかりです。
1軍で先発させるためには、
2軍で何試合かは
7回以上を投げさせることが必須
であり、
もう少し準備期間が必要です。


また今のレベルで1軍に上げるのは、
今までの失敗を繰り返すだけ
と考えます。
前回の巨人戦でもそうでしたが、
走者を出してしまうと、
自信の無さからか、力んで
後続も出塁させてしまいます。
相手レベルが格下だから、
失点まではつながらなくとも、
1軍戦になると、
ピンチになったときに
おどおど・ドキドキとなって

萎縮してしまって力むから
(大胆さを失いつつ力む)
ボロボロになってしまう
なんていう光景

今まで多く見せてきました。


光成問題については、
以前、本ブログで記載しました。
詳細はそちらをご覧ください。

正直、光成については、
失敗を繰り返すだけの今までと違って
半端な状態で1軍へは上げず、
出し急ぐのは是非やめて

素質は誰もが認める高さを
誇っているからこそ
じっくり1年間、
礎を築くことに

専念させてあげたいです。


来年は、雄星渡米のおそれがあり、
先発陣に危機が訪れます。
そのときに多和田や今井らと併せて
中心的な柱になって
もらいたい存在であり、
それができる逸材です。
そのために、
今までの失敗を繰り返さず
根底から改善することに
専念して欲しい
です。
早くてもシーズン終盤であり、
少しずつ自信をつけさせることです。


ところで、
本来の光成の投球だけ見れば、
◇手を抜くことがデキぬ常に全力投球
 →魔の6回ではないが、
  先発のためにスタミナ強化
  場面次第で手を抜く技術彼の課題
重い球威のあるストレートと、
 キレのあるフォークが武器
を踏まえると、松井裕樹のように
リリーフの方が
先発より向いている可能性
は考えられます。 
ただし、光成の性格
リリーフに向いているか?
ピンチ時の登板に向いているか?

というと、
あれだけ力んでしまうタイプなので、
ファビオのように
与四球お散歩祭りの懸念があり
厳しいですね。


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◆武隈
前回7/1巨人戦では、
同点の展開で8回裏から登板しましたが、
打たれて負け投手になっています。
しかし、
実力&実績とも申し分ない投手であり、
状態さえ戻ればOKのタイプです。
1日でも早く復帰させたいです。
ただ、武隈の場合、
身体的疲労はもう癒えているでしょうが、
この夏の季節は、が折れてしまう
『野球嫌々病』を発症します。
例年、これが治らないと厳しいところがあり、
これが治れば大丈夫でしょうから、
とにかく待つかありません。


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◆伊藤&大将
伊藤良かったり、悪かったりですね。
確か先発として調整するということで、
ようやく前回6/28ロッテ戦で
7イニングを投げたことは前進です。
ただし、6/21DeNA戦で
白崎に満塁弾、白根にソロを
被弾しているように、
球質が軽いから、
打ちにくいコースを突ける制球力
身につけないと持ちません。
目指すべきイメージは楽天の岸です。


大将については、
場数を増やしてもらっておりますが、
与四死球が多すぎます。
与四死球が多いときは失点もしています。
そのノーコン病を修正しないと持ちません。


ただし伊藤&大将のルーキーら
今年1年間は、
しっかり礎を築くこと
焦らず専念してもらいたい
です。
もちろん「即戦力にならねば」の意気込みがあり、
その意気込みは大事なことですが、
今年のドラフトは不作だった中、
田嶋や東のようなレベルにはなく、
正直、即戦力として求めるのは酷です。
嬉しい誤算で1軍で活躍すれば
それはそれでいいですが、
それはあくまで誤算であり、
戦力としてカウントしにくいのが実態です。
とにかく、
戦力には2年目以上の諸先輩方に任せ、
(むしろ諸先輩方が台頭してないことが問題
来年に台頭できるよう
今年は礎を築いて欲しいです。


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◆豊田
キャンプ時にA班へ合流したとき、
B班での虎との練習試合の投球を見た限り、
変化球が上手く機能してなく、
 ゾーンがストライクからボールではなく、
 ボールからボールと明らかに外すので
 相手もその変化球に引っかからず。
結局、決め手不足
ストレート1本勝負しかなくなる状況

でしたので、このままでは
1軍では厳しいかな?と見ておりました。
それでもA班でも好投をしていたりしましたが、
開幕以降、負傷で順調さを欠きましたね。
でも、その負傷が癒えて復帰しております。
良かったり悪かったりであり、
まだどこまで投げ込める状態か?
がありますが、
今の中継ぎ投手陣の台所事情を踏まえると、
敗戦処理でもいいので、
試してもいいかも
しれませんね。
ただし、無理は禁物であり、
負傷しないよう万全な状況になったら
前提条件です。


またさらなる高みを目指すならば、
ストレートのみでは厳しく
頭打ちになりますので
変化球に磨きをかけて、
自慢のストレートの威力を

助長させること重要な課題です。


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◆誠&本田
この2人は2軍では好投
でも1軍ではフルボッコ
ファーム大将の存在です。
競馬で言えば、
オープン特別では勝ちますが、
重賞になるとその壁を乗り越えられず勝てぬ
「オープン大将」のようなものです。


先日、今井が
球場の雰囲気に左右されているようじゃ、
 二軍でいくらいい投球をしても
 一軍では勝てない

初先発時に
「2軍と違っていい緊張感があった
などコメントしておりました。


実力云々の話はありますが、
1軍で登板すると、
チキン状態になってガッチガチです。
もちろん自信の無さからくるのでしょうが、
今井の度胸を少しでも学びたいです。


ところで、最近の誠は、
中継ぎ登板が多いようです。
ここ3試合は無失点のようですが、
1イニング勝負なのに被安打&与四球で
複数の出塁を許しております。
2軍戦だから無失点で凌いでいても、
1軍で中継ぎをしたとき、
そこは不安がつきまといます。

ただし、敗戦処理班なら
メンバーに含めたい
ところです。


とにかく、敗戦処理班の役目は、
捨て試合の展開になったとき、
そのゲームを敗戦処理班だけで対峙する
他の主力中継ぎ陣に負担をかけぬこと
です。負け戦で敗走する際に
主力部隊を助ける(温存する)ための
真のシンガリ部隊です。
そのためには、
いくら打たれようが、
少しでも長く投げること
部隊の被害がいくら出ようが、
少しでも長く相手を引きつけること
一番の役目です。
そのため、
当然、戦いが終われば疲労しますので、
戦いが終わったら別の者と交代する、
使ったら抹消→疲れの無い別の者を登録と、
常にリフレッシュ化を図る必要があります。
それには2軍で待機する人数が多く必要です。
そのために、
2軍で好投している誠
そのメンバー候補には入れたいです。


本田についても、
正直、1軍に上がると、
球が軽いことからフルボッコなので、
1軍で活躍するには
かなりの制球力を得て
コース一杯に決めたり、
意図して微妙に外したり、
球を自由自在に操れないと、
なかなか厳しいのが現実
です。
でも、5/2日ハム戦で6回で6個、
前回の6/27ロッテ戦で3回で3個と
与四死球がやや多いです。
優れた制球力が欲しいだけに
そこは着目すべき問題です。


また今の本田の2軍成績
防御率2.77、WHIP1.19ですが、
DIPSが4.66です。
※DIPSは、
 投手のみに責任がある要素である
 奪三振、与四球、被本塁打から投手を
 評価しようとする指標。
 必ずしも絶対という指標でもないですが、
 あくまで参考として。

2軍戦成績の大石1.75、松本3.28
と比べて高いです。
ただ、高木も4.66というのは、、、困る。


基本的には、誠と同様に
敗戦処理班要員に加えたいです。
ただ気になるのが、
前回は6/27ロッテ戦に登板しましたが、
その前は日ハム戦の5/30と約1ヶ月前?!
どこか負傷しているのでしょうか???
その状況次第ですね。無理は禁物です。


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◆泰雄・田村・南川
現在、既に1軍、2軍を行ったり来たり
です。
泰雄与四死球が多いですね。
南川行ったり・来たり状態ですが、
2軍でもリリーフで失点しています。
昇格時に何を判断根拠にしたのか?
はわかりませんが。。。
5月に先発したときは
好投しているようですが。
田村2軍戦で防御率等が良くないですが、
近4戦は好投しており、
その間に1軍で投げた2戦も
中日戦で3被安打、DeNA戦で1被安打
はあったけど、無失点に抑えています。


いずれにしても、
既に1軍、2軍を行ったり来たりしているので
彼らは敗戦処理班メンバーです。


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◆中塚
彼もファーム大将になっています。
1軍で投げると、
ストライクが全く稼げず
与四球お散歩祭りです。


2軍戦ではだいぶ使われており、
15回1/3を投げて
2失点で防御率も1.65と良い感じです。
ただし、
ただでさえ制球力向上が重要課題なのに
5月以降の15試合で
与四死球数が被安打数より多いです。


お散歩祭りから自滅型満塁を築いて
押し出し祭りわっしょいわっしょい
では試合が終わらないので、
敗戦処理としても使いにくいです。


せめて2軍戦では、
与四死球ゼロを多く示すことです。
それが最優先課題です。


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◆福倉
2軍戦の防御率は、
5月にやられて高い
ですが、
6月になってから6戦は無失点です。


いずれにしても、
敗戦処理班要員の候補になるでしょう。


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◆藤原
万年2軍の投手陣の中では、
年齢が行っており、
B班キャンプ時も締めを担いました。


使い勝手としては、小石と同様に
先発やロングも行けるので
便利屋として使えそう
というところが売りです。
近2試合で与四死球がありますが、
最近5試合で無失点と悪くありません。
もちろん、1軍では力不足を否めなく
変則フォームを武器にするしかありません。


いずれにしても、
敗戦処理班要員(便利屋)の候補になるでしょう。
本人の状態次第ですが、
小石と交互に便利屋として使うこと
を見据えたいです。
※その交代頻度は別途検討要。
 実力上の小石の方が
 使用頻度は多くしたいでしょう。
 あくまで小石の控えです。


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◆その他
國場、川越、玉村、郭、藤田といます。


國場最近フルボッコ状態です。
今の状態では1軍は厳しいですね。
なお、2軍戦成績は、
防御率9.99、WHIP2.38(2以上って???)


川越は、最近4試合で無失点中です。
ただし、川越はノーコン病を有します。
昨年4月の話ですが、
第二球場に観に行ったとき、
打者3人に対し、
11球投げてストライクは僅か3球。
ストライク率3割未満?!
なんていう悲惨な状況でした。
2軍戦だから相手も手を出しますが、
相手は振らなければ、
四球を選びたい放題状態でした。


もちろん、そのときから
1年以上経過しているので、
今は、改善しているかもしれませんが、
2軍成績でも与四死球が多いです。
なお、2軍戦成績は、
防御率11.12、WHIP2.47(2以上って???)
11回1/3を投げて15与四球(被安打13)
見返すには
近4試合の好投だけでは厳しいです。


玉村は、月1回ペースで登板していますが、
フルボッコ状態です。
ちなみに、こちらの2軍成績は、
防御率8.06、WHIP2.15(2以上って???)
第二球場で観たときは、
フォークがかなり前で落ちて
バウンドしていました。


藤田は、
相変わらず登板していないですね。


郭俊麟は、
清田への危険球などにより
イップス状態で投げることできずでしたが、
ようやくマウンドに上がるようになりました。
まあ正直、彼にはマウンドで怖がらず
投げることがデキるようになること

最大の目標です。
おそらく今年で終わりだと思いますが、
台湾へ帰国する際には、
せめて怖がらず投げるように
なってもらえれば、と思います。


國場、川越、玉村、郭、藤田は、
まだまだ厳しい状況です。


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以上を踏まえると、
7番手先発候補高木勇
中継ぎ陣武隈(早期復調望む)
敗戦処理班要員
 泰雄田村南川
 豊田福倉

 ※本田負傷不安等が無ければ。
   松本は既にここのメンバー
 ※ここで好投する者あらば
  上のお役目を言い渡す(格上げ)。

便利屋要員(小石と同様の起用)
 藤原
というところでしょうか。
敗戦処理班は
とにかく長く投げること
です。
エンドレスの大炎上はダメだけど、
もう捨て試合・負け戦なので、
彼らに無失点に抑えよ!
と言ってもなので、
失点はやむを得ずです。


だた、上記を見ても
『いねぇーんだよ』
解消されない不安が、、、。


今の中継ぎ投手陣の問題については、
①戦力不足
 「いねぇーんだよ」問題
 →フロントの『補強』問題

②若手が育ってない問題
 2軍の『育成』問題
③見境無い適用の問題
 1軍&2軍の連携問題
 に伴う蓄積疲労の影響

 →現場全般の『適用』問題
が根底にあります。


それ故、問題解決には、
上記の①~③毎で対策を講じ、
効果を複合的に発揮する
しか有りません。


上記③
適性先々の戦いを見据えつつ、
ベストと思われる布陣を敷く必要があります。
このとき、起用方針を無視して
先々ではなく
目先のみ見た行き当たりばったりの起用
疲弊させる使い方はNGです。


上記②
まだまだ時間を要しますから、
今の解決になりにくい
です。
時間を要してでも、
必ず台頭すればいいですが。


上記①
トレード、獲得の期限が
まだ1ヶ月近く
ありますから、
また現在の支配下選手枠は67人であり、
高木渉、斉藤の育成2人を支配下にしても
1名分余っております。
積極的にトレードや獲得を努めたいです。
もちろん新外国人獲得は、
今から来る外国人では、
他球団でお払い箱になったおそれがあること、
また外国人枠数に限りがあるので、
それを踏まえると、
できるとしたらトレードでしょうが。
ただし、相手先は、
パ5球団の強化回避のために
セ・リーグにするなど配慮が必要です。