下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【楽天13回戦(仙台)】一発攻勢で得点を稼ぎ僅差を凌ぐ。最後までハラハラドキドキさせるが、岸を相手に勝ったのはどんな形でも大きい。ただ岸登板日に勝つには2点以内に抑えないとならぬ厳しい展開しかないのか・・・。岸から奪った得点数は、全6試合で3点以上を挙げたことがない。

昨日、一昨日と連日で雨天中止でしたが、
今日は雨上がりの七夕決戦となる
楽天13回戦岸との再戦です。
まあ仙台の七夕は8月ですが。。。
山賊たちは岸攻略に向けて集中です。


今日のスタメンは次のとおりです。

次が控え投手です。
増田に代わって田村が昇格しました。

今日の結果については、

次が詳細の結果です。
まず獅子・山賊打線の方からです。

の特徴としては、
チェンジアップ&カーブで
翻弄してくるとともに、
優秀な制球力により
力強いストレートを
コース一杯に決めてきます。

これには簡単に手が出せず
ボールと思っても
ストライクにきっちり入ってくるので
見逃し三振を奪われやすいです。
手を出しても
凡打の山になります。
まさに蟻地獄のような球であり、
基本的には
カットで逃げて
他の球を待つしかありません。


初回表の立ち上がりでも
その一杯に決められるストレート
やられていきます。


しかし、2回表
先頭の山川が
先制弾を放ります。
このとき初球はストライクでも、
2~4球目に外れて
しかも3~4球目はカーブで外し、
B3S1とボールが先行します。
当然、次はストライク球であり、
カーブも連投していましたから、
ストレートでカウントを稼ぎに来ること
が想像つきます。
5球目は低めに入り切らなかった甘さ
がありますが、
そのストレートを
しっかりとらえましたね。
山川
まさに読み切っていたくらいの
ジャストミートスタンドへ運びます。


そして、岸が動揺する中で
次のにも、連打で
内角低めのカーブで右安打を放たれます。

こういう連打の攻勢
相手の動揺を促すので、
一気に畳み込みたいところです。
しかし、さすがです。
冷静に戻り、気を引き締めてしまい、
栗山への初球には
内角低め一杯にストレートを
ズバっと決めてきます。
おかわり君に対しても
最後は内角低め一杯にストレートを
ズバっと決めて見三振を奪います。

まあ、今のおかわり君に
あの球は打てませんが、
岸が気を引き締めた投球を示しました。


ソロ弾というのは、
得点を挙げることができますが、
ソフバンあたりも
事故のようなものと考えて
切り替えてきます。
逆に気を引き締められる材料
にもなりやすい
です。
ただ、さすがに複数被弾する
事情は変わってきますが、
それは後ほど。。。


しかも、後続が早打ちで倒れ続けること
岸を助けてしまうことになってしまいます。


さらに3回表においても、
先頭の金子初球で右安打を放ちますが、
秋山が2球で二ゴロ、源田が初球で二直、
浅村が3球で一ゴロと
僅か6球の早打ち拙攻
岸をさらに助けます。


岸のように
制球力の良いタイプ
ストライク先行で来るので
簡単に追い込みます。
当然、追い込まれると厄介です。
それ故、追い込まれる前に
早打ちしていくという策は考えられます。
しかし、岸の場合、
認めざるを得ぬ一流投手であるが故に
好球(甘い球)をそう簡単には投げてきませんから
早打ちして行けば
岸の蟻地獄にハマりやすく、
逆に拙攻の山を築いて岸を助け、
テンポも良くなって岸リズムを築かせます。

このイニングは、
金子の初球打ちはハマりましたが、
結果として早打ちは岸を助ける形に。


もちろん、
岸からはほぼ甘い球が来ないですが、
岸だって球数が嵩めば甘い球も来ます。
序盤は追い込まれて凡打になり続けても、
球数を嵩ませれば、
中盤に勝機(好球)が来る可能性はあります。
まあそれでも来ないかもしれませんが、
早打ちで球数節約させれば
その好球は最後まで
ほぼ来ないリスク
の方が大
です。


そう簡単に打てない相手なのに、
来ない好球(甘い球)に期待して
がむしゃらに打っていく
というのは
拙攻の山を築きやすいところです。
岸を舐めてはいけません。
どうやって
好球、甘い球を引き出すか?
そこを考えていかないと
いつまでたっても打ち崩せません。


とにかく、
早打ち作戦は、着実にとらえれば、
あれよあれよと速攻でやられるので、
相手へダメージを与えますが、
とらえられなければ、
拙攻の山を築き相手を助ける
特徴を有します。
それ故に、早打ち作戦を講じるなら、
着実にとらえなければなりません。


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で、4回表山川からの攻撃です。
前の打席の被弾もあり、警戒しているので、
岸は1~2球目をボールで外してきます。
カウントを悪くしているから
3球目はストライクを
入れなければなりませんが、
甘く入ったら被弾のリスクがあるので、
内角低め一杯にストレートを決めてきます。
これなら打たれても凡打ですから、
岸は意図して際どい所で
カウントを稼ぎに来ます。
制球力があるからできる技です。
当然、ボール3にはできないので、
4球目もストライク狙いですが、
ストレートは先ほど打たれています。
でもチェンジアップやカーブでは
我慢されたらボール3になるリスクがあります。
特に初球でチェンジUを外していますから。
となると、消去法でスライダー?
結局、バッテリーの狙いは
内角低めスライダーでの空振りでした。
しかし、そのスライダーが曲がりきれず
低めを突ききれず、少し甘い高さに入り、
山川はそれを見逃さずとらえて
レフトスタンドへぎりぎり放り込みました。
やはり岸も山川からの1発目被弾後は
気を引き締めていましたが、
打たれた本人の前では
前の打席の被弾が頭に残っているから、
また最初の2球連続でカウントを
悪くしていたこともあり、
少し力みがあったんでしょうね。


まあいくらソロ弾とはいえ、
同じ打者に2打席連続で被弾すると、
さすがに応えてきます。
その結果、
今まで武器にしていた
コース一杯に決める制球力
微妙に狂ってきました。


次のには、
気を引き締め直したのか?
外一杯に決められるストレートの
6球目で見三振を奪われますが、
4球目は
内角一杯にストレートを入れたつもりが
際どく外れてしまいます。


次の5回表には、
金子浅村にも
岸の優れた制球が際どく狂い、
ストレートを一杯に決められず、

結果として四球を出してしまいます。
しかも、源田の初球は逆球でしたし、
山川には内角攻めを徹底し、
初球も一杯に決めますが、
手元が狂って死球を与えます。


山川の二発目が起爆材になり、
球数も嵩んできて
岸の針をも通す正確な制球が
微妙に狂ってきます。


すなわち、
岸も決して不調ではなかったです。
しかし、岸もリズムを崩せば
何かほころびが出る
ということです。
それ故に、
仕留められぬ早打ち拙攻では
アウトを無駄に稼いで
逆にリズムに乗せることになり、

あまり得策ではありません。
(早打ちするなら着実に仕留めないと・・・)
ただ、それでも大崩れしないところが
岸の底力の高さなんでしょうが。。。


まあ秋山の二塁打は、
内角のボール球でしたが、
引きつけて打ち込む
秋山の技ありの打撃
なので
これは秋山あっぱれ!でしたが。


しかし、それでも岸は
崩れないから厄介な存在であり、
やはり壁が高いです。
二死満塁の打席では、
初球を一杯にストレートを決めてきて、
フルカウントになりますが、
最後の7球目は、チェンジアップが
ベルトの高さに甘く入りますが、
バッテリーの意図通り、
緩急でしっかりタイミングを外してきて
空三振に終わり踏ん張られてしまいます。
まさに出塁許すも、失点許さず
底力を魅せつけられます。


また先頭で出た金子が
盗塁を失敗しました。
岸がなかなか投げない中
飛び出してしまい、
二塁でしっかり刺されます。
先週の所沢でもそうでしたが、
ピンチになると、
最近は、なかなか投げず
間を長めに置く投げ方
切り替えてきます。

狙いは打者へのタイミング外しです。
相手打者がイライラしてくれたらOKであり、
イライラしなくともリズムを崩すのが狙いです。
セコい作戦ですが、
まさに岸らしい
蟻地獄のような投球術
これが意外と効いてきて
前回の所沢でもやられました。

当然、走るタイミングも狂ってきます。
それ故、前回の所沢では
タイミングを狂わすことで抑止力になるので
牽制もそう多くはしてきませんでした。


金子その岸の間を開ける投げ方
引っかかって飛び出してしまいました。
まさに岸の間合いに誘われて
罠にハマりました。


6回表になると
岸の投球方法も変わってきます。
球数も増してきて
制球が狂ってきていますから、
この回からは、
コースを気にして
臭いところを突くよりも
ストレートにより
力でねじ伏せる投球に切り替えてきます。
栗山には全てストレートで
三球空三振を奪います。
外崎には変化球で打ち獲りますが、
おかわり君にもストレートで仕留めます。


放送中継でトラックマンデータを
表示していましたが、
栗山に空三振を決めたストレート
88球目ですが、回転数2329回
メジャー平均2255回を
上回るレベルをまだ保っております。


ちなみに、ファビオの
米国時代の回転数は2119回です。
また大谷は2300回転のようです。
(横軸:回転数、縦軸:球速(マイル))
まあ回転数はあくまで一要素であり、
縦横変化量なども肝心であり、
オリックスのアルバースのように
回転数が少なくとも
縦の変化量が大きく
伸びる球を投げてくるタイプもいます。
ただし、88球を投げても
球威が落ちていない説明の一つ
になる可能性はあります。


最後の7回表は、
金子まで6回表と同様に
ストレートで力押ししてきます。
次の秋山には
警戒しすぎて与四球になりますが、
その後の源田、浅村早打ちで倒れます。


結局、今日の岸は、
7回110球を投げ、
被安打6、与四死球4でしたが、
奪三振8で失点は山川のソロ2発のみ。


岸を相手に勝ったのは
どんな形でも大きいです。

負ける公算が高いですから)
これで岸に対して、昨年から、
獅子軍団は2勝目を挙げますが、
ただ岸登板日に勝つには、
2点以内に抑えないとならぬ
厳しい展開しかない、、、
ということを再認識させました。
6試合全てで未だに
3点以上を奪っておりません。
当然、投手陣への負担が大きくなり、
今の獅子投手陣では、
難しい問題であることは変わりないです。


また岸の場合、昔から
「好投するけど打線援護無く試合負ける」
というように、意外と勝ち運が無いのも

岸らしいです。
それ故、ロースコアの決着
にならざる得ないわけで。。。
接戦が苦手な獅子にとっては
嫌な傾向です。


結局、岸は7回で降板し、
8回からはが登板します。
宗からは先週2試合でどちらも
得点を奪っているので、
宗への交代はありがたいです。


ただし、今日は、山川
宗のストレートには
全く手が出ませんでした。

しかし、
栗山チェンジアップをとらえて
見事に勝ち越しを決める
ソロ弾を放ちました。

山川、森の空振りを奪った
ストレートは打ち込み困難でした。
このため、正直、ここは
宗自慢のストレートで押す正攻法なら
そう簡単に打てなかったでしょうね。
しかし、変化球で
巧みな投球の方へ逃げてくれて
助かりましたね。

栗山もその変化球を
しっかりとらました。


最後の9回表は、
こちらがその裏にファビオなので、
1点でも多く奪いたかった局面であり、
また松井裕が復帰緒戦だったので
出鼻を叩いておきたかったですが、
無失点に終えてしまいました。。。


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一方、獅子の投手陣については、、、


今日の先発・多和田については、
まず相手の早打ちに助けられました。
また3回裏は、藤田の盗塁が遅く
三振ゲッツーも得られました。
森が握り直しての送球だったのに、
間に合いました
からね。


6回までの球数については
10球/回、13球/回、10球/回、
13球/回、12球/回、 9球/回で、
1イニング平均が11球の67球と
球数をだいぶ節約できました。


もちろん多和田
ストライク先行で投げるとともに、
フォークも決まっておりました。
また変化球も効いていることもあり、
ストレートが威力を増すとともに、
コース一杯に決めて見逃しも奪って
カウントを稼げました。


しかし、7回裏に急に崩れます。
先頭の田中には、
フォークが抜けてしまって
流されて左安打で出塁を許します。
次の茂木四球で
簡単に歩かしてしまいます。
これで無死一二塁のピンチに。
次の島内は、バントで送りに来ますが、
バントが上手く行かず追い込むことになり、
ヒッティングに切り替えます。
これが逆に島内の良さを発揮されます。
結局、カーブが甘くベルト高さに入り、
中安打のタイムリーを放たれます。
で、無死一三塁のピンチが続きます。
次の今江初球をとらえて
大きな右犠打となり
同点に追いつかれます。
正直、今江への初球は
もう少し慎重に、外しても良かったですね。
安易に行きすぎた感があります。


しかし、銀次の打席では
が島内の盗塁を
刺したのが大きかったです。
ここは、初球から盗塁を警戒し、
2球目も盗塁を刺すことを狙っており、
ここは素早い適切な送球を繰り広げて
狙い通り盗塁を刺しました。
ただ、せっかく走者が不在になったのに、
多和田の方はピリっとせず
2球続けて外してしまい、

ボール先行のB3S1と
カウントを悪くします。
最後は、銀次が
内角のボール球に手を出し
二ゴロで仕留めて
同点止まりで凌ぎました。
まあ銀次の強引策の打ち損じですね。


多和田の7回裏の急落は、
失点してはならぬ、
と力んだ
んでしょうかね。
茂木への与四球は呑まれていましたね。
ただ、7回終了時は
まだ87球でしたが、
疲れが露呈されてきたのか、
相手も三巡目になって
慣れてきた
のか、
投球も怪しくなっていましたね。


結局、8回裏まで継続突入しますが、
先頭のアマダーに安打を食らって
無死一塁で野田へ交代します。
正直、今の中継ぎ陣の状態を踏まえると、
リードが1点差では、
いつ吹き飛んでも

おかしくない展開です。


次の藤田は、無死一塁で
バント策を講じてきました。
でも藤田はコースの弱点が薄く、
ヒッティングの方が怖いです。
次のペゲには一発被弾があり得ますが、
打率(打つ確率)のことを踏まえれば、
ペゲの一発より
藤田のタイムリーの方が怖いです。


しかし、藤田はバスターを仕掛けてきて
3球目はファウルになりますが、
4球目は球を叩きつけて
高いバウンド打球
になり、
源田も送球できず内野安打になります。
これだから藤田は嫌な打者である。


これで無死一二塁となり、
送るためにペゲから三好に交代します。
しかし、三好がバント失敗となり、
これは大きかったです。


次のには、ストレートに
タイミングが合ってきた嶋に対し、
最後はスライダーで交わし、
計算通りの空三振を奪いました
ね。
ここはバッテリーを褒めたいです。


二死になって
野田からヒースへ交代します。
結局、ヒースは田中を力でねじ伏せて
この回を無失点で凌ぎました。


ただし、今の獅子軍団の投手陣では
失点1点以内で抑えるという
ハードルは高いのが現状です。
それ故に、岸登板で2点以内に
抑えないと勝てないという状況は、
かなり不利な厳しい現状です。


さて問題はまだ残っております。それは
1点差リードで迎える最終回裏です。
出てくるのは守護神(仮)ファビオです。
先頭の茂木には、制球がバラつきますが、
4球目は逆球になって見逃してもらい
これで追い込み、最後は空三振を奪います。


で、次の島内には、
珍しく簡単に追い込んだと思うや否や、
足にぶつけて与死球になってしまいます。
こういうところから、
急に崩れること多く、
その急性ノーコン病
不安になります。


しかも、次の今江には
2球とも外してB2S0と
カウントを悪くしますが、、、
最後は二ゴロ併殺で締めて
リードの1点差を
死守しました。


相変わらず、最後まで
ハラハラドキドキ
させてくれます。


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さて、明日は雄星vs塩見のようです。
先週の前回は、
雄星が簡単に打ち込まれ、
塩見が簡単に打ち込ませない

でした。


雄星&山賊打線ともに
先週のリベンジ果たしたいところですね。


ところで、話を変えますが、
文化放送ライオンズナイター
いろいろな選手に七夕の願い
聴いているみたいでした
そこで、今井は???
『岸さんに投げ勝ちたい』
前回、悔しかったんでしょうね。
そこで、この願いですから、
その岸に対する
リベンジ根性は頼もしいです。
誠も見習わないと。。。